コストパフォーマンスのよさが人気のワイヤレスヘッドホン、EarFun Wave Pro。「バッテリー持ちがよい」「ノイキャンが優秀」と評判です。しかし、「音がこもって聴こえる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のワイヤレスヘッドホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ワイヤレスヘッドホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
2024/03/21 発売
7,639円
おすすめスコア
音質のよさ
使い勝手のよさ
連続再生時間の長さ
装着の快適さ
カスタマイズ性能の豊富さ
マイク性能の高さ
ノイズキャンセリング性能の高さ
装着方式 | オーバーイヤー |
---|---|
重量 | 267g |
ノイズキャンセリング機能 |
良い
気になる
EarFun Wave Proは、価格を抑えつつ、音質や機能に満足できるものがほしい人におすすめです。1万円以下(※2025年4月時点)と低価格ながら、全体的な音質は良好。比較した2~5万円の高級機にはおよびませんが、バランスのよい低音とクリアで厚みのある高音を楽しめました。中音は多少ぼやけたものの左右の音の広がりはしっかりとあり、音楽を心地よく聴けるサウンドです。
耳全体を覆うオーバーイヤー型で、つけ心地がよいのも利点。イヤーカップは深めのつくりで重量の実測値も267gとそれほど重くなく、耳に負担がかかりにくい印象でした。ヘッドバンドの調整幅も61cmと広く、頭の大きさに合わせやすいでしょう。最大80時間使えて、バッテリー持ちも非常に優秀。急速充電にも対応しており、充電の手間も少なく済みますよ。
使い勝手のよさも申し分ありません。本体のボタンでは再生停止や音量調整・ノイズキャンセリングと外音取り込みの切り替えが可能。2台同時接続できるマルチポイントや、比較した多くの商品で非搭載だった低遅延モードもあり、ビジネスシーンやゲームにも幅広く活躍しそうです。マイクの性能も高く、多少騒がしい環境でもノイズに負けずクリアな通話が期待できるでしょう。
充実したイコライザーで好みの音を追求できるのもうれしいポイント。パーソナライズ機能に加えて、プリセットは33種類・微調整できるバンド数は10個と多めでした。比較したなかにはプリセットやバンド数が10個未満の商品もありましたが、カスタマイズの自由度が高く、理想の音に近づけやすいでしょう。
ノイズキャンセリング性能も悪くなく、低音から高音までノイズをカットできました。救急車のサイレン音などの聞こえるべき音はしっかり聞こえたため、音楽に集中しつつ周囲の状況も把握しやすいでしょう。総じて、価格以上の性能を備えた高コスパな1台といえます。ただし、よりハイレベルな音質を求める人は、少し予算を上げてほかの商品もチェックしてみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にEarFun Wave Proと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
EarFun Wave Proよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
ハーマンインターナショナル
マイク性能を求めるならこれ。音質や使い勝手も申し分なし
今回は、EarFunのWave Proをご紹介します。日本オーディオ協会によるハイレゾオーディオ&ハイレゾワイヤレス認証を取得し、「オリジナル音源の雰囲気を損なうことなく、1つ1つの音の粒立ちや立体感を再現」すると謳う商品です。
ドライバーには、クリアでレスポンスのよいサウンドを再現する40mm径のDLC複合振動板を搭載。コーデックは、CDと比べて約3倍の情報を伝送できるとされるLDACにも対応しています。専用アプリ「EarFun Audio」では、タッチコントロールのカスタマイズやイコライザーの調整なども可能です。
カラーはブラックとオフホワイトの2種類。イヤーカップを内側に折りたためばコンパクトになり、付属の収納ケースに入れて気軽に持ち運べるのも魅力です。
販売元のEarFunは、イヤホンやヘッドホン・スピーカーを手がけるメーカーです。次世代のワイヤレスオーディオ機器を作り出すことを目指し、優れた音質とノイズキャンセリング機能にこだわる製品を低価格で販売しています。
今回はEarFun Wave Proを含む、人気のワイヤレスヘッドホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
実際にJ-POPやロック・ジャズを聴いたところ、低音と高音が強調されたドンシャリ系のサウンドながら、耳に刺さりにくいバランスのとれた聴き心地でした。
低音は、ほかの帯域に埋もれることのないクリアでくっきりとした音質。バスドラムやベースの太さ・立ち上がりの強さもしっかり再現されており、楽曲の骨組みを支えられる存在感がありました。
高音には、一歩前に出るような高さと厚みを感じられました。ギターやハイハットも伸びやかで小気味よく、左右からしっかりと鳴っている印象。比較したほかの商品のように他帯域に埋もれることもありません。
「音がこもって聴こえる」との口コミどおり、中音は厚みや芯の部分が弱く、低音や高音に若干押され気味。とはいえ、輪郭がくっきりとしており、全体的には聴きやすい音質です。やや平面的ながら、左右への音の広がりも十分に感じられました。
1万円以下(※2025年4月時点)と低価格なわりに、かなりコストパフォーマンスに優れたサウンドといえます。比較した2~5万円の高級モデルには一歩およばなかったものの、価格を抑えつつ、十分に音楽を楽しめる音質を求める人にぴったりですよ。
つけ心地のよさも魅力です。耳全体を覆うオーバーイヤー型なので、耳の上に乗せるようにつけるオンイヤー型より耳周りへの負担は少なめ。イヤーカップも1.7cmと深く、圧迫感もそれほど気にならないでしょう。
重量も実測で267gと重すぎず、比較した400g近い商品より長時間の使用にも向いているといえます。ヘッドバンドの調整幅は61cmと広く、頭の大きさに柔軟に合わせられますよ。ただし、イヤーパッドはレザー素材なので蒸れやすい点に注意してくださいね。
機能が充実しており、使い勝手に優れているのも長所です。本体のボタンからは、再生停止・曲のスキップ・音量調整といった基本操作が可能。ノイズキャンセリングと外音取り込みの切り替えもワンボタンで行えます。付属のオーディオケーブルをつなげば、有線で使うこともできますよ。
