カメラ用三脚のなかでも高性能な「カーボン三脚」。構図を細かく調整するのに役立ち、手ブレを抑えてきれいな写真を撮りたいときに便利なアイテムです。カーボン三脚はGITZO・マンフロット・SLIKなどさまざまなメーカーから発売されており、どれを選ぶべきか迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のカーボン三脚22商品を集め、3個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのカーボン三脚をランキング形式でご紹介します。
mybestが定義するベストなカーボン三脚は「確実にブレを抑えられて、操作が簡単な商品」。徹底検証してわかったカーボン三脚の本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。1996年に写真展を開催後、フリーの写真家となる。カメラ専門誌の撮影や執筆、企業広告、セミナー講師などで活動。自身の作品では海外や国内の街を撮影する。 公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。DGPイメージングアワード審査員。NHK文化センター講師。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
大切なカメラを載せ、ブレずにきれいな写真を撮影するために使う三脚には、安定性が非常に重要です。そこで実際にミラーレス一眼カメラと超望遠レンズを三脚に載せ、撮影中にカメラと三脚に衝撃を加えます。その写真を分析し、「ブレにくさ」と「ブレの収まりやすさ」の2つの観点から安定性を評価しました。検証条件は以下のとおりです。三脚を日本人の平均的な目線の高さである140cmに設定する(140cm未満のものは最大高まで伸ばす)使用カメラ(SONY α9・SEL100400GM)の総重量約2kg、手ブレ補正オフ、電子シャッターのみに設定し、2秒タイマーに設定のうえ、ケーブルレリーズでシャッターを切る焦点距離200mm、ISO100、シャッタースピード1秒、絞りF9に固定カメラに衝撃を与えるテストでは、カメラの底面に当たるよう、同じ距離から輪ゴムを弾き衝撃を与える三脚に衝撃を与えるテストでは、三脚の1段目の脚に当たるよう、同じ距離から輪ゴムを弾き衝撃を与える輪ゴムは1商品の検証が終わるたびに交換し、再利用しない
自分の思いどおりに操作ができる三脚を使用すれば、撮影がスムーズにすすみ写真の仕上がりもよくなるでしょう。そこで実際に一眼カメラを用いて下記の動作を行い、「脚の伸ばしやすさ」「脚の調整のしやすさ」「雲台を動かしたときのなめらかさ」「雲台のロックのしやすさ」の4つの観点から総合的な使いやすさを評価しました。三脚を最大高まで伸ばし、一眼カメラを載せる卓上に設置した被写体にカメラを正対させて、水平に固定するカメラを載せたまま雲台をパン・チルト方向に緩やかに振り、被写体に正対する位置まで戻して固定する
三脚のなかでも比較的軽量とされるカーボン三脚ですが、持ち運びに苦労しないものを選びたいですよね。そこで、実際に三脚の「重さ」「大きさ」「カメラバッグへの収納のしやすさ」を比較し、この3つの観点から総合的な持ち運びのしやすさを評価しました。それぞれの観点の評価基準は以下のとおりです。重さ:一般的な一眼レフ用三脚の重さである1.5kgより軽いか大きさ:一般的なリュックタイプのカメラバッグの高さに収まる45cm未満か上記の基準を満たすものを高評価としました。
すべての検証は
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
カーボン三脚は、一般的なアルミ製の三脚に比べると高価で、よりブレを伝えにくく軽量かつ堅牢な点がメリットです。
持ち運びも簡単なため、風景写真・山岳写真の撮影や大きな望遠レンズを使用する野鳥撮影にも好適です。ブレに強いうえに軽いカーボンパイプは三脚の脚には理想的な素材とされ、メンテナンス性も高いカーボン三脚が多く発売されています。よいものを長く使いたい人には、脚にカーボンパイプを使用したカーボン三脚がおすすめです。
ただし、カーボンパイプは規格化されていないので、メーカーによって品質が異なります。各カーボン三脚を実際に検証したこの記事を参考にして、ブレにくいしっかりした品質のものを選んでくださいね。
カーボン三脚を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
自分が撮りたい被写体や使用環境によって、カーボン三脚に対して求められるサイズ・安定性・操作性などが変わってきます。まずは、三脚を使用する環境や被写体にあわせて選びましょう。
風景や夜景など、ブレをしっかりと抑えるべき撮影を行う際には、つくりがしっかりしている中型三脚がおすすめです。
明確な定義があるわけではありませんが、全高170cm未満の三脚が中型三脚と呼ばれることが多く、ベーシックな構造でブレにも強く、一般的な撮影には十分な高さが確保されています。
また、カーボン素材は冷たくなりにくい特性があるため、オーロラ撮影や南極ツアーなどの寒冷地での使用にもおすすめです。
大きく重い一眼カメラや超望遠レンズを載せる場合には、大柄でかつパイプも太い大型三脚がおすすめです。カーボン三脚のなかでもよりねじれ剛性(左右の回転方向に抵抗する性質)が強い傾向のある大型三脚は、望遠レンズを上下左右に動かすことの多い野鳥や飛行機の撮影と相性がよいといえるでしょう。
明確な定義付けはありませんが、全高170cm以上のものがよく大型三脚と呼称されています。高さがあるため、柵・フェンス・背の高い草などを超えてカメラをセットでき、風景・夜景撮影にも活躍するでしょう。
また、重い一眼カメラを複数台載せる場合がある鉄道写真においても、剛性の高い大型カーボン三脚はおすすめ。アルミ三脚と比べて軽量なので、持ち運びもしやすいでしょう。
天体写真や星景写真にも、大型のカーボン三脚はおすすめです。太いカーボンパイプを使用したカーボン三脚はブレを非常に伝えにくいため、ブレに神経質にならないといけない撮影に適しています。
トラベルタイプのカーボン三脚は、脚が反転し、カメラを取り付ける部分(雲台)を包むように折りたたまれるので、縮長が短くなって持ち運びに便利。
また、カーボン素材を使うことで同サイズのアルミ三脚より20〜30%程度軽くなるので、旅行・登山・スナップ撮影など、少しでも荷物を小さく軽くしたいシーンにおすすめです。
なお、トラベル三脚については以下の記事でご紹介していますので、あわせて参考にしてください。
ファインダーやモニターを見ながら撮影を行う際に、目線の高さにカメラがないと使いづらく感じてしまいがち。そのため、三脚の高さはカメラが自分の目線の高さで固定できるものを選ぶようにしましょう。全高が低い三脚は橋の欄干や手すりを超えられず、撮影の自由度が失われる場合もあります。
