ダイナースクラブカードは、ポイントを貯めていきたい人には不向き。年会費が24,200円と高く、利用額に応じたボーナスポイントや翌年からの割引・無料などの特典がありません。比較したなかには条件達成で年会費が無料になり、ボーナスポイントがもらえるゴールドカードも。ポイントで年会費の元を回収したい人には物足りないでしょう。還元率が0.40%と低く、ポイントが貯まりにくい点もデメリット。ほとんどのゴールドカードのポイント還元率が1.00%か0.50%だったため、「思ったよりポイントが貯まらない」との口コミにも納得です。セブン-イレブンやマツモトキヨシでは還元率が5倍になるため、積極的に活用しましょう。貯めたポイントはやや使いにくい印象。カードの支払いに充てたり他社ポイントに交換できたりしますが、1P=1円とは限らず、ポイントの価値が変動します。支払いへの充当やポイントの交換先によっては、ポイント還元率が0.40%以下になる場合も。使い道を事前に考えたうえで、申込むことをおすすめします。一方、ダイナースクラブならではの特典に魅力を感じる人にはおすすめ。「高めなレストランを年2回以上利用すれば元が取れる」との口コミのとおり、レストランのおすすめコース料理を2名以上で利用すれば、1名分が無料になります。ホテル優待も付帯しているため、外食や旅行でラグジュアリーな体験をしたい人には候補となるでしょう。海外空港ラウンジに入室できるプライオリティ・パスが、年10回まで無料で利用できるのもよい点。レストランやホテル・空港サービスを重視するなら、年会費が高くても利用する価値があります。日常使いでのポイントのお得さを優先する人は、年会費が安く、ボーナスポイントが付与されるほかのゴールドカードを検討してみてはいかがでしょうか。<おすすめな人>レストランやホテルで特別なサービスを受けたい人国内外の空港ラウンジで優雅に過ごしたい人<おすすめではない人>年会費の安さを重視する人ポイントを貯めて節約したい人
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは旅行用としては候補となるものの、コスパで選びたい人には向いていません。年会費は初年度は無料で2年目からは11,000円。セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードには、一部サービス内容は少なるものの、年1回以上使うと翌年度の年会費が無料になる年会費優遇型カードも発行されています。しかし、どちらのセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードでもポイント還元率は0.75%とやや低く、普段使いのお店でのポイントアップもありません。比較したなかには優待店で最大7.00%還元になるゴールドカードもあり、効率よくポイ活したい人には不向きです。交換先によって、ポイント還元率が0.75%未満になることも気になるところ。1ポイント=5円で交換できるポイント・ギフトカードもありますが、クレジットカードの支払いに充てると1ポイント=4.5円に下がります。比較した一部のゴールドカードのように利用額に応じてボーナスポイントがもらえるといった特典もなく、ポイ活が目的の人には物足りません。「旅行や出張によく行く人向けのメリットが多い」と口コミにあったように、旅行用としてはよいでしょう。世界1,400か所以上の空港ラウンジが使えるプライオリティ・パスに、優待年会費11,000円で登録できる点が魅力。通常は約70,000円(1ドル=150円計算)なので、海外旅行の際にラウンジを利用したいならお得です。比較したゴールドカードには、国内の主要空港のラウンジのみ使えるものも多くありました。国内外の旅行保険が付帯することも魅力的。ホテルやレジャーなどの優待も充実しており、星野リゾートへの宿泊は最大35%オフ、大手旅行会社のパッケージツアーは最大8%オフで予約できますよ。「メインで使うには旨味の少ないカード」との口コミが見られたように、効率よくポイントを貯めたい人には不向きですが、旅行関連の特典が利用できる点はうれしいところ。有効期限のない永久不滅ポイントが付与されるので、特典を利用しつつゆっくりポイントを貯められます。もっと高還元でポイントがもらえるカードがよい人は、ほかもチェックしてみましょう。<おすすめな人>旅行や出張で優待特典を利用したい人<おすすめできない人>コスパのよいゴールドカードを探している人ポイントを貯めてお得に利用したい人
