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SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500を徹底レビュー?実際に使ってわかったメリット・デメリットは?

高音質で充電の持ちもよいと評判の完全ワイヤレスイヤホン、SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500。ネット上の口コミでは、専用アプリで音質をカスタマイズできる点も高く評価されています。しかし「フラットな低音で迫力が物足りない」「解像感のない荒っぽい音」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?

今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。

  • 音質
  • 連続再生時間
  • 利便性
  • 音のカスタマイズ性
  • 防水性能

さらに、人気のソニー WF-1000XM5やWF-C700Nなどの完全ワイヤレスイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、完全ワイヤレスイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
2024年02月14日更新
原豪士(Goshi Hara)
ガイド
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当
原豪士(Goshi Hara)

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。

原豪士(Goshi Hara)のプロフィール
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本コンテンツに記載の検証結果は2024年02月までの情報です

目次

【結論】音にこだわる人におすすめ!立体音響技術搭載でハキハキとしたサウンド。音のカスタマイズ性も高い

SONY
完全ワイヤレスイヤホンWF-C500

7,190円

完全ワイヤレスイヤホン

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500は、音にこだわる人におすすめです。比較したほとんどの商品が空間オーディオに非対応だったなか、独自の立体音響技術360 Reality Audioに対応しています。実際に着用してJ-POPやジャズを視聴すると、各音域の輪郭がくっきりとしたクリアな音質でした。口コミには「解像感のない荒っぽい音」とありましたが、後継モデルのWF-C700Nに比べてハキハキとしたサウンドで、ギターのカッティングやドラムのハイアットなどが歯切れよく聴こえます。

4万円を超える上位モデルのWF-1000XM5に比べて低音はやや軽く、口コミに「フラットな低音で迫力が物足りない」とあったとおりではありました。しかしほかの音域とうまく調和しており、バランスは良好。低音によって曲の土台がしっかり支えられ、ボーカルや中高音域は伸びやかに響きます。埋もれがちな細かな音も聴き取りやすく、モニターからも「原曲がそのまま耳に届く感じ」と好評でした。

そのまま使用しても十分高音質といえるレベルであるうえに、音のカスタマイズ性が高いのが魅力。専用アプリから8つのイコライザーを選択でき、低音から高音まで5バンドの強弱を自由に調整することも可能。自分好みのサウンドを追求できますよ。

イヤホン本体での連続再生時間は10時間と、比較した半数以上の商品が9時間以下だったなか長め。長時間つけっぱなしで過ごしたい人におすすめです。防水性能はIPX4で、多少の雨や汗には耐えられます。屋内外を問わずに使いやすいでしょう。ただしケース込みでの連続使用時間は20時間なので、頻繁に使うならこまめにケースを充電してくださいね。


利便性においては評価が伸び悩みました。ノイズキャンセリング機能がなく、マルチポイントにも非対応な点で後継モデルのWF-C700Nに一歩劣ります。しかしその分価格は執筆時点で税込10,450円と、数あるSONYの商品のなかでも比較的手に取りやすい価格帯。高音質なイヤホンで音楽を聴ければよいという人向きのアイテムです。

通勤・通学中や作業に集中したい人など、周囲が騒がしい環境での使用を想定している人はほかの商品もチェックしてみてくださいね、

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500とは?

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500とは?
SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500は、コンパクトで軽量なデザインが特徴です。安定した装着感を得られるよう、耳の複雑な凹凸に干渉しにくいエルゴノミック・サーフェース・デザインを採用しています。

マグネットを内蔵しているため、収納時にはイヤホンがケースに吸着され、自動的に正しい位置に収まるのも利点です。連続使用時間はケース込みで計20時間。10分の充電で1時間の再生が可能なクイック充電にも対応しています。


ソニーの独自開発技術DSEEを搭載し、圧縮音源で失われがちな高音域の音質もクリアに再現。さらに、360 Reality Audio認定モデルであり、全方位に広がる音から包み込まれるような音楽体験ができると謳っています。なお、詳細なスペックは以下のとおりです。

スペック一覧
  1. 価格|10,450円
  2. 発売日|2021年10月
  3. イヤホン形状|カナル型
  4. ドライバーユニット|5.8mm
  5. 対応コーデック|SBC・AAC
  6. Bluetoothバージョン|Bluetooth5.0
  7. 充電端子|USB Type-C
  8. 防水性能|IPX4相当
  9. 付属品|USBケーブル・保証書・取扱説明書
  10. カラー展開|アイスグリーン・コーラルオレンジ・ホワイト・ブラック

SONYのほかモデルとの違いは?