一部のカーボン三脚には、安定性やブレにくさを重視してセンターポール(三脚中央にある上下に動くパイプ)がないものも。そういったものは高さの調整幅が狭いため、自分に合った全高かどうか事前にしっかりと確認しておきましょう。
また、三脚の「最低高」も確認しておくことをおすすめします。最低高とは、カメラを固定できる一番低い位置を示す値です。花や昆虫などのマクロ撮影や、地面スレスレのような低い位置からの撮影をするなら、最低高が低いものを選ぶとよいでしょう。
三脚を選ぶ際に、自分の目線の高さまで全高があるかどうかは使いやすさに関わる大事なポイントです。自分の思いどおりの写真を撮影するために、全高が十分にあるのかは事前に確認しておきましょう。
ブレのない写真を撮るためにも、三脚の安定性は非常に重要。注目すべきポイントをしっかりと確認しましょう。
一般的なカーボン三脚の段数は3〜5段なので、安定性と持ち運びのしやすさ、どちらを重要視するかで脚の段数を決めましょう。
段数が少ないものは堅牢でブレにくい一方、サイズが大きくなりがち。逆に段数が多いと小さく収納できますが、一番下の脚が細くなるためブレやすくなります。
脚の太さを表すパイプ径は、段数と同様に三脚の安定性に直結する大事なポイントです。持ち運びのしやすさを重視した三脚はどうしても脚の段数が多く一番下のパイプが細くなりますが、パイプが太いものを選んでおけばブレにくいでしょう。
望遠レンズを使う場合や花火・夜景などの撮影には、パイプ径25mm以上のものを選ぶとブレにくく安定します。
三脚はカメラ本体よりも買い替えの頻度が少ないものです。だからこそ、パイプが太く堅牢性に優れたものを選ぶとよいでしょう。また、今後そろえたい機材に合わせて選ぶのもおすすめです。
脚の高さを固定するロック部分は、大きく分けてレバーロック式とナットロック式があり、カーボン三脚においてはナットロック式がおすすめです。
ナットロック式はロックされているかひと目で判別しにくく、素早い操作には少しの慣れが必要。とはいえ増し締めもできるため固定力に優れており、かつ構造的にコンパクトというメリットがあります。自分で分解しメンテナンスできるものも多く、カーボン三脚のような長く使えるしっかりした三脚を探している人におすすめです。
レバーロック式は、ロック機構が大きくなりがちですがワンタッチで脚の固定ができるのがメリット。また、ロックされているかひと目でわかる点も特徴です。ただし、ロックが緩くなった場合や砂が入り込んだ場合はメーカーに修理を依頼する必要があります。
カメラをパンしたときのブレに関わるねじれ剛性は、ブレにくさにつながる注目すべきポイントです。脚同士をつなぐパーツの素材やロック部分、パイプの品質でねじれ剛性の高さは変わってきます。
三脚の脚を握って左右にひねった際にぐねぐねしないかどうか、購入前に確認するとよいでしょう。
なお、ねじれ剛性はスペック上に表記されているものではないため、実際のブレにくさに関しては、ぜひ下記の検証結果を参考にしてください。
プロ写真家の私も、三脚を選ぶ際には必ずねじれ剛性を確認しています。パイプの品質だけでねじれ剛性が決まるわけではなく、脚同士をつなぐ本体パーツの材質や構造も大切です。
三脚のセンターポールの下についているフックをエンドフックと呼び、これに荷物や重りを吊るすことで三脚の重量を増やして風によるブレの発生を減らすことが可能です。エンドフックがあるものを選んでおけば、風が強い場合にもブレを最小限に抑えられるでしょう。
なお、エンドフックに重りを吊るす場合は、三脚本体に対してさらに荷重が掛かることになるため、安定性を確保するためにもパイプ径の太いものを選んでおくとベター。
エンドフックがない三脚の場合には、ストーンバッグと呼ばれる別売りアクセサリーを取り付けて重りを載せることが可能です。
構図を決めたりカメラを微調整したりする際の、使いやすさに関わるポイントをご紹介します。撮影の邪魔をしない、快適に使用できる三脚を選びましょう。
雲台とは、三脚とカメラをつなぐ可動式のパーツのことで、三脚の使いやすさに直結する重要な部分です。
構造的にコンパクトな「自由雲台」は、持ち運びのしやすさやセットアップの速さを優先する場合や、カメラを手持ちしている感覚のまま構図を決めたい人におすすめ。
一方で、風景写真や商品写真を撮影するのであれば、角度の微調整が簡単な「3Way雲台」が使いやすくてよいでしょう。
雲台を固定しようとする際の構図のズレが少ないことや、雲台がスムーズに動き軽い力で締まることが撮影にとって大切です。脚部分だけでなく雲台にも注目して選びましょう。
脚のパイプの伸ばしやすさは、三脚のセットしやすさにつながるため注目すべきところです。パイプをスムーズに引き出せる三脚は、操作にストレスがなく、長く愛用できるでしょう。
また、脚ロック方式がナットロック式ならナットをひねる回転角が大きすぎないものは操作が楽なのでおすすめ。レバーロック式の場合は、軽い力でレバーを操作できるかどうかが重要です。
水準器とは、カメラ・雲台・三脚などが水平かどうかひと目でわかるパーツのこと。三脚や雲台に搭載されていれば、構図を決める際に素早く水平が確認できて便利です。
しかし、三脚に搭載されている水準器は精度が低い場合もあるので、水平を確実にとりたい場合は別売の外付け水準器や、カメラに内蔵されている電子水準器を活用するのがよいでしょう。
三脚のロック部分や雲台は、砂やゴミなどで傷みがち。せっかく買ったカーボン三脚を長持ちさせるために、定期的なメンテナンスが大切です。
修理依頼のしやすさやグリスの手に入りやすさ、各部の清掃対応など、アフターサービスや補修部品が充実しているかにも注目して、カーボン三脚を選んでみてください。
堅牢なカーボン三脚でも、決してメンテナンスフリーなわけではなく、長く使ううちにどうしてもメンテナンスが必要になる場合もあります。長く愛用するために、メーカーのサポートも確認して選びましょう。
カーボン三脚はさまざまなメーカーから販売されており、デザインや機能もそれぞれ異なります。それぞれの特徴も把握しておきましょう。
三脚業界のトップメーカーであるGITZO(ジッツオ)は、世界ではじめてカーボン三脚を発売したことでも有名です。コストによる制限を設けず、こだわり抜いた製品開発が特徴で、数多くのプロ写真家が愛用しています。
段ごとにカーボンの配合を変えた脚パイプや、ノアール・デコールという特殊塗装で耐久性・保護力を高めたマグネシウムパーツを用いており、堅牢性や耐久性に非常に優れた商品ラインナップが魅力です。
GITZOは本当に耐久性に優れており、プロ写真家には定番の三脚ですね。私もGITZOの三脚を愛用していますが、15年以上使い続けても壊れていません。
イタリア発祥の人気メーカーであるManfrottoは、アルミ三脚を多く販売していますが、手の届きやすい価格のカーボン三脚も取り扱っています。
イタリアらしい洗練されたデザインとカラーリングが魅力で、マンフロットの三脚は観光地や人気の撮影スポットで必ずといっていいほど見かける人気のメーカーです。操作性や堅牢性も評判で、幅広い年齢層に愛されています。
