【後悔する前に】骨伝導イヤホンの6つのデメリット｜おすすめの使い方やメリットも解説

骨伝導イヤホンは耳を塞がない構造上、どうしても音漏れが発生しやすいというデメリットがあります。骨に振動を伝えるつくりなので、音量を上げるほど本体の振動が強くなり、振動が空気に伝わって「シャカシャカ音」が漏れやすくなる点に注意が必要です。

とくに、静かなオフィスや図書館、満員電車などの公共空間では、周囲の人に不快感を与えかねません。たとえばShokz（ショックス）製品であれば、「LeakSlayer™」といった音漏れを抑える技術が採用されていますが、完全に音漏れを防ぐことは困難です。

【音漏れ対策】

1. 公共の場では音量を必要最小限に抑える
2. 音漏れ抑制技術が搭載されたモデルを選ぶ

骨伝導イヤホンの音漏れについては、下記コンテンツでもくわしく解説しています。

骨伝導イヤホンは、装着方法が独特なので違和感を覚える場合があります。骨に伝わる振動がくすぐったい・不快と感じる人や、側圧による締め付けで頭や耳が痛くなる人もいるので注意が必要です。

また、多くの骨伝導イヤホンは、ネックバンドで頭を挟み込む形状をしているため、側圧が強すぎるモデルは避けましょう。とくに頭のサイズが大きい人やメガネをかけている人は、イヤホンのアームによる圧迫感で痛みや不快感を感じやすい傾向にあります。

【対策】

1. 可能であれば家電量販店などで試着し、フィット感や側圧を確認する
2. 軽量なモデルや、柔軟性の高いチタンフレームを採用したモデルを選ぶ

骨伝導イヤホンは、特殊な技術と構造を採用しているため、同程度の音響性能を持つ一般的なカナル型イヤホンと比較して価格が高い傾向にあります。

安価なモデルも存在しますが、音質や音漏れ、装着感の面で満足できないケースが多く、快適な使用感を求めるなら1万円以上の予算を見ておくのが理想です。コストパフォーマンスを重視する人にとっては、デメリットと感じられるでしょう。

骨伝導イヤホンの多くはネックバンド部分にバッテリーを内蔵しており、充電ケースで複数回充電できる完全ワイヤレスイヤホンに比べると、総再生時間は短くなる傾向があります。

たとえば、SONYのワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」は、本体のみで最大12時間・充電ケース込みで最大36時間の再生が可能です。対してShokzの骨伝導イヤホン「OpenRun Pro 2」は、充電ケースがないので最大でも12時間しか再生できません。

また、防水性能を高めるために、充電ポートにUSB Type-Cではなくメーカー独自のマグネット式専用ケーブルを採用しているモデルが多い点も注意が必要です。メーカー独自のケーブルだと紛失した際に代用が利かず、外出先で充電したい時に不便を感じることがあります。

イヤホンがずれたり、服に引っかかって外れてしまったりすることがあるため、とくに冬場は使いにくいと感じやすいでしょう。