電話回線を用いたインターネット通信やWi-Fi利用に欠かせないモデム。ルーターとの違いや、モデムの入手方法などが気になる人も多いでしょう。
本記事では、モデムとルーターの違いに加え、ネット通信に必要な機器の基本知識やおすすめルーターを紹介します。ネット通信サービスを利用中あるいは検討中の人は、自分にとって必要な機器をそろえる際の参考にしてみてください。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また通信サービスだけでなく、ファイナンシャルプランナーの視点含めて固定費などの支出の見直しのガイドもしている。
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電話回線などを使ってネット通信する際、信号の変換を担うモデムが欠かせません。一方のルーターは、スマホ・タブレット・パソコンといった複数の機器をネット接続する際に役立ちます。
モデムとルーターでは役割が異なるため、自宅でネット通信する際には自分に必要な機器を把握することが大切です。
モデムやルーターのほかにも、インターネット通信に必要な機器はいくつかあります。スムーズにネット回線を利用するために、機器の種類をおさらいしましょう。
電話回線やケーブルテレビ回線(CATV回線)を使ってインターネットをする際は、モデムが必要です。パソコンなどの端末は、電話回線・ケーブルテレビ回線から送られてきたアナログ信号を読み取れません。
アナログ信号をデジタル信号に変換する必要があり、このときに用いられるのがモデムです。端末から電話回線・ケーブルテレビ回線に向けてデータを送る場合も同様に、モデムがデジタル信号からアナログ信号への変換を行います。
ネット回線のマンションタイプ(VDSL方式)を利用する場合などは、モデムを用いるのが一般的です。
ルーターは、2台以上の端末をインターネットに接続する際に必要な機器です。基本的に、モデムや後述するONUに接続できる端末は1台に限られます。スマホ・パソコン・家電・ゲーム機など、ネット接続したい端末が多い場合はルーターの利用が便利です。
ルーターには、有線接続や無線接続と呼ばれる接続方法があります。有線接続とは、ルーターと端末をLANケーブルでつなぐ方法のこと。無線接続とは、ルーターを用いて無線LAN環境をつくり、ケーブルなしでネット接続する方法です。いわゆるWi-Fi接続を指します。
ルーターとモデムは見た目が似ていることから混同されやすいですが、ルーターのみではネット利用ができません。複数端末をネット接続する際には、モデムとルーターの両方を用意しましょう。
光回線の利用時にはモデムではなく、ONU(光回線終端装置)を用意します。光回線でインターネット通信をする際は、光信号とデジタル信号の相互変換が必要です。このとき、アナログ信号とデジタル信号の変換を担うモデムではなく、ONU(光回線終端装置)が用いられます。
信号の変換を担う点が共通していることから、ONUはモデムと呼ばれる場合もありますよ。なお、光回線の契約ではあるものの、配線方式がVDSL方式の場合はモデムを用います。
VDSL方式は集合住宅で利用される配線方式のひとつ。一般的に集合住宅の共用スペースまでは光回線が引き込まれ、共用スペースから各部屋までは電話回線が引かれます。そのため光回線の契約であっても、VDSL方式のケースではモデムが必要です。
ネット環境に関連する機器には、ネットの接続端末を増やせるスイッチングハブもあります。ルーターと混同されやすいですが、スイッチングハブはルーターがあってこその機器。役割のイメージとして近いのは、複数の差込口がついた電源タップ・テーブルタップです。
スイッチングハブについて詳しく知りたい人は、おすすめの商品や選び方を解説した以下の記事も参考にしてみてください。
ONUやWi-Fiルーター、ひかり電話といった複数の機能が備わった機器のことを、一般的にホームゲートウェイと呼びます。ホームゲートウェイがあれば、ルーターを別で用意する必要はありません。ホームゲートウェイが用いられるのは、光回線とひかり電話に加入するケースなどです。
複数の機能を担えるホームゲートウェイがあれば、自宅に設置する機器や配線を最小限に抑えられます。配線がすっきりするうえ、機器を用意する手間も省けるでしょう。製品によって対応機能が異なるため、利用時には各製品の機能を比較して選ぶのがおすすめです。
一般的に、モデムやONUは回線事業者から貸し出されます。ルーターもレンタルできる場合がありますが、性能にこだわりたい場合などは自分で購入するほうがよいでしょう。
回線事業者からONUをレンタルする際、ONU・ルーター両方の機能が備わったホームゲートウェイが貸し出されることもあります。この場合、ルーターを準備する手間は省けますが、貸出に対して追加料金がかかるケースや、専用プランの加入が必須であるケースが多い点に注意しましょう。
そのほかの注意点として、レンタル中に機器を破損させると、機器損害金・修理交換料金といった費用を請求される可能性があります。
また、インターネット回線サービスの解約時にはレンタル機器の返却が必要です。返却しなければ追加料金が発生するケースもあるため、事前に返却方法を確認しておきましょう。
自宅にWi-Fi環境がほしい、インターネット回線に接続したい端末が複数あるといった場合には、モデムに加えてルーターが必要です。これからルーターを購入する人は、有線接続・無線接続の2つの方法別におすすめのルーターをチェックしてみましょう。
なお、ルーターには有線接続と無線接続の両方に対応したものも多くあります。これから紹介する有線接続・無線接続の特徴もあわせて確認し、どちらを優先的に使いたいか、有線接続と無線接続の両方が必要かなどを検討してみてください。
Wi-Fiでインターネットを利用する機会が多い人には、無線LANルーター(Wi-Fiルーター)がおすすめです。ケーブルでルーターと端末をつなぐ必要がないため、自宅のさまざまな場所で動画視聴やゲームなどが楽しめます。
電子レンジなどが発する電波の影響を受けやすい、電波が届かない場合があるといった理由から、有線接続に比べると通信の安定性は低めです。とはいえ置き場所を変える、中継器を利用するなどの工夫次第で、通信状態の改善につなげることはできます。
以下の記事では無線LANルーターの基本情報や選び方を解説しているので、ルーター選びの参考にしてみてください。
インターネット回線の安定感を重視するのであれば、有線LANルーターがおすすめです。端末とモデム(ONU)をLANケーブルで直接つなぐため、障害物によって電波が弱くなる心配がありません。無線LANに比べて接続設定がシンプルであることもメリットです。
端末の接続範囲はケーブルの長さまでに限られるものの、一定の場所でパソコンやゲーム機を使う場合にはそれほどデメリットを感じないでしょう。有線LANルーターのおすすめ機種や選び方は、以下の記事を参考にしてみてください。
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