3Dモデルのデータをもとにフィギュアやドローン・ミニチュアカーのパーツ、ガジェットなどを作れる家庭用3Dプリンター。手作業では難しい造形が可能だったり、同じものを量産したりできることが魅力ですよね。近年は自宅でも使用できる家庭用の3Dプリンターも普及してきています。
しかし熱溶解積層方式(FFF・FDM)や光造形方式(SLA)など、仕組みの異なる3Dプリンターがあるうえ、メーカーや値段もさまざま。はじめて購入する場合、どの3Dプリンターがよいか迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の家庭用3Dプリンター8商品を集め、8個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの家庭用3Dプリンターをランキング形式でご紹介します。
マイベストが定義するベストな家庭用3Dプリンターは「操作も準備も簡単。生活の邪魔にならず、放っておいても短時間できれいな作品ができる1台」。徹底検証してわかった家庭用3Dプリンターの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。

3Dプリンター専門家・機械設計エンジニア。学生時代にJAXAで研究開発を行い、企業での製品設計や企画・販売を経験。現在はエンジニアとしてベンチャー企業の立ち上げに携わる傍ら、数々の3DプリンターのレビューをYoutubeやブログ等で発信しており、自身のYoutubeの累計視聴回数は100万回を超える。

DIYアドバイザー・DIY工作アドバイザー・日曜大工士。乙種第4類危険物取扱者免状を取得しているほか、フォークリフト運転技能講習を修了。2023年まで、ホームセンターの資材館の販売員として電動工具・建築資材・農機具などの接客に従事。現在はマイベストにて、インパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具を中心に徹底的に検証。メーカーや価格を問わず、ユーザーが「買ってよかった」と感じられるようなコンテンツ制作に日々努めている。
出力がスピーディーな商品としてユーザーがとても満足できる基準を「小さいものなら数十分以内で終わる。失敗したりエラーが出たりしても、全体の作業時間が少なくすぐに対応できる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
仕上がりのきれいな商品としてユーザーがとても満足できる基準を「細いところも再現されており、手直しの必要がない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
準備のしやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「組み立てはすでに完了しており、レベリングともに技術は必要なく、説明書どおりに設定すれば問題が起こらない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
使い勝手の良い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「どのOSでも使用でき、付属の説明書やサイトを見れば、セッティングを自分ひとりで行える。データの調整も行いやすく、設定の変更も楽な商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
静かな商品としてユーザーがとても満足できる基準を「隣の部屋で稼動していれば、就寝時も音が気にならない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
外出時に安心できる商品としてユーザーがとても満足できる基準を「外出中でもエラーや材料切れの心配がなく安心して稼動できる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
作業の中断・再開を行いやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「モデルの崩れやエラーに気づいた時にすぐに一時停止でき、再開が容易にできて崩れなども起こらない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
睡眠時に使いやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「睡眠中でも安心して稼動でき、においも気にならない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
新商品の発売情報をリサーチした結果、検証しランキングに追加すべき商品はありませんでした。
新たに以下の商品の検証を行い、ランキングをアップデートしました。
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3Dプリンターは層を重ねて立体を成形する機械。用意した3Dモデルを3Dプリンターで出力するまで、大きく分けて3段階の工程があります。
はじめに印刷したい3Dモデルを用意します。次に、用意した3Dモデルをスライサーと呼ばれる専用のソフトで層ごとに分割する作業が必要。スライサーで層に分割することで、3Dプリンターで1層ずつ3Dモデルを出力できるようになります。
最後にスライスしたファイルを3Dプリンターに読み込み、1層ずつ3Dモデルを出力して完成。1層ずつ印刷することで、手作業では難しい内部構造の細かい3Dモデルを造形可能です。細部までこだわったオリジナルのプラモデル・フィギュアを製作できたり、強度があって精密なパーツを製作できたりすることが3Dプリンターの魅力だといえるでしょう。

3Dプリンターを使用するには、事前に3Dモデルを用意することが必要です。しかし、3Dモデルを作ったことがないという人もいるでしょう。
1から自分で3Dモデルを作りたい場合は、家庭用3Dプリンターを購入する前に3Dモデルを作ることから始めるという手もあります。デジタルで図面を設計できるCADというツールのなかでも、3Dモデルの作成ができる3DCADに触れることから始めてもよいでしょう。無料の3DCADもあるため、チェックしてみてください。
何かとりあえず作りたいという人には、webサービスを使用して既存の3Dモデルを印刷することがおすすめ。購入後の家庭用3Dプリンター自体にもテストプリント用モデルがついていることがあるため、まずはそれを印刷してみるという楽しみ方もできます。
3Dプリンターは組み立てや設定が難しく、機械工作のような複雑な工程が多い印象を持っている人もいるでしょう。実際に、家庭用の3Dプリンターが普及し始めた数年前はそのような商品が多かったといえます。
しかし実は、ここ数年の家庭用3Dプリンターの進化は目まぐるしく、組み立てや設定が簡単なものも増えてきました。さまざまなメーカーが続々と家庭用3Dプリンター市場に参入し、しのぎを削っている状況で、毎月のように新商品が登場してどんどん使いやすさが向上しています。
今回の検証でも、本体を家具のように組み立てられて、設定も紙のプリンターのようにボタンで設定できるものが多い印象でした。このコンテンツでは、準備のしやすさだけでなく、仕上がりのきれいさや使い勝手の良さもチェックしています。家庭用3Dプリンターが使いこなせるか不安な人は、ぜひチェックしてください。
家庭用3Dプリンターを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
ひとくちに家庭用3Dプリンターといっても、さまざまな形や価格のものがあります。このパートでは最初の1台としておすすめしたい家庭用3Dプリンターの選び方を検証の結果を踏まえて紹介します。
家庭用3Dプリンターは熱溶解積層方式(FFF)と光造形方式(SLA)の2つに分類され、材料と層を固める方法が異なります。
熱溶解積層方式は、材料に樹脂をひも状にしたフィラメントというものを用い、熱で溶かした樹脂を1層ずつ出力して成形します。熱溶解積層方式は、印刷した3Dモデルの表面に層の跡が残りやすいことがデメリット。しかし、造形物の頑丈さは光造形方式よりも優れていることが特徴です。さらに、出力のスピードが光造形方式と比べて速いうえ、材料のフィラメントが扱いやすいことも魅力だといえます。
光造形の材料であるUVレジンは臭気が強く素手で触れないので、扱いづらいことがデメリット。また光造形方式はUV光で1層ずつ固めるため、出力スピードも遅い傾向があります。しかし、仕上がりはきれいで層の跡も見えにくいことが特徴です。
フィギュアのような繊細な表現が必要な作品には、光造形方式が向いています。しかし繊細な仕上がりを求めているわけではなく、ただ立体物を製作してみたいという人はとりあえず1台目として、準備が簡単であるうえ印刷速度も速い傾向がある熱溶解積層方式を選ぶのがおすすめです。

熱溶解積層式のなかでも、作品の材料や仕上がりにあった機種を選びましょう。ノズルから熱したフィラメントを送り出すエクストルーダーという機構には、ボーデン式・ダイレクト式の2種類があります。
フィラメントを押し出す機構とノズルが2か所にそれぞれ分離しているものがボーデン式。押し出す機構が分離していることで、ノズル部分が軽くなり正確に動きやすいことが特徴です。
