ハードワークになりがちなため、転職を考える人も多いといわれている美容師。しかし美容師は技術職なので、異業種への転職は難しいのではないかと悩んでいる人もいるでしょう。
脱毛・病院クリニック・サブスクリプション・レンタル・買取業者などのサービス分野において、幅広いジャンルのコンテンツ制作に5,000本以上携わる。自身のモットーとして「選ぶのが難しいジャンルだからこそ、実際の検証や調査でしかわからない情報を届けること」を心掛け、情報発信を行っている。
美容師から異業種へ転職することは、十分可能といえます。
美容師の仕事を通じて培った、コミュニケーション能力・提案力・対応力などさまざまなスキル・経験を活かせる職場を選べば、未経験でも活躍できる可能性はあります。
美容師は20代で辞める人も多くいるので、30代まで美容師を続けていた人は忍耐力があると判断され、とくに高い評価を受けられる場合もあるでしょう。
美容師ならではのスキルや経験を役立てられる職種・業界を選べば、スムーズな転職活動が可能です。美容師におすすめの職種・業界を確認し、自分のやりたいことを見つけてみましょう。
美容に関する商材を扱うので、美容師のときにシャンプーやトリートメントを提案・販売した経験を活かせます。
美容に関する自社製品を販売するメーカーでは、小売店へ提案したり美容部員として販売店で顧客の接客をしたりするのが主な業務内容です。美容師時代の販売・接客経験がそのまま役立ちます。
美容院に商品を卸売する美容ディーラーでは、美容院が取引先になることも多いでしょう。元美容師だからこそ、顧客目線で的確な提案ができます。
美容系のメーカー・ディーラーの営業職を目指す場合は「毎月◯万円売り上げた」「シャンプーやトリートメントの販売目標◯%を達成した」など、美容院での販売実績をアピールすると、転職が有利になる可能性が高いでしょう。
まつエク・まつパの施術者であるアイリストや、爪のケアやネイルの施術をするネイリストは、美容師自身の知識を活かせる職業です。
アイリストは美容師資格が必須なので、資格が役立ちます。ネイリストは顧客の要望をヒアリングし提案する施術の流れや、トレンドに関する情報収集が必要な点が美容師と似ているため、これまでの経験が活かしやすいでしょう。
一般的に美容師とアイリスト・ネイリストは同程度の給与水準ですが、立ち仕事ではないので美容師よりは体力的な負担が少ないのが魅力。
独立・開業もしやすいため、美容業界で働き続けたい人におすすめです。
顧客のヘアセットやメイクを担当するメイクアップアーティストなら、美容師時代に培ったヘアメイク技術を活かせるでしょう。
美容師は顧客と1対1で会話をしながら施術するため、接客スキル・コミュニケーションスキルが備わっている人が多いでしょう。顧客と話すことが苦でない人は、接客スキルが求められる職種への転職も考えてみてください。
美容師時代の接客スキル・コミュニケーション能力があれば、接客業で幅広く活躍できます。美容師と同じように、接客業では多様な顧客の要望に応えることが求められるので、身につけてきたスキルを応用できるでしょう。
接客業には、飲食店・アパレル・家電量販店・ホテルなどさまざまな職場があります。自分の興味がある業界や、美容師の経験が役立つ美容業界を中心に選ぶとミスマッチを防げるでしょう。
接客業では、顧客の要望を丁寧にヒアリングすることが重要です。顧客とのコミュニケーションが得意な人や、会話を楽しめる人におすすめです。
実は事務職でも、美容師時代の接客スキル・コミュニケーション能力を活かせます。事務職は他の従業員と連携して仕事を進めるので、対人スキルが重視されていることが理由です。
なお、未経験OKの求人は倍率が高いので、20代の間に転職したほうが有利です。ExcelやPowerPointといったPCスキルがあると、アピールしやすくなります。
美容系以外の営業職では、美容師時代の接客・コミュニケーション能力を応用して働けます。営業職では商材のよさを顧客にアピールする必要があるので、美容商品の販売経験が役立つでしょう。
一般的に営業職は昇給・昇格の機会が多いので、給与アップを狙いやすい点が魅力です。ただし高いノルマがあったり、歩合給の割合が大きく目標を達成できない場合には給与が低くなったりすケースもあるので、苦手意識がある人は注意してください。
顧客の要望をかなえるために最適な髪型・施術方法を提案する美容師は、提案力を評価されることも多くあります。顧客のニーズを満たすことでやりがいを感じる人は、提案力が必要な職種を目指してみましょう。
企画職には商品企画・事業企画・経営企画などさまざまな部門がありますが、美容師経験を活かすなら商品企画がおすすめです。商品企画では世の中のトレンドや顧客のニーズを形にしなくてはならないため、顧客の要望を汲み取ることに長けている美容師に向いている可能性が高いでしょう。
企画職の給与水準は高い傾向にあります。美容師の労働環境・給与に不満がある人は転職を検討してみてください。
ITエンジニアは、美容師時代に培った提案力を活かせる職種のひとつです。ITエンジニアは顧客のニーズを満たすシステムを提案する職業。そのため、顧客の要望を満たす髪型を考えてきた美容師に向いています。
PCでプログラムを組んだり、顧客から課題をヒアリングしてニーズに合ったシステムを提案したりするのが主な業務内容です。そのため立ち仕事が嫌で美容師を辞めたい人や、顧客の課題解決やトークが得意だった人に向いているでしょう。
IT業界は人手不足なので、未経験OKの求人も多いのが特徴です。
ITエンジニアへ転職を考えている人は、IT業界に特化した転職サイトや転職エージェントを紹介している以下のコンテンツを読んでみてください。
履歴書対策や面接対策を入念に行うことは、美容師から異業種への転職成功につながります。転職活動をスムーズに進めるためにも、転職を成功させるコツを把握しておきましょう。
美容師から異業種への転職を成功させるためには、まず自己分析をすることが大切です。自己分析をすると自分の軸がはっきりするので、応募する企業や強みの伝え方などに迷うことが少なくなります。
前職の業務や人生経験から、自分の強みや弱み・興味があること・転職したい理由などを分析しましょう。自己分析の結果をもとに向いている業種や、やりたい仕事・やりたくない仕事、転職先に求める労働条件などを判断してください。
なぜ転職したいのかを簡潔にまとめた志望動機をしっかり考えることで、美容師から異業種への転職成功につながります。どんな業種への転職であっても、志望動機と退職した理由は必ず質問されるため用意しておきましょう。
なぜ応募先企業に転職したいのか、具体的なエピソードを織り交ぜて話すのがポイントです。
例文
美容師時代に御社のツールを活用したところ、売上が10%上がりました。この経験からシステム導入の大切さを実感し、お客様の悩みを解決できるシステム開発に携わりたいと思いました。特に御社は顧客を第一に考え、さらに最新技術を常に取り入れ続けています。その姿勢に魅力を感じ、志望しました。説得力のある志望動機を作るためには、自己分析にくわえ業界分析・企業分析も重要です。
自己PRでは、以下の例文のように、自分の長所や前職での経験・実績が、どのように仕事へ活かせるのか具体的に話すようにしましょう。
例文
複数の長所を話すよりも、1つの長所について深く話したほうが人柄が伝わりやすいでしょう。
転職を成功に導くためには