三井住友カードのなかでもステータス性の高い、プラチナプリファード。申し込むかどうか検討しているものの、審査難易度や自分の年収で発行できるかどうか、審査に通過するコツなどが気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、プラチナプリファードの審査内容についてわかりやすく解説します。審査基準や審査に通過するためのコツ、審査に落ちてしまう理由についても解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
まず、三井住友カードのプラチナプリファードは審査が厳しいかどうかについて解説します。
分割払いやリースを扱う信販会社が発行している信販系カードや、日用品を販売している小売店やグループ会社が取り扱う流通系カードなどもありますが、銀行系よりは審査に通りやすいといわれています。
また、三井住友カードのランクでいうと、プラチナプリファードは最上位のプラチナランクに分類されるカードです。三井住友の一般カードやゴールドカードよりもランクが高いため、プラチナプリファードは審査が厳しい傾向にあるといえます。
プラチナプリファードは、三井住友カード プラチナよりも、申し込み条件・年会費・利用限度額・優待の内容から、難易度が低い可能性があるといえます。
プラチナプリファードと三井住友カード プラチナの申し込みには、原則として、両方とも安定した継続収入が必要です。年齢条件は、三井住友カード プラチナが満30歳以上を対象としているのに対し、プラチナプリファードは満20歳以上なら申し込めるため、やや条件が緩和されていることがわかります。
年会費は、三井住友カード プラチナの55,000円(税込)に対し、プラチナプリファードは33,000円(税込)と安く設定されているのもポイントです。また、三井住友カード プラチナは原則300万円~と明確な利用限度額がないのに対し、プラチナプリファードは~500万円と定められています。
加えて、三井住友カード プラチナで利用できる優待が、プラチナプリファードには付帯していない場合があるのも特徴です。例えば、コンシェルジュサービスは三井住友カード プラチナに付帯しているものとは異なり、プラチナプリファードにはVisaが提供する「Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター(VPCC)」が付帯しています。
また、両方とも空港ラウンジが利用できますが、三井住友カード プラチナであれば同伴者1名まで無料です。上記の内容から、通常の三井住友カード プラチナよりも、プラチナプリファードのほうが審査難易度が低い可能性があると考えられます。
プラチナプリファードの審査通過に必要な年収は、公式サイトには明記されていないものの、年収400~500万円程度が目安といわれています。
プラチナプリファードよりもランクが一段下がる三井住友カード ゴールドが年収300万円程度、最上位の三井住友カード プラチナは年収500~600万円ほどが目安とされており、プラチナプリファードは両カードのちょうど中間ランクにあたることが理由です。
日本人の令和2年度の平均年収は約433万円と発表されているため、一般的な会社員ならプラチナプリファードの審査基準をクリアしている可能性があるといえます。
続いて、プラチナプリファードの審査基準について解説します。
安定した継続収入として判断されやすいのは、東京証券取引所などに上場している企業や大企業に勤務しているサラリーマン、公務員などの職業が一例です。
一方で規模の小さい会社に勤務していたり、パートやアルバイトで生活していたり、フリーランスや自営業だったりすると、審査に通過しないケースも。
また、学生や専業主婦は収入がない場合も少なくないため、プラチナプリファードの審査に通過するのは厳しいといわれています。
プラチナプリファードの審査に必ず通る方法はありませんが、通過する可能性を高めるコツはあります。以下で、審査に通過するコツについて確認してみてください。
特に、三井住友カードの一般カードやゴールドカードなど、プラチナプリファードよりランクの低いカードで実績を積むのがおすすめです。ランクが低いカードであれば作成できる可能性が高いため、実績を積むにはぴったりのカードといえます。
ほかの三井住友のカードで利用実績を積み信頼が高まった段階で、プラチナプリファードの申し込みに挑戦してみてください。うまく信用がつめていれば、以前よりも審査通過率が上がる可能性があります。