プロ向けの写真用三脚の製造からスタートした国内メーカーのSLIK(スリック)は、幅広い商品ラインナップと堅実な製品設計が人気の三脚メーカーです。
カーボン三脚は、小型なミラーレス一眼向けのモデルから全高2.5m以上となる超大型のものまでラインナップ。脚パイプ表面の研磨にまでこだわり、スムーズな操作性を追求しています。
国内メーカーとして人気の高いVelbon(ベルボン)は、独自開発した先進技術が魅力の三脚メーカーです。
画期的な脚ロック方式である独自のウルトラロックを採用し、トップクラスの伸縮比を実現したウルトレックシリーズは、トラベル三脚の定番となっています。
商品 | 画像 | おすすめ
スコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | ||||||||||||||||||||
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安定性 | 使いやすさ | 持ち運びのしやすさ | 一脚機能 | 耐荷重 | 三脚タイプ | 全高 | 全高(センターポール除く). | 縮長 | 重量 | 最低高 | 段数 | パイプ径 | ロック方式 | 雲台タイプ | パイプ素材 | 水準器搭載 | 三脚ケースあり | 石突の種類 | クイックリリースあり | エンドフックあり | |||||||
1 | GITZO トラベラー三脚GT1545T+雲台GH1382TQDキット|GK1545T82TQD | ![]() | 4.67 | 6位 | 堅牢・軽量・使いやすい!欠点のない理想的なカーボン三脚 | 4.68 | 4.79 | 4.29 | 10kg | トラベル三脚 | 163.5cm | 140.5cm | 42.5cm | 1.45kg | 32.4cm | 4段 | 25.3mm | ナットロック式 | 自由雲台 | カーボン | ゴム | ||||||
2 | BENRO ライノ カーボンファイバー三脚 2型4段|FRHN24CVX25 | ![]() | 4.59 | 8位 | 使いやすく堅牢性も十分。一脚にもなる多機能なカーボン三脚 | 4.65 | 4.75 | 3.93 | 18kg | トラベル三脚 | 168.5cm | 139.5cm | 49cm | 1.74kg | 48.5cm | 4段 | 28.6mm | ナットロック式 | 自由雲台 | カーボン | 2Way | ||||||
3 | ベルボン Velbon|小型トラベル三脚 UTC-63II AS | ![]() | 4.56 | 14位 | ブレに強く伸縮比トップ級。セットアップの速さも魅力的 | 4.68 | 4.43 | 4.29 | 4kg | トラベル三脚 | 152cm | 132.6cm | 35.7cm | 1.53kg | 27.3cm | 5段 | 30mm | ウルトラロック式 | 自由雲台 | カーボン | ゴム | ||||||
4 | マンフロット befreeアドバンス カーボンT三脚キット|MKBFRTC4-BH | ![]() | 4.52 | 1位 | 素早い振動吸収性とスムーズな操作が魅力。安定性も十分 | 4.54 | 4.50 | 4.47 | 8kg | トラベル三脚 | 150cm | 127cm | 41cm | 1.25kg | 41cm | 4段 | 21.7mm | ナットロック式 | 自由雲台 | カーボン | ゴム | ||||||
5 | Leofoto Leofoto|LO-284C+LH-36 Mr.Oシリーズ レベリングセンターポール搭載カーボン三脚 自由雲台セット|LO-284C+LH-36 | ![]() | 4.50 | 15位 | ブレにくく堅牢で安定性トップ。ただし軽くなく縮長は長め | 4.75 | 4.57 | 3.40 | 12kg | 中型三脚 | 162.3cm | 132.2cm | 56.3cm | 1.75kg | 17.8cm | 4段 | 28mm | ナットロック式 | 自由雲台 | カーボン | ゴム(付属:スパイク石突) | ||||||
6 | Leofoto Leofoto|LX-254CT+XB-32 アーバンLXシリーズ トラベラー三脚+雲台セット | ![]() | 4.44 | 7位 | 脚ロックの操作性は特筆もの。高精度の雲台も好印象 | 4.40 | 4.65 | 4.11 | 8kg | トラベル三脚 | 163cm | 137cm | 45cm | 1.41kg | 20cm | 4段 | 25mm | ナットロック式 | 自由雲台 | カーボン | 2Way | ||||||
7 | Leofoto Leofoto|LQ-284C+LH-36 ハイエンドカーボン三脚 Mr.Qシリーズ|LQ-284C+LH-36 | ![]() | 4.43 | 13位 | ブレにくく制振力に優れる。脚ロックも扱いやすくてよい | 4.54 | 4.61 | 3.57 | 10kg | 中型三脚 | 158cm | 129cm | 54cm | 1.62kg | 16cm | 4段 | 28mm | ナットロック式 | 自由雲台 | カーボン | 2Way | ||||||
8 | BENRO トータス カーボンファイバー三脚 2型4段|TTOR24CGX30 | ![]() | 4.41 | 9位 | 脚の操作性は特筆もの。ただし雲台の完全ロックはできない | 4.47 | 4.57 | 3.75 | 14kg | 中型三脚 | 129.5cm | 129.5cm | 54cm | 1.51kg | 19cm | 4段 | 28.6mm | ナットロック式 | 自由雲台 | カーボン | 2Way | ||||||
9 | スリック カーボンマスター733 | ![]() | 4.38 | 10位 | 脚の伸縮に引っかかりなし。高精度雲台で使いやすさ高評価 | 4.61 | 4.75 | 3.04 | 4kg | 大型三脚 | 180cm | 147.5cm | 70cm | 2.19kg | 36cm | 3段 | 25mm | ナットロック式 | 3Way雲台 | カーボン | 2Way | ||||||
9 | スリック システムカーボン 74 | ![]() | 4.38 | 16位 | 大きく重いが、安定性が高い。雲台・パイプは非常にスムーズ | 4.57 | 4.65 | 3.22 | 5kg | 大型三脚 | 176.5cm | 150cm | 62.5cm(センターポール式)、60.5cm(レベリングベース)、60cm(フラットベース) | 1.97kg(センターポール式)、1.96kg(レベリングベース)、1.83kg(フラットベース) | 46.5cm(センターポール式)、28cm(レベリングベース)、27.5cm(フラットベース) | 4段 | 25mm | ナットロック式 | 3Way雲台 | カーボン | ゴム(付属:スパイク石突) |
