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新卒の理想貯金額は?社会人1年目の平均貯金額と貯金のコツを紹介!

新卒の理想貯金額は?社会人1年目の平均貯金額と貯金のコツを紹介!

なかなか貯金ができない人も多い、社会人1年目。同じ新卒社員の貯金額や、効率よく貯金してお金を増やす方法を知りたいと思っている人も少なくないはずです。


そこで今回は、新卒の社会人の平均貯金額や、社会人1年目から貯金するコツをわかりやすく解説します。貯金ができない原因や初任給が少なくても貯金できる方法なども紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

2024年04月12日更新
大島凱斗
ガイド
元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当
大島凱斗

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。

大島凱斗のプロフィール
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目次

社会人1年目の平均貯金額はどのくらい?

はじめに、社会人1年目にあたる新卒社員の平均貯金額を紹介します。

新卒社員の平均貯金額は62万円

新卒社員の平均貯金額は62万円
社会人1年目にあたる新卒社員の平均貯金額は、約62万円といわれています最も割合が多かった貯金額は、50〜100万円で30.2%。そのほかは、0円で12.6%、10~20万円で16.6%、100万円以上で13.6%です。

ひとくちに新卒社員といっても、100万円以上貯めている人もいれば、まったく貯めていない人もいます。人によって貯金額が大きく変わるのは確かですが、社会人1年目で貯金をするなら、平均貯金額の年間62万円を目安にしてみてください。

貯金の目安は手取りの3割

貯金の目安は手取りの3割
社会1年目で年間62万円の貯金をするには、手取りの約3割を目安に貯める必要があります。

厚生労働省の調査によると、新卒社員の平均収入は約18万8,000円で、税金や社会保険料を差し引いた手取りは約15万円年間62万円を貯めるには月々約5万円を貯金しなければならないので、手取り約15万円の約3割が必要です

同じ新卒でも大卒の平均月収は約21万円ですが、高卒は約16万7,000円と大きな差があります。収入だけでなく、一人暮らしか実家暮らしかで支出額が変わるなど、余裕を持って貯金に回せる金額は人によってばらつきがあるでしょう。


平均貯金額を目指すなら手取りの3割を、収入や支出の面で難しいなら62万円にこだわらず2割程度を貯めるなど、自分の状況に合わせた貯金額を設定してみてください。

社会人1年目が思うように貯金できない理由

次に、社会人1年目の新卒社員が思うように貯金できない理由を解説します。

社会人生活のスタートには何かとお金がかかる

社会人生活のスタートには何かとお金がかかる
新卒で社会人生活が始まると、仕事用の服装や道具、生活に必要なものなどで何かとお金がかかるため、十分に貯金できないケースがあります。

出勤用のスーツや靴などは就職する前に用意することもできますが、筆記用具など働き始めてから必要になって買い足すものも少なくありません。歓送迎会などで交際費が増えることもあります。

一人暮らしを始めるなら、家電・キッチン用品・寝具など、生活に必要なものもそろえなければなりません。会社の寮が用意されていれば買うものも少なくなりますが、福利厚生が充実していない企業だと自分で手配する必要があり、出費が増えることも考えられます。

社会人生活を始めるために、新卒はどうしても出費が増えてしまい、貯金がしにくくなること理解しておきましょう。

一人暮らしになり生活費が増えた

一人暮らしになり生活費が増えた
社会人になって一人暮らしを始めると実家暮らしの頃とは異なり、生活費が増えてしまうため、貯金する余裕がなくなることも珍しくありません。

例えば、新卒で一人暮らしをしている人の平均家賃は約5万円、水道光熱費の平均は約1万円といわれています。夏や冬だと、エアコンなどの使用で電気料金が上がり、さらに生活費が増える可能性も。


実家暮らしの頃に比べると、1か月分の生活費が約6万円増える計算なので、手取りの平均が約15万円の新卒社会人には大きな負担になるといえるでしょう。

明確な貯金の目的がないためモチベーションが下がる

明確な貯金の目的がないためモチベーションが下がる
社会人になったばかりだと人生計画が曖昧で貯金する明確な目的や目標額がなく、貯金へのモチベーションが下がりやすいといえます。

漠然と貯金をしようとしても、お金を貯める目的がなければ日々の生活を優先してしまい、貯金はあと回しになりがちです。この状況が続くと、結果的にほとんどお金が残らず、貯金もほぼできないままになってしまいます。

