ソラチカ一般カードよりもさらに高還元率でマイルが貯まるANAカード、ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)。インターネット上では評判がよい一方で、「SFCの2枚持ちが面倒」といった気になる口コミも存在するため、申し込みを迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)の口コミや評判が本当か確かめるため、以下の6つの観点で検証を行いました。
さらに、ANA To Me CARD PASMO JCBやANA JCB カード(学生用)などのANAカードとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントをお得にマイルへ移行する方法も調査したので、ANAカード選びに迷っている人はぜひ参考にしてください。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)は、東京メトロと飛行機の両方をよく使う人におすすめです。東京メトロ1乗車ごとに平日は20ポイント・土日は40ポイントのメトロポイントが貯まるのが特徴。To Me CARD会員限定ポイントサービス加盟店でのPASMOを使うことでもメトロポイントが貯まり、どちらもソラチカ一般カードよりポイント付与率は高く設定されています。貯まったメトポは100P=90マイルでANAマイルへ移行できます。
豪華な空港サービス特典がついているのも、ゴールドカードならではです。国内主要空港のカードラウンジはもちろん、海外の空港ラウンジを優待価格で利用できるラウンジ・キーが付帯。ビジネスクラスカウンターでの優先搭乗もできるので、出張で飛行機によく乗る人やトランジット(乗り継ぎ)が多い人には便利でしょう。
ANA Payへのチャージでマイルを二重取りできるのも魅力です。マイル還元率は1.00%から1.10%にアップするので、ANA Payを活用すれば陸マイルも効率よく貯められますよ。ソラチカゴールドカードで貯まったメトポ・ANAマイル・Oki Dokiポイントは相互交換が可能。メトポ→ANAマイルなら、100ポイント→90マイルで交換できます。
フライトボーナスの加算率は25%、ANA航空券の購入では2.00%還元と年会費15,400円とのバランスは良好。空マイルの貯めやすさは、よく比較されるANA ワイドゴールドカードと同等です。とはいえ、年会費2,200円のANA一般カードと比べると、気軽に持てる金額とはいえません。
また、ソラチカカードはSFC(スーパーフライヤーズカード)に設定できないため、「SFCの2枚持ちが面倒」との口コミのように感じる可能性もあります。SFC修行を検討しているなら、ANA ワイドゴールドカードのようなSFCへ切り替え可能なANAカードも選択肢に。空港ラウンジ特典が不要なら、年会費の安いソラチカカードでマイル移行手数料を払うのもアリでしょう。
実際にANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)と比較検証を行ったなかで、総合評価1位を獲得したベストなANAカードと、各検証でNo.1を獲得したANAカードをピックアップしました。
ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
ジェーシービー
年会費無料でボーナスマイルもあり。29歳まで限定のANAカード
アメリカン・エキスプレス
プライオリティ・パスをお得に使いつつ、ANAマイルを無期限で貯めたい人にぴったり
ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(通称ソラチカゴールドカード)は、To Me CARD PASMOとANAカードにゴールドサービスを加えた1枚。メトロポイント(メトポ)・Oki Dokiポイント・ANAマイルの3種類のポイントが貯まります。
また、PASMOへのオートチャージができるのも、同カードシリーズならではの特徴のひとつです。ただし、モバイルpasmoへのオートチャージは、ポイント付与の対象外なので注意しましょう。
ソラチカゴールドカードの基本情報は以下のとおりです。
<基本情報>
今回はANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)を含む人気のANAカードを調査して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証の結果、ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)にはメリットが6つもあることがわかりました。空マイラー・陸マイラーともにマイルを貯めやすい1枚です。