三脚タイプ | トラベル三脚 |
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全高 | 163.5cm |
縮長 | 42.5cm |
重量 | 1.45kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 25.3mm |
世界ではじめてカーボン三脚を発売したトップメーカー、GITZOの「トラベラー三脚GT1545T+雲台GH1382TQDキット」。その堅牢性から数多くのプロ写真家に愛され続け、写真家憧れの三脚として人気を博している商品です。
今回検証したカーボン三脚のなかで最も使いやすい三脚であり、脚の伸縮のスムーズさ・雲台の操作のしやすさは特筆すべきもの。脚も雲台も非常になめらかに動き、ロックする際も軽い力で確実な操作が可能でした。各ノブに使われるラバーは柔らかく非常に使いやすい印象です。
安定性の検証においては、とくにブレにくい三脚のひとつという評価になりました。カメラに衝撃を与えた際はもちろん、脚に衝撃を与えた際にもほとんどブレがなく、振動吸収性も極めて優秀です。
一般的なカーボン三脚よりコンパクトかつ軽量で、本体も細いためカメラバッグ脇にも楽に仕舞えました。すべての検証において高評価であり、優秀な三脚を探している人に強くおすすめできるカーボン三脚です。
一脚機能 | |
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耐荷重 | 10kg |
全高(センターポール除く). | 140.5cm |
最低高 | 32.4cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
ジッツオ GT1545T+雲台GH1382TQDキットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
三脚タイプ | トラベル三脚 |
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全高 | 168.5cm |
縮長 | 49cm |
重量 | 1.74kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 28.6mm |
世界的に人気の高い三脚メーカー、BENROの「ライノ カーボンファイバー三脚 2型4段」。2022年3月発売の動物をモチーフとした三脚「ZOOシリーズ」のなかではベーシックな設計で、持ち運びやすさや機能性にこだわったモデルといえます。
安定性は非常に高く、カメラに衝撃を与えた際にはブレがほとんどありませんでした。脚に衝撃を与えた際にはブレたものの、解像感を大きく損なうほどではありません。ブレも比較的早く収まっている印象があり、堅牢性・安定性に不足は感じないでしょう。
脚パイプはとてもスムーズに伸縮し、脚ロックも素早く操作できます。脚ロックには柔らかい素材が使われており、手に馴染む印象です。加えて、雲台もなめらかに動き、ズレもなく使いやすいと感じました。
トラベルタイプの三脚で、持ち運ぶ際にコンパクト。ほかのトラベル三脚よりやや重めですが、三脚全体で見ると軽量です。
開脚角度の調整もしやすく、脚は一脚としても使えるよう分離する構造。総合的に使いやすい三脚で、ブレにくさも十分です。コストパフォーマンスがよく、ある程度しっかりしたカーボン三脚がほしい人に適しています。
一脚機能 | |
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耐荷重 | 18kg |
全高(センターポール除く). | 139.5cm |
最低高 | 48.5cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
BENRO ライノ カーボンファイバー三脚 2型4段 FRHN24CVX25をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
三脚タイプ | トラベル三脚 |
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全高 | 152cm |
縮長 | 35.7cm |
重量 | 1.53kg |
段数 | 5段 |
パイプ径 | 30mm |
独創的な技術開発で三脚業界のパイオニア的な存在である、ベルボンの「UTC-63II AS」。ベルボン独自の脚ロック方式であるウルトラロックを採用し優れた伸縮比を持つ、人気の高いトラベルカーボン三脚です。
カメラ・脚に衝撃を与えてもブレがほとんど目立たず、非常に高い安定性がありました。また、ブレが収まるまでの時間も短く、さまざまな撮影環境で活躍するでしょう。
付属の雲台が高品質で、動作に引っかかりを感じる場面はなかったうえ、雲台固定時の構図のズレもほぼ見られません。ウルトラロック方式の脚のため、高さの微調整は若干慣れを必要としますが、脚を伸ばす場合はスピーディです。
縮長がとても短いため、さまざまなカメラバッグにフィットするでしょう。ブレにくさも持ち運びのしやすさも両方重視したい人におすすめのカーボン三脚です。
一脚機能 | |
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耐荷重 | 4kg |
全高(センターポール除く). | 132.6cm |
最低高 | 27.3cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
UTC-63II ASをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
三脚タイプ | トラベル三脚 |
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全高 | 150cm |
縮長 | 41cm |
重量 | 1.25kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 21.7mm |
イタリアで創業した、世界最大級の総合写真機器メーカーであるマンフロットの「befreeアドバンス カーボンT三脚キット」。洗練されたデザインと、多くの写真家に愛されてきた確かな品質で、市場の定番となっている商品です。
安定性の検証では、必要十分なブレにくさを示していました。衝撃が加わっても比較的ブレを抑えられており、加えて素早く衝撃を吸収していたため、実際の撮影現場でブレる心配は少ないでしょう。
脚や雲台においてもスムーズに操作ができ、引っかかりはあまり感じませんでした。唯一センターポールに引っかかりがありましたが、実際の撮影では大きな問題とはならないでしょう。
軽量・コンパクトなうえ、三脚ケースは非常に使いやすいものが付属しています。本体直径は小さめで、カメラバッグ脇に挿して持ち歩くのも簡単でしょう。
一脚機能 | |