最終的な目標額がなく、月々の収入から貯金に回すべき金額を決めていないことも、貯蓄が増えにくい原因といえるでしょう。

期待していたボーナスがない・少ない

期待していたボーナスがない・少ない
社会人1年目の新卒だとボーナスがなかったり、支給されても少額であったりするため、貯金に回せる額も少なくなりがち。特に夏のボーナスは、査定期間にあたる前年度の10~3月にまだ働いていないので、通常より少ないことがほとんどです。

夏のボーナスをもらえた場合の平均額は、2019年の調査によると大卒で約8万7,000円、高卒で約6万9,000円とされています。大卒の平均月収は約21万円、高卒は約16万7,000円なので、ボーナスといっても月収の半額以下にとどまるのが実情です。

企業の業績によってボーナスが減る可能性もあるため、社会人1年目はボーナスを利用して貯金を大きく増やすのは難しいと理解しておきましょう。

収入が増えて財布のひもが緩む

収入が増えて財布のひもが緩む
社会人になると学生時代に比べて収入が増えるため、財布のひもが緩んでしまい、余計なお金を使ってしまうことが多くなります。収入と同時に支出も増えてしまうと、手元にお金が残りにくくなってしまうので気をつけましょう。

例えば、細かい額の出費を気にしなくなったり、月に何度も飲み会に行ったり、衝動買いをしたりと支出が大きくなる傾向にあります。一度に使うのが大した金額でなくても、積み重なると数万円の出費になっていることも。

収入が増えたときに支出額を意識しないでいると、気がつけばほとんど貯金がない状況になりかねないので注意しておきましょう。

社会人2~3年目でも貯金は難しい!計画的に貯めることが重要

社会人2~3年目でも貯金は難しい!計画的に貯めることが重要
社会人2~3年目でも思うように貯金できないケースは少なくないため、計画的に貯めることを心がけましょう。漠然とお金を貯めようと思うだけでは、社会人1年目の貯金ができない状態を継続してしまったり、1年目には引かれていなかった住民税が天引きされたりして、貯金が難しくなりがちです。

実際に、社会人3年目で100万円以上の貯金をした人が45.6%もいる一方で、貯金をしていない人が12%いることを示す調査もあります。一般的に、勤続年数が増えるにつれて貯金額も大きくなりますが、思うように貯金できない人も一定数存在するのが実情といえるでしょう。

社会人2年目が考える30歳時点での目標貯金額は平均847万円ですが、上述したように、社会人1年目の平均貯金額は62万円です。22歳で大学を卒業した社会人が毎年62万円を貯金しても、30歳時点で847万円には届きません。

大卒社会人の貯金額が30歳時点で847万円に到達するには、毎年105万8,750円、1か月に換算すると約8万8,000円もの貯金が必要です。現状では目標貯金額の達成が難しいと判断すれば、ボーナスを全額貯金に回したり、副業が許される職場なら実際に挑戦して収入の増加に取り組んだりしてみましょう

社会人1年目からしっかり貯金をする方法やコツ

続いて、社会人1年目からしっかり貯金をするための具体的な方法やコツを解説します。

必要な支出を把握し毎月の貯金額を決める

必要な支出を把握し毎月の貯金額を決める

1か月分の生活費の予算を立てて、必要な出費や無駄遣いをしていないかどうか把握してみましょう。無理なく貯金できる額が明確になり、計画的に貯蓄を増やせます

例えば、食費・水道光熱費・家賃・携帯電話料金・医療費など、項目ごとに必要な金額を算出してみてください。立てた予算の範囲内で生活できるか、実行に移してみることも大切です。


決めた予算を守れているかどうかは、家計簿をつけて毎月チェックするようにしましょ。細かく支出額を計算しようとすると継続しにくくなるため、おおまかに支出を把握することが家計簿を習慣化するコツです。


家計簿をつけると、自分が何にいくら使っているのか、具体的な金額がわかります。無駄な支出が多くないかチェックして予算を見直し、収支のバランスを考えて無理なく貯金に回せる額を決めましょう


家計簿をつける際は家計簿アプリを利用すると、スマホで手軽に家計管理ができるほか、レシートを読み込んで記録してくれるものもあって非常に便利です。以下の記事では、人気の家計簿アプリを紹介しているので参考にしてみてください。

