スポッティングスコープとも呼ばれ、野鳥や野生動物の観察などで活躍するフィールドスコープ。ニコンや興和などの有力メーカーが、さまざまなモデルを販売しています。しかし、直視型と傾斜型があり、倍率・対物レンズ有効径・実視界数値も違うため、どれを選べばよいか迷いますよね。
そこで今回は、フィールドスコープのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。スマホや一眼レフと組み合わせて使う方法も解説するので、デジスコやスマスコを楽しみたい人も必見です。ぜひ参考にして、使いやすく快適に観察できるフィールドスコープを見つけてください。
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フィールドスコープとは、遠くの対象物を拡大できる望遠鏡の一種です。両目を使う双眼鏡とは違い、片目で観察するのが特徴。野鳥や野生動物、天体観測のほか、アーチェリーや射撃の標的を確認する場面にも用いられます。
フィールドスコープは、双眼鏡よりも倍率が高い点が魅力です。高倍率の双眼鏡でも10倍程度ですが、フィールドスコープなら、20~90倍のモデルもあります。高倍率なぶん扱いはやや難しいものの、対象物をできるだけ間近で観察したい人にはぴったりです。
フィールドスコープは、三脚に固定して使用するケースがほとんどなので、三脚も一緒にそろえておくとよいでしょう。さまざまな種類がある三脚のなかでも、フィールドスコープを動かしやすいビデオ雲台がついているビデオ三脚が狙い目です。
フィールドスコープを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
フィールドスコープは、直視型(ストレートタイプ)と傾斜型(アングルタイプ)の2種類に分けられます。それぞれの特徴を知り、重視するポイントに合わせて選びましょう。
複数の対象物を観察したい人は、直視型に注目。直視型とは、接眼レンズの取りつけ部が、スコープに対して平行もしくは直線上にあるタイプです。観察時に接眼レンズと対象物が直線になるので、フォーカスしやすいのが利点。動いている対象物も捉えやすいため、はじめて使う人にもおすすめです。
デジタルカメラと組み合わせて撮影するデジスコの際も、カメラのファインダーや液晶画面に対象物をとらえやすいのも利点。三脚を調節して目線に合わせられるので、無理のない自然な姿勢で観察できます。車内や茂みのなかなど、三脚を使用しない場面で観察しやすいのも魅力です。
ひとつの対象物をじっくりと観察したい人には、傾斜型がぴったり。傾斜型とは、接眼レンズの取りつけ部に角度がついているタイプです。海外では傾斜型がスタンダードで、世界中のバードウォッチャーに愛用されています。
傾斜型は接眼レンズを上からのぞき込むように観察するため、疲れにくいのが強み。椅子に座ってじっくり観察したり、スケッチをしたりする場面にうってつけです。木にとまる野鳥や天体など、見上げるような位置を無理なく観察できます。
三脚を高くする必要がないため、より低く安定した状態で観察が可能。身長が異なる複数人がいた場合、三脚の高さを変えずに交代で観察できるのもメリットです。野鳥や野生動物などを、家族や仲間と楽しく観察したい人は検討しましょう。
フィールドスコープは、観察する対象物に適した倍率を選ぶことが重要です。倍率とは、肉眼よりどの程度大きく見えるかの割合を示したもの。被写体までの距離÷倍率を計算すると、どのくらい近づいて見ているのと同じ見え方をするかがわかります。
野鳥や野生動物を観察するなら20~40倍程度、天体なら10~30倍程度を基準に選びましょう。倍率固定の接眼レンズのほか、接眼レンズを交換することで倍率を変えられるズームタイプもあります。幅広い対象物を観察したい人にはズームタイプがおすすめです。
ただし、初心者には倍率が高すぎるものはあまりおすすめできません。高倍率になればなるほど、被写体を捉える難易度が上がります。まずは目安に沿って選び、慣れてきたら高倍率のものを試してみてください。
夕暮れ時や曇天時など、周囲が暗いなかで使用する機会がある人は、対物レンズ有効径(口径)が大きいものを選びましょう。一般的なモデルの対物レンズ有効径は50〜80mmで、大きなものは90mm以上です。対物レンズ有効径が大きいほど集光力が高く、高解像度の明るいシャープな像になります。
一方で、対物レンズ有効径が大きいフィールドスコープほど、大きくて重め。軽量なモデルを探す場合、対物レンズ有効径が50mmで重量が400~600g程度、60mm以上になると1〜2kg程度を目安にすると豊富な選択肢から選べるでしょう。