フィラメントを押し出す機構がノズルと隣接しており、フィラメントの挿入口からノズルまでが近いものがダイレクト式といいます。材料の硬さに左右されずに押し出せることが特徴です。
熱溶解積層式のなかでも繊細に作りたいならボーデン式、いろいろな素材を使うならダイレクト式のエクストルーダーを選びましょう。とくに、ボーデン式はゴムなどの柔らかい素材のフィラメントが押し出しにくいため、いろいろな素材を使うならダイレクト式を使うことが必須です。
今回は印刷速度を検証するために、3DBenchyというテストモデルを採用しました(参照:#3DBenchy)。3DBenchyを印刷開始してから終了までの時間を測定したところ、熱溶解積層方式のなかでも速いものは42分、時間がかかったものは110分と2倍以上の時間がかかりました。例えば、完成したパーツどうしを組み合わせた際に不具合が出たとき、完成が速ければ微調整も早いタイミングで行えます。そのため印刷時間の短いものは、パーツの製作などにとても向いています。
例えば、平日夜の20時から22時に稼動させる場合、出力のスピードが速いものであればテストモデルを2回印刷することが可能。一方で遅いものは、同じ時間で1つしか印刷できません。出力のスピードによって生産効率に大きな差が出ると言えるでしょう。
そのため、印刷時間がなるべく速い3Dプリンターがおすすめ。テストモデルの印刷時間の目安は60分です。ランキングをチェックして、印刷時間が60分以内だった3Dプリンターを選びましょう。
家庭用3Dプリンターを使用するうえで最も失敗が起こりやすく、仕上がりに差が出る原因になりやすいのが本体の歪みやレベリングです。レベリングとは、層を成形する面を水平に調整する作業のこと。はじめて買うなら、組み立て・レベリングが楽にできるよう、パーツの数が4つ以内でオートレベリング機能がある3Dプリンターがおすすめです。
今回の検証では、組み立てるパーツが多いほど微調整が難しく、印刷できるようになるまでかなりの時間がかかりました。パーツが4つ以内のものは簡単に組み立てや設定が行えましたが、7つ以上ある場合は複雑であるうえ準備に時間がかかる印象でした。
さらにオートレベリング機能があれば水平をとる作業を手で行わなくてもよいため、時間がかからないうえ正確。きれいに仕上げるために絶対必要な条件は、成形する面が水平であること。水平でなければ、ほかの部分が適正な状態でもきれいに成形できることはありません。ずっと同じ場所に置き続けていても水平はズレてしまうため、オートレベリング機能があれば定期的に調整する手間も省けます。

家庭用3Dプリンターを置いている部屋にペットや小さな子どもが入る可能性がある場合は、組み立て不要の家庭用3Dプリンターのなかでも箱型のものがおすすめ。
熱溶解積層方式はノズルがとても熱くなるため、触ったらケガをするおそれも。さらに最近の研究ではフィラメントを熱して溶かす際に発生する気体も微量な有害物質を含むという研究も報告されています。
光造形方式でも、UVレジンを素手で触ると皮膚が荒れ、かぶれる可能性があります。箱型なら、ノズルやUVレジンが出る部分が箱で覆われているため、手が触れにくいですよ。
今回の検証では、仕上がりのきれいさを比較するために3つの3Dモデルを印刷して印刷の精度をチェックしました。チェックしたポイントは10項目ありますが、重要な観点は主に解像度の高さ・垂れにくさ・糸の引きにくさの3つに分類できます。
解像度の高さの観点では、3Dモデルの細かいところがちゃんと再現されているかをチェックしました。解像度が高い3Dプリンターは直径約1.5mmの穴をきれいに印刷できましたが、一方、解像度が低いと穴が潰れるものも。解像度はフィギュアのような見た目を重視するものにとって重要なだけではなく、造形したパーツ同士を組み合わせるときに重要なポイントといえます。
垂れにくさの観点では、15度・20度・30度・45度の傾斜をつけた3Dモデルが、重力で垂れることなく、どの角度まできれいに印刷できるかをチェックしました。垂れにくいものは約15度の傾斜でも表面がきれいだったものの、垂れやすいものは約20度の傾斜で大きく表面が崩れる結果に。15度の傾斜でもきれいに印刷できたものなら、複雑で曲線的な3Dモデルを印刷するときもきれいに印刷できるといえるでしょう。
糸の引きにくさの観点では、尖塔をいかにモデルどおりに印刷できているかをチェックしました。きれいなものはまったく糸を引かずまっすぐ成形できた一方、糸が引いているものは尖塔自体が崩れたり枝のようなものができたりと、モデルとはまったく異なる仕上がりに。
光造形方式のものには劣りましたが、今回の検証では熱溶解積層方式でも上記の3つの観点をクリアしており、十分仕上がりがきれいだといえる商品がありました。美しい仕上がりの作品を作れるよう、ランキングを参考に解像度の高さ・垂れにくさ・糸の引きにくさが優れた3Dプリンターを選びましょう。

仕上がりのきれいさを検証した3つのテストモデルでチェックした10個のポイントの詳細はコンテンツ下部の検証パートをチェックしてください。
家庭用3Dプリンターをはじめて購入するにあたって、操作が不安になっている人もいるかもしれません。このパートでは初心者が不安なポイントをできるだけ解消できるような家庭用3Dプリンターの選び方を紹介します。
スライサーとは3Dモデルを印刷用のファイルに書き換えるためのソフト。対応するスライサーが多いと、エラーの解決に慣れていない初心者でも印刷するまでの操作の難易度が下がります。
初心者の場合、適した設定か確認したり、エラーの原因を確認したりすることが難しいでしょう。家庭用3Dプリンターやソフトの使用に慣れるまで、対応スライサーが多く印刷するまでの操作がスムーズにできるもののほうが使いやすいといえます。
操作パネルにはイラストがある3Dプリンターがおすすめ。家庭用3Dプリンターはレベリング、プレヒート(予熱)など独特な工程があるうえ、そのほかの作業も専門用語で示されることが多く、まったく前知識がない状態では操作に戸惑うことが多いでしょう。
ほとんどの場合は説明書を見ながら操作しますが、説明書にも専門用語が多く、はじめのうちはどのような意味の工程・調整なのか想像がつきにくいことも多い印象です。
イラストがあるものなら工程が想像しやすいため、説明書を見ながらどのような調整をするべきかがわかりやすく、操作に慣れやすいといえます。一方、イラストがなく専門用語ばかりの操作パネルは、専門用語を調べながら操作する必要があるため、スムーズに調整するまでかなり慣れが必要だと感じました。
家庭用3Dプリンターでの印刷はどうしても時間がかかるため、パーツが多い場合や大型のものを作る場合は、休日だけでなく平日の夜間も稼動させたいという人も多いでしょう。夜間の寝ている間も稼動するなら、稼動音が静かな3Dプリンターがおすすめです。
基準は一般的な扇風機の騒音値である45dB。今回稼動音を実測したところ、45dB未満だった3Dプリンターはほとんど空調と同等の音しか出ない印象で、寝るときも気にならないと感じました。また、隣の部屋で稼動させる場合はほとんど気にならないでしょう。
一方で、稼動音が65dBを超えた3Dプリンターは、大音量のテレビや大人数での会話と同程度の騒音値であるため、隣の部屋で稼動していたとしても睡眠の妨げになる可能性があります。ちなみに、出力のスピードが速い3Dプリンターや、ノズルの温度を一瞬で調整できるような3Dプリンターは稼動音が大きい傾向がありました。
夜間だけでなく日中の外出時にも稼動させ続けたい人は、外出時でも安心できるような機能がついている3Dプリンターがおすすめ。
とくに材料切れセンサーがついている3Dプリンターなら、印刷のやり直しの手間が減ります。材料切れセンサーがあれば、材料切れを感知して印刷を一時停止し、材料の補給後に再開が可能。しかし材料切れセンサーがない場合は、材料が途中でなくなったあともプログラムが稼動し続けて、不完全な状態の3Dモデルができあがるため、再度作り直しの手間が発生します。
長時間稼動し続けるうえ稼動を見守れない場合は、やり直しを減らすためにも材料切れセンサーがある3Dプリンターを選びましょう。
商品  | 画像  | おすすめ スコア  | 最安価格  | 人気順  | ポイント  | おすすめスコア  | 詳細情報  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
