Wi-Fiは繋がっているけど未接続になるときはどうする？原因と解決方法を紹介

デバイスの不具合によってインターネットに接続できない場合は、デバイスを再起動してみましょう。再起動によってデバイスのデータが整理され、接続状態が改善する可能性があります。

スマホで再起動する場合は、電源をOFFにしてから再度ONにしてください。パソコンの場合は、電源メニューなどのなかにある再起動を実行しましょう。

再起動すると不具合の解消だけではなく、ソフトウェアの最新版を適切に読み込むこともできます。ソフトウェアのアップデートによってインターネットに繋がりやすくなる可能性があるため、ぜひ試してみてください。

機内モードを一旦ONにしてからOFFにすると、インターネットに繋がることがあります。機内モードとは、飛行機に乗る際などに通信を一括で遮断するための機能のこと。

通信の一括遮断に加え、通信状態をリセットする役割があるのも特徴です。Wi-Fiが受信できるエリアでインターネットに繋がらない場合は、機内モードの設定を切り替えることで通信状態が回復する可能性があります。

機内モードはスマホの設定やクイックメニュー、パソコンのネットワーク設定などから簡単に行えるので、手軽な解決方法として試してみてください。

パソコンがインターネット未接続の場合、Wi-Fiに必要なドライバーを更新することで改善する可能性があります。ドライバーとは、ネットワーク関連の制御をするソフトウェアのこと。不具合があったりバージョンが古かったりすると、インターネットに繋がりにくくなります。

ドライバーの更新方法は各OSで異なるため、確認しながら行いましょう。今回はWindows10・11で更新する方法を紹介します。

• 「スタート」を右クリックして「デバイスマネージャー（M）」を選択
• ネットワークアダプターの左にある「>」をクリック
• 更新したいドライバー名を右クリックし、「デバイスのアンインストール（U）」を選択

使用しているデバイスによってドライバー名が異なるため注意

• チェックを入れずに「アンインストール」をクリック
• アンインストールが開始される
• デバイスの一覧からアンインストールしたドライバーが消えていることを確認
• 再起動後、自動的にドライバーが再インストールされる

アンインストールをクリックする際、削除を確認する項目にチェックを入れると、ドライバーが完全に削除されます。削除した場合、ドライバーを自分で再インストールする手間が発生することがあるため、チェックを入れないように注意しましょう。

セキュリティソフトを一時的にストップさせると、インターネットに繋がりやすくなることがあります。セキュリティソフトは外部の脅威からデバイスを守るのに役立ちますが、インターネット接続や特定のサイトの閲覧が制限されて、通信に不具合が生じることも少なくありません。

また、セキュリティソフトは常にパソコンのウィルスチェックをしているため、重複して使用していると通信が遅くなることも考えられます。通信ができないときは一時的にセキュリティソフトをOFFにして、通信状況が変化するか確認してみましょう。

セキュリティソフトの無効化中はウィルス侵入のリスクが上がるため、インターネットに接続できたらすぐにセキュリティソフトをONにすることを忘れないでくださいね。

ONUやルーターを再起動することで、インターネット接続が回復する場合があります。デバイス側に問題がない場合は、通信機器側で再起動を行ってください。

ONUやルーターによって再起動の手順が異なるため、メーカーの公式サイトなどを確認しましょう。今回はルーターとONUが接続されている場合の一般的な手順を解説します。

• ルーター、ONUの順に電源プラグを抜いて5分ほど待つ
• ONUの電源プラグを差し込み、ランプの点滅が落ち着くまで数分待つ
• ONUのランプの点滅が落ち着いたら、ルーターの電源プラグを差し込む

再起動する際はリセットボタンを押さないようにしてください。リセットボタンは設定ごと初期化するものであり、はじめから設定する手間が発生するため注意しましょう。

通信機器に接続されているケーブル類の抜けや劣化を確認することも、インターネット未接続時に試したい対処法のひとつです。

ONUやルーターはケーブルで接続することで、デバイスに電波を飛ばしています。なんらかの拍子でケーブルが抜けたり、長期間の使用や紫外線によって劣化していたりすると、通信に不具合が生じることも考えられるでしょう。