ソラチカゴールドカードは、東京メトロを利用する人におすすめです。東京メトロに乗車すると、1乗車ごとに平日20ポイント・土日40ポイントのメトポ(メトロポイント)が貯まります。貯まったメトポは100P=90マイルでANAマイルへ移行可能です。
ほかにも、To Me CARD会員限定ポイントサービス加盟店でPASMOを使うとメトポが貯まります。クレジットカード支払いでの定期券の購入でも、JCBカードのポイント(Oki Dokiポイント)にメトポが加算される仕組みです。
定期券・企画券以外の区間が対象
ソラチカ一般カードでもメトポを貯められます。しかし、ソラチカ一般カードの乗車回数ポイントは平日5ポイント・土日15ポイントと、ソラチカゴールドカードに比べると少なめ。電子マネーポイントもソラチカゴールドカードの半分です。
定期券以外の区間でも東京メトロを頻繁に利用する人なら、ソラチカゴールドカードも視野に入れるとよいでしょう。
ANA Payへのチャージでマイルを二重取りできるのも魅力です。通常のマイル還元率は1.00%ですが、二重取りすることでマイル還元率が1.10%にアップ。日常の買い物でも高還元率が実現するため、陸マイラーなら活用しない手はありません。
一方、年会費が高いぶん、月の利用額によっては元を取り切れない可能性も。陸マイルだけで貯めるなら、ソラチカ一般カードのほうが使い勝手がよいでしょう。
ゴールドカードならではの空港での豪華なサービスも魅力のひとつです。国内主要空港のカードラウンジが無料で使えるうえ、海外の空港ラウンジが優待価格(1回US35ドル)で利用できるラウンジ・キーの特典が付帯します。
ビジネスクラスカウンターでの優先搭乗も可能。飛行機に乗る機会の多い空マイラーや、トランジット(乗り継ぎ)が多い人には、魅力的な特典といえます。そのほかの空港サービスの検証結果は、以下のとおりです。
世界1,500か所以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスはついていません。しかし、比較したANAゴールドカードにプライオリティ・パスが付帯するものはほとんどなく、あっても回数制限付きでした。プライオリティ・パスにこだわるなら、ANAプレミアムカードも検討しましょう。
ラウンジ・キーとプライオリティ・パスの違いは以下のコンテンツで解説しています。気になる人は、あわせて読んでくださいね。
空マイルも比較的貯まりやすいでしょう。フライトボーナスマイルの積算率は25%。積算率10%のカードが多いANA一般カードに比べると、1回のフライトでより効率よくマイルを貯められます。
ANA航空券購入時の還元率は2.00%にアップ。よく比較されるANA JCB ワイドゴールドカードと空マイルの貯めやすさは同じでした。
ちなみに、週1回〜月1回ペースで飛行機に乗る人ならANAプレミアムカードもおすすめ。年会費は77,000円と高額ですが、フライトマイルボーナスの積算率は50%とソラチカゴールドカードの2倍です。
1回の搭乗で一気にマイルが貯まるので、飛行機に乗る頻度が高い人なら年会費の元も取れるでしょう。
ANAマイル・メトポ・Oki Dokiポイントを相互交換できる点も便利です。クレジットカード利用で貯まったJCBカードのOki DokiポイントをANAマイルやメトポに手数料無料で移行できます。
<各ポイントの交換レート>
ソラチカ一般カードを含め、比較したANA一般カードの多くは還元率1.00%でマイル移行するのに年5,500円の移行手数料がかかります。その点、貯まったポイントを無料でマイルに移行できるのは魅力的です。
ちなみに、マイルへの交換レートが最も高いのはメトポ→ANAマイル。Oki Dokiポイントも一度メトポに交換してからマイルへ変えたほうがお得ですよ。Oki Dokiポイント→ANAマイルへ交換した場合と、Oki Dokiポイント→メトポ→ANAマイルへ交換した場合とでは以下のように異なります。
マイルの実質有効期限を2倍に延ばす裏技も使えます。ANAマイルの有効期限は3年ですが、Oki Dokiポイントのままギリギリまで温存してから移行すれば、最長6年維持できますよ。
<ポイントの有効期限>
付帯保険も充実。国内旅行保険・海外旅行保険が自動付帯しており、国内外でのショッピングにも保険がついています。
アメックスと提携したANAカードや一部のANAゴールドカードの付帯保険は、対象のクレジットカードで旅行代金を支払った場合にのみ適用される利用付帯でした。対するソラチカゴールドカードは、持っているだけで自動的に保険が適用されます。
付帯保険の保険金は以下のとおりです。
ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)にはデメリットが2つあります。陸マイルをコツコツ貯めたい人や、SFCへの切り替えを検討している人には不向きといえます。
年会費は15,400円と安くはありません。ANA ワイドゴールドカードと同じ金額設定ですが、初年度年会費無料のANA一般カードに比べると申し込みのハードルは高めといえます。
