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資産運用とは?分かりやすく解説|初心者向け完全マニュアル

資産運用とは?分かりやすく解説|初心者向け完全マニュアル

将来のために必要だと思い興味はあっても、初心者には難しく感じる資産運用。始めてみたいとは思いつつも、行う目的や実際の運用方法、メリットやデメリットをあらかじめ知っておきたい思っている人も多いようです。


そこで今回は、資産運用とは何かわかりやすく解説します。具体的な資産運用の種類や、初心者でも始めやすい資産運用についても解説するので、最後まで読んで資産運用を始めるかどうか検討してみてください。
2024年04月12日更新
大島凱斗
ガイド
元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当
大島凱斗

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。

大島凱斗のプロフィール
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目次

資産運用とは?初心者にもわかりやすく解説

はじめに、資産運用とはどのようなものなのかをわかりやすく解説します。

資産運用とは「効率的に手持ち資産を増やそうとする」こと

資産運用とは「効率的に手持ち資産を増やそうとする」こと
資産運用をわかりやすくいうと、効率的に手持ち資産を増やそうとすることです。

資産と聞くと現金を想像しがちですが、ほとんど値動きのないものや、価値が大きく変動するものなど、さまざまな種類があります。例えば、株式・債券・投資信託・土地・建物なども資産です。

どのように運用するかによって、資産自体が増えるかどうかも変わります。利回りが高くより大きく増やせる手段に投資できるかどうかが、資産運用を成功させるポイントのひとつです。

資産運用と貯蓄の違いは何?

資産運用と貯蓄の違いは何?

資産運用と貯蓄の違いは、積極的にお金を増やすか、お金を貯めることを重視するかです。資産運用は効率的に資産を増やすことが目的ですが、貯蓄はお金を貯めて資産形成を行います。貯蓄は資産運用のひとつといえるでしょう。


資産運用は、株式や投資信託などの投資が代表的です。運用次第では、大きく資産を増やせる可能性があるのがメリット。一方で、元本保証がないため資産を失う可能性があるほか、現金化したいときにある程度の時間がかかってしまいます。


貯蓄は、銀行や郵便局などの口座への預貯金で確実に貯められるほか、1,000万円までの元本が保証されるのも特徴です。ただし、利回りが非常に低いため、預けたお金以上に大きく増やせません。

生活に必要なお金は貯蓄で蓄えておき、余ったお金を投資に回して効率的に資産を増やすなど、目的によって使い分けるといいでしょう。

資産運用はギャンブルと同じで危険?

資産運用はギャンブルと同じで危険?

資産運用とギャンブルは、目的も仕組みも全く別物です。ギャンブルはあくまでも娯楽を目的に行うものであり、将来のために計画的に資産を形成していく資産運用とは異なります


投資もギャンブルと同じくお金が減ってしまうリスクはありますが、投資は投資先を分散したり、毎月一定額を長期的に投資したりするなど、運用次第で損失が出る危険性を下げることが可能です。


投資はギャンブルとは違い、しっかり情報を集めて運用すれば小さいリスクで資産形成ができると理解しておきましょう。

将来のためにお金を蓄えたいなら資産運用が重要!その理由は?

次に、将来に備えてお金を蓄えたいときに、資産運用が重要な理由を解説します。

貯蓄だけしていてもお金が増えない

貯蓄だけしていてもお金が増えない

資産運用をせずに、銀行や郵便局の預貯金で貯蓄だけしていてもお金はほとんど増えません。日本円の預金は低金利で、預けていてもほとんど貯金額に変化がないからです。


日本銀行は2022年3月に、平均的な普通預金の年利は0.001%、定期預金の年利は0.002~0.003%と発表しています。

例えば、上記の年利で100万円を預けた場合に、どのくらい貯金が増えるか考えてみましょう。普通預金の利息は100万円×0.001%=10円で、定期預金の利息は100万円×0.002~0.003%=20~30円と、ほとんど増えないことがわかります。


将来のために元手の100万円を増やしたいと思っても、貯金では年間に数十円しか増えないのが現状です。

インフレで貯蓄の価値が下がる

インフレで貯蓄の価値が下がる
貯蓄をしているだけでは、インフレが起きた場合に貯金の価値が下がってしまいます。インフレで物価が上昇すると、以前とは同じ金額で物が購入できなくなってしまい、相対的にお金の価値が下がるからです。