三脚を使っての観察であれば、サイズや重量はそれほど問題になりません。しかし、長距離を歩いて観察する機会が多い人は留意してほしいポイントです。購入予定のモデルと同程度の重さのペットボトルをリュックに入れ、1時間程度歩いてみましょう。きつく感じるようであれば、軽量モデルを選ぶのがおすすめです。
特定の対象物だけでなく広範囲をまとめて観察したい人は、実視界数値が大きいものを選びましょう。実視界数値とは、フィールドスコープを動かさずに見られる範囲を、対物レンズの中心から測った角度のことです。1.1~2.4度が基本ですが、広範囲を見たければ3度以上のモデルを検討してください。
たとえば、野鳥や野生動物を観察する際は、実視界数値が大きいものがおすすめ。視野が広いので周りも含めて大きく観察でき、迫力のある見え方になります。天体を観察する場合も、実視界数値が大きいほど小さい星雲や星団を見つけやすいでしょう。
ただし、動きの速い被写体を観察する場合、20倍以上のフィールドスコープで追いかけるのは難易度が高め。双眼鏡のように倍率が低いもののほうが、動くものを追いかけやすい場合があります。素早い被写体も観察するなら、10~15倍でも使えるモデルを選ぶのもひとつの手です。
フィールドスコープのなかには、より快適に使用できるようプラスαの機能を備えたモデルがあります。なかでも注目したいのは、防水機能とハイアイポイントです。それぞれの特徴を知り、購入時の参考にしてください。
悪天候のなかでも使用したい人は、防水機能の有無をチェック。多少の雨には耐えうるモデルが一般的ですが、より強化したい場合は商品仕様を確認してください。防水等級がIPX6以上と示されているものがおすすめです。
IPX6以上は横殴りの雨から保護できるレベル。ほかにも、水深1mに10分浸かれると謳う機種や、防曇性を兼備した商品、不活性窒素ガスを充填した防水設計モデルもあります。雨天時に使用する機会が多い人は、しっかりチェックしましょう。
長時間観察することが多い人は、アイレリーフが長いモデルがおすすめです。アイレリーフとは、スコープを覗いたときに全視界がきれいに見える位置での、瞳から接眼レンズまでの距離のこと。アイレリーフが15mm以上のものはハイアイポイントといい、長時間の観察でも疲れにくいのがメリットです。
ハイアイポイントなら、メガネを着用したままでも使用可能。対物レンズの一部がうつり込むケラレが起きにくいこともポイントです。アイレリーフはすべてのモデルに表記されているわけではありませんが、ひとつの目安として確認しておきましょう。
フィールドスコープの有力メーカーとしては、ニコンと興和があげられます。もしどれにしようか迷ったら、2つのメーカーに絞って探すのもおすすめです。それぞれの魅力や特徴を知り、自分に合うものを見つけてください。
対象物を観察した際の見え方の美しさを重視する人は、ニコンがおすすめ。ニコンの強みは、独自の光学技術を採用している点です。ニコンは1917年に東京で創業した、100年以上の歴史がある光学機器メーカー。カメラや双眼鏡、望遠鏡などの光学製品を幅広く手がけています。
色収差を補正するアドバンスト・アポクロマートによって色にじみをおさえ、自然な色味で対象物を観察できることも魅力。レンズやプリズムの透過面に光透過率に優れた多層膜コーティングを施し、自然な色彩で明るい視界を確保できる点も見逃せません。
一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラ、スマホなどと組み合わせて撮影するデジスコやスマスコを楽しみたい人は、興和オプトロニクスに注目。1946年に創業した光学機器メーカーです。運輸業・製造業などの幅広い産業に対応した、産業用レンズやカメラをメインに展開しています。
興和オプトロニクスでは、スポッティングスコープとして全12機種をラインナップ(2023年7月時点)。デジスコやスマスコに対応したアクセサリーも豊富に取りそろえています。気軽に望遠撮影を楽しみたいなら、軽量モデルのTSN-500シリーズがおすすめです。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 発売時期 | 詳細情報 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
形状 | 倍率 | 対物レンズ有効径 | ||||||