ケーブルが抜けている場合は正しく差し込む、すでにケーブルが劣化している場合は新品に交換するなど、状況に合わせて対処すればインターネットに接続できる可能性があります。なお、ケーブルの抜けや劣化を防ぐためには、通信機器を以下の場所に設置するのが得策です。

• 湿度が低い場所
• 物が少ない場所
• 直射日光が当たらない場所
• 人やペットが触れにくい場所
• 水分や薬品などに触れない場所

または、ケーブルを保護するアイテムを使うことも検討してみましょう。

通信機器のファームウェアを更新すると、不具合が解消されてインターネットに接続できることがあります。

ファームウェアとは、ハードウェアに指示を出して制御するソフトウェアのこと。ドライバーと混同されやすいですが、ドライバーはパソコン内部にあるソフトウェアであり、外部との通信を行うために必要なものです。

ファームウェアの更新は、セキュリティ性の向上や周辺機器の性能を安定させることにつながり、通信環境の改善も期待できます。BUFFALOのWi-Fiルーターを例に、ファームウェアの更新方法を見てみましょう。

• Wi-Fiを接続しているデバイスでルーターの設定画面を表示する
• 「詳細設定」＞「管理」＞「ファームウェア更新」をクリック
• 「自動更新（オンラインバージョンアップ）」または「オンラインバージョンアップ」にチェックを入れる
• 最新のバージョンにチェックを入れて「更新実行」をクリック
• Wi-Fiルーター本体の赤色点滅しているランプが消灯するまで5分ほど待つ

ファームウェアの更新方法は機器によって異なるため、詳細な更新方法はメーカーの公式サイトや取扱説明書を確認してください。

再起動やファームウェアの更新などで改善されない場合は、修理・買い替えを検討するのがおすすめです。自分で対処できないレベルの不具合を解決したいなら、専門家に修理を依頼するのが効率的といえます。メーカーの修理窓口に状況を伝えて、修理可能かどうかを確認してみましょう。

修理でも解決できない場合は、買い換えを検討するのも手です。Wi-Fiルーターを買い替える場合は、以下の記事で詳細に比較しているので参考にしてみてくださいね。

インターネット未接続の状態が続くときは、インターネットを使用する時間帯をずらしてみましょう。

インターネット使用率が高い12時台や20～24時台はプロバイダに負荷がかかりやすいため、回線に影響が出ることも。特に集合住宅で使用されている回線がLAN配線方式の場合、使用する人数が多いほど速度が遅くなる傾向があります。

快適に通信したいのであれば、プロバイダが混雑しやすい時間帯を避けるのが無難です。早朝や深夜、夕方ごろなどに時間をずらすことで、インターネット接続の問題を解消できる可能性があります。

インターネット未接続になるときは、インターネット接続に直接関わるONUの設置場所を変えるのが有効です。電波には鉄筋コンクリート・水・金属に弱い性質があるため、鉄筋コンクリート製のビル内部・地下室・水場の近くなどにONUが設置されていると、接続しにくいことがあります。

また、ONUの周辺に電波を発する家電製品が多くある場合は、電波同士が干渉して不安定になりがちです。ONUを設置する際は電波が通りやすいように、壁や床から離れている場所、周辺に家電製品や水場がない場所を選びましょう。

プロバイダ料金の支払い状況を確認し、未納の場合は早急に支払いを済ませましょう。料金が未納の状態では、インターネットが利用できません。きちんと支払っているつもりでも、口座の残高不足やクレジットカードの期限切れに気づかず、支払いができていない可能性があります。

まずはプロバイダの公式サイトで支払い状況を確認し、未納・滞納がある場合は指定の方法で支払いましょう。

支払い後に通信が再開される時間はプロバイダごとに異なり、たとえばSoftBank 光は30分から3時間ほどで繋がるとされています。支払い状況や通信再開の目安がわからないときは、電話・チャットなどで問い合わせてみてください。

インターネット接続が不安定な状態が続く場合は、プロバイダや契約プランの変更を検討してみましょう。プロバイダや契約プランによって、通信速度や安定性などが異なります。プロバイダを変更するだけで、混雑する時間帯でも安定して通信できるようになるケースは少なくありません。

快適に通信するためには、インターネット利用の仕方に合うプロバイダや契約プランを選ぶことがポイントです。以下の記事では、おすすめのプロバイダを徹底比較しています。プロバイダの見直しを検討している人は、参考にしてみてくださいね。