貯金の目標合計額や目的を決める

貯金の目標合計額や目的を決める
目標額や使い道を決めると、モチベーションが上がって貯金を続けやすくなります。漠然とお金を貯めようと思って始めても、長続きせずにやめてしまう可能性があるので気をつけてください。

例えば、「1年で30万円貯める」「1か月で最低でも3万円貯める」のように目標金額を明確にしてみましょうまったく貯金がない人は、生活費の3か月分を目安に、万が一のときに備える生活防衛費を貯めるところから始めるのがおすすめです。

30代になると、結婚費用や車の購入費で約300万円ずつ、教育費に約500〜1,800万円、住宅購入費で約4,300〜4,900万円と高額な出費を要することも少なくありません。ライフイベントに備えて貯金をすると考えれば、毎月の貯金も継続しやすいといえます。

専用の銀行口座を作り先取り貯金する

専用の銀行口座を作り先取り貯金する
貯金専用の銀行口座を作り、収入が入ったらすぐに一定額を貯金用の口座に移動させる、先取り貯金もおすすめです。収入から貯金分を差し引き、残ったお金で生活する仕組みにすれば、貯金に手をつけてしまう心配がなくなります


専用の口座で先取り貯金をすれば自然と貯金が増えるだけでなく、口座を確認すればひと目で貯金額がわかるので便利です。


先取り貯金をするなら、銀行などの自動積立サービスを検討してみてください。毎月一定額を貯蓄用の口座に自動引き落とししてくれるので、自分でお金を移動させる手間がかかりません。

サブスクなどの固定費を増やさない

サブスクなどの固定費を増やさない
サブスク(サブスクリプション)の利用料・携帯電話料金・家賃などの固定費は、毎月一定額の支払いが必要なので、なるべく増やさないように気をつけましょう。収入が増えると便利なサービスを利用したくなりますが、一つひとつは少額でも積み重なると家計を圧迫してしまいます。

特に、定額を支払ってサービスを使うサブスクは要注意です。動画配信や食品宅配のほか、洋服・家電・自動車のレンタルなどを気軽に契約していると、いつのまにか支払い額が大きくなってしまいます。

固定費は自動引き落としで支払えるものが多く、お金を使う意識が希薄になりやすい点にも注意が必要です。定期的に見直して、無駄なサービスを使わないように心がけてみてください。

クレジットカードのポイントを賢く活用する

クレジットカードのポイントを賢く活用する
ポイント還元率の高いクレジットカードを使うと、支払い額に応じてより多くのポイントが貯まるので、賢く活用すれば節約につなげることが可能です。

一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%程度ですが、ポイント還元率の高いクレジットカードだと1~1.25%ほどのポイントが貯まります。還元率1%のカードで10万円分を利用すると、1,000円分のポイントがもらえる計算です。

貯めたポイントは、クレジットカードの支払いに充当したり、提携ポイントに交換して買い物に利用できたりします。同じ金額の買い物をしてもポイントがもらえてお得なので、ポイント還元率の高いクレジットカードを活用しましょう。

以下の記事では、年会費無料でポイント還元率の高いカード25枚を比較しているので、クレジットカード選びの参考にしてみてください。

お金を増やすなら新NISAのつみたて投資枠もおすすめ!

お金を増やすなら新NISAのつみたて投資枠もおすすめ!
社会人1年目からお金を増やすなら、少額で長期的に積立投資ができ、税制の優遇も受けられる新NISAのつみたて投資枠も検討してみましょう。

つみたて投資枠は、年間120万円までの投資で得た利益を無期限で非課税にできる制度。国が認めた投資信託のみを100円から購入できるので、投資初心者でも安心して始められます。

長期的に定額を積み立てれば、一時的な価格変動による損失のリスクを抑えつつ資産形成することも可能です。毎月の投資額と購入する商品を決めたら、ほったらかしで投資できるので、忙しい社会人1年目の新卒にも向いているといえます。


銀行の普通預金や定期預金の金利は非常に低く、預けていても資産はほとんど増えません。効率的に貯金を増やすためには、非課税制度を利用しながら資産運用することが重要です。以下の記事では、つみたて投資枠を始めたい人におすすめの金融機関17社を紹介しているので、参考にしてみてください。

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