1 | 興和 スポッティングスコープ|TSN-501 | ![]() | 最短2.5mの対象物にもピントがあう | 2017/07/14 | 傾斜型 | 20~40倍 | 50mm | |
2 | 興和 スポッティングスコープ|TSN-502 | ![]() | 天候の影響を受けにくい防水設計 | 直視型 | 20~40倍 | 50mm | ||
3 | 興和オプトロニクス TSN-664M|TSN-664M | ![]() | XDレンズで色収差を抑制。防水・防汚性も良好 | 直視型 | 不明 | 66mm | ||
4 | ビクセン Vixen|フィールドスコープ|アロマ52-A | ![]() | アウトドアでオールマイティに使える45度傾斜 | 2002/05/09 | 45度傾斜型 | 25倍 | 52mm | |
5 | ケンコー・トキナー PRO FIELD GAIA 16-48×65|PFG-48S | ![]() | 粗動・微動のピント合わせ機能を搭載。繊細な調整ができる | 直視型 | 16~48倍 | 65mm | ||
6 | Coretu 天体望遠鏡 | ![]() | 目標の星を見つけやすくスマホ撮影も可能 | 傾斜型 | 60倍、150倍 | 70mm | ||
7 | ニコンビジョン フィールドスコープ |ED50-A | ![]() | ニコン独自のEDガラス採用。美しい見え味の小型スコープ | 2005/09/23 | 傾斜型 | 13~40倍 | 50mm | |
8 | グッドアイズ スポッティングフィールドスコープ | ![]() | 80mm径の対物レンズで最大900m先まで観察できる | 傾斜型 | 20~60倍 | 80mm | ||
9 | ニコン ニコン|MONARCH フィールドスコープ|82ED-S | ![]() | 4色まで補正するアドバンスト・アポクロマートを搭載 | 2016/07/29 | 直視型 | 不明 | 82mm | |
10 | ビクセン Vixen|Vixen フィールドスコープ ジオマII ED52-S|IIED52-S | ![]() | 携帯性に優れたモバイルタイプの小型スコープ | 直視型 | 不明 | 52mm |
2016/07/29 発売
色収差補正システムのアドバンスト・アポクロマートを搭載し、赤・青・緑の色収差だけでなく紫の色収差まで補正します。フィールドフラットナーレンズシステムにより、視野の隅々までシャープかつクリアに観察可能。接眼レンズの接続には、確実に接続できるロック付きバヨネットマウント1型を採用しています。
形状 | 直視型 |
---|---|
倍率 | 不明 |
対物レンズ有効径 | 82mm |
手持ちでも使えるだけではなく収納時にはコンパクトになる、携帯性に優れたモバイルタイプの小型スコープ。ED(超低分散ガラス)レンズを採用することで、収差の抑えられたハイコントラストな視野を実現しています。眼視による観察はもちろん、カメラを取りつけて、超望遠撮影用のレンズとしてもおすすめです。
形状 | 直視型 |
---|---|
倍率 | 不明 |
対物レンズ有効径 | 52mm |
フィールドスコープは、野鳥や野生動物の観察用として使うだけでなく、一眼レフやミラーレスといったデジタルカメラや、iPhoneなどのスマホと組み合わせて撮影するのにも使えます。デジタルカメラと組み合わせた撮影方法をデジスコ、スマホと組み合わせた場合はスマスコと呼ぶのが一般的です。
デジスコやスマスコにより、遠くにいる野鳥や野生動物を超望遠で撮影して楽しめます。フィールドスコープをはじめてみたい人や興味がある人は、デジタルカメラやスマホと一緒に撮影するのもおすすめです。
野鳥や野生動物の観察にくわえ、野外フェスやコンサートなどでも使いたい人は双眼鏡をチェック。コンパクトなので、気軽に持ち運べます。以下のコンテンツでは、双眼鏡を選ぶ際のポイントや、おすすめ商品をランキング形式で紹介しているので、気になる人はチェックしてみてください。
1位: 興和|スポッティングスコープ|TSN-501
2位: 興和|スポッティングスコープ|TSN-502
3位: 興和オプトロニクス|TSN-664M|TSN-664M
4位: ビクセン|Vixen|フィールドスコープ|アロマ52-A
5位: ケンコー・トキナー|PRO FIELD GAIA 16-48×65|PFG-48S
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