証券口座に入金したらスピーディに反映されて、金融商品の取引などに使えるSBI証券。実際にSBI証券を使っているものの、入金する方法にどんなものがあるのか、どの金融機関を利用できるのかがわからずに困っている人も少なくないようです。
そこで今回は、SBI証券の4つの入金方法についてわかりやすく解説します。利用できる銀行や振込手数料、入金して取引に使えるようになるまでの時間、入金する際の具体的な手順についても解説するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
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はじめに、金融商品の取引などに使う資金をSBI証券に入金する方法を確認しましょう。
即時入金は、入金した金額が金融商品を購入する資金の買付余力としてすぐに更新されるため、スピーディな取引をしたい人に向いています。振込手数料が無料なので、無駄なコストがかからないのも魅力です。
利用する際は、メガバンクなど大手銀行のネットバンキングやネット銀行の契約が必要で、すでに口座を開設している人はすぐに利用できます。
利用できる銀行は、2022年10月時点で住信SBIネット銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・楽天銀行・PayPay銀行・ゆうちょ銀行・セブン銀行・スルガ銀行・イオン銀行の計13行です。
即時入金は基本的に24時間いつでも入金できます。ただし、SBI証券と振込を行う銀行のシステムメンテナンスの時間には利用できないので、事前にSBI証券の公式サイトで確認しておきましょう。
ネットバンキングのサービスを使っていなくても、銀行口座の情報をSBI証券の公式サイトに入力しておくだけで使えます。金融商品を買付できる資金の買付余力がすぐに更新されるうえに振込手数料も無料なので、余計な出費も必要ありません。
多くの銀行で利用できるサービスで、特に地方銀行を普段から使っている人に向いています。利用できる銀行は2022年10月時点で、新生銀行・京葉銀行・阿波銀行・福井銀行・秋田銀行・愛媛銀行・南日本銀行・足利銀行などの計28行です。
リアルタイム入金を利用できるのは各銀行の利用可能時間に限られており、実際に資金が移動する入金計上日も利用する銀行によって異なるので注意してください。
実際に利用できる金融機関や、各銀行の入金計上日を確認したい人は、SBI証券の公式サイトをチェックしておいてください。
買付余力への反映も、SBI証券のシステムが確認してからになるため、時間がかかるのが難点です。金融機関の営業日14時以前に振り込むと1~2時間ほどで反映されますが、14時を過ぎると翌営業日の午前中になる場合も。
1日で振り込める金額に上限が設定されている点にも注意してください。はじめは1日の上限額は100万円ですが、SBI証券の公式サイトで設定を変更すると1,000万円まで引き上げが可能です。
1,000万円を超える金額を振り込みたい場合は、振込先登録届で振込先を指定しなければいけません。振込先登録届は、SBI証券の公式サイトの書類請求画面から手続きをして請求し、作成する必要があります。
振替手数料は無料で、インターネット上でゆうちょ銀行の取引を行うゆうちょダイレクトを使っていなくても入金ができます。1回で振替できる金額は、1,000万円が上限です。
ゆうちょ銀行の振替入金は、2022年3月18日より入金してから反映されるまで4~5日ほど必要になりました。買付余力が更新されるまでに時差が出るため、注意してください。
例えば、平日の14時半までに受付が完了すると、入金予定日は4営業日後の11時に。平日の14時半以降・土日祝日・年末年始に受付が完了すると、入金予定日は5営業日後の11時になります。
次に、それぞれの方法でSBI証券に入金する際の、具体的な手順を確認しましょう。
入力した内容に問題がなければ、WEB取引パスワードを入力して確定してください。即時入金の振込を受け付けたことを確認する画面が表示されたら、ウィンドウを閉じても大丈夫です。
銀行口座の登録が完了したら、SBI証券の公式サイトをもう一度表示させましょう。先ほどと同じようにリアルタイム入金の画面から振替先の銀行を選ぶと、リアルタイム入金の振込指示画面が表示されます。
振込先の銀行の支店と口座番号は、SBI証券の公式サイトで確認できます。画面上部の「口座管理」を押して、「お客さま情報 設定・変更」から「お取引関連・口座情報」「入金サービス」と進んでチェックしてください。
ゆうちょ銀行の振替入金を利用する際は、あらかじめ書類で申し込み手続きをする必要があります。
SBI証券の公式サイトにログインして、画面上部の「口座管理」を押し、「お客さま情報 設定・変更」から「お取引関連・口座情報」に進みましょう。画面をスクロールして「入金サービス」の項目から「書類請求」を押し、「入金サービスに関する申込書」を送ってもらうように依頼してください。
依頼したらSBI証券の翌営業日に書類が発送されるので、届いたら中身を確認し、手持ちのゆうちょ銀行の通帳番号やSBI証券の口座番号などを記入して返送しましょう。
書類を返送した3~4週間後に、ゆうちょ銀行の振替入金が利用できるようになります。SBI証券のメッセージボックスに振替入金ができるようになったと連絡が来るので、チェックしておくとよいでしょう。
振替入金ができるようになったら、SBI証券の公式サイトにログインし、画面上部の「入出金・振替」のボタンから「入金指示」の項目に記載されている「振替入金(ゆうちょ銀行)」を選んでください。
「ゆうちょ銀行振替入金サービス」の振替指示の画面に切り替わるので、振替金額とSBI証券の取引パスワードを入力しましょう。入力した内容が間違っていないか確認し、「振替指示」を押すと手続きが完了します。
手続きが終わると「照会」ボタンが表示されるので、ボタンを押して「入出金・振替 操作履歴」に進むと、実際に振替入金した内容を確認することが可能です。
最後に、SBI証券の入金方法でよくある4つの質問を紹介します。
上記で紹介した4種類の入金方法のいずれかを使って、SBI証券に送金しましょう。
銀行振込と同じ入金方法になるので、あらかじめSBI証券の公式サイトで、振込先として三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行のいずれかを選ぶ手続きをしておきましょう。
入金手数料や利用可能時間帯は、利用するコンビニATMによって異なるので、あらかじめ利用するコンビニATMの公式サイトで確認しておいてください。
クレジットカードでSBI証券に入金したいなら、投資信託を三井住友カードで買い付ける方法があります。
ハイブリッド預金は、SBI証券の証券口座を連携させて使える住信SBIネット銀行の預金のこと。普通預金として使えることはもちろん、SBI証券の口座へ送金しなくても取引に使えます。
例えば、株式や投資信託を購入するための資金や、現金を担保に証券会社から資金を借りて大きな取引ができる信用取引の保証金などに利用が可能です。
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