出力のスピード  | 仕上がりのきれいさ  | 準備のしやすさ  | 使い勝手の良さ  | 静かさ  | 外出時の安心感  | 作業の中断・再開のしやすさ  | 睡眠時の使いやすさ  | 出力形式  | 箱型で囲いあり  | 組み立てのパーツ数  | プリントヘッドの押し出し方式  | 対応モデル形式  | 対応OS  | 対応スライスソフトウェア  | 印刷可能な最大幅  | 印刷可能な最大奥行  | 印刷可能な最大高さ  | 最大印刷速度  | テストモデルの印刷速度(実測値)  | オートレベリング機能  | オートレベリングの測定地点の数  | 対応デバイス  | 遠隔監視機能  | 無線LANでのデータ転送対応  | USBでのデータ転送対応  | SDカードでのデータ転送対応  | 対応フィラメント径  | 対応する材料  | 停電復旧機能  | 材料切れセンサー付き  | 材料の自動補給機能  | ノズル径  | ノズル最高温度  | 脱臭機能  | 空気清浄用のフィルター付き  | 日本語対応の説明書あり  | 操作パネルのイラストあり  | 保証期間  | 騒音値(実測値)  | タイムラプス動画撮影可能  | オートキャリブレーション対応  | Wi-Fi対応  | STL形式対応  | サポート内容  | 本体幅  | 本体奥行  | 本体高さ  | 本体重量  | 3DBenchy:船尾の「#3DBenchy」の文字が判読できるか  | 3DBenchy:天板のトップラインの水平との差  | 3DBenchy:船尾の穴に旗を立てられる  | サポート付きの球:サポートを指で外せる  | サポート付きの球:球の下部が正しく成形される  | オーバーハングテストモデル:きれいに生成できているブリッジの数  | オーバーハングテストモデル:糸が引いていないか  | オーバーハングテストモデル:枝ができていないか  | オーバーハングテストモデル:サポートなしでブリッジが垂れずに成形できた角度  | オーバーハングテストモデル:円柱がいくつ外れるか  | |||||||
1  | Bambu Lab Bambu Lab A1 mini 3D プリンター  | ![]()  | 4.53  | 1位  | 組み立ても設定も楽!初心者から上級者まで満足のベストバイ  | 5.00  | 4.44  | 5.00  | 4.50  | 4.19  | 5.00  | 5.00  | 3.00  | FFF(熱溶解積層)方式  | 2つ  | ダイレクト式  | STL、OBJ、GCODE(専用スライサーで処理)  | macOS、Windows  | Bambu Studio  | 180mm  | 180mm  | 180mm  | 500mm/s  | 42分  | 36か所以上  | PC、スマートフォン  | 1.75mm  | PLA、PETG、TPU、PVA  | 不明  | 0.4mm(付属)、0.2mm、0.6mm、0.8mm  | 300℃  | 1年間  | 51.3dB  | 不明  | 347mm  | 315mm  | 365mm  | 5.5kg  | 判読不能だが文字のような凹凸がある  | 0度  | 5  | 20度以上  | 5個  | ||||||||||||||||||||||
2  | APPLE TREE FLASHFORGE|Adventurer5M Pro|FFA-105M  | ![]()  | 4.51  | 3位  | 圧倒的な印刷スピード!初心者も使いやすい  | 5.00  | 4.17  | 5.00  | 4.80  | 3.90  | 4.39  | 5.00  | 5.00  | FFF(熱溶解積層)方式  | 1つ  | ダイレクト式  | 3MF、STL、OBJ、FPP、BMP、PNG、JPG、JPEG、GX、G  | Windows:10、11/Mac OS:10.9以降/Linux:Ubuntu 20.04以降  | FlashPrint  | 220mm  | 220mm  | 220mm  | 600mm/s  | 26分  | 25か所  | PC  | 1.75mm  | PLA、TPU、PETG、ABS、ASA、PLA-CF /、PETG-CF  | 0.4mm(デフォルト)、0.6mm、0.8mm、0.25mm  | 280℃  | 1年  | 60.7dB  | センドバック修理  | 363mm(スプールホルダーを除く)  | 402mm(スプールホルダーを除く)  | 448mm(スプールホルダーを除く)  | 10.8kg  | 判読不能だが文字のような凹凸がある  | 1.0度  | 5  | 15度以上  | 4個  | |||||||||||||||||||||||
3  | Creality Ender-3 V3 SE  | ![]()  | 4.45  | 5位  | 準備が楽で高性能。エラーも少なく初心者も扱いやすい一台  | 4.96  | 4.32  | 5.00  | 4.55  | 3.66  | 4.00  | 3.78  | 4.00  | 熱溶解積層方式(FFF)  | 4つ  | ダイレクト式  | lyp  | Windows、macOS、Linux  | Creality Print Cura5.0・Simplify 3D・Cura・LycheeSlicerなど  | 220mm  | 220mm  | 250mm  | 250mm/s  | 52分  | 16か所  | PC  | Φ1.75mm  | PLA、PETG、TPU  | 0.4mm  | 260℃  | 本体:1年間/メンテナンスパーツ類:14日間  | 57.5dB  | 349mm  | 364mm  | 490mm  | 7.1kg  | 判読不能だが文字のような凹凸がある  | 0.6度  | 5個  | 30度以上  | 4個  | ||||||||||||||||||||||||
3  | Creality K1 FDM 3Dプリンター  | ![]()  | 4.45  | 準備はほぼ必要なく、高速で仕上がりも良好  | 5.00  | 4.31  | 5.00  | 4.64  | 3.13  | 4.11  | 5.00  | 4.37  | 熱溶解積層方式(FFF)  | 3つ  | ボーデン式  | GCODE  | Windows、macOS、Linux  | Creality Print・Cura・LycheeSlicer・Simplify3D・PrusaSlicer  | 220mm  | 220mm  | 250mm  | 600mm/s  | 46分  | 30か所  | PC  | Φ1.75mm  | PLA、PETG、PVB、TPU、ABS、ASA、PC  | 0.4mm(0.6mm/0.8mmに対応)  | 300℃  | 1年間  | 64.5dB  | 1年間のメーカー保証、日本語取扱説明書の同梱  | 355mm  | 355mm  | 480mm  | 12.5kg  | 凹凸はあるが文字は成形できていない  | 1.7度  | 5個  | 30度以上  | 4個  | ||||||||||||||||||||||||
5  | Anker Anker|AnkerMake M5|V81115C1  | ![]()  | 4.34  | 2位  | 準備が楽で精度も高い。遠隔で監視できる使い勝手のよい1台  | 5.00  | 4.11  | 5.00  | 4.25  | 3.36  | 5.00  | 5.00  | 4.00  | 熱溶解積層方式(FFF)  | 4つ  | ダイレクト式  | GCODE  | Windows、macOS、Linux、iOS、Android  | AnkerMake Slicer・Cura・PrusaSlicerなど  | 235mm  | 235mm  | 250mm  | 500mm/s  | 48分  | 49か所  | PC、スマートフォン  | Φ1.75mm  | PLA、TPU、ABS、PETG  | 0.2mm、0.4mm、0.6mm、0.8mm  | 不明  | 1年間  | 61.1dB  | 502mm  | フィラメントホルダー無し・上部にフィラメントホルダー:約438mm/左下にフィラメントホルダー:約698mm  | フィラメントホルダー無し・左下にフィラメントホルダー:約470mm/上部にフィラメントホルダー:約680mm  | 12.6kg  | 判別不可  | 0.5度  | 1個  | 45度以上  | 5個  | ||||||||||||||||||||||||
6  | Sovol 3Dプリンター SV06  | ![]()  | 4.15  | 設定に慣れが必要だが、印刷速度や仕上がりはまずまず  | 4.26  | 4.27  | 4.27  | 3.83  | 3.63  | 4.00  | 5.00  | 4.00  | 熱溶解積層方式(FFF)  | 7つ  | ダイレクト式  | GCODE  | Windows、macOS、Linux  | Cura・LycheeSlicerなど  | 220mm  | 220mm  | 250mm  | 100mm/s  | 97分  | 25か所  | PC  | Φ1.75mm  | PLA、TPU、PETG、ASA、PC、ABS、木材、ナイロン、炭素繊維  | 0.4mm(調整可能)  | 300℃  | 不明  | 62.9dB  | 不明  | 497mm  | 388mm  | 611mm  | 9.0kg  | 判読不能だが文字のような凹凸がある  | 1.6度  | 5個  | 45度以上  | 3個  | ||||||||||||||||||||||||
