ナイロン樹脂用接着剤のおすすめ人気ランキング【2025年】

弾性系の接着剤は、乾燥するとゴムのような弾力を持っているため、ナイロン製の布の接着に適切。金属や木材など固形と違ってナイロン布は、柔らかく曲げられるので接着剤に負担がかかりやすくなっています。硬化後に固くなるタイプだと、布が動いたときに直接力を受けてしまうため取れやすく、異物感もあるのでナイロン布にはこのような弾性系を使いましょう。

熱硬化性樹脂系はエポキシ樹脂やメラミン樹脂が入り、その強力な接着力から固形状のナイロンの接着に適切です。熱硬化性樹脂系は、2液性が多く主剤と硬化剤を混ぜると硬化が始まります。名称の通り硬化には熱が必要で、気温が低いとなかなか硬化しないため冬場での使用は注意してください。

プライマー液は下地処理剤のことで、これを塗っておくと接着剤を弾かないようになるのでしっかりと接着できるようになります。注意点として耐衝撃タイプでないと衝撃に弱いため、力がかかるような箇所には使わないようにしてください。

おもちゃなど力が加わるものを接着させるには、耐久性タイプの接着剤を選びましょう。早く接着させたいからと瞬間系を選んでしまうと、思わぬ事故を起こしてしまうことも…。力が加わる箇所には、柔軟性のある弾性系や熱硬化性樹脂系がおすすめですよ。

接着する場所によっては高温になる場合もあるため、耐熱性も視野に入れる必要があります。直射日光が当たる場所や、火の近くで使うものなら耐熱性タイプを使いましょう。

一般的なエポキシ樹脂系なら70℃～80℃くらいの耐熱性があります。耐熱タイプという表示があれば、それよりもっと高温にも耐えられる接着剤もあるため、高温になることが考えられる場所で使用するなら、耐熱タイプと表示のあるものを使用しましょう。

キッチンや洗面所など、水がかかるような箇所にあるナイロンの接着に使うなら、耐水性のことも考えましょう。水まわりの接着におすすめなのは、硬化後は高い耐水性があり水がかかっても取れにくい、エポキシ樹脂やシリコーン系です。