また、ソラチカゴールドカードには継続ボーナスマイルはあるものの、利用額に応じた翌年度の年会費免除や割引などはありません。空港ラウンジの利用にこだわらないなら、年会費2,200円(初年度無料)と安めのソラチカ一般カードも検討しましょう。
SFC(スーパーフライヤーズカード)のカードラインナップには、ソラチカカードが含まれていません。そのため、SFCへの切り替えは不可。SFCに申し込むのであれば、ソラチカゴールドカードと2枚持ちが必須です。
SFCとは、ANAの上級会員向けのANAカードのこと。ANAの会員サービス「プレミアムメンバーサービス」のダイヤモンドサービスメンバーまたは、プラチナサービスメンバーなどが対象です。SFC会員になると、優先チェックイン・優先搭乗・国内ホテルの優待などのサービスが受けられます。
対象のANAカードであればSFCに切り替えられるところ、ソラチカカードにはSFCの設定がないため新規での申し込みが必要です。「SFCの2枚持ちが面倒」という口コミもあるため、SFC修行を考えている人は慎重に検討しましょう。
年会費(税込) | 15,400円 |
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マイルへの移行手数料 | 0円 |
マイル還元率 | 1.00% |
新規入会後、10月15日までのカード利用額に応じて最大39,000マイル相当のポイントプレゼント
良い
気になる
オートチャージ可能な電子マネー | PASMO |
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空港免税店での割引率 | 10%OFF |
貯まるポイント | Oki Dokiポイント、ANAマイル、メトロポイント |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
海外ショッピング保険 | |
国内ショッピング保険 | |
ビジネスクラスカウンター利用可能 | |
ETCカード発行可能 | |
家族カード発行可能 | |
カード会社の空港ラウンジ利用可能 | |
ラウンジ・キー利用可能 | |
利用可能なANA /JALの空港ラウンジ | |
プライオリティ・パス | |
空港サービス | 手荷物宅配割引、クローク割引 |
同伴者無料で利用可能な空港ラウンジ | |
プライオリティ・パスの同伴者料金 | |
グルメ優待 | レストラン割引、チェーン店割引 |
ホテル優待 | 割引・優待価格 |
Apple Pay/Google Pay対応 | Apple Pay、Google Pay |
タッチ決済対応 | |
入会資格 | 20歳以上(学生不可) |
国際ブランド | JCB |
申込から発行にかかる期間 | 約2~3週間 |
本注釈においては事業者からの情報提供を含みます
ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)について、よくある質問への回答をまとめました。
ソラチカカードからゴールドへの切り替えは、JBCカード会員専用WEBサービス「MyJCB」で申し込めます。具体的な手順は以下のとおりです。
ゴールドカードに切り替えると、カード番号・有効期限・セキュリティコードが変わります。Apple Pay・Google Payや支払い用カードに登録している場合は、忘れずに変更しましょう。
なお、ソラチカカードからソラチカゴールドカードへ切り替える場合、新規入会キャンペーンは適用されません。
ソラチカゴールドカードの申込対象者は以下のとおりです。
<申込対象者>
一方、ソラチカ一般カードの年齢制限は18歳以上、学生でも申込可能です。配偶者に安定収入があれば専業主ふでも申し込めるため、ソラチカゴールドカードのほうが審査は厳しめといえます。
スマリボとは、国内・海外でのショッピング1回払い利用分を自動的にリボ払いにするサービスです。スマリボの登録は、会員専用WEBサービス「MyJCB」から手続き可能。自分のペースで支払いができるだけでなく、以下のような特典も受けられます。
<スマリボの特典>
1つめのキャッシュバックの条件は、スマリボに登録して年1回以上ショッピングを利用すること。キャッシュバック額はカードのランクと年会費により異なり、ソラチカゴールドカードを含む年会費5,000円以上のゴールドカードのキャッシュバック額は5,000円です。
ただし、入会初年度はキャッシュバック特典の対象になりません。また、スマリボの利用にはリボ金利手数料が発生する点にも注意しましょう。
メトロポイントはPASMOにチャージしたり、nanacoポイントへの交換も可能。ANAマイルへの移行以外の使い道は以下の3つです。
<マイル移行以外の使い道>
どれくらい貯めると何に使えるのかがわかると、ポイントやマイルを貯める際の目標になりますよね。