SONYのほかモデルとの違いは?
出典:amazon.co.jp
SONYはイヤホンだけでも数種類を取り扱っているため、どのイヤホンがどう違うのかわからずに購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。そこでWF-C500とは一味違った機能を搭載する、ほかの3モデルをご紹介します。

WF-C700NはWF-C500の後継モデルであり、ノイズキャンセリング機能を搭載しているのが最大の特徴。また、WF-SP700Nは2018年に発売したスポーツモデルで、装着性を高めるためのアークサポーターがついています。

音質にこだわるなら、WF-1000XM4も見逃せません。高性能なノイズキャンセリング機能を搭載し、高音質なハイレゾにも対応するハイエンドモデルです。各モデルの主要なスペックは以下のとおりなので、自分に合うものを探してみてくださいね。

WF-C700Nのスペック一覧
  1. 価格|16,500円
  2. 発売日|2023年4月
  3. 対応コーデック|SBC・AAC
  4. ドライバーユニット|5mm
  5. Bluetoothバージョン|Bluetooth5.2
  6. 連続使用時間(ケース込み)|20時間
  7. 防水性能|IPX4

WF-SP700Nのスペック一覧
  1. 発売日|2018年4月
  2. 対応コーデック|SBC・AAC
  3. ドライバーユニット|口径6mm(CCAWボイスコイル採用)
  4. Bluetoothバージョン|Bluetooth4.1
  5. 防水性能|IPX4相当

WF-1000XM4のスペック一覧
  1. 発売日|2021年6月
  2. 対応コーデック|SBC・AAC・LDAC
  3. ドライバーユニット|6mm
  4. Bluetoothバージョン|Bluetooth5.2
  5. 連続使用時間(ケース込み)|36時間
  6. 防水性能|IPX4相当

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500の使い方は?

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500の使い方は?
出典:amazon.co.jp
SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500は、Windows PCと簡単に接続できるSwift Pairと、Google Fast Pairに対応しています。使い方は簡単。イヤホンをペアリングモードにし、接続したいデバイスやWindows10のPCに近づけると、ポップアップが表示されます。そのポップアップをタップまたはクリックすればペアリングは完了です。

接続後は、イヤホン本体のボタンから主要な操作が可能に。左右のイヤホンそれぞれに機能が振り分けられています。操作方法の一覧は以下のとおりです。

イヤホン本体のボタン操作方法
  1. 音量上げ…左のイヤホンについたボタンを1回押す
  2. 音量下げ…左のイヤホンについたボタンを長押し
  3. 曲の再生と停止・通話の受話と終話…右のイヤホンについたボタンを1回押す
  4. 曲送り……右のイヤホンについたボタンを2回押す
  5. 曲戻し……右のイヤホンについたボタンを3回押す
  6. Siri・Google Appのボイスアシスタント……右のイヤホンについたボタンを長押し

さらに、SONY独自の専用アプリ「Headphones Connect」を使うとDSEEの有効・無効の切り替えや、耳の形やヘッドホンの特性の最適化が可能に。よりリアルな音楽体験を楽しめると謳っています。重低音量やイコライザー設定など、音質も自分好みに調整して楽しめますよ。

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

今回は、SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500を含む完全ワイヤレスイヤホン全46商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。

  1. 音質
  2. 連続再生時間
  3. 利便性
  4. 音のカスタマイズ性
  5. 防水性能

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500のメリットは7つ!

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500のメリットは7つ!

全46種類の完全ワイヤレスイヤホンを見比べたところ、SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500には7つのメリットがありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。

曲の土台を支えるようなクリアな低音が魅力!

曲の土台を支えるようなクリアな低音が魅力!
音の輪郭がくっきりとしたクリアなサウンドで、低音は非常に引き締まっているのが特徴的。ソニーの上位モデルWF-1000XM5に比べると低音がやや軽く、口コミに「フラットな低音で迫力が物足りない」とあったとおり、楽曲によっては音の厚みを感じにくいかもしれません。低音重視な人にはやや不向きですが、低音の鳴り自体は良好です。

ほかの音域とうまく調和しており、楽曲全体にまとまりが感じられます。実際に使用したモニターからも、「ドラムとベースの違いもちゃんと感じられた。バランスよく、心地のよい低音」といった声が多数あがりました。曲の土台を支えているような、存在感のある低音です。
原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当
原豪士(Goshi Hara)
引き締まった低音で、ベースラインやバスドラムをしっかりと聴き分けられるまとまりのある音です。低音としての厚みや迫力はないですが、低音自体の輪郭ははっきりとしているので、ほかの帯域に埋もれずにしっかりと低音を感じられます。

