通販で買える柿のおすすめ人気ランキング【2025年】

甘味が強い柿が好みなら、完全甘柿がおすすめ。完全甘柿とは種の有無にかかわらず甘くなる種類のことで、通販での取り扱いが多く、手軽に購入できるのが魅力です。

完全甘柿には、富有（ふゆう）・次郎（じろう）・早秋（そうしゅう）・太秋（たいしゅう）などの品種があります。とくに富有は、甘柿のなかでは国内生産量が多く、甘柿の王様と呼ばれる品種です。丸に近い四角形の果実で皮に光沢があり、日持ちがよいのが魅力。獲れたての果実はやや硬さがありますが、熟すにしたがって柔らかくなり、とろける食感を楽しめますよ。

種が多くても気にしない場合は、不完全甘柿にも注目しましょう。不完全甘柿は、種が多いほど渋みが抜けて甘くなる品種で、甘い実を選別して出荷されるのが一般的です。

不完全甘柿には、西村早生（にしむらわせ）・禅寺丸（ぜんじまる）・筆柿（ふでがき）などの品種があります。西村早生は、ほかの柿に比べて少し早い、9月下旬から10月上旬に出荷されるのが特徴。果実の断面に黒っぽいゴマのような模様が出たら食べごろで、さっぱりとした甘味があります。

食感のよさを求めるなら、不完全渋柿も候補にするとよいでしょう。不完全渋柿は、自然のままでは種の周りしか渋みが抜けない柿です。食べる場合は、炭酸ガスやアルコールを用いて人の手で渋抜きしますが、通販ではほとんどの柿が渋抜きした状態で販売されています。

不完全渋柿の代表的な品種は、刀根早生（とねわせ）・平核無（ひらたねなし）です。刀根早生はほどよい固さ、平核無は固さとやわらかさのバランスが取れており、食感のよさが魅力。どちらも種のない品種で、果汁の多さも特徴です。

ほどよい甘さが好みな人は、完全渋柿もよいでしょう。完全渋柿とは、種の有無にかかわらず渋みのある柿で、干し柿にすることが多い種類です。なかには人の手により渋抜きされ、干さずに食べられる商品もあります。

完全渋柿では、西条（さいじょう）・愛宕（あたご）などの品種が代表的。西条は中国地方で栽培される珍しい品種で、甘くとろける食感が特徴です。愛宕は四国中心に栽培され、11月下旬から12月上旬頃に収穫されます。適度な甘みのさっぱりとした味わいが魅力です。

自分や家族みんなで食べる場合は、訳あり品が狙い目です。通常の商品と比べて安価に購入できるうえに、おいしさは変わらないのが訳あり品の魅力です。

訳あり品に該当するのは、見た目が悪く正規価格で販売できない商品。大きさが不ぞろいなものや変形しているもののほか、表面に傷がついたり一部が変色したりしたものが該当します。どのような訳があるのかは、商品説明に記載されているので、事前に確認しましょう。

できるだけ手軽に食べたい人は、種なし柿がうってつけです。種がない品種なので、切り分けるときや食べる際に、種を避けるわずらわしさがありません。種の誤飲を防げるのも魅力です。

そのまま食べる場合はもちろん、アレンジして食べたい人にも、種なし柿はおすすめ。皮を剥いたら種を取る必要なく、スムージー・ジャム・サラダなどに使えます。やわらかくなるまで熟して、冷凍庫で凍らせれば、シャーベットも簡単に作れるでしょう。

贈答用に購入する場合は、品質や梱包方法を事前に確認しましょう。品質の目安としては、等級や糖度が明記されている商品を選ぶのが無難です。

柿の等級は、秀・優・良と続き、秀の中に「赤秀」と「青秀」があります。基本は赤秀のほうが青秀よりも品質が上ですが、生産地によっては逆の場合もあるので購入前に確認しましょう。また、秀のさらに上のランクである特秀が存在することもあります。

贈答用には秀または優を選ぶとツヤツヤと見た目がよく、高級感を演出できるでしょう。また、一般的な甘柿の糖度は16度前後なので、あわせて目安にしてみてください。

また、よい印象を与えられるように梱包方法も重要です。化粧箱や熨斗にも対応しているショップを探してみてください。柿が1つずつ緩衝材に梱包されている商品なら、配送中の振動で傷がつくのも防げるでしょう。