先ほども紹介したように、日本円預金は年利が低いためお金が増えません。さらに、日本銀行は物価を安定させるために、2%のインフレを目指しています。貯金が増えないにも関わらず物価は上昇するため、貯金額は変わらなくても価値が下がってしまうことに。


例えば、所持金が1,000円ある場合、100円で購入できる商品は10個買うことが可能です。2%のインフレにより同じ商品が102円に値上がりした場合、購入できる商品は9個に減少。インフレになると、この現象が起きることで貯蓄の価値が下がります。


貯蓄は本来確実にお金を貯められるのがメリットですが、経済の状況を考えると、貯蓄をするだけでは安心とはいえないのが現状です。

人生の節目にはお金が必要

人生の節目にはお金が必要

人生の節目にはお金が必要なので、資産運用でお金を増やしておくことが重要です。手持ちのお金に余裕を持って増やしておき、大事な出費に備える必要があります例えば、子どもの教育費やマイホームの購入などには、多額の資金が必要です。


老後の生活資金で頼りになる年金が減少傾向にあるのは、見逃せない問題といえます。標準的な年金額は、2005年時点で23万3,299円でしたが、2021年には22万496円に減少しました。将来的には、年金がさらに少なくなる可能性も考えられます。

大事な人生の節目でお金が足りなくて困らないように、できるだけ早めに資産運用を始めて、長期的な目線で将来に備えることが大切です。

資産運用の種類と各メリット・デメリットを確認しよう

続いて、代表的な資産運用の特徴と、それぞれのメリットとデメリットを確認しましょう。

外貨預金

外貨預金

外貨預金は、持っている日本円を別の国の通貨に変えて預金する方法です。アメリカドル、オーストラリアドル、ユーロなどに変えて預金をします。


外貨預金は、日本円預金よりも高い金利が設定されている場合が多いのがメリット。例えば、2022年10月時点の普通預金の金利は、アメリカドルでは0.150%、オーストラリアドルでは0.010%です。円安になって預金した外貨の価値が上がると、リターンが増えます。


一方で、円高になって預金した外貨の価値が下がると、元本割れのリスクがあるのはデメリットです。外貨預金には、円預金のように1,000万円までの元本保証がありません。

為替手数料がかかってしまうのも難点です。預金時に日本円から外貨に交換するときと、外貨から日本円に戻すときの手数料を支払わないといけません。

外貨預金は、円預金よりはリスクが高いものの、毎月少額ずつ預金して長期運用するとリスクを分散させられるといわれています。

貯蓄型保険

貯蓄型保険
貯蓄型保険とは、万が一のリスクに備える保障を受けながら、保険料を保険会社に運用してもらってリターンを受け取る方法です。

保険会社が運用を行うので、自分で売買をする必要がありません。払った保険料よりも資産が増える可能性があるほか、保険料控除を受けることで税金を優遇してもらえます。元本割れのリスクも低く、積み立てたお金が無駄になりにくいのもポイントです。

一方で、大きく資産が増えないのはデメリット。ほかの投資商品に比べると、保険金や保険会社の維持費などに多くのコストがかかっているため、投資効率が悪い傾向にあります。


貯蓄型保険の種類は、死亡時まで保障がある終身保険、死亡や病気に備えつつ満期に保険金を受け取れる養老保険、子どもの教育資金に備える学資保険などが代表的です。将来のリスクや目的に合わせて商品を選べるのが、貯蓄型保険の強みといえます。

債券

債券
債券とは、国・地方公共団体・企業などが資金を集めるために発行するものです。債券を購入すると、決まった日に利息が受け取れて、満期にあたる償還日には債券を購入した全額が戻ってきます。

債券のメリットは、受け取れる利息や債券の購入額などがわかっているので、安定した収入を得られることです。債券を発行した国・地方公共団体・企業などがなくならない限りはリターンがあるため、リスクが低いといわれています。

一方で、債券の発行元がなくなってしまうと、もらえるはずだった利息や投資した金額を失うのがデメリット。債券の時価は変動するため、償還前に売ってしまうと元本割れするリスクもあります。債券は安全性が高い分、リターンも多くはありません

