投資判断の重要な指標となる、株価。株式投資を検討しているものの、株価が変動する要因や株価と時価総額との関係などが分からず、一歩踏み出せずにいる人も少なくないはずです。
本記事では、株価の決まり方の仕組みや時価総額の意味を投資初心者向けに解説します。株価と株価指数との違いやおすすめの株セミナーなども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
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株価とは、各企業が発行している株式1株あたりの値段のことです。
株価は一定ではなく需要と供給によって変動するため、買いたい人が多いと上昇し、売りたい人が多いと下落します。業績が優れている企業は、配当金などによるハイリターンが期待できるため買いたい人が多くなり、株価が上昇していくのが一般的です。
株の取引が行われる際には、買い手と売り手の希望が一致した価格で成立します。株式市場で表示されている株価は、最後の取引が行われた価格を示していることも覚えておきましょう。
以下では、株価が変動する2つの要因を確認してみましょう。
特定の企業の株価だけではなく、市場全体に影響する要因を市場要因といいます。市場要因は、国内外の情勢・災害・金利・景気・各業界の動向などさまざまです。
たとえば、戦争や貿易摩擦などが起きると株価は大きく変動します。国内でも、政権交代があったときなどは、長期間にわたって株価の上昇や下落が続くことも珍しくありません。
災害も、株価が変動する市場要因の1つです。2011年に東日本大震災が発生したときも、リスク回避のために売り注文が殺到し、大企業を中心に株価が急落する事態になりました。
金利や為替の変動も、株価に大きな影響を与えます。金利が上がったり、円高になったりしたときは、株価が下落する傾向にあることを覚えておきましょう。
業界全体の動向に注目することも重要です。特定の企業の業績がよくても、業界全体の業績が悪ければ株価は下落する可能性があります。
個別要因は、企業業績や合併、買収など特定の企業に影響を与える要因を指します。
株価が変動する主な要因といえるのが、売上や利益などを示す企業の業績です。業績がよくなると配当金の増加や事業拡大などが期待されるため、株価も上昇します。業績がよくても、市場の予想に届かなければ株価が下がるケースもあるので注意しておきましょう。
外国投資家の動向も個別要因の1つ。外国投資家のなかには大口の取引を行う人も多いので、日本企業の株価に大きな影響を与える場合があります。
時価総額は、企業の価値や規模を示す数値のこと。現在の株価×発行済株式数で算出できます。たとえば、1株1万円の株式を1,000株発行している企業の時価総額は、1,000万円です。
時価総額には、企業の成長性や収益力などの市場評価が反映されているため、企業分析をするのに適した指標といえます。企業ごとに株式の発行数は大きく異なるので、株価だけで企業の価値を判断するのは難しいことを覚えておきましょう。
株価指数は、取引所全体や特定の銘柄を集めたグループの株価を、一定の計算方法で数値化したものです。個別銘柄の価格を表す株価とは大きく異なります。後述しますが、日経平均株価やTOPIXなどが有名な株価指数です。
株価は、景気の先行指標ともいわれています。近いうちに景気の回復が期待できそうな状況になると株式が買われ、個別銘柄の株価が上昇し、同時に株価指数も上昇傾向をたどるのが一般的な値動きの仕組みです。
日経平均株価は、東証プライム市場に上場している銘柄のなかから、日本経済新聞社が選定した225銘柄の平均株価を示すもの。
株価の高い大手企業の銘柄がそろっているほか、業種のバランスも考慮されているのが特徴です。たとえば、2022年11月現在で日経平均株価の時価総額上位5社は、トヨタ・NTT・キーエンス・ソニーグループ・ソフトバンクグループと日本のトップ企業が名を連ねています。
日経平均株価が上昇すれば、株式市場全体が上向きになっていると考えられます。日本経済の動きを読み取れる重要な指標なので、日頃から気にかけておくようにしましょう。
TOPIX(東証株価指数)は、東証一部に上場していた全銘柄と、市場区分の見直しによって新たに東証プライム市場に上場、または市場区分を変更した銘柄の合計時価総額を対象にした指標です。1968年1月4日の合計時価総額を基準に、現在どのくらい変動しているかを表しています。
TOPIXは日経平均株価よりも構成する銘柄数が多いため、市場全体の動向を把握できる指標といえるでしょう。時価総額が大きい銘柄の影響を受けやすい点には注意が必要です。
S&P500は、米国で上場している企業のなかから時価総額の大きい500銘柄を選び、時価総額の平均を算出して指数化したものです。
500銘柄は、時価総額・取引量・業績などが一定の条件を満たしているもののなかから、バランスを考慮して選ばれます。S&P500の時価総額上位5社は、2022年11月現在でアップル・マイクロソフト・アマゾン・テスラ・アルファベットと世界を代表する企業ばかりです。
S&P500は過去の実績も順調に推移しているため、S&P500と同じ銘柄に投資する投資信託にも人気が集まっています。
これから株式投資を始める人やもっと詳しく株について学びたい人は、株セミナーに参加するのも効率的です。
内容や料金などはセミナーによって異なるので、どれを選ぶべきか迷ったときは以下の記事をチェックしてみてください。株セミナーの正しい選び方や東京都内で受講できるおすすめの株セミナーを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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