「深みのある低音と迫力のサウンドを実現した」と謳う完全ワイヤレスイヤホン、Anker Soundcore P40i A3955N。「1日中使える」「マルチポイントが便利」と評判です。その一方、「ノイキャンはいまいち」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の完全ワイヤレスイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、完全ワイヤレスイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Anker Soundcore P40i A3955Nは、長時間再生できる低価格モデルを探している人におすすめです。イヤホン単体だと最大12時間、充電ケース込みだと最大60時間とバッテリー持ちは申し分なし。比較したなかにはイヤホン単体だと5時間程度しか使えない商品もありましたが、こちらは「1日中使える」という口コミどおりです。充電する手間を減らしたい人にも向いています。
使い勝手も上々。ペアリングアシスト機能を搭載しているうえ、「マルチポイントが便利」という口コミがあるように同時に2台の機器と接続できます。防水性能はIPX5なので、雨の日にも使いやすいでしょう。「ノイキャンはいまいち」との口コミに反し、実際にノイズをどのくらい抑えられるか測定したおところ、電車の走行音や突然の物音などの騒音をしっかりカットできました。通勤・通学中のお供にもぴったりです。
専用アプリには、自分好みに音をカスタムできるパーソナライズ機能やイコライザー調節機能が充実していました。初心者でも設定しやすく、理想の音に近づけやすいでしょう。マイク性能もおおむね良好。実際にマイクを通した音声は、男女ともに明瞭に聴き取れました。一方で、マイクにノイズをのみを流すとあまり低減されなかったのは惜しいところ。会話が途切れたときに雑音が気になるかもしれません。
音質はかなり低音寄り。実際に聴いてみたところ、ベースやバスドラムの重低音が響き、ライブ感を楽しめました。一方、中音はのっぺりしていて埋もれがち。高音域も音の芯を感じにくく、シャリシャリ感が強調されていました。音のバランスがよいとはいえないため、人によっては聴き疲れする可能性が。「深みのある低音と迫力のサウンドを実現した」と謳っているように、低音を重視する人向きです。
価格は7,990円(※2024年12月時点・公式サイト参照)と手頃。比較したなかには3万円以上する商品も多々あったことを思うと、手を出しやすいでしょう。主要機能がそろっているうえにカスタマイズ性にも優れ、コスパのよい商品といえます。とはいえ、よりバランスのよい音質を求める人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
Anker Soundcore P40i A3955Nと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイの完全ワイヤレスイヤホンと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Anker Soundcore P40i A3955Nの購入を迷っている人はチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
Soundcoreは、モバイルバッテリーなどを製造・販売するハードウェアメーカーAnkerが手がけるオーディオブランドです。今回ご紹介するSoundcore P40i A3955Nは、2024年4月9日に発売したカナル型の完全ワイヤレスイヤホン。全世界で120万台以上の販売を記録した「Life P3」の次世代モデルです。手頃な価格ながら、ノイズキャンセリング性能やバッテリー性能にこだわって作られています。
コンパクトな充電ケースは手になじみやすい丸みのあるフォルムを採用し、開くとスマホスタンドとしても活躍。別売りのワイヤレス充電器を用意すれば、置くだけでサッと充電できますよ。ペアリング方法も簡単。充電ケースを開けると電源が入り、自動的にBluetoothペアリングモードに入ります。
前モデルの「Life P3」に比べてスティック部分の長さを約14%小さくし、耳元での主張を抑えたコンパクトなデザインに仕上げているのもポイント。カラーはオフホワイト・ブラック・ネイビー・パープルの全4色展開なので、好みに合わせて選びましょう。
Anker Soundcoreでは、2022年10⽉27⽇に発売したSoundcore Liberty 4という上位モデルもラインナップしています。3DオーディオやLDACのハイレゾ再生に対応し音質にこだわっているのが特徴。P40iが「深みのある低音と迫力のサウンドを実現した」と謳っているのに比較して、 Liberty 4は「細かなサウンドも明瞭に聞こえる繊細でリッチな音質」と謳っています。
心拍計測やストレスチェックなどのヘルスモニタリング機能を備えているのもポイントです。そのぶん値段も14,990円と高め(※2024年12月時点・公式サイト参照)ですが、予算に余裕がある人はチェックしてみてください。
今回はAnker Soundcore P40i A3955Nを含む、人気の完全ワイヤレスイヤホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
移動や仕事中などに長時間使いたい人はもちろん、充電する手間を減らしたい人にもぴったりです。10分で約5時間分充電できる短時間充電に対応しているのもうれしいポイント。夜に充電するのを忘れたとしても、朝起きてから準備している間にサッとチャージできますよ。
Androidデバイスと簡単に接続できるペアリングアシスト機能「Google Fast Pair」を採用しているうえ、同時に2台の機器と接続できるのも利点。「マルチポイントが便利」との口コミどおり、スマホで音楽鑑賞、PCでウェブ会議といった使い方をしてもスムーズに切り替えられます。低遅延モードもあり、ゲームや動画の音ズレも気になりにくいでしょう。
イヤホンはケースが浅く、取り出しもスムーズ。防水性能はIPX5で多少雨に濡れても故障する心配は少なめです。着脱を検知して自動でオーディオを一時停止する機能・聴覚補助機能・話しかけられると音量をコントロールする機能はありませんが、主要機能はそろっているので十分使いやすいといえます。
「ノイキャンはいまいち」という口コミに反し、ノイズキャンセリング性能の高さも十分です。ノイキャンをONにした状態でイヤホンをダミーヘッドマイクに装着し、左右に置いたスピーカーから流したノイズをどのくらい抑えられるか測定。すると、さまざまなノイズを低減できました。
なかでも1k〜4kHzの電車の高めの走行音は、27.3dBもカット。比較したなかには21dB程度と物足りない商品もありましたが、こちらは通勤・通学中でも音楽に没入できるでしょう。メーカー独自のウルトラノイズキャンセリング2.0技術によって、周囲の騒音を自動で調整する機能が功を奏したといえます。
ほかにも、大勢の人が喋っているざわざわとした音や自転車のベルの高音、急な物音といった雑音をしっかりカットできていました。なおかつ、電車のアナウンス音といった聞こえるべき音はカットしすぎません。救急車のサイレンの音は、500〜1kHzのサイレンの芯の音は聞こえづらかったものの、2k〜4kHzの高音はある程度耳に届きました。周囲の異変にも気づきやすいでしょう。