以下のコンテンツではOki Dokiポイント・ANAマイル、それぞれのお得な使い方を紹介しています。ソラチカゴールドカードの申し込みを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
最後に、ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)より年会費が安くて、マイルも貯めやすいANAカードをご紹介します。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)は、初年度の年会費が無料。翌年度以降も2,200円と安めで、年間5,500円の移行手数料を払えば1.00%の高還元率でANAマイルを貯められます。フライトボーナスマイルの積算率は10%と低めなので、東京メトロをよく利用する陸マイラーにおすすめです。
学生ANA JCB カード(学生用)は、コストをかけずにANAマイルを貯めたい学生にはうってつけ。年会費無料ながら、マイル還元率は1.00%と優秀です。さらに、航空券の購入時は還元率が2.00%にアップ。在学中に旅行や帰省で飛行機に乗る人は、ぜひ検討してくださいね。
年会費(税込) | 2,200円(初年度無料) |
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マイルへの移行手数料 | 5,500円 |
マイル還元率 | 0.50%/1.00%(移行手数料ありの場合) |
新規入会後、10月15日までのカード利用額に応じて最大18,000マイル相当のポイントプレゼント
良い
気になる
オートチャージ可能な電子マネー | PASMO |
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空港免税店での割引率 | 5%OFF |
貯まるポイント | Oki Dokiポイント、ANAマイル、メトロポイント |
国内旅行保険 | 自動付帯(航空機搭乗中・飛行場構内のみ) |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
海外ショッピング保険 | |
国内ショッピング保険 | |
ビジネスクラスカウンター利用可能 | |
ETCカード発行可能 | |
家族カード発行可能 | |
カード会社の空港ラウンジ利用可能 | |
ラウンジ・キー利用可能 | |
利用可能なANA /JALの空港ラウンジ | |
プライオリティ・パス | |
空港サービス | 手荷物宅配割引、クローク割引 |
同伴者無料で利用可能な空港ラウンジ | |
プライオリティ・パスの同伴者料金 | |
グルメ優待 | |
ホテル優待 | 割引・優待価格 |
Apple Pay/Google Pay対応 | Apple Pay、Google Pay |
タッチ決済対応 | |
入会資格 | 18歳以上(高校生不可) |
国際ブランド | JCB |
申込から発行にかかる期間 | 通常2週間程度 |
本注釈においては事業者からの情報提供を含みます
年会費(税込) | 無料(在学期間中) |
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マイルへの移行手数料 | 0円 |
マイル還元率 | 1.00% |
新規入会後、10月15日までのカード利用額に応じて、最大18,000マイル相当のポイントプレゼント
良い
気になる
オートチャージ可能な電子マネー | |
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空港免税店での割引率 | 5%OFF |
貯まるポイント | Oki Dokiポイント、ANAマイル |
国内旅行保険 | 自動付帯(航空機搭乗中・飛行場構内のみ) |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
海外ショッピング保険 | |
国内ショッピング保険 | |
ビジネスクラスカウンター利用可能 | |
ETCカード発行可能 | |
家族カード発行可能 | |
カード会社の空港ラウンジ利用可能 | |
ラウンジ・キー利用可能 | |
利用可能なANA /JALの空港ラウンジ | |
プライオリティ・パス | |
空港サービス | 手荷物宅配割引、クローク割引 |
同伴者無料で利用可能な空港ラウンジ | |
プライオリティ・パスの同伴者料金 | |
グルメ優待 | |
ホテル優待 | 割引・優待価格 |
Apple Pay/Google Pay対応 | Apple Pay、Google Pay |
タッチ決済対応 | |
入会資格 | 18歳以上(日本国内の大学、大学院、短大、専門学校、高専の4・5年生の方) |
国際ブランド | JCB |
申込から発行にかかる期間 | 通常2週間程度 |
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