スマホやPCなど最大2台の機器を同時接続できる、マルチポイント機能がついているのもポイントです。PCでの動画視聴中にスマホへ着信があっても、接続を切り替える手間なく応答できます。比較した多くの商品で非搭載だった低遅延モードも備えており、専用アプリ「EarFun Audio」から設定すれば、ゲームなどでもスムーズなプレイが期待できるでしょう。
ペアリングアシスト機能はないものの、本体の電源をオンにすると自動的にペアリングモードに。デバイス上で「EarFun Wave Pro」を選択すれば簡単にペアリングが完了します。着脱検知や「探す」機能、会話中に音量をコントロールする機能は非搭載ですが、普段使いするうえでとくに困るシーンは少ないでしょう。
バッテリー持ちのよさは、検証トップクラスの高評価です。連続再生時間は80時間と非常に長く、全体平均の45時間(※2025年4月時点)を大きく上回るスペックでした。1日8時間使ったとしても10日間は充電が持つため、仕事や学習などで長く使いたい人にもぴったりでしょう。
10分の充電で10時間使える急速充電にも対応しており、うっかり充電を忘れていてもすぐに使えるようになります。充電端子は汎用性の高いType-Cなので、手持ちのケーブルでも代用可能。万が一断線しても買い換えられるのはうれしいですね。
自分に合った音質にカスタマイズできるのもメリットです。提案された音を選ぶことで自分に合った聞こえ方に設定できる、選択型のパーソナライズ機能を搭載。イコライザープリセットは33種類・微調整できるバンド数は10個と多く、好みの音を追求できます。
比較したほかの商品にはパーソナライズ機能に対応していないものや、プリセットやバンド数が10個以下と少ないものもありました。対してこちらはカスタマイズの自由度が高く、音にこだわりがある人にも満足できそうです。
ノイズキャンセリング機能は自動調整ではないものの、手動で段階を調整でき、周囲の環境に合わせて使えます。音が立体的に聴こえる空間オーディオには対応していませんが、日常的な使用でそれほどネックになるポイントではないでしょう。
マイク性能の高さも申し分ありません。マイクを経由した音声の周波数特性を分析すると、男女の声ともに声の芯にあたる帯域100〜1,000Hz・声の輪郭にあたる帯域2,000〜4,000Hzが十分ブーストされていました。マイク越しでも明るくハキハキとした声を届けられるといえます。
ノイズ低減力も十分にあり、電車の走行音を流すと29.34dBカットできました。比較した全商品の平均値13.4dB(※2025年4月時点)を上回っており、多少騒がしい環境でもおおむねスムーズに通話できるでしょう。
ノイズキャンセリング性能も良好です。スピーカーから雑音を流して聞き取った音を分析すると、どの帯域のノイズもおおむねカットできました。
電車の低めの走行音は約20dB・中音域の大勢の人が喋っている音は23dB・自転車の高いベルの音は約30dBも低減。いずれも全体平均の13.5dB・16.9dB・21.8dB(※2025年4月時点)を大きく上回っています。立ち上がりの速いクラップ音も19dBとしっかり低減でき、外出先でも音楽に集中できる環境を作りやすいといえます。
一方で、救急車のサイレン音は約14dB・電車の車内放送は21.5dBの低減にとどまりました。聞こえるべき音はしっかり聞こえるため、幅広いシーンでの使用に向いているでしょう。
2024/03/21 発売
装着方式 | オーバーイヤー |
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重量 | 267g |
ノイズキャンセリング機能 |
良い
気になる
折りたたみ対応 | |
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空間オーディオ機能 | |
外音取り込み機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
7,563円
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(86件)
EarFun Wave Proは、公式サイトのほか、Amazonや楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトで購入できます。
保証期間は購入日から18か月。公式サイトで認証を行うと、6か月の延長保証がプラスされます。30日間の返金保証も受け付けているので、ぜひ試してみてください。
最後に、音質のよさが魅力のほかのおすすめ商品をご紹介します。
高音質にこだわる人は、ゼンハイザーのMOMENTUM4 Wirelessがおすすめです。原音に忠実な音作りでありながら、アタック感や音の広がりも感じられるサウンドが特徴。音楽や動画を臨場感たっぷりに楽しめるでしょう。バッテリー持ちは60時間と長く、着脱検知・マルチポイント・外音取り込みなどの便利な機能も充実しています。
1万円台でバランスの取れた音質を楽しむなら、JBL Tune 770NCもよいでしょう。低音の迫力は控えめだったものの、バランスのとれたクリアな中高音が好印象。1.5万円前後(※2025年4月時点)と低価格ながら、再現性の高い音楽を堪能できました。外音取り込み機能・マルチポイント・低遅延モードと機能も充実しています。
装着方式 | オーバーイヤー |
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重量 | 293g |
ノイズキャンセリング機能 |
良い
気になる
折りたたみ対応 | |
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空間オーディオ機能 | |
外音取り込み機能 |
ゼンハイザー MOMENTUM4 Wirelessを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
装着方式 | オーバーイヤー |
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重量 | 229g |
ノイズキャンセリング機能 |
良い
気になる
折りたたみ対応 | |
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空間オーディオ機能 | |
外音取り込み機能 |
JBL Tune 770NCの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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