7  | FLASHFORGE Adventurer 3  | ![]()  | 3.93  | 6位  | 遠隔操作ができ操作がわかりやすいが、仕上がりがいまひとつ  | 4.29  | 3.45  | 4.27  | 4.80  | 4.33  | 5.00  | 3.78  | 4.14  | 熱溶解積層方式(FFF)  | 2つ  | ボーデン式  | 3MF、STL、OBJ、FPP、BMP、PNG、JPG、JPEGなど  | Windows、macOS、Linux  | FlashPrint・LycheeSlicerなど  | 150mm  | 150mm  | 150mm  | 100mm/s  | 94分  | 9か所  | PC  | Φ1.75mm  | PLA・ABS  | 0.4mm(0.3mm/0.6mm交換可能)  | 不明  | 1年間  | 53.3dB  | 388mm  | 340mm  | 405mm  | 9.0kg  | 凹凸なし  | 1.8度  | 3個  | 30度以上  | 3個  | ||||||||||||||||||||||||
8  | ENTINA 3Dプリンター Tina 2S  | ![]()  | 3.53  | 4位  | 準備が非常に簡単だが、印刷速度が遅く仕上がりもいまひとつ  | 4.11  | 3.00  | 5.00  | 4.00  | 4.44  | 4.17  | 4.17  | 4.00  | 熱溶解積層方式(FFF)  | 2つ  | ボーデン式  | GCODE  | Linux、Windows、macOS  | Wiibuilder・Cura・Simplific 3D・slicr3rなど  | 100mm  | 105mm  | 100mm  | 200mm/s  | 110分  | 不明  | PC、スマートフォン  | Φ1.75mm  | PLA、PLA+、TPU、WOODなど  | 0.4mm  | 245℃  | 2年間  | 53.6dB  | 210mm  | 210mm  | 290mm  | 3.0kg  | 判読不能だが文字のような凹凸がある  | 0.6度  | 0個  | 45度以上  | 0個  | ||||||||||||||||||||||||
| 出力形式 | FFF(熱溶解積層)方式 | 
|---|---|
| 組み立てのパーツ数 | 2つ | 
| テストモデルの印刷速度(実測値) | 42分 | 
| オートレベリング機能 | 
Bambu Labの熱溶解式3Dプリンター「Bambu Lab A1 mini 3D プリンター」は初心者から上級者まで誰にでもおすすめできる1台。印刷速度と仕上がりのきれいさを両立しているだけでなく、稼動させるまで準備も容易です。
出力のスピードの検証では、テストモデルである3DBenchyの印刷にかかった時間が42分と非常に高速。仕上がりの面でも申し分なく、積層痕は目を凝らさないとわからないほど。熱溶解方式のなかでも非常にきれいな仕上がりの印象でした。細かい印刷も行えるため、多少加工は必要にはなりますが、上級者向けの造形やフィギュア造形などにも使用できそうです。
組み立ての手間はほとんどなく、レベリングも完全にオートで初心者も扱いやすい印象。今回の検証で非常に好印象だったのが、印刷中のキャリブレーション機能です。本体は印刷で非常に強く揺れますが、その揺れを自ら補正し常に水平が整った状態で印刷されるため、ほかの機種と比べても印刷の失敗は少ない印象を受けました。
指定スライサーはBambu Studio。3mfファイルで印刷しますが、ほかの無料スライサーに対応するプリセットは2024年5月時点では実装されていませんでした。初心者には設定が難しいため専用のものを使用するのがおすすめ。また、Bambu Studioで行えるのはスライスとモデルのエクスポートのみなので、モデルの作成は行えない点は留意しておきましょう。
専用アプリとmicroSDでデータを転送可能で、データは転送しやすいといえます。また、アプリや専用ソフトで遠隔操作を行えるほか、デフォルトで監視カメラやタイムラプス機能も搭載。成形の様子を存分に楽しむことができるのが大きな魅力です。材料切れセンサーもついているため、印刷の失敗のストレスを低減できるでしょう。
稼動音は51.3dBと、同じ部屋にいてもほとんど稼動音が気にならないレベルです。脱臭系の機能はないためフィラメントを溶かすにおいはありますが、気になるほどではありませんでした。
良い
気になる
| 箱型で囲いあり | |
|---|---|
| 対応モデル形式 | STL、OBJ、GCODE(専用スライサーで処理) | 
| 対応OS | macOS、Windows | 
| 印刷可能な最大幅 | 180mm | 
| 印刷可能な最大奥行 | 180mm | 
| 印刷可能な最大高さ | 180mm | 
| 最大印刷速度 | 500mm/s | 
| オートレベリングの測定地点の数 | 36か所以上 | 
| 対応デバイス | PC、スマートフォン | 
| 無線LANでのデータ転送対応 | |
| USBでのデータ転送対応 | |
| SDカードでのデータ転送対応 | |
| 対応フィラメント径 | 1.75mm | 
| 対応する材料 | PLA、PETG、TPU、PVA | 
| 停電復旧機能 | |
| 材料の自動補給機能 | 不明 | 
| ノズル径 | 0.4mm(付属)、0.2mm、0.6mm、0.8mm | 
| ノズル最高温度 | 300℃ | 
| 脱臭機能 | |
| 空気清浄用のフィルター付き | |
| 日本語対応の説明書あり | |
| 保証期間 | 1年間 | 
| タイムラプス動画撮影可能 | |
| オートキャリブレーション対応 | |
| Wi-Fi対応 | |
| STL形式対応 | |
| サポート内容 | 不明 | 
| 本体幅 | 347mm | 
| 本体奥行 | 315mm | 
| 本体高さ | 365mm | 
| 本体重量 | 5.5kg | 
| 3DBenchy:船尾の「#3DBenchy」の文字が判読できるか | 判読不能だが文字のような凹凸がある | 
| 3DBenchy:天板のトップラインの水平との差 | 0度 | 
| 3DBenchy:船尾の穴に旗を立てられる | |
| サポート付きの球:サポートを指で外せる | |
| サポート付きの球:球の下部が正しく成形される | |
| オーバーハングテストモデル:きれいに生成できているブリッジの数 | 5 | 
| オーバーハングテストモデル:糸が引いていないか | |
| オーバーハングテストモデル:枝ができていないか | |
| オーバーハングテストモデル:サポートなしでブリッジが垂れずに成形できた角度 | 20度以上 | 
| オーバーハングテストモデル:円柱がいくつ外れるか | 5個 | 
| 出力形式 | FFF(熱溶解積層)方式 | 
|---|---|
| 組み立てのパーツ数 | 1つ | 
| テストモデルの印刷速度(実測値) | 26分 | 
| オートレベリング機能 | 
APPLE TREEの「FLASHFORGE Adventurer5M Pro FFA-105M」は、熱溶解積層方式の3Dプリンター。最大印刷速度が600mm/sと非常に速いため、印刷スピードを重視する人におすすめです。テストモデルとして3DBenchyを印刷したところ、26分と比較したなかでも短時間で完了しました。
印刷までの準備も組み立て不要で、初期セットアップは画面に従えば簡単にできるため、3Dプリントをはじめたい初心者にもぴったり。オートレベリング機能つきなので水平をとる手間もかかりません。作業の中断・再開も操作パネル上のボタンで気軽にできます。
また、作動音は最大60.7dBと大きめなものの、脱臭フィルターや囲いつきでにおいへの配慮があります。さらに、内蔵カメラによる遠隔監視機能や、材料切れセンサーが備わっているので、夜間だけでなく日中の外出中も稼動させやすいでしょう。
使い勝手のよさも魅力の1つ。Wi-FiやUSBでデータ転送ができ、使いやすい専用スライサーも付属しています。OSの互換性が広いのもうれしいポイント。対応する材料もオーソドックスなPLAだけでなく、比較的印刷が難しいABSやTPUにも対応しています。
一方で、デフォルトの設定で3Dbenchyを印刷したところ、印刷に3回失敗。ノズルが造形物に引っかかってベッドから造形物が外れてしまいやすい点が気になります。また、細かい部分の精度が甘いため、より印刷の精度を高めたいならスピードを遅くするとよいでしょう。
初心者から上級者まで幅広く使える高性能な家庭用3Dプリンターだといえます。手軽にはじめられ、さまざまな用途に使える頼もしい1台です。購入を検討されている人は、ぜひチェックしてみてください。
良い
気になる
| 箱型で囲いあり | |
|---|---|
| 対応モデル形式 | 3MF、STL、OBJ、FPP、BMP、PNG、JPG、JPEG、GX、G | 
| 対応OS | Windows:10、11/Mac OS:10.9以降/Linux:Ubuntu 20.04以降 | 
| 印刷可能な最大幅 | 220mm | 
| 印刷可能な最大奥行 | 220mm | 
| 印刷可能な最大高さ | 220mm | 
| 最大印刷速度 | 600mm/s | 
| オートレベリングの測定地点の数 | 25か所 | 
| 対応デバイス | PC | 
| 無線LANでのデータ転送対応 | |
| USBでのデータ転送対応 | |
| SDカードでのデータ転送対応 | |
| 対応フィラメント径 | 1.75mm | 
| 対応する材料 | PLA、TPU、PETG、ABS、ASA、PLA-CF /、PETG-CF | 
| 停電復旧機能 | |
| 材料の自動補給機能 | |