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耐荷重 | 8kg |
全高(センターポール除く). | 127cm |
最低高 | 41cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
マンフロット befreeアドバンス カーボンT三脚キット MKBFRTC4-BHをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
三脚タイプ | 中型三脚 |
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全高 | 162.3cm |
縮長 | 56.3cm |
重量 | 1.75kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 28mm |
高品質かつ独創的な設計で人気を集める中国の三脚メーカー、Leofotoの「LO-284C+LH-36 Mr.Oシリーズ レベリングセンターポール搭載カーボン三脚 自由雲台セット」。水平調整が非常に楽なレベリング機能を三脚に組み込んだ、珍しいカーボン三脚です。水平がすぐ取りやすく、不整地での撮影や動画撮影に向いています。
安定性の検証では、カメラや三脚に衝撃を与えてもブレはほぼ見られず、トップクラスの安定性が見られました。ブレが収まるのも素早く、実際の撮影現場でもブレが気になることはまずないでしょう。非常に安定性が高い三脚といえます。
脚パイプは伸ばしやすく、伸縮時に引っかかりを感じることはほとんどありませんでした。雲台の精度は高く、固定時の構図のズレはごくわずか。ロックノブは金属製のため、力を込めて操作するとやや痛みを感じる恐れがあります。
持ち運ぶ際に脚が逆転する設計ではなく、縮長はやや長め。雲台には固定力の高い大型ボールを採用しているため重く、持ち運びが簡単とはいえません。
一脚機能 | |
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耐荷重 | 12kg |
全高(センターポール除く). | 132.2cm |
最低高 | 17.8cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム(付属:スパイク石突) |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
Leofoto LO-284C+LH-36 Mr.Oシリーズをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
三脚タイプ | トラベル三脚 |
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全高 | 163cm |
縮長 | 45cm |
重量 | 1.41kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 25mm |
高い品質とこだわりの設計で人気急上昇中の中国ブランド、Leofotoの「LX-254CT+XB-32 アーバンLXシリーズ トラベラー三脚+雲台セット」。原料に東レのカーボン素材を採用し、航空機グレードのアルミ削り出しボディなど、細部にまでこだわったカーボン三脚として人気の商品です。
安定性の検証では、大きなブレを感じる場合はあまりなく、三脚に求められる安定性は十分備えていました。撮影した画像を拡大するとブレが見られましたが、実際の撮影では十分な堅牢性といえるでしょう。
脚のナットロックは非常に操作しやすく、ロック解除をする場合は手首を少しひねるだけでできるため好印象。雲台も精度が高く固定力に優れ、構図の調整もしやすい印象です。
一般的に持ち歩きに困らないサイズ・重量のため、カメラバッグ脇に収めて持ち運ぶのも苦労しないでしょう。
一脚機能 | |
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耐荷重 | 8kg |
全高(センターポール除く). | 137cm |
最低高 | 20cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
Leofoto トラベル三脚 LX-254CT+XB-32をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
三脚タイプ | 中型三脚 |
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全高 | 158cm |
縮長 | 54cm |
重量 | 1.62kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 28mm |
カメラ・脚に衝撃を与えた際のブレはあまり目立たず、写真を拡大した際に少々ブレが見てとれる程度と優れていました。ブレが収まるのも早いため、幹線道路脇のような地面からのブレを拾いやすい場所で撮影したい人には心強いでしょう。
脚の伸縮は非常にスムーズで動かしやすい印象。雲台もなめらかに動き、固定時のズレもあまり気になりません。一方、自由雲台のフリクション調整ノブが小さいため、若干操作しづらい点が気になります。
また、持ち運びやすさを重視した設計ではないため、本体サイズが大きめ。付属の三脚ケースに入れて、カメラバッグとは別に持ち運ぶことになるでしょう。
一脚機能 | |
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耐荷重 | 10kg |
全高(センターポール除く). | 129cm |
最低高 | 16cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | 中型三脚 |
---|---|
全高 | 129.5cm |
縮長 | 54cm |
重量 | 1.51kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 28.6mm |
安定性の検証でカメラに衝撃を与えても、ブレはほとんど気になりませんでした。脚に衝撃を与えた場合にはブレるものの、すぐ収まっている印象です。一般的な撮影ではまず困らない、十分な堅牢性と振動吸収性といえます。
脚の伸縮は非常にスムーズで引っかかりはまったく感じませんでした。ナットロックは手首を1回ひねるだけで操作でき、ラバー部分も柔らかく握りやすい印象です。しかし、センターポールがないため高さの微調整はやや面倒。加えて、雲台のロックノブを目一杯回しても固定力が弱く、機材を完全に固定したくてもできませんでした。
本体の直径はほかの三脚と比べて細く、カメラバッグの脇に挿しやすいといえます。その反面、縮長はトラベル三脚と比べると長め。なお、重量は平均的で重くは感じないでしょう。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 14kg |