ボーカルが際立ち、埋もれがちな中音域の楽器もしっかり響く。ポップス向きのサウンド

ボーカルが際立ち、埋もれがちな中音域の楽器もしっかり響く。ポップス向きのサウンド
中音域はとくに存在感があり、ボーカルの細かな抑揚・強弱・伸びがしっかりと聴き取れました。細かな楽器の旋律やピアノの音色など、比較したほかの商品では埋もれがちだった音もきれいに表現され、耳に心地よく響きます。

1音1音が豊かで深みがあり、モニター10人中7人が中音の響きに高評価をつけました。モニターのなかには、「ボーカル特化のイヤホンという感じが強い。J-POP専用のイヤホンにしたいくらい」と絶賛する人もいたほどです。
原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当
原豪士(Goshi Hara)

ボーカルが一歩前に出ている感じで、声の輪郭や伸びを存分に楽しめる音作りです。一方で音の輪郭に寄っているので音の芯を感じづらく、女性ボーカルの裏声やコーラスが刺さることも。また、サ行やタ行といった歯擦音(しさつおん、歯の裏側に空気を当てて発音する音)が耳につきます。


気になる場合は、対応しているSONYのアプリ「Headphones Connect」のイコライザーで2.5k・6.3kを下げると聴きやすくなりますよ!

高音域の表現も十分。音がクリアで伸びもよく、聴き取りやすい

高音域の表現も十分。音がクリアで伸びもよく、聴き取りやすい
高音の表現力にも秀でています。トランペットやシンバルのような高音域をアピールする楽器の音色も、力強さとキレを絶妙に混在させており、高らかに響きました。比較したほかの商品では高音がシャリシャリとした軽い音に聴こえたり、低音にかき消されたりと聴き取りにくいものもあったなか、こちらは伸びがよく存在感があります。

一部モニターからは「高い部分が歪んで聴こえた」と指摘されたものの、耳にキンキンと響くような音ではなく、十分きれいなレベル。「シャキッとしていて聴きやすく、安定感のあるきれいな高音」といった声が大半でした。ほどよい高音域で聴き疲れしにくいといえるでしょう。
原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当
原豪士(Goshi Hara)

高い音域までしっかりと拾って鳴らす、高域の伸びとハリを意識したチューニングだと思います。ただ、ハイハットやシンバルといった金物の音・女性ボーカルが重なる部分では歪んでしまうことも。

低音・中音・高音のモニターレビューまとめ

以下では低音・中音・高音に対するモニターコメントをそれぞれまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

低音・中音・高音についてのモニターコメント
  1. 「低音は太く芯がある。ブワッと広がらずに、一直線に突き刺さるように鳴っている。細かなベースランやスラップもブレずに強くきれいに再現していて、ジャズに合う感じの楽しげな低音だと思った。音に芯があるので迫力はあるが、ボンボンと重く鳴るような低音ではない。曲によっては物足りなく感じるかも」
  2. 「歌声が第一に前に出てきている印象。それぞれのボーカルの声質を表現したうえで、さらに響きを重ねている感じ。楽器1つ1つに厚みがあるし、原曲のそのままを耳に届けている感じがよかった」
  3. 「硬すぎず柔らかすぎず、しっかり響きのついた音でクリア。細い刻みも表現がされているし、トランペットなどの硬くて耳にダイレクトに当たりやすい音がマイルドになっていてよい。CDで流れるそのままを忠実に再現している感じ。それ以上もそれ以下もない感じがしたのでとても満足にはしなかった」
コメントは一部抜粋

音の輪郭がはっきりとした小気味よいサウンド。アコースティックを視聴したい人におすすめ

音の輪郭がはっきりとした小気味よいサウンド。アコースティックを視聴したい人におすすめ
解像度の高さも申し分なく、全体的にクリアで聴き取りやすいサウンド。後継モデルのWF-C700Nに比べてハキハキとしており、それぞれの楽器やボーカルが鮮明に聴こえます。ギターのカッティングやドラムのハイハットの音色は歯切れがよく、「解像感のない荒っぽい音」との口コミには反する結果です。

音が多重に重なる部分では若干音が混じって潰れて聴こえましたが、違和感があるほどではありません。モニターからも「どの曲を聴いても音色がクリアで聴きやすい印象。楽器の構成がシンプルな箇所でははっきりと音を聴き取れる」との声があがっており、満足度は高めでした。

1音1音が粒立ち、音に包み込まれるような感覚があった上位モデルのWF-1000XM5ほどではないものの、解像度・臨場感ともに十分。各音域がしっかり表現されているため楽曲全体に厚みが感じられ、迫力と臨場感があります。モニターからは、「ボーカルの声に広がりがあり、全体的に雄大で重厚感があった」との意見もあがりました。
原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当
原豪士(Goshi Hara)

