三脚だけではなく一脚としても使用できるのが特徴の、BENRO ライノ カーボンファイバー三脚 2型4段 FRHN24CVX25。ネット上では「軽くて持ち運びが楽」と評判です。一方、「雲台が少し使いづらい」といった気になる口コミも存在し、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、BENRO ライノ カーボンファイバー三脚 2型4段 FRHN24CVX25を含むカーボン三脚全23商品を実際に使って、安定性・使いやすさ・持ち運びのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
BENRO ライノ カーボンファイバー三脚 2型4段 FRHN24CVX25は、堅牢性の高いトラベル三脚を探している人におすすめです。サイのような頑丈さ・安定感を謳うだけあって、安定性は比較したなかでもトップクラス。カメラに衝撃を与えてみても、ブレはほぼ見られません。比較した商品にはブレが大きく長く続くものもあるなか、高い安定性を発揮しました。
振動吸収性も高く、三脚自体に衝撃があってブレてもすぐに収まります。比較したトラベル三脚は25mm以下の商品も多いなか、パイプ経は28.6mmとかなり頑丈。ナットをひねるナットロック式で、脚の高さの固定力にも優れています。
脚の伸縮・角度調節もスムーズでした。脚のナットは手に馴染みやすく、1ひねりでロックできます。「雲台が使いづらい」という口コミもありましたが、実際は雲台の動きもなめらか。比較した商品には雲台の固定時にズレが目立つものもあったなか、精度高く固定できるのも魅力です。
専用ケースが付属するため、持ち運びにも困りません。比較したトラベル三脚の多くが縮長40cm前後なのに対し、縮長49cm・重量1.74gと大きめですが、中型・大型三脚よりコンパクト。耐荷重18kgのしっかりとした三脚としては、持ち運びがしやすい商品といえます。
値段は、執筆時点で税込45,100円(公式サイト参照)。高い安定性と使いやすさを兼ね備えており、5万円を超える高級機と比較しても遜色ない性能です。混雑する場所や足場の悪いところでは一脚としても使えるので、多機能でコスパのよい三脚を探している人はぜひチェックしてみてくださいね。
BENROは、プロからアマチュアまで幅広く支持される中国の三脚・雲台メーカーです。さまざまなシーンに対応する幅広い製品を取り扱っていますが、なかでも「ZOOシリーズ」は、三脚のタイプごとに動物をモチーフとして商品を展開しているのが特徴です。
今回ご紹介するライノ カーボンファイバー三脚 2型4段 FRHN24CVX25は、手軽に持ち運べると謳うトラベル三脚。ZOOシリーズのなかでも、サイのような高強度と安定性を誇る商品です。クッション性を備えた専用ケースが付属しており、持ち運びの際にも安心感があります。
耐荷重は18kgありますが、本体の重量は1.74kgに抑えているのが特徴です。比較した商品の多くが耐荷重10kg以下だったことをふまえると、かなり屈強な構造であることがわかります。本体のサイズは、全高168.5・最低高48.5・縮長49cmです。
三脚の素材はカーボンで、パイプ経は28.6mm・段数は4段です。脚の開閉にはボタン式ロックを採用しており、簡単に角度調整できると謳っています。脚のロックはナットロック式。一般的にはナットロック式は固定力に優れており、構造的にコンパクトといわれています。
自由雲台であるVX25雲台が搭載。持ち運びのしやすさやセットアップの速さを優先する場合は、自由雲台の三脚を選ぶとよいでしょう。雲台には、カメラの水平を確認する水準器が搭載されています。
本体の脚は取り外しができ、一脚としても使用可能。また、三脚のセンターポールの下にはエンドフックがついています。荷物や重りを吊るして三脚の重量を増やせば、風が強いときでも三脚の安定性が増しますよ。
今回はBENRO ライノ カーボンファイバー三脚 2型4段 FRHN24CVX25を含む、カーボン三脚全23商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、安定性の検証です。
検証では、ミラーレス一眼カメラと超望遠レンズを載せた三脚を使用。撮影中にカメラと三脚に衝撃を加えて、ブレにくさとブレの収まりやすさをチェックしました。
撮影中のカメラに衝撃を与えたところ、ブレはまったく見られませんでした。比較したなかにはブレが大きい商品もあったのに対し、安定性は高いといえます。