| ノズル径 | 0.4mm(デフォルト)、0.6mm、0.8mm、0.25mm | 
| ノズル最高温度 | 280℃ | 
| 脱臭機能 | |
| 空気清浄用のフィルター付き | |
| 日本語対応の説明書あり | |
| 保証期間 | 1年 | 
| タイムラプス動画撮影可能 | |
| オートキャリブレーション対応 | |
| Wi-Fi対応 | |
| STL形式対応 | |
| サポート内容 | センドバック修理 | 
| 本体幅 | 363mm(スプールホルダーを除く) | 
| 本体奥行 | 402mm(スプールホルダーを除く) | 
| 本体高さ | 448mm(スプールホルダーを除く) | 
| 本体重量 | 10.8kg | 
| 3DBenchy:船尾の「#3DBenchy」の文字が判読できるか | 判読不能だが文字のような凹凸がある | 
| 3DBenchy:天板のトップラインの水平との差 | 1.0度 | 
| 3DBenchy:船尾の穴に旗を立てられる | |
| サポート付きの球:サポートを指で外せる | |
| サポート付きの球:球の下部が正しく成形される | |
| オーバーハングテストモデル:きれいに生成できているブリッジの数 | 5 | 
| オーバーハングテストモデル:糸が引いていないか | |
| オーバーハングテストモデル:枝ができていないか | |
| オーバーハングテストモデル:サポートなしでブリッジが垂れずに成形できた角度 | 15度以上 | 
| オーバーハングテストモデル:円柱がいくつ外れるか | 4個 | 
| 出力形式 | 熱溶解積層方式(FFF) | 
|---|---|
| 組み立てのパーツ数 | 4つ | 
| テストモデルの印刷速度(実測値) | 52分 | 
| オートレベリング機能 | 
Crealityの「Ender-3 V3 SE」は、初心者におすすめの熱溶解積層方式の3Dプリンター。印刷速度が速いうえ、ユーザーが多く情報を集めたり部品の交換を行いやすいことが大きな魅力のメーカーです。
出力のスピードの検証では、テストモデルである3DBenchyの印刷にかかった時間は約52分という結果で高評価に。短時間で完成しましたが仕上がりも良く、表面の積層痕もあまり気になりません。傾斜の大きいところでも表面が崩れず、水平・垂直における精度も非常に高いと感じました。
組み立ての容易さも大きな魅力。ネジと大きなパーツが4つ以内と、30分かからずに組み立てられました。オートレベリング機能もあり、オートレベリングを実行後さらに0.01mmの精度で16地点ごとに操作パネル上でも調整することができ、準備はとても楽な印象です。
専用スライサーであるCreality Printのほか、2種類以上のスライサーで対応できることがわかりました。操作パネルも日本語対応であるうえ、イラストがついています。操作もわかりやすく、使いやすいと感じました。データの転送はSDカードで可能。また、一時停止などの操作もスムーズに行えます。
一方で、稼動音が約57.5dBと大きいことと、材料切れセンサーがないという点で評価が伸び悩みました。「Ender-3 V3 SE」などの高速機はどうしても音が大きくなりがちなので、日中に作業時間を確保することをおすすめします。また囲いやフィルターなどもないため、子どもやペットが入らないような場所で稼動するほうが良いでしょう。
準備が簡単で熱溶解積層方式のメリットを最大限発揮していて仕上がりがきれいな、入門機にぴったりのベストバイです。
良い
気になる
| 箱型で囲いあり | |
|---|---|
| 対応モデル形式 | lyp | 
| 対応OS | Windows、macOS、Linux | 
| 印刷可能な最大幅 | 220mm | 
| 印刷可能な最大奥行 | 220mm | 
| 印刷可能な最大高さ | 250mm | 
| 最大印刷速度 | 250mm/s | 
| オートレベリングの測定地点の数 | 16か所 | 
| 対応デバイス | PC | 
| 無線LANでのデータ転送対応 | |
| USBでのデータ転送対応 | |
| SDカードでのデータ転送対応 | |
| 対応フィラメント径 | Φ1.75mm | 
| 対応する材料 | PLA、PETG、TPU | 
| 停電復旧機能 | |
| 材料の自動補給機能 | |
| ノズル径 | 0.4mm | 
| ノズル最高温度 | 260℃ | 
| 脱臭機能 | |
| 空気清浄用のフィルター付き | |
| 日本語対応の説明書あり | |
| 保証期間 | 本体:1年間/メンテナンスパーツ類:14日間 | 
| タイムラプス動画撮影可能 | |
| オートキャリブレーション対応 | |
| Wi-Fi対応 | |
| STL形式対応 | |
| サポート内容 | |
| 本体幅 | 349mm | 
| 本体奥行 | 364mm | 
| 本体高さ | 490mm | 
| 本体重量 | 7.1kg | 
| 3DBenchy:船尾の「#3DBenchy」の文字が判読できるか | 判読不能だが文字のような凹凸がある | 
| 3DBenchy:天板のトップラインの水平との差 | 0.6度 | 
| 3DBenchy:船尾の穴に旗を立てられる | |
| サポート付きの球:サポートを指で外せる | |
| サポート付きの球:球の下部が正しく成形される | |
| オーバーハングテストモデル:きれいに生成できているブリッジの数 | 5個 | 
| オーバーハングテストモデル:糸が引いていないか | |
| オーバーハングテストモデル:枝ができていないか | |
| オーバーハングテストモデル:サポートなしでブリッジが垂れずに成形できた角度 | 30度以上 | 
| オーバーハングテストモデル:円柱がいくつ外れるか | 4個 | 
Creality Ender-3 V3 SEを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
| 出力形式 | 熱溶解積層方式(FFF) | 
|---|---|
| 組み立てのパーツ数 | 3つ | 
| テストモデルの印刷速度(実測値) | 46分 | 
| オートレベリング機能 | 
「K1 FDM 3Dプリンター」はCrealityから2023年4月に登場した新シリーズの熱溶解積層方式の1台です。エンクロージャーという囲いがあることや、Z軸が3点あることが特徴的。印刷速度が最高600mm/sの高速機と謳っています。
出力のスピードの検証では、テストモデルである3DBenchyの印刷にかかった時間は約46分と非常に速く、表面の積層痕もそれほど気にならない仕上がり。オーバーハングテストモデルの尖塔はかなりきれいに生成でき、糸や枝といったものはほとんど目立ちませんでした。隙間なども均一で非常に精細に印刷できる印象です。一方、球のサポート部分は土台までしか成形できませんでした。自立できる面のない立体を製作するときは設定を調整する必要があるといえます。
組み立てもほとんど完了している状態で届きます。取りつけは扉のノブ・ディスプレイ・フィラメントホルダーのみ。一点、Z軸を固定しているネジを外す場所が3か所あるため、ディスプレイの説明どおり取り外してから使用を開始する必要がある点に注意。オートレベリングが可能で、最初のセッティングやチェックもすべて自動で行えます。
専用スライサーであるCreality Printのほか、LycheeSlicerなども使用できます。データの転送はUSBで行え、ローカルHDDにコピー可能。操作はタッチパネルでイラストもついています。ただし現在のバージョンでは日本語に対応していないため、今後のアップデートを待ちましょう。
稼動音は約64.5dBと非常に音が気になりました。主にエクストルーダー部を冷ますファンの音が大きく、夜間の稼動は不向きだといえます。フィラメントの不足を検知するAIカメラが別売りで取りつけ可能。稼動時間が長い人は購入を検討しましょう。
「K1 FDM 3Dプリンター」は発売当初初期不良が多く、ノズルの詰まりやノズルやプラットフォームの加熱でエラーが起こるなどのトラブルが報告されていましたが、今回の検証ではトラブルもなく順調に稼動できました。
良い
気になる
| 箱型で囲いあり | |
|---|---|
| 対応モデル形式 | GCODE | 
| 対応OS | Windows、macOS、Linux | 
| 印刷可能な最大幅 | 220mm | 
| 印刷可能な最大奥行 | 220mm | 
| 印刷可能な最大高さ | 250mm | 
| 最大印刷速度 | 600mm/s | 
| オートレベリングの測定地点の数 | 30か所 | 
| 対応デバイス | PC | 
| 無線LANでのデータ転送対応 | |
| USBでのデータ転送対応 | |
| SDカードでのデータ転送対応 | |
| 対応フィラメント径 | Φ1.75mm | 
| 対応する材料 | PLA、PETG、PVB、TPU、ABS、ASA、PC | 
| 停電復旧機能 | |
| 材料の自動補給機能 | |
| ノズル径 | 0.4mm(0.6mm/0.8mmに対応) | 
| ノズル最高温度 | 300℃ | 
| 脱臭機能 | |
| 空気清浄用のフィルター付き | |
| 日本語対応の説明書あり | |
| 保証期間 | 1年間 | 