音数が多い曲だと歪んで聴こえてしまうことがあるので、音数の少ないシンプルな歌ものやアコースティック楽曲にぴったりなイヤホンです。ボーカルをとくにクリアに聴きたい人や高域の伸びを重視する人にもおすすめ。

解像度・臨場感のモニターレビューまとめ

以下では解像度・臨場感に対するモニターコメントもまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

解像度・臨場感に対するモニターコメント
  1. 「どの曲を聴いても音色がクリアで聴きやすい印象はあるが、1音1音の解像度という観点では惜しいと感じた。楽器の構成がシンプルな箇所でははっきりと音を聴き取れるが、音が幾重にも重なる箇所では、ふんわりと混ざり合って聴き分けしづらい」
  2. 「音が分厚くはっきりと聴こえるので、全体的に迫力があり臨場感を感じる。音の強弱もあり、繊細な部分は小さく、盛り上がる部分は大きく聴こえる。だが、音同士の距離が近いのか、音の広がり方は部屋の中という感じ。外でライブをしているような空間の広さは感じられないが、音に迫力があるので臨場感は十分だと感じた」
コメントは一部抜粋

連続再生時間は10時間と長め。つけっぱなしで長時間過ごしたい人におすすめ

連続再生時間は10時間と長め。つけっぱなしで長時間過ごしたい人におすすめ

連続再生時間はイヤホン単体で10時間と長く、長時間つけっぱなしで過ごしたい人におすすめです。比較した半数以上の商品が、イヤホン単体での連続再生時間は9時間以下で、なかには5時間程度のものもありました。こちらはこまめに充電する手間がかからないので、長時間勉強や仕事に集中しやすいでしょう。

立体音響技術に対応し、アプリから音のカスタマイズも可能

立体音響技術に対応し、アプリから音のカスタマイズも可能
音のカスタマイズ性が高いため、音質にこだわる人にも魅力的なアイテムです。専用アプリを使えば、イコライザーは8つから選択可能。さらに、低音から高音まで5バンドの強弱を自由に調整できるため、自分好みのサウンドを追求できます。

比較した全商品の約7割が空間オーディオに非対応だったなか、ソニー独自の立体音響技術「360 Reality Audio」に対応しているのも特徴的です。イヤホンが自動で音調整するパーソナライズ機能はないものの、音のカスタマイズ性は非常に高く、後継モデルのWF-C700Nと比べても遜色ありません。
原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当
原豪士(Goshi Hara)

上記でも書きましたが、イコライザーのバンドをいじるだけで音の印象が結構変わります。ベースの量感を増やすCLEARBASSをあげるだけで物足りなかった低音が補完され、高域を下げると刺さりが減って聴こえやすくなることも。好みに合わせて音を変えてみてくださいね。

防水性能IPX4対応。多少の雨や汗に耐えられ、屋外でも使いやすい

防水性能IPX4対応。多少の雨や汗に耐えられ、屋外でも使いやすい
防水性能はIPX4と、多少の雨や汗には耐えられる仕様です。比較した全商品の約半数がこちらと同じくIPX4でしたが、本商品も例に漏れず、水濡れによる故障の心配は少ないアイテムといえます。

スポーツやジムでのトレーニングなど、汗をかくときにも使いやすいでしょう。屋内外を問わずさまざまなシーンで使えます。ただし過度な水濡れには懸念があるので、濡れたあとはしっかり拭き取るようにしてくださいね。

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500のデメリットは2つ!

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500にはたくさんのメリットがある反面、デメリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。

ケース込みでの連続使用時間は20時間と短め。こまめな充電が必要

ケース込みでの連続使用時間は20時間と短め。こまめな充電が必要
SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500は、ケース込みでの連続使用時間が20時間です。比較した全商品の約3割が30時間以上だったことを考えると、連続使用時間が長いとはいえません。

頻繁に使う人の場合、1~2日に1回はケースへの充電が必要になり、手間に感じる可能性があります。1日あたり何時間くらい使うかを考えたうえで検討しましょう。

利便性はいまひとつ。作業に集中したい人や複数台と接続したい人には物足りない可能性がある

利便性はいまひとつ。作業に集中したい人や複数台と接続したい人には物足りない可能性がある
基本機能はきちんと備えているものの、利便性はいまひとつです。比較したWF-C700Nを含め、全商品の半数以上が搭載していたノイズキャンセリング機能はなく、マルチポイントにも非対応。外音取り込み機能もないため、周囲の雑音が気になる環境では使いにくく、複数台のデバイスと接続したい人にも物足りない可能性があります。

