転職エージェントとの面談は何をする？必要な準備や服装、相談内容を紹介

転職エージェントの面談には、記入済みの履歴書や職務経歴書、筆記用具の準備が必要です。キャリアアドバイザーは履歴書や職務経歴書などを確認しながら、求職者の経験・スキルを客観的に分析するため、事前に各項目を詳しく記入しておきましょう。

キャリアアドバイザーから履歴書や職務経歴書のデータを送付してもよい、と了承を得た場合は、事前に情報を共有しておくことで面談がよりスムーズに進みます。また、履歴書・職務経歴書・筆記用具以外にも必ず用意してほしいと伝えられたものがあれば、忘れずに用意しておきましょう。

また、クリエイティブ系の仕事をしている人であれば、自分の仕事内容をまとめたポートフォリオを用意しておくことをおすすめします。その際、創作物をポートフォリオとして第三者に公開してもよいか、発注者に前もって確認することが大切です。

面談時の服装は基本的に自由であり、スーツ以外を着用しても問題はありません。転職エージェントの面談は実際の選考ではなく、求職者のスキルや性格をキャリアアドバイザーに知ってもらい、希望に添った求人を見つけるのが目的であるためです。

服装選びで迷った場合は、スーツやオフィスカジュアルなど清潔感のあるものを着用するとよいでしょう。キャリアアドバイザーに対して好感を与えやすい服装を意識することで、ビジネスマナーから大きく外れてしまうのを防げます。

最低限のマナーとして、ジーパンやTシャツのような軽すぎる服装は避けるようにしましょう。また、夏であればクールビズを着用するなど、季節に適した服装や身だしなみを心がけることも大切です。

履歴書や職務経歴書の見直しをあらかじめ行っておきましょう。これまでの経歴や在籍していた企業の規模などを詳しくキャリアアドバイザーに知ってもらうことで、より的確なアドバイスを得やすくなります。

自己PR欄では、仕事に対して自分なりに工夫したことや苦労したこと、どのような業績を残したかなどを記載しましょう。抽象的な表現のみにとどめてしまうのではなく、マーケティング部門で働くなかで市場の動きを分析する力を培ったなど、具体的なエピソードを交えながら記載することが重要です。

面談をつうじて、自身の強みやアピールポイントを採用担当者に伝えやすいよう、履歴書や職務経歴書の書き方をアドバイスしてもらえる可能性もあります。疑問点は積極的に質問し、今後の転職活動時に活かせるように心がけましょう。

転職エージェントとの面談前に用意すべきものとして、希望する転職時期や年収、働き方などを整理しておくことが挙げられます。キャリアアドバイザーが確認したい内容をあらかじめ具体的に準備しておくと、限られた時間内で効率的にやりとりを進めやすくなるだけでなく、求職者側と企業側のミスマッチが起きにくくなるメリットがあります。

たとえば、年収は500万円以上がよい、子育てと両立したいのでパートタイム可能な職場を選びたい、といった具体的な希望条件をまとめておくとよいでしょう。求職者によっては年収・勤務時間・役職など希望条件が多くなるケースもあるので、あらかじめノートやパソコンを利用し要点を整理しておくと便利です。

まずはキャリアアドバイザーから自己紹介を受け、面談を申し込んだ転職エージェントの特徴やサポート体制について話を聞くのが一般的です。担当するキャリアアドバイザーの経歴や、得意とする業界の情報を聞けることもあります。

転職エージェントの実績や働きたい業界の情報など、知りたいことがあれば積極的に質問しましょう。ただし、面談時間には限りがあるため、特に訊いておきたいポイントをいくつか絞ることをおすすめします。

事前に準備した履歴書と職務経歴書をもとに、これまでの経歴やスキル、転職活動の状況などを伝えましょう。キャリアアドバイザーが求職者の強みや仕事に対する価値観を知ることは、適した求人を紹介するための重要なステップです。

他社の転職エージェントを利用しているかどうかを質問されるケースもありますが、同じ求人を紹介してしまうのを防ぐためといった理由が一般的なので正直に伝えましょう。説明会や面接などのスケジュールを整理する方法をアドバイスしてもらえるケースもあります。

転職理由や今後のキャリアプランを共有することも、面談における重要なステップのひとつです。どのような理由で転職を決めたか、新しい職場でどんな仕事をしたいかといったポイントを詳しく伝えましょう。

現職の給料や働き方に満足できなかった、現職で培ったスキルを活かした職業にステップアップしていきたい、といった具体的な転職理由やキャリアプランを準備しておくことが大切です。転職理由がネガティブだったり、転職したい業界などが決まっていなかったりする場合でも、アドバイザーと話をしていくうちに自身のキャリアプランが見えてくる可能性があるため、遠慮せずに相談することをおすすめします。

キャリアアドバイザーとの面談では、希望条件に優先順位を決めることも重要です。職場環境や収入、働き方、福利厚生などに優先順位を決めることで、自分により適した求人案件を見つけやすくなるためです。

資格取得をサポートしてくれる企業で働きたい、転勤を伴わない職種や企業がよいなど、なるべく希望を具体化することをおすすめします。キャリアアドバイザーにすべて任せてしまうのではなく、自分の言葉で希望を伝えることが大切です。

当日もしくは後日にキャリアアドバイザーから求人を紹介されるので、実際に応募するかどうかを判断します。紹介された求人の情報を確認した後、平均残業時間や社内の雰囲気、有給取得率など気になる点があれば質問をして確認しましょう。

万が一、キャリアアドバイザーから紹介された求人に納得できない場合は、素直にその旨を伝えましょう。入社したあとにミスマッチが発覚してしまうのを防ぐため、少しでも不安に感じることがあればすぐに相談することが大切です。

すぐに希望の求人が見つからなくても、別の日に転職エージェントから案件を紹介されること可能性があります。焦らず慎重に転職活動を進めましょう。