| タイムラプス動画撮影可能 | |
| オートキャリブレーション対応 | |
| Wi-Fi対応 | |
| STL形式対応 | |
| サポート内容 | 1年間のメーカー保証、日本語取扱説明書の同梱 | 
| 本体幅 | 355mm | 
| 本体奥行 | 355mm | 
| 本体高さ | 480mm | 
| 本体重量 | 12.5kg | 
| 3DBenchy:船尾の「#3DBenchy」の文字が判読できるか | 凹凸はあるが文字は成形できていない | 
| 3DBenchy:天板のトップラインの水平との差 | 1.7度 | 
| 3DBenchy:船尾の穴に旗を立てられる | |
| サポート付きの球:サポートを指で外せる | |
| サポート付きの球:球の下部が正しく成形される | |
| オーバーハングテストモデル:きれいに生成できているブリッジの数 | 5個 | 
| オーバーハングテストモデル:糸が引いていないか | |
| オーバーハングテストモデル:枝ができていないか | |
| オーバーハングテストモデル:サポートなしでブリッジが垂れずに成形できた角度 | 30度以上 | 
| オーバーハングテストモデル:円柱がいくつ外れるか | 4個 | 
Creality K1 FDM 3Dプリンターのレビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
| 出力形式 | 熱溶解積層方式(FFF) | 
|---|---|
| 組み立てのパーツ数 | 4つ | 
| テストモデルの印刷速度(実測値) | 48分 | 
| オートレベリング機能 | 
充電ケーブルなどの販売で知名度の高いAnkerから、AnkerMakeというブランドの「Ankermake M5」が登場。高速機として販売時にとても話題になりました。土台となるベッド部分がかなり大きいことが特徴の熱溶解積層方式です。
出力のスピードの検証では、テストモデルである3DBenchyの印刷にかかった時間は約48分という結果で高評価。非常に短時間で完成しましたが非常に精細に印刷できる印象で、表面の積層痕も気になりません。隙間がモデルどおり均一で、球も下部が垂れずにモデルどおり成形できました。
組み立ても説明書や本体のマークが非常にわかりやすく単純。最初のセッティングやオートレベリングもすべて自動で完了するため、準備の楽さが大きな魅力です。詳細な数値は表示されませんが、製作したボートの天板の角度も約0.5度とかなり水平に近く、オートレベリングの精度の高さがうかがえます。
純正スライサーのほかCura・LycheeSlicer・PrusaSlicerにもプリセットが収録されていますが、設定を細かく行わないと純正スライサー以外ではうまく動作しませんでした。一方で、純正スライサーや操作するタッチパネルは、完全に日本語に対応しておりイラストもあるためとても使いやすいと感じました。
専用アプリからは稼動状況を確認でき、材料切れセンサーもあるため外出時や長時間の稼動時も安心して使いやすいといえます。しかし、稼動音は約61.1dBととても大きく、就寝時の稼動は不向き。日中に調整しながらの製作がおすすめです。
プリントできるサイズに対して土台の部分がとても大きく、ワークスペースを広くとる必要があるため作業場が広い方が作業しやすいでしょう。
良い
気になる
| 箱型で囲いあり | |
|---|---|
| 対応モデル形式 | GCODE | 
| 対応OS | Windows、macOS、Linux、iOS、Android | 
| 印刷可能な最大幅 | 235mm | 
| 印刷可能な最大奥行 | 235mm | 
| 印刷可能な最大高さ | 250mm | 
| 最大印刷速度 | 500mm/s | 
| オートレベリングの測定地点の数 | 49か所 | 
| 対応デバイス | PC、スマートフォン | 
| 無線LANでのデータ転送対応 | |
| USBでのデータ転送対応 | |
| SDカードでのデータ転送対応 | |
| 対応フィラメント径 | Φ1.75mm | 
| 対応する材料 | PLA、TPU、ABS、PETG | 
| 停電復旧機能 | |
| 材料の自動補給機能 | |
| ノズル径 | 0.2mm、0.4mm、0.6mm、0.8mm | 
| ノズル最高温度 | 不明 | 
| 脱臭機能 | |
| 空気清浄用のフィルター付き | |
| 日本語対応の説明書あり | |
| 保証期間 | 1年間 | 
| タイムラプス動画撮影可能 | |
| オートキャリブレーション対応 | |
| Wi-Fi対応 | |
| STL形式対応 | |
| サポート内容 | |
| 本体幅 | 502mm | 
| 本体奥行 | フィラメントホルダー無し・上部にフィラメントホルダー:約438mm/左下にフィラメントホルダー:約698mm | 
| 本体高さ | フィラメントホルダー無し・左下にフィラメントホルダー:約470mm/上部にフィラメントホルダー:約680mm | 
| 本体重量 | 12.6kg | 
| 3DBenchy:船尾の「#3DBenchy」の文字が判読できるか | 判別不可 | 
| 3DBenchy:天板のトップラインの水平との差 | 0.5度 | 
| 3DBenchy:船尾の穴に旗を立てられる | |
| サポート付きの球:サポートを指で外せる | |
| サポート付きの球:球の下部が正しく成形される | |
| オーバーハングテストモデル:きれいに生成できているブリッジの数 | 1個 | 
| オーバーハングテストモデル:糸が引いていないか | |
| オーバーハングテストモデル:枝ができていないか | |
| オーバーハングテストモデル:サポートなしでブリッジが垂れずに成形できた角度 | 45度以上 | 
| オーバーハングテストモデル:円柱がいくつ外れるか | 5個 | 
Anker AnkerMake M5 V81115C1がおすすめの人は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
| 出力形式 | 熱溶解積層方式(FFF) | 
|---|---|
| 組み立てのパーツ数 | 7つ | 
| テストモデルの印刷速度(実測値) | 97分 | 
| オートレベリング機能 | 
2018年に創業したSovolは、3Dプリンターとその周辺機器やアクセサリを販売する企業です。「3Dプリンター SV06」は、さまざまな素材のフィラメントが使用可能だと謳っている熱溶解積層方式の家庭用3Dプリンターです。
出力のスピードの検証では、テストモデルである3DBenchyの印刷にかかった時間は約97分と標準的な速さ。3DBenchyの船尾の文字の判読はできないものの、細かい凹凸は再現できました。表面の積層痕も気にならない仕上がりで、オーバーハングモデルではサポートなしでもある程度垂れずに印刷できました。
組み立てはパーツが7つで開封時は少し組み立てが難しそうな印象を持ちましたが、それぞれのパーツが大きくわかりやすいため思いのほか簡単でした。
オートレベリングの機能はあるものの、Z軸の高さの設定は自分で行います。適正な高さに設定できるまでかなりの時間を要しました。操作パネルもイラストがなく日本語に対応していないため、説明書の手順どおりに行うことに慣れが必要な印象。また、製作したボートの天板も約1.6度の傾きがあり、時間をかけたレベリングでも不十分だったため、準備の難易度は高いといえます。
純正スライサーはありませんが、Cura・LycheeSlicerを使用でき、PrusaSlicerでは2023年11月現在のバージョン(Ver.2.6.1)でベータ版が使用可能。どのスライサーでも問題なく書き出しができる印象です。データの転送はmicroSDのみ。デバイスによっては変換アダプタなどを用意する必要があるでしょう。
稼動音は約62.9dBと大きめ。とくに、印刷直前の動作で大きな音が出ると感じましたが、印刷中の稼動音は、日中ならまったく問題ないレベルだといえます。脱臭系の機能はないため、フィラメントを溶かすにおいはありますが、気になるほどではありません。
良い
気になる
| 箱型で囲いあり | |
|---|---|
| 対応モデル形式 | GCODE | 
| 対応OS | Windows、macOS、Linux | 
| 印刷可能な最大幅 | 220mm | 
| 印刷可能な最大奥行 | 220mm | 
| 印刷可能な最大高さ | 250mm | 
| 最大印刷速度 | 100mm/s | 
| オートレベリングの測定地点の数 | 25か所 | 
| 対応デバイス | PC | 
| 無線LANでのデータ転送対応 | |
| USBでのデータ転送対応 | |
| SDカードでのデータ転送対応 | |
| 対応フィラメント径 | Φ1.75mm | 
| 対応する材料 | PLA、TPU、PETG、ASA、PC、ABS、木材、ナイロン、炭素繊維 | 
| 停電復旧機能 | |
| 材料の自動補給機能 | |
| ノズル径 | 0.4mm(調整可能) | 
| ノズル最高温度 | 300℃ | 
| 脱臭機能 | |
| 空気清浄用のフィルター付き | |
| 日本語対応の説明書あり | |
| 保証期間 | 不明 | 
| タイムラプス動画撮影可能 | |