全高(センターポール除く). | 129.5cm |
最低高 | 19cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | 大型三脚 |
---|---|
全高 | 180cm |
縮長 | 70cm |
重量 | 2.19kg |
段数 | 3段 |
パイプ径 | 25mm |
カメラに衝撃を与えた際には、ブレはほとんど見られません。脚に直接衝撃を与えた際は微小なブレが見受けられましたが、大きなブレではないため、実際の撮影ではあまり気にならないでしょう。
使いやすさの検証において、脚パイプの伸縮がとてもスムーズな三脚でした。雲台は操作しやすく、固定時のズレは微小のため、構図も楽に決められるでしょう。使いやすさの検証では高い評価となりました。
本体サイズ・重量が比較したなかでも大きいため、持ち運びが楽とはいえません。カメラバッグ脇に収めて持ち運ぶことは難しく、専用の三脚ケースで持ち運ぶことになるでしょう。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 4kg |
全高(センターポール除く). | 147.5cm |
最低高 | 36cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | 大型三脚 |
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全高 | 176.5cm |
縮長 | 62.5cm(センターポール式)、60.5cm(レベリングベース)、60cm(フラットベース) |
重量 | 1.97kg(センターポール式)、1.96kg(レベリングベース)、1.83kg(フラットベース) |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 25mm |
日本の人気三脚ブランド、スリックの「システムカーボン 74」。付属のパーツを交換することで、一般的なセンターポール式・動画仕様のレベリングベース・軽量なフラットベースの3タイプとして使えます。
安定性の検証では、一般的なセンターポール式を使用しました。カメラに衝撃を与えた際には、拡大してもブレはほぼありません。脚に衝撃を与えた際はブレが生じましたが、拡大しなければあまり気にならないでしょう。一般的な用途では十分な安定性です。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 5kg |
全高(センターポール除く). | 150cm |
最低高 | 46.5cm(センターポール式)、28cm(レベリングベース)、27.5cm(フラットベース) |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム(付属:スパイク石突) |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | トラベル三脚 |
---|---|
全高 | 166.5cm |
縮長 | 41cm |
重量 | 1.42kg |
段数 | 5段 |
パイプ径 | 26mm |
台湾で創業し、三脚やカメラバッグなどの製造を行う海外ブランド、VANGUARDの「VEO 3GO 265HCB」。量販店でも近年人気の高いVANGUARDの、多機能かつ手に取りやすい価格の優れたカーボン三脚です。
安定性の検証では、写真を拡大するとブレは見られましたが、写真全体を見た際には大きくはブレておらず、一般的なカーボン三脚に期待される安定性はしっかりと備えていました。
雲台を固定する際の構図のズレは少し見られましたが、小物の撮影や建築写真といった厳密な構図合わせが必要な写真を撮らないならば気にならないでしょう。脚ロック・雲台の固定ノブは軽い力で操作が可能でした。
普段の撮影で困らない十分な全高がありながらも伸縮比が高く、持ち運びのしやすいカーボン三脚です。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 5kg |
全高(センターポール除く). | 126cm |
最低高 | 24cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
VANGUARD VEO 3GO 265HCBをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
三脚タイプ | トラベル三脚 |
---|---|
全高 | 190cm |
縮長 | 41cm |
重量 | 1.87kg |
段数 | 5段 |
パイプ径 | 26mm |
カメラに衝撃を加えた際に、ブレはほぼ見られませんでした。一方で、脚に振動を与えた際にはブレが発生。振動が収まるのにも少し時間がかかっていました。ほとんどの撮影で問題にならない程度のブレですが、ブレが一切ないシャープな写真を撮りたいなら振動に気を配って撮影したほうがよいでしょう。
カーボン三脚特有のカーボンパイプ同士の摩擦が見られたものの、脚パイプはあまり引っかからずに伸縮可能です。脚のナットロックは90度回すだけで解除でき、セットアップ・高さの調整が素早くできます。雲台も優秀で、なめらかに動くうえ固定時のズレも目立ちませんでした。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 30kg |
全高(センターポール除く). | 133cm |
最低高 | 21.3cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | 大型三脚 |
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全高 | 172.7cm |
縮長 | 55.5cm |
重量 | 2.09kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 28mm |
国内三脚専業ブランドとして非常に人気のある、SLIKの「ライトカーボン E84」。隙のないスペック、質実剛健なつくりでありながら手の届きやすい価格で、市場において高い評価を受ける定番の商品です。
安定性の検証では、三脚としては十分な安定性があり、ブレにくい結果となりました。ブレがないわけではありませんが微小なため、実際の撮影で困ることはあまりないでしょう。
センターポールには若干の引っかかりがありましたが、脚パイプの伸縮においては引っかかりを一切感じませんでした。雲台の固定も軽い力で行えたため、ストレスなく操作が可能です。
持ち運びしやすいとはいいがたいサイズのため、持ち運びのしやすさの検証では評価を伸ばせませんでした。縮長が長いため、カメラバッグ脇に収める場合はしっかり固定をし、周囲の人に当たらないか注意をする必要があるでしょう。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 5kg |