比較したなかにはプリセットがないものや3つ程度と少ない商品もありましたが、こちらは22個と豊富です。音楽のプロたちが推奨するイコライザー設定をそのまま使えるところも魅力的。初心者でも理想の音に近づけやすいでしょう。
アプリでは、ゲームモードのほかにムービーモードも選択可能。ムービーモードは空間オーディオに対応しているので、臨場感のある立体的なサウンドを楽しめますよ。
ノイズを流したうえで人の声をどのくらい認識できるか測定しても、男女問わず声をしっかり拾えていました。声のトーンや高さといった微細なニュアンスも表現されており、スムーズに通話できるでしょう。
一方で、マイクにノイズのみを流すとあまり低減されなかったため、会話が止まったときにこちら側(イヤホンをつけている話者側)の雑音が相手側にとって気になるかもしれません。
一方で、中音域は薄く、のっぺり気味。ハイハット・ボーカルなどによる高音域はある程度存在感があったものの、音の芯の部分が感じにくく、上澄みのシャリ感が強調されていました。比較したなかには低音から高音まで均一に鳴っている商品もありましたが、こちらはバランスがよいとはいえず。長時間使っていると聴き疲れする可能性があります。
低音がかなり前に出ているため、音の定位感もあと一歩。強すぎるくらい低音寄りなサウンドが好きな人や、ヒップホップ・ロックなどの楽曲を楽しみたい人向きといえます。
Anker Soundcore P40i A3955Nのデメリットはないのか確認したところ、とくに気になる点はありませんでした。音質のバランスは気になるものの、重低音メインの楽曲を楽しみたい人にはうってつけ。使いやすい機能がそろっているうえに値段も手頃なので、コスパを重視する人もこの機会に手に取ってみてくださいね。
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 12時間 |
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連続再生時間 (充電ケース込み) | 60時間 |
音の傾向 | 低音寄り、ライブ |
イヤホン形状 | カナル型 |
おすすめの音楽ジャンル | ヒップホップ、K-POP、ロック、J-POP |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
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対応コーデック | SBC、AAC |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
充電端子 | USB Type-C |
空間オーディオ機能 | |
外音取り込み機能 | |
自動パーソナライズ機能 | |
選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
急速充電対応 | |
AIアシスタント |
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Anker Soundcore P40i A3955Nは、公式オンラインショップやAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能。値段は7,990円(※2024年12月時点・公式サイト参照)です。装着感を調節できる専用イヤーピースも別売りしているのでチェックしてみてください。
また、ビックカメラやヤマダ電機といった家電量販店で取り扱っている場合もあります。実際に手に取ってみたい人は、公式サイトのショップリストから最寄りのお店を探してみましょう。
最後に、音質のバランスがよかった商品をご紹介します。
予算を上げられるなら、SONYのWF-1000XM5がおすすめ。高音は柔らかく、中音も抑揚などをしっかり表現できていました。低音は忠実で爆発力には欠けますが、幅広いジャンルの音楽を高い解像度で堪能できるでしょう。電車の高めの走行音を32dBも低減し、ノイキャン性能も申し分なし。着脱検知や話しかけられた際に音量を自動調整する機能も便利です。
予算が1万円以内の人は、EarFunのAir Pro 4をチェック。低価格帯ながら、ハイレゾ音源を高品質で楽しめるのが魅力です。実際に音質を確認すると、低音寄りだったものの中音にも芯があり、まとまり感がありました。IPX5相当の防水性能も備え、アウトドアシーンで使いたい人にもうってつけ。連続再生時間もケース込みで最大52時間と十分です。
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 12時間 |
---|---|
連続再生時間 (充電ケース込み) | 36時間 |
音の傾向 | クリアな音質、フラットな音質、楽器 |
イヤホン形状 | カナル型 |
おすすめの音楽ジャンル | クラシック、ジャズ、アニソン、ダンスミュージック、K-POP、ロック、J-POP |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC、 LDAC、 LC3 |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
再生周波数帯域 | 20Hz〜20kHz |
充電端子 | USB Type-C |
空間オーディオ機能 | |
外音取り込み機能 | |
自動パーソナライズ機能 | |
選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
急速充電対応 | |
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SONY WF-1000XM5を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 11時間 |
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連続再生時間 (充電ケース込み) | 52時間 |
音の傾向 | 低音寄り、ボーカル |
イヤホン形状 | カナル型 |
おすすめの音楽ジャンル | ロック、J-POP、男性ボーカル |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
---|---|
対応コーデック | SBC、aptX Adaptive、aptX Lossless、Qualcomm QCC3091チップLDAC、AAC |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
再生周波数帯域 | 2.402GHz~2.480GHz |
充電端子 | USB Type-C |
空間オーディオ機能 | |
外音取り込み機能 | |
自動パーソナライズ機能 | |
選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
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EarFun Air Pro 4を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
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