キャッシング枠を希望せずに申し込むことで、審査通過率を高める効果が期待できます。キャッシング枠はあとからでも付帯させられるので、審査通過率を上げたいならまずはゼロにして申し込んでください。
クレジットカードには、現金の借入ができるキャッシング枠と、商品やサービスの代金を後払いにできるショッピング枠があります。
キャッシング枠を希望すると、ショッピング枠と別に審査が必要になるため時間がかかり、審査自体も厳しくなるのが一般的です。カードの発行を優先するなら、キャッシング枠はあとから付帯させましょう。
プラチナプリファードの審査に落ちるといわれている原因も確認し、自分が該当していないかどうかチェックしてみてください。
クレジットカード会社は信用情報機関に申込者の信用情報を照会し、支払いや借り入れの状況などをチェックします。返済遅れや滞納がどの程度まで許容されるかはカード会社によって異なり、1回の遅延でもNGとされるか、数回程度ならOKとされるかはわかりません。
他社からの借り入れが多かったり、希望利用額に対して年収が低かったりすると、返済能力が低いと判断されて審査に悪影響を及ぼすといわれています。
収入の大小に関わらず、他社からの借り入れは審査に大きな影響を及ぼすと考えてください。いくら収入が高くても他社からの借り入れがあるということは、現金がない人、支払い能力のない人だと判断される要因になるためです。
また、プラチナプリファードのようにランクの高いカードは、限度額が上がるのが一般的。最高位のプラチナランクなので、限度額に見合った年収がないと審査には通過しづらいといえます。
プラチナプリファードと同時に複数のクレジットカードに申し込むと、信用情報機関に申し込み履歴が6か月も残り、審査で不利になる場合があります。
同時申し込みを行うとお金に困っていると判断されたり、キャンペーンを狙って申し込んでいるのではないかと思われたり、カードを発行しても使わない可能性があると誤解されたりするリスクがありますよ。
クレジットカードの利用実績がなく信用情報機関にデータがない、いわゆるスーパーホワイトと呼ばれる状態は、信用できるか判断できないため審査に落ちやすいといわれています。
信用情報は一定の期間を過ぎると消去されるため、直近の数年間でクレジットカードを使っていないと信用情報がまったくない状態になるのが特徴です。カード会社からすると、自己破産などの金融トラブルを起こした人の履歴と、見分けがつきにくくなってしまいます。
スーパーホワイトにならないためには、少額でもいいのでクレジットカードを使って支払いをすることが重要です。携帯電話の利用料金や公共料金などの支払い、コンビニでの支払いなどをクレジットカードで行うだけでも信用情報は積み上がります。
申請時に記載された勤務状況に間違いないかどうかの在籍確認がとれないと、プラチナプリファードの審査に落ちる可能性があります。
ほとんどの在籍確認では、氏名や生年月日などについて聞かれるだけなので、特別不安に感じる必要はありません。本人でなくても、別の人が電話に出て在籍が確認できれば完了する場合もほとんどです。
在籍確認ができるように、申し込み時には必ず対応できる電話番号を記入しましょう。また、営業などで長時間席を外すときは、電話対応する担当者にカード会社から連絡がくる可能性がある旨を伝えておくのも有効です。
プラチナプリファードをインターネットで申し込む際は、申請内容を入力して利用代金の支払い口座の設定まで終わると、審査が行われるといわれています。無事に審査に通過するとクレジットカードが発行され、自宅に郵送されますよ。
プラチナプリファードの審査期間は、申し込んだ時期・年収・勤務先・借入状況などで異なりますが、1週間以内が目安です。審査が終了してからは、1週間以内にカードが送られてくることが多いといわれています。
三井住友カードは公式サイトで審査状況の照会ができるので、気になるときはチェックしてみてください。申し込み時に発行された15桁の申し込み番号・生年月日・電話番号を打ち込むと、インターネット上で審査状況を確認できます。
ただし一度審査に落ちた人は、年収・勤務先の企業規模・勤続年数などで信用力に難があると判断された可能性が高いため、プラチナプリファードの審査に通過しにくいと考えたほうが無難です。
三井住友カードには、学生や新社会人向けのカード、条件付きで年会費が無料になるカードもあります。以下の記事ではインターネットや雑誌などで人気の三井住友カードを比較しているので、ぜひチェックしてみてください。
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