| オートキャリブレーション対応 | |
| Wi-Fi対応 | |
| STL形式対応 | |
| サポート内容 | 不明 | 
| 本体幅 | 497mm | 
| 本体奥行 | 388mm | 
| 本体高さ | 611mm | 
| 本体重量 | 9.0kg | 
| 3DBenchy:船尾の「#3DBenchy」の文字が判読できるか | 判読不能だが文字のような凹凸がある | 
| 3DBenchy:天板のトップラインの水平との差 | 1.6度 | 
| 3DBenchy:船尾の穴に旗を立てられる | |
| サポート付きの球:サポートを指で外せる | |
| サポート付きの球:球の下部が正しく成形される | |
| オーバーハングテストモデル:きれいに生成できているブリッジの数 | 5個 | 
| オーバーハングテストモデル:糸が引いていないか | |
| オーバーハングテストモデル:枝ができていないか | |
| オーバーハングテストモデル:サポートなしでブリッジが垂れずに成形できた角度 | 45度以上 | 
| オーバーハングテストモデル:円柱がいくつ外れるか | 3個 | 
| 出力形式 | 熱溶解積層方式(FFF) | 
|---|---|
| 組み立てのパーツ数 | 2つ | 
| テストモデルの印刷速度(実測値) | 94分 | 
| オートレベリング機能 | 
2012年設立のFLASHFORGEは、3Dプリンターや周辺機器、ソフトウェアなどをリリースしており、家庭用3Dプリンター市場でも馴染みの深いメーカーです。「Adventurer 3」は、家庭用3Dプリンターのエントリーモデルを学校や家庭にいち早く普及した熱溶解積層方式の1台。プリントできるサイズは近年のほかの商品と比べると少し小さめだといえます。
出力のスピードの検証では、テストモデルである3DBenchyの印刷にかかった時間は約94分と標準的な速さです。一方仕上がりは、3つのテストモデルのいずれも糸が引いており少しもろい構造になっている印象。球も下部がうまく成形できていなかったり、ブリッジの表面も崩れていたりしました。
組み立てはほとんど完了しておりエクストルーダーを装着したり、ストッパーを外したりするだけで簡単に組み立てられるといえます。また、操作はタッチパネルで日本語に対応しているためとてもわかりやすく、操作の難易度は低い印象。一方でレベリングは自分で行う必要があるうえ、適正に調整するのが難しいと感じました。
純正のソフトでは遠隔で操作が行えるうえ、クラウドサービスを利用して遠隔で監視可能です。遠隔操作はできませんが、LycheeSlicerもスライサーとして使用可能。データ転送はUSBで行え、ローカルのHDDに保存できます。停電後にデータを復元する機能はありませんが材料切れセンサーはあるため、基本的には日中も長時間稼動できるといえます。
稼動音は約53.3dBと少し大きめですが、隣の部屋で稼動するならそれほど気にならないといえます。ただしデフォルトの設定だと動作の完了を知らせる音が非常に大きいため、夜間も稼動する場合は設定でオフにしておくとよいでしょう。また、扉があるためフィラメントを溶かすにおいは、まったく気になりませんでした。
良い
気になる
| 箱型で囲いあり | |
|---|---|
| 対応モデル形式 | 3MF、STL、OBJ、FPP、BMP、PNG、JPG、JPEGなど | 
| 対応OS | Windows、macOS、Linux | 
| 印刷可能な最大幅 | 150mm | 
| 印刷可能な最大奥行 | 150mm | 
| 印刷可能な最大高さ | 150mm | 
| 最大印刷速度 | 100mm/s | 
| オートレベリングの測定地点の数 | 9か所 | 
| 対応デバイス | PC | 
| 無線LANでのデータ転送対応 | |
| USBでのデータ転送対応 | |
| SDカードでのデータ転送対応 | |
| 対応フィラメント径 | Φ1.75mm | 
| 対応する材料 | PLA・ABS | 
| 停電復旧機能 | |
| 材料の自動補給機能 | |
| ノズル径 | 0.4mm(0.3mm/0.6mm交換可能) | 
| ノズル最高温度 | 不明 | 
| 脱臭機能 | |
| 空気清浄用のフィルター付き | |
| 日本語対応の説明書あり | |
| 保証期間 | 1年間 | 
| タイムラプス動画撮影可能 | |
| オートキャリブレーション対応 | |
| Wi-Fi対応 | |
| STL形式対応 | |
| サポート内容 | |
| 本体幅 | 388mm | 
| 本体奥行 | 340mm | 
| 本体高さ | 405mm | 
| 本体重量 | 9.0kg | 
| 3DBenchy:船尾の「#3DBenchy」の文字が判読できるか | 凹凸なし | 
| 3DBenchy:天板のトップラインの水平との差 | 1.8度 | 
| 3DBenchy:船尾の穴に旗を立てられる | |
| サポート付きの球:サポートを指で外せる | |
| サポート付きの球:球の下部が正しく成形される | |
| オーバーハングテストモデル:きれいに生成できているブリッジの数 | 3個 | 
| オーバーハングテストモデル:糸が引いていないか | |
| オーバーハングテストモデル:枝ができていないか | |
| オーバーハングテストモデル:サポートなしでブリッジが垂れずに成形できた角度 | 30度以上 | 
| オーバーハングテストモデル:円柱がいくつ外れるか | 3個 | 
| 出力形式 | 熱溶解積層方式(FFF) | 
|---|---|
| 組み立てのパーツ数 | 2つ | 
| テストモデルの印刷速度(実測値) | 110分 | 
| オートレベリング機能 | 
ENTINAは主に初心者向けの家庭用3Dプリンターの開発・販売を行っているメーカー。「3Dプリンター Tina 2S」は、サイズもコンパクト・軽量で、成形できるサイズも小さめな溶解積層方式の商品です。
出力のスピードの検証では、テストモデルである3DBenchyの印刷にかかった時間が約110分と少し時間がかかりました。仕上がりの面では水平はかなり精緻に設定できているものの、球の下部やサポートがなく傾斜が大きい部分は大きく表面が崩れる結果に。複雑なモデルをきれいに印刷するのは難易度が高いと感じました。
組み立ての必要はほとんどなく、レベリングも完全にオートなので準備は非常に簡単です。操作はノブで日本語に対応していますが、イラストがないため手順に慣れるには少し時間がかかるでしょう。
指定スライサーはWiibuilderです。ほかのスライサーでもファイル自体は書き出せますが、Wiibuilder以外ではうまく印刷できない印象でした。また印刷可能なサイズが小さく、今回のオーバーハングテストモデルより大きいものは、3Dモデルを縮小したり分割したりして印刷する必要があるでしょう。
専用アプリとmicroSDでデータを転送可能ですが、専用アプリでは遠隔操作等はできません。また、材料切れセンサーもないため、まとまった時間で作業できる日に稼動させることがおすすめです。
稼動音は約53.6dBと少し大きめですが、隣の部屋にいれば気にならないレベルで、日中の稼動も騒音はほとんど気になりません。脱臭系の機能はないためフィラメントを溶かすにおいはありますが、気になるほどではありませんでした。
良い
気になる
| 箱型で囲いあり | |
|---|---|
| 対応モデル形式 | GCODE | 
| 対応OS | Linux、Windows、macOS | 
| 印刷可能な最大幅 | 100mm | 
| 印刷可能な最大奥行 | 105mm | 
| 印刷可能な最大高さ | 100mm | 
| 最大印刷速度 | 200mm/s | 
| オートレベリングの測定地点の数 | 不明 | 
| 対応デバイス | PC、スマートフォン | 
| 無線LANでのデータ転送対応 | |
| USBでのデータ転送対応 | |
| SDカードでのデータ転送対応 | |
| 対応フィラメント径 | Φ1.75mm | 
| 対応する材料 | PLA、PLA+、TPU、WOODなど | 
| 停電復旧機能 | |
| 材料の自動補給機能 | |
| ノズル径 | 0.4mm | 
| ノズル最高温度 | 245℃ | 
| 脱臭機能 | |
| 空気清浄用のフィルター付き | |
| 日本語対応の説明書あり | |
| 保証期間 | 2年間 | 
| タイムラプス動画撮影可能 | |
| オートキャリブレーション対応 | |
| Wi-Fi対応 | |
| STL形式対応 | |
| サポート内容 | |
| 本体幅 | 210mm | 
| 本体奥行 | 210mm | 
| 本体高さ | 290mm | 
| 本体重量 | 3.0kg | 
| 3DBenchy:船尾の「#3DBenchy」の文字が判読できるか | 判読不能だが文字のような凹凸がある | 
| 3DBenchy:天板のトップラインの水平との差 | 0.6度 | 
| 3DBenchy:船尾の穴に旗を立てられる | |
| サポート付きの球:サポートを指で外せる | |
| サポート付きの球:球の下部が正しく成形される | |
| オーバーハングテストモデル:きれいに生成できているブリッジの数 | 0個 | 
| オーバーハングテストモデル:糸が引いていないか | |