全高(センターポール除く). | 140.7cm |
最低高 | 29cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | 中型三脚 |
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全高 | 163.5cm |
縮長 | 49.3cm |
重量 | 1.21kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 25.5mm |
カメラに衝撃を加えた際のブレはあまり大きくなかったものの、脚に衝撃を加えるとブレが目立ちました。ただし、ブレは素早く収まっていたため撮影時に不満を感じることは少ないでしょう。
一脚機能 | |
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耐荷重 | 13kg |
全高(センターポール除く). | 131cm |
最低高 | 19cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム、スパイク(交換可能) |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | 中型三脚 |
---|---|
全高 | 171.5cm |
縮長 | 55.5cm |
重量 | 1.6kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 28mm |
一脚機能 | |
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耐荷重 | 10kg |
全高(センターポール除く). | 138.0cm |
最低高 | 15.0cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | 中型三脚 |
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全高 | 141.0cm |
縮長 | 49.0cm |
重量 | 1.0kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 22mm |
中国の三脚メーカー、Leofotoの「LY-224C+LH-25R Mr.Yシリーズ カーボン三脚+自由雲台セット」。センターポールの形状が丸型ではなくY字型で、脚をスリムに収納できる点が特徴です。
カメラに衝撃を与えた際は、拡大したらわかる程度のブレが発生。一方で、脚に衝撃を与えた際にはブレ幅が大きく、ブレもなかなか収まりませんでした。シャッタースピードが遅くなる夜景・星景の撮影では、三脚に振動が伝わらないよう工夫する必要があるでしょう。
脚パイプの伸縮はスムーズで、手で伸縮させるときに引っかかる感じはありません。ナットロックも手首を一度ひねるだけでロック解除でき、ストレスフリー。雲台は小型ですが、カメラを載せても動きはなめらかでした。
本体はカーボン三脚のなかでも軽量かつスリムといえます。しかし、脚は反転しない構造のため、縮長が49cm。一般的なカメラバッグより長いため、バッグ内にしまいたい人やバッグ脇に差したい人は注意したほうがよいでしょう。
一脚機能 | |
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耐荷重 | 6kg |
全高(センターポール除く). | 117.5cm |
最低高 | 16.5cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | プロフェッショナル三脚 |
---|---|
全高 | 179.5cm |
縮長 | 73.8cm |
重量 | 1.90kg |
段数 | 3段 |
パイプ径 | 26mm |
一方で、脚パイプはスムーズに伸縮し、開脚状態でもパイプの調整は楽に行えました。雲台はトルクを掛けた状態で動かすとなめらかでない場合もありますが、ほとんどの場合で十分なめらかといえます。
全高が高い反面、縮長は三脚のなかでもトップクラスに長く、持ち運びは大変でしょう。本体は重めであるものの、大型三脚としては平均的です。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 15kg |
全高(センターポール除く). | 146.5cm |
最低高 | 14cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | 中型三脚 |
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全高 | 155cm |
縮長 | 46cm |
重量 | 1.05kg |
段数 | 5段 |
パイプ径 | 34.5mm |
「シアンバード カーボン/アルミ三脚 TCBH15N00P」は、中国の三脚メーカーであるBENROから2023年4月に発売されました。脚パイプの最上段はカーボン素材、2段目以降はアルミ素材を使ったハイブリッドな三脚です。
カメラに衝撃を加えた際には軽微なブレにとどまったものの、脚に衝撃を加えた際にはブレが大きく目立ちました。長時間露光でブレのないシャープな写真が撮りたいときや、大型一眼レフや望遠レンズなどの重い機材には不向きな安定性といえます。
脚パイプの伸縮時にはパイプ同士の摩擦でスムーズに伸びないことも。脚のロックレバーは固く、すべてのレバーを一気に解除するのは困難です。なお、付属の雲台はスムーズに動き、固定力も優れていました。
脚パイプすべてがカーボン素材ではないものの、重量は軽く持ち運びは容易でしょう。本体の直径も500mLペットボトルとほぼ同等で、非常にスリム。一般的なカメラバッグの脇にも楽に差せました。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 4kg |
全高(センターポール除く). | 132cm |
最低高 | 17.7cm |
パイプ素材 | カーボン(1段目)、アルミ合金(2〜5段目) |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | トラベル三脚 |
---|---|
全高 | 152.4cm |
縮長 | 39.1cm |
重量 | 1.27kg |
段数 | 5段 |
パイプ径 |
独自性と使いやすさにこだわったアメリカ発のカメラアクセサリメーカー、Peak Designの「トラベル トライポッド カーボン」。クラウドファンディングで約13億円の出資を集め話題となった、画期的なトラベルカーボン三脚です。
カメラに衝撃を与えた場合は比較的安定していますが、脚に衝撃を与えた場合はブレが目立ってしまいました。一眼レフや望遠レンズを使う際や、車道の近くで夜景撮影をする場合は、ブレないように注意が必要でしょう。