株式投資

株式投資
株式投資では、企業が発行した株式を購入し、譲渡益・配当金・株主優待の3つのリターンを狙います

譲渡益とは、買った株を購入価格よりも高い金額で売ったときの利益のことです。配当金は、企業が得た利益の一部を株主に分配するお金を指します。株主優待は、企業の自社製品をもらえたり、サービスを受けられたりするプレゼントです。

適切なタイミングで株を売買すると、大きな譲渡益を受け取れるのがメリット。長期的に運用して配当金を受け取ることで、安定したリターンを期待できるのもポイントです。

ただし、株価は常に変動しているので、損失を出してしまう可能性があると理解してください。元本割れした結果、最悪の場合は投資したお金がなくなってしまうことも。


株式投資は、先ほど紹介した債券よりもリスクが大きい分、大きなリターンを期待できます。企業情報や経済の動向に詳しくなる必要があるものの、運用方法によってはリスクを抑えることも十分に可能です。

投資信託

投資信託
投資信託は、投資家から集めたお金を専門家が投資して運用を行い、得た利益を投資家に分配する方法です。専門家は、国内や海外の株式、債券や不動産などさまざまな投資先に分けて投資します。

投資信託のメリットは、専門家が投資から運用まで行ってくれるため、詳しい知識がなくても資産運用ができることです。幅広い投資先に分散して投資するので、損失のリスクを自然と抑えられるほか、少額からスタートできるのも魅力といえます。

一方で、投資信託の管理や運用をしてもらうために、信託報酬を支払わないといけないのがデメリットです。株式投資ほどではないものの、株価の変動や投資先の消失などで損失を出してしまうリスクもあります。

投資信託は、ハイリスクでハイリターンなものから、ローリスクでローリターンなものまで商品の種類が豊富です。以下の記事では、人気の投資信託38商品を、信託報酬やリターンの大きさなどで比較しています。投資信託選びの参考にしてみてください。

不動産投資

不動産投資
不動産投資とは、マンションやアパートなどの住宅や土地を購入して、家賃収入や売却益を得る方法です。

不動産投資のメリットは、ローンを組んで自己資金以上の投資ができること。投資では、基本的に自分で初期費用を用意する必要がありますが、不動産投資では金融機関から資金を借りられるため、より大きな額の不動産が手に入ります。

家賃収入が安定して入ってくるのも魅力です。入居者の数で収入が決まるので、どのくらいのリターンがあるのか予想しやすいといえます。株式投資や投資信託とは異なり、建物や土地などの現物が手に入るため、一瞬で資産を失う心配がありません

一方で、不動産価格は年月の経過とともに下がるのが一般的なので、購入したときの金額よりも年々価値が少なくなるのがデメリットです。マンションやアパートで空室が発生すると、家賃収入が減ってしまうことも覚えておきましょう。


不動産投資は、土地や建物の売買で利益を狙うのは難易度が高いものの、家賃収入を目的にするならリスクが低いといわれています。以下の記事では、人気の不動産投資会社ベスト10を紹介しているので、不動産投資を始める前にチェックしてみてください。

ポイントでできる資産運用とはどんなもの?

ポイントでできる資産運用とはどんなもの?
ポイントでできる資産運用は、楽天ポイントなどの買い物で貯まったポイントを使い、現金を使わずに投資ができる仕組みです。ポイントを現金のように使い、通常の投資と同じく株式や投資信託などを購入して投資を行います。

ポイントで投資をするメリットは、貯めたポイントをそのまま投資に使えることです。100ポイントほどの少額から投資できるため、多くのポイントを貯める必要がありません。本格的な投資をする前の予行練習にもおすすめです。ポイントだけで投資をすれば、現金を失うリスクもありません。


ポイントでの投資と似たサービスに、ポイント運用があります。ポイント運用は、ポイントそのものを運用する方法で、証券口座の開設をせず簡単な手続きだけですぐに始められるのがメリットです。ポイント投資をする前に、ポイント運用で投資の練習をするのもいいでしょう。


ポイントで資産運用ができるサービスには、さまざまなものがあります。以下の記事では、ポイント投資ができるサービス6社を、ポイントの貯めやすさや投資対象の豊富さなどで比較しているので、参考にしてみてください。

初心者が資産運用を始めるときの注意点やポイント

初心者が資産運用を始めるときの注意点やポイント

初心者が資産運用を始めるなら、以下3つの注意点を覚えておきましょう


1つ目は、長期的な視点で利益の発生を目指すこと。長期的な投資のほうが、短期的な投資よりも利益が大きくなりやすいのがポイントです。金融庁の調査でも、5年間の投資だと元本割れするケースがあったものの、20年間運用を続けると2~8%の年利を達成したとの結果が出ています。