着脱検知にも対応していないため、耳から外すときには都度操作が必要です。通勤・通学中に使いたい人や、作業に集中したい人にはやや使いづらいでしょう。なお、チェックした機能の一覧は以下のとおりです。

  1. イヤホン本体のボタンで再生・停止が行える|◯
  2. イヤホン本体のボタンで音量調整が行える|◯
  3. イヤホン本体のボタンで曲のスキップ操作が行える|◯
  4. 着脱検知|×
  5. ノイズキャンセリング機能|×
  6. 外音取り込み|◯
  7. イヤホン本体のボタンでNC・外音取り込みの切替が行える|×
  8. マルチポイント(同時に複数台の危機と接続する機能)|×
  9. ペアリング|◯(Fast Pair)

イヤホン本体のボタンで音楽の再生停止・音量調整・次の曲へのスキップ操作が行えます。簡単にペアリングするGoogle Fast Pairにも対応しており、特別機能面に劣るわけではありません。多機能さを求めないのであれば、音楽視聴を楽しむうえで不便には感じないでしょう。
原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当
原豪士(Goshi Hara)

SONYの中でも安いモデルなので、機能性は削ぎ落とされている印象です。通勤通学や人混み、作業に集中したいときに便利なノイキャンは非搭載。ノイキャンがマストでほしい人にはおすすめできません。


しかしイヤーピースをワンサイズ大きいものにする、別売りのフォームタイプに変更するといった工夫で遮音性の向上は図れるので、気になる人は試してみてくださいね。

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    7,190円

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SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500が向いていない人におすすめの完全ワイヤレスイヤホンは?

ここでは、SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500のデメリットをカバーする商品を2つご紹介します。購入を迷っている人はぜひ比較して検討してみてくださいね。

音質だけでなく利便性も妥協したくないなら、SONYのWF-1000XM5をチェック

音質だけでなく利便性も妥協したくないなら、SONYのWF-1000XM5をチェック
SONYのWF-1000XM5は執筆時点で税込41,800円と高価格帯ですが、音質でも利便性でもSONY WF-C500を上回るアイテムです。どの帯域もバランスよく響き、音に包み込まれるような立体感があります。

音のカスタマイズ性も高く、アプリからのイコライザー選択や、5バンドのイコライザー調節に対応。加えて、自分好みの音質を直感的に選択する「ファインド・ユア・イコライザー」に対応しているのが特徴的。自分好みのサウンドを見つけやすいでしょう。

連続再生時間はイヤホンのみで12時間・ケース込みで36時間と、充電を気にせずに1日中使える性能を備えています。ノイズキャンセリング・マルチポイント・着脱検知にも対応しており、機能面でも隙がありません。予算に余裕があるなら、ぜひチェックしてみてください。

ロックなどを迫力あるサウンドで楽しみたいなら、DENONのPerL Pro True Wireless Earbudsがぴったり

ロックなどを迫力あるサウンドで楽しみたいなら、DENONのPerL Pro True Wireless Earbudsがぴったり

DENONのPerL Pro True Wireless Earbudsは、SONY WF-C500ではやや控えめだった低音に迫力がありました。独自技術の「Masimo AAT」を搭載しており、個人に最適化された聴こえ方を実現すると謳うモデル。実際にモニターがパーソナライズしたところ、パーソナライズ前には聴こえづらかったところが、解像度と臨場感のある豊かなサウンドに変化しました。

1音1音が際立って聴こえ、どの帯域もハキハキとしています。ライブを体験しているかのような迫力を味わえるでしょう。自由調節型のイコライザーにも対応しているので、どんなジャンルでも高音質に楽しめるイヤホンといえます。

利便性も申し分なく、ノイズキャンセリング・着脱検知に対応。連続使用時間はイヤホンのみで8時間、ケース込みで24時間と長いため、長時間の使用にも適しています。

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500はどこで買える?

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500はどこで買える?
出典:sony.jp
SONY ワイヤレスステレオヘッドセット WF-C500は、ビックカメラ・ヨドバシカメラ・ヤマダ電機などの家電量販店で販売されています。実物を見てから購入するか決めたい人は、お近くの店舗に在庫があるか問い合わせてみましょう。

ネットショッピングしたい人は、公式オンラインサイトであるソニーストアをチェック。価格は執筆時点で税込10,450円で、3年間のメーカー保証がついています。

楽天市場・Yahoo!ショッピング・AmazonといったECサイトでも販売中。ポイントなどを使って購入したい人は、お得に買えるところをリサーチしてみてくださいね。

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