| オーバーハングテストモデル:枝ができていないか | |
| オーバーハングテストモデル:サポートなしでブリッジが垂れずに成形できた角度 | 45度以上 | 
| オーバーハングテストモデル:円柱がいくつ外れるか | 0個 | 
マイベストではベストな家庭用3Dプリンターを「操作も準備も簡単。生活の邪魔にならず、放っておいても短時間できれいな作品ができる1台」と定義。
ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の家庭用3Dプリンター8商品を集め、以下の8個のポイントで徹底検証しました。
検証①:出力のスピード
検証②:仕上がりのきれいさ検証④:使い勝手の良さ
検証⑤:静かさ
検証⑥:外出時の安心感
検証⑦:作業の中断・再開のしやすさ
検証⑧:睡眠時の使いやすさ
今回検証した商品
出力がスピーディーな商品としてユーザーがとても満足できる基準を「小さいものなら数十分以内で終わる。失敗したりエラーが出たりしても、全体の作業時間が少なくすぐに対応できる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
「3DBenchy(参照:#3DBenchy)」と呼ばれるテストモデルが印刷開始から終了までにかかった時間を測定。50分以下を最高スコアとし、全体の作業時間が少ないものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。なお、レベリングやキャリブレーションが自動で行われる場合は、その時間は考慮していません。
仕上がりのきれいな商品としてユーザーがとても満足できる基準を「細いところも再現されており、手直しの必要がない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
準備のしやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「組み立てはすでに完了しており、レベリングともに技術は必要なく、説明書どおりに設定すれば問題が起こらない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
使い勝手の良い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「どのOSでも使用でき、付属の説明書やサイトを見れば、セッティングを自分ひとりで行える。データの調整も行いやすく、設定の変更も楽な商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
静かな商品としてユーザーがとても満足できる基準を「隣の部屋で稼動していれば、就寝時も音が気にならない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
本体の正面から0.5mの位置で稼動中の騒音値を収音・測定。周波数も同時に測定し、騒音のタイプを評価しています。40dB以下を最高スコアとし、隣の部屋で稼動していれば、就寝時も音が気にならないものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
外出時に安心できる商品としてユーザーがとても満足できる基準を「外出中でもエラーや材料切れの心配がなく安心して稼動できる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
作業の中断・再開を行いやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「モデルの崩れやエラーに気づいた時にすぐに一時停止でき、再開が容易にできて崩れなども起こらない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
睡眠時に使いやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「睡眠中でも安心して稼動でき、においも気にならない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
このパートでは、熱溶解積層方式の家庭用3Dプリンターでよくある、フィラメントが出てこないことによるトラブルやエラーの解決方法を紹介します。まずは押し出し機能を使ってフィラメントが出るか確認しましょう。出る場合、レベリングがうまくいっておらず成形する面にノズルが引っかかっている可能性があります。この場合は再度レベリングをしましょう。
押し出し機能を使用してフィラメントが出ない場合、ノズルの中にフィラメントが詰まっているかもしれません。多くのノズルは六角レンチで取り外しが可能。ノズルの中身が3番の画像のような状態の場合はノズルを交換することでフィラメントが正常に出ることがあります。
再度レベリングを行ったりノズルを交換したりしてもフィラメントが正常に出てこない場合、フィラメントを押し出すエクストルーダーという機構の中でフィラメントが詰まっている場合があります。ノズルを取り外した状態で、別のフィラメントや付属の針金がエクストルーダーを通らない場合も、この詰まりに該当する可能性が高いでしょう。
エクストルーダーの詰まりに多いのは、中でフィラメントが折れているか、ノズルとチューブの隙間からフィラメントが漏れ出ているというケースです。この場合、エクストルーダーを分解して詰まっているフィラメントを除去したのち再稼動させることで、詰まりが解消される場合があります。
エクストルーダーの分解に自信がない場合はメーカーに問い合わせたり、エクストルーダーの買い替えを検討したりしてもよいでしょう。また、上記の対応をしても詰まりが解消されない場合はメーカーに問い合わせた方がよいといえます。

最初はそんなに気にならなかったのに、徐々に糸を引くようになることがあります。このような場合、ノズルではなくフィラメントの問題かもしれません。
フィラメントはとても湿気に弱いといえます。湿気を吸うと、ポキポキ折れたり、糸を引きやすくなったりするので造形が崩れやすくなる要因に。保管する際は乾燥剤を入れたチャックつき袋に入れておきましょう。
このパートでは光造形方式の家庭用3Dプリンターでうまく成形できない場合の解決方法をいくつか紹介します。まずはUVライトが正常につくか確認しましょう。光がついていない場合はメーカーに問い合わせが必要です。
レジンを入れる器を「バット」、造形されたものが定着するべき面を「プラットフォーム」といいますが、バットやプラットフォームに保護フィルムの剥がし忘れがないか、あわせてチェックしましょう。
次に、レジンのバットの中に前の製作での生成物が張り付いていないか確認しましょう。また念のため、ゴムやプラスチックの柔らかい素材のヘラでフィルムを掃除することがおすすめです。
また、プラットフォームにモデルが定着しないという問題が起きることがあります。例えば全くレジンが固まっていないような場合、レジンが冷たすぎるということも。湯煎などでレジンを少し温めましょう。この際、水が混入しないよう注意してください。
成形はできているがバットの方に定着している場合には、レベリングを説明書どおりに再度実行しましょう。プラットフォームに定着しない場合もレベリングが適切でないということも考えられます。失敗した造形物を見て、1層目が厚い場合はプラットフォームとの間が空きすぎているかもしれません。もう一度レベリングをしましょう。造形物が傾いたり歪んだりしている場合もこの調整は有効です。
一層目が薄すぎる場合は、プラットフォームとバットとの距離が近すぎることが原因として考えられるほか、初期露光時間が短いことも考えられます。初期露光時間を増やしたり、レイヤーを増やしたりして試しましょう。
熱溶解積層方式の場合、一見完成しているように見えますが印刷直後は熱を帯びており、まだ完全には固まっていないため、冷めるまで少し置いておきましょう。冷まさずシートから剥がそうとするとシートに貼りついている面に引っ張られて造形が歪むおそれがあります。
光造形方式の場合は、二次硬化という作業が必要。完成してすぐは柔らかいので傷をつけないように気をつけながら、余分なレジンを洗い流します。洗い流したあと十分に乾いたのを確認したら、再び日光やUVライトに当てて固めましょう。
二次硬化をすることでレジンがより強く固まります。内側に空洞が多い場合は、ペン型のUVライトなどを使用して内部まで硬化させましょう。
また、余った材料は普通のゴミとは一緒に廃棄できない場合があります。フィラメントは可燃ゴミとして捨てられる自治体もありますが、UVレジンはしっかり硬化させてから不燃ゴミに出しましょう。
1位: Bambu Lab|Bambu Lab A1 mini 3D プリンター
2位: APPLE TREE|FLASHFORGE|Adventurer5M Pro|FFA-105M
3位: Creality| Ender-3 V3 SE
3位: Creality|K1 FDM 3Dプリンター
5位: Anker|Anker|AnkerMake M5|V81115C1
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
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