振動吸収性も高く、ブレてもすぐに収まりました。パイプ径28.6cmと、トラベル三脚としては太めなのがポイント。比較したなかではパイプ経25mm以上の太さの商品が、安定感があり高評価を獲得する傾向がありました。
脚に衝撃を与えると多少ブレたものの、解像感を大きく損なうほどではありませんでした。比較したなかにはブレがなかなか収まらない商品もあったなか、収まる速さも申し分なし。サイをモチーフにしているライノシリーズだけあって、堅牢性・安定性に不満は感じないでしょう。
脚のロックはナットロック式です。比較したレバーロック式の商品よりも、脚の高さの固定力に優れており衝撃に強い傾向がありました。
次に、使いやすさの検証です。
実際に一眼カメラを載せた三脚を使用して、脚の伸ばしやすさ・脚の調整のしやすさ・雲台を動かしたときのなめらかさ・雲台のロックのしやすさをチェックしました。
実際に使用してみると、使い勝手がよくストレスなく設置できました。脚の伸縮が非常にスムーズで、ラバーの脚ロックが握りやすいのが特徴。比較したなかには、ロックするのに2回以上ひねりが必要な商品もあったのに対し、本商品は1ひねりほどでロックできました。
脚の角度調節も楽に行えます。開脚時に力が必要な場面はあったものの、大きな問題なく動作しました。センターポールの動きもカーボンパイプとしてはスムーズで、開脚状態でも伸ばすことができます。
「雲台が少し使いづらい」という口コミに反して、雲台の動きはなめらかで操作性も良好。比較したなかには雲台の固定時にズレが目立つ商品もありましたが、本商品は狙った位置に精度高く固定できます。プレートの誤アンロック防止の機構に最初戸惑いはするものの、ノブも扱いやすく感じました。
最後に、持ち運びのしやすさの検証です。
3脚の重さ・大きさ・カメラバッグへの収納のしやすさを比較して、持ち運びのしやすさをチェックしました。
折りたたんだときの縮長は49cm。高評価の基準とした縮長45cmを超えており、一般的なリュックタイプのカメラバッグに入れるのは難しい大きさでした。
比較したトラブル三脚の多くが1.4~1.5kgだったのに対し、重さも1.74kgと軽くはありません。とはいえ、中型・大型三脚よりは軽量なので、付属のケースに収納すれば持ち運びはしやすいですよ。
高強度と安定性が売りのモデルとしては、持ち運びやすいといえるでしょう。
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最後に、持ち運びやすいトラベル三脚をご紹介します。
GITZO GK1545T82TQDは、堅牢・軽量・使いやすさの3点が揃ったトラベル三脚。カメラと脚に衝撃を与えても、ほとんどブレは見られませんでした。脚の伸縮・雲台の操作のしやすさも優秀。縮長42.5cmとコンパクトなので、一般的なカメラバッグに収納できますよ。
軽さやコンパクトさを重視するなら、マンフロット MKBFRTC4-BHもおすすめ。縮長41cm・重量1.25kgで、使いやすい専用ケースも付属します。本体直径は小さめで、カメラバッグ脇に挿して持ち歩けますよ。軽量モデルながら安定感もあり、衝撃が加わってもブレが抑えられていました。
三脚タイプ | トラベル三脚 |
---|---|
全高 | 163.5cm |
縮長 | 42.5cm |
重量 | 1.45kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 25.3mm |
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 10kg |
全高(センターポール除く). | 140.5cm |
最低高 | 32.4cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
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三脚タイプ | トラベル三脚 |
---|---|
全高 | 150cm |
縮長 | 41cm |
重量 | 1.25kg |
段数 | 4段 |
パイプ径 | 21.7mm |
一脚機能 | |
---|---|
耐荷重 | 8kg |
全高(センターポール除く). | 127cm |
最低高 | 41cm |
パイプ素材 | カーボン |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり | |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
エンドフックあり |
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