使いやすさの検証においては、雲台の固定時のズレが目立つ結果に。ロックノブが横方向のリングとなっており、注意してもノブを動かす際にはズレが生じてしまいました。
反面、持ち運びのしやすさにおいては目を見張るものがあり、本体直径は500mLペットボトルと同等。三脚を持ち運んでいる感覚がなく、どこにでも持っていけるカーボン三脚といえます。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 9.1kg |
全高(センターポール除く). | 130.2cm |
最低高 | 14cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | トラベル三脚 |
---|---|
全高 | 155cm |
縮長 | 41cm |
重量 | 1.6kg |
段数 | 5段 |
パイプ径 | 23mm |
VANGUARDの「VEO 3T 235CBP」は、コンパクトで伸縮比に優れたカーボン三脚です。価格は比較的安く、カーボン三脚をはじめて買いたいと思う人には選択肢となるでしょう。
脚パイプの伸縮に大きな不満はありませんでしたが、脚のナットロックは回転角が大きく、ロックするには手首を2回以上ひねる必要がありスムーズとはいえません。自由雲台の向きを変える際には、こすれるような感覚があり、なめらかには動かせませんでした。一方で、雲台の固定時のズレは微小です。
全長はそこそこ高い一方で縮長は41cmと、非常にコンパクト。重量は平均的なため、持ち運ぶときに大きな負担と思わないでしょう。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 8kg |
全高(センターポール除く). | 不明 |
最低高 | 14cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | 不明 |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | トラベル三脚 |
---|---|
全高 | 170cm |
縮長 | 53cm |
重量 | 1.61kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 25mm |
中国深センに本拠地を置く三脚専業メーカー、ARTCISEの「カーボン三脚(AS60C)」。低価格ながら10層巻カーボンパイプを使用した三脚で、インターネットを中心に徐々に知名度を上げている商品です。
検証商品のなかで耐荷重値トップクラスのカーボン三脚ですが、脚に衝撃を与える検証では非常に大きなブレが見られました。脚パイプ自体が大きくしなり、ほかの脚も共振しているのかブレが収まりませんでした。
使いやすさの検証では、雲台の固定時のズレが少々目立ち、脚の伸縮の際には引っ掛かりが頻発。パイプがしなることが原因で、スムーズな脚操作ができない印象を受けました。
全高が高いこともあり、縮長は短くありません。加えて軽くもないため、持ち運びしやすいとはいえないでしょう。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 15kg |
全高(センターポール除く). | 143cm |
最低高 | 60cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
三脚タイプ | トラベル三脚 |
---|---|
全高 | 139cm |
縮長 | 32.5cm |
重量 | 1kg |
段数 | 5段 |
パイプ径 | 22mm |
安定性の検証で、カメラ・脚に衝撃を与えると大きくブレてしまいました。ブレもなかなか収まらず、安定性・振動吸収性は高くありません。重いカメラ・レンズを載せるのには不向きといえます。
脚はあまり引っかからずに伸縮し、脚ロックは手首を1回ひねるだけでロック・ロック解除が可能。素早いセットアップができるでしょう。一方で、雲台のロックはどれだけ緩めても半固定状態にしかならず、スムーズに動きませんでした。
本体は、一般的に持ち運びやすいとされるトラベル三脚と比較してもトップクラスにコンパクト。本体重量も小さく、持ち運びやすさではトップクラスです。
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 11kg |
全高(センターポール除く). | 104.5cm |
最低高 | 15cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のカーボン三脚22商品をすべて集めて、どれが最もおすすめできる商品かを検証しました。なお、mybestでは安定性が高い・脚や雲台が使いやすい・持ち運びがしやすい商品を優れたカーボン三脚と定義しています。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:安定性
検証②:使いやすさ
検証③:持ち運びのしやすさ
今回検証した商品
大切なカメラを載せ、ブレずにきれいな写真を撮影するために使う三脚には、安定性が非常に重要です。
そこで実際にミラーレス一眼カメラと超望遠レンズを三脚に載せ、撮影中にカメラと三脚に衝撃を加えます。その写真を分析し、「ブレにくさ」と「ブレの収まりやすさ」の2つの観点から安定性を評価しました。検証条件は以下のとおりです。
自分の思いどおりに操作ができる三脚を使用すれば、撮影がスムーズにすすみ写真の仕上がりもよくなるでしょう。
そこで実際に一眼カメラを用いて下記の動作を行い、「脚の伸ばしやすさ」「脚の調整のしやすさ」「雲台を動かしたときのなめらかさ」「雲台のロックのしやすさ」の4つの観点から総合的な使いやすさを評価しました。
三脚のなかでも比較的軽量とされるカーボン三脚ですが、持ち運びに苦労しないものを選びたいですよね。
そこで、実際に三脚の「重さ」「大きさ」「カメラバッグへの収納のしやすさ」を比較し、この3つの観点から総合的な持ち運びのしやすさを評価しました。それぞれの観点の評価基準は以下のとおりです。
上記の基準を満たすものを高評価としました。
1位: GITZO|トラベラー三脚GT1545T+雲台GH1382TQDキット|GK1545T82TQD
2位: BENRO|ライノ カーボンファイバー三脚 2型4段|FRHN24CVX25
3位: ベルボン|Velbon|小型トラベル三脚 UTC-63II AS
4位: マンフロット|befreeアドバンス カーボンT三脚キット|MKBFRTC4-BH
5位: Leofoto|Leofoto|LO-284C+LH-36 Mr.Oシリーズ レベリングセンターポール搭載カーボン三脚 自由雲台セット|LO-284C+LH-36
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