CLUB-Aゴールドカードは、搭乗までの時間をゆったり過ごしたい空マイラーにおすすめです。国内空港のカードラウンジを利用できる点が、CLUB-Aカードからランクアップするメリット。提携ブランドにJCBカードを選べば、ラウンジ・キーで世界中の空港ラウンジへ入室できます。プラチナカードほどの年会費をかけずに、国内外のラウンジをお得に使いたい人にはうってつけの1枚です。フライトボーナスマイルの積算率は25%。普通カードの積算率は10%だったのに対し、1回の搭乗で一気にマイルを貯められます。航空券の購入でも最大3.00%還元されるうえ、入会搭乗ボーナス5,000マイル・毎年初回搭乗ボーナス2,000マイルなど充実したボーナスマイルも魅力的です。JALカードショッピングマイル・プレミアムには自動入会となるため、マイル還元率は1.00%。CLUB-Aカードは年会費4,950円が別途必要なところ、CLUB-Aゴールドカードなら年会費はかかりません。イオン・ファミリーマートなどの特約店ではマイルが2倍になり、「効率よくマイルが貯まる」という口コミの多さにもうなずけます。ただし、マイルの期限は3年と特別長くないため、有効期限切れには注意が必要です。使い切れない場合は、年会費に充当するのもアリですよ。「年会費が高い」という口コミどおり、1番安いブランドでも年会費17,600円と高額である点もネック。カード利用額が少ないと元を取れないため、陸マイルのみで貯めたい人にはおすすめできません。総じてCLUB-Aゴールドカードは、飛行機によく乗る人には有力候補になります。しかし、あまり飛行機を使わないなら、年会費の安いJAL普通カードやJALカードSuica 普通カードも検討しましょう。20代で搭乗の機会が多い人には、よりフライトボーナスマイルの積算率が高く、サクララウンジも使えるJAL CLUB EST CLUB-Aカードもおすすめですよ。<おすすめな人>出張や旅行で飛行機に乗る機会が多い人国内・海外の空港でラウンジを利用したい人<おすすめできない人>あまり飛行機に乗らない人毎月のカード利用額が少ない人
ライフカードゴールドはポイント還元率が0.75%と比較したなかでは高めでしたが、ボーナスポイントがなくコスパがよいとはいえません。年会費は11,000円と比較した多くのゴールドカードと同等ながら、年間利用額に応じてもらえるボーナスポイントはなし。比較したなかには年会費以上のボーナスポイントがもらえるものもあったことを考えると、こちらはやや元を取りづらいカードといえます。ゴールドカード特有の優待や割引が少ない点も要注意。比較したゴールドカードは空港のプライオリティパスが無料で利用できたり、ホテル割引ができたりと、何かしらの優待がついているものが多くありました、ライフカードゴールドの優待は、空港のカードラウンジ利用のみ。同伴者は有料であるうえ、ホテルやレストランの優待はつきません。「付帯サービスが劣化している」との口コミにも頷ける結果だったため、優待の豪華さ重視の人はほかを検討しましょう。ポイントの使いやすさもいまひとつの評価に。口座振替で現金にキャッシュバックできることは利点ですが、WEB上で交換する手間がかかります。比較したなかには加盟店でポイントをそのまま利用できるゴールドカードもありました。こちらは現金・ポイントなどに交換する必要があるうえ、交換レートがものによりさまざま。現金キャッシュバックの場合はポイント還元率が0.50%を下回る点も要注意です。一方で、ポイント還元率を計算すると0.75%と比較的高め。公共料金・コンビニ・ECサイトなども含めて利用金額1,000円につき1.5ポイントが貯まり、1ポイント=〜5円相当で活用できます。入会後1年間はポイントが1.5倍、2年目以降も利用額50万円以上であれば最大2倍にアップ。利用額が増えればポイント倍率もアップするので、お得に還元が受けられるでしょう。公共料金での還元率はより低いカードもあったので、要チェックです。海外・国内旅行保険が付帯していることも魅力。「海外旅行傷害保険が自動付帯が地味によい」の口コミどおり、海外旅行保険は利用料金を支払わなくても保険金が支払われる自動付帯です。比較したなかには、カード決済した場合のみ保険対象となる利用付帯のゴールドカードも多くありました。頻繁に海外旅行に頻繁に行く人には候補となるでしょう。総合的に見て、0.75%と高めの還元率は魅力的。2年目以降は利用額に応じたポイントアップが狙えるうえ、ポイントをキャッシュバックできることも特徴です。しかし、年会費が11,000円かかるわりにラウンジ・キーやプライオリティパスが使えず、レストランやホテルでの優待もありません。ボーナスポイント付与もないため、コスパ重視の人はほかのゴールドカードを検討してみてください。<おすすめの人>海外旅行保険が充実したカードを作りたい人<おすすめでない人>コスパのいいゴールドカードを選びたい人
アメリカン・エキスプレス ® ・ゴールド・プリファード・カード
アメリカン・エキスプレス ® ・ゴールド・プリファード・カードは特典は豪華ですが、年会費が高い点がネックです。比較したゴールドカードには年会費が5,000円以下のものもあったのに対し、こちらは39,600円と高額。貯めたポイントの使い道も限られており、ポイントでの支払いや電子マネーへのチャージはできません。交換先によってレートが異なる点にも注意が必要です。ポイント還元率は1.00%と高めです。比較した多くのゴールドカードと同水準ですが、対象加盟店なら100円につき3ポイントとより多く貯められます。Amazon・Yahoo!ショッピング・ヨドバシカメラなどが対象なので、うまく活用すればポイ活しやすいでしょう。ただし、利用額に応じたボーナスポイントの付与はありません。旅行や出張が多い人には向いています。比較したゴールドカードでは約1/4しか付いていない、世界1,400か国以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスが年2回まで無料。年間200万円以上利用すると、国内の対象ホテルが1泊2名分無料になる特典もあります。レストラン優待も充実しており、割引やキャッシュバックでお得に豪華食事を楽しめますよ。付帯保険を重視したい人にもよいでしょう。最大1億円まで補償される海外旅行保険、最大5,000万円まで補償される国内旅行保険が付帯します。そのほかにも、スマホの故障や盗難時に使える保険、旅行をキャンセルした際の保険なども付帯。特典や付帯保険をふまえると、「プラチナカード級のサービスが付帯されている」との口コミにも納得です。サービスや特典を重視する人には候補となりますが、ポイントでお得に利用したい人には向いていません。比較したゴールドカードには年会費の元を取りやすいカードもあったので、ほかもチェックしてみてはいかがでしょうか。<おすすめな人>旅行や出張時に空港サービスを利用したい人豪華なホテル特典を楽しみたい人<おすすめできない人>年会費の負担が少ないカードを選びたい人
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDは、年会費は安いものの、空港でのサービスはありません。比較したゴールドカードのなかで、唯一空港ラウンジが使えませんでした(※2025年3月時点)。海外の空港ラウンジが使えるプライオリティ・パスや、クローク・手荷物宅配といったサービスもないため、旅行用としたい人には不向きです。貯まったポイントの使い道が限定的なのもネックです。店舗やECサイトで使うには、他社のポイントに交換しないといけません。電子マネーへのチャージ、クレカ支払いへの充当も不可です。「ポイント有効期限が1年と短い」との口コミがあったようにポイントが12か月で失効するため、こまめに利用するようにしましょう。年会費は1,986円と安く、気軽に持てます。比較したゴールドカードには10,000円を超えるものも多く、費用負担を抑えたい人にぴったりです。ポイント還元率は通常1.00%、入会後6か月間は2.00%と高還元。年間の利用額に応じたボーナスポイントの付与はありませんが、公共料金や携帯料金の支払いでも1.00%分がポイントで還元されます。ホテル宿泊やレジャーの優待特典を利用できるのも魅力です。ゴールド会員限定の優待特典「Orico Club Off」では、国内約2万軒の宿泊施設が最大90%OFFになります。旅行代金をカード決済していることが条件となる利用付帯ですが、国内・海外ともに旅行傷害保険があるので万が一に備えたい人にもよいでしょう。年会費が安くポイント還元率が高いため、効率よくポイ活したい人にはぴったりです。しかし、旅行関連の優待特典はあるものの、空港で利用できるサービスがなく旅行用とするには物足りません。空港サービスの充実度も重視したい人は、ほかのゴールドカードもご検討ください。<おすすめな人>年会費の安さで選びたい人ポイント還元率の高さを重視する人<おすすめではない人>空港サービスを利用したい人ポイントの使い道が多いカードがよい人