2つ目は、購入する銘柄を分散させたり、積立投資をしたりしてリスクを下げること。異なる銘柄に分けて投資すると、1つの銘柄の損失をほかの銘柄でカバーできます。また、一定額の積立投資を行うと、商品の価格が高いときに少なく、安いときに多く購入できるため、高値で購入して資金を失うリスクを下げることが可能です。


3つ目は、余剰資金以上の投資はしないこと。余剰資金とは、生活に必要な資金を除いたお金です。生活に支障の出ない金額で投資をすれば、現在の生活を維持しながら資産形成を狙えます。


初心者はリスクを抑えながら長期的に投資を行い、じっくりと資産を増やしていきましょう。

初心者の資産運用にはiDeCoや新NISAのつみたて投資枠がおすすめ!

最後に、初心者が資産運用をするときにおすすめなiDeCoと新NISAのつみたて投資枠の特徴やメリットを解説します。

老後のための資産形成をするならiDeCo

老後のための資産形成をするならiDeCo

老後のための資産形成をするなら、任意に加入できて、節税しながら老後の資産形成ができるiDeCo(個人型確定拠出年金)がおすすめです。iDeCoでは、自分で運用する金融商品を選んで毎月掛金を積み立て、老後のための資産形成を行います。


iDeCoは、得た利益が非課税になるのがメリットです。通常の投資では利益に約20%の税金がかかりますが、iDeCoを利用して得た利益には課税されないため、利益をより多く残すことができます。毎月の掛金を全額所得控除にできて、受け取る際に税制の優遇を受けられるのも魅力です。


一方で、60歳まで原則引き出せないのがiDeCoのデメリット。掛金に上限があるため積み立てられる金額に限界があるほか、投資である以上元本割れのリスクもあります。管理や運用の手数料もかかるため、一定のコストが発生することも覚えておきましょう。


iDeCoは、うまく活用すれば節税しながら老後資金をコツコツ積み立てられます。以下の記事では、iDeCoを取り扱う金融機関27社と、iDeCoの商品44本をランキングにしているので、iDeCoを始める際に確認してみてください。

自分のリズムで資産運用するなら新NISAの成長投資枠

自分のリズムで資産運用するなら新NISAの成長投資枠

自分のリズムで資産運用をしたいなら、さまざまな方法で投資ができる、非課税制度の新NISAの成長投資枠がおすすめです。成長投資枠では、株式や上場投資信託のETFなど、幅広い選択肢から投資先を選べます。


成長投資枠のメリットは、購入した金融商品の運用によって得た利益が、無期限で非課税になることです。株式や投資信託などで得た利益が非課税になるため、節税しながら資産形成が狙えます。


一方で、金融商品を購入できるのは年間240万円までなので、数百~数千万円規模の投資はできないのがデメリットです。損失を出したときに、ほかの投資の利益を合算して節税する損益通算や、翌年以降に損失を繰り越して節税する繰越控除もできません。

以下の記事では、成長投資枠を始めるときにおすすめの証券口座20選を比較しているので、口座開設をする際の参考にしてみてください。

コツコツ少額の資産運用なら新NISAのつみたて投資枠

コツコツ少額の資産運用なら新NISAのつみたて投資枠
少額からコツコツ投資して資産運用をしたいなら、少額の長期積立に特化した非課税制度のつみたて投資枠がおすすめです。

つみたて投資枠のメリットは、成長投資枠と同じく得た利益が無期限で非課税になること。国の基準を満たした長期投資向きの投資信託を購入するので、安心感高く商品が選べます。積立投資が基本であり、売買のタイミングを判断する手間がありません。

ただし、投資できる金額が年間120万円までと、成長投資枠よりもさらに少ないのがデメリットです。一般NISAと同じく、ほかの投資の利益を合算して節税する損益通算や、翌年以降に損失を繰り越して節税する繰越控除もできません。

つみたて投資枠は、国の厳しい基準をクリアした投資信託を少額から積立投資できるため、じっくりと資産を増やしたい人に向いています。

以下の記事では、人気のつみたて投資枠の口座17選を紹介しているので、つみたて投資枠を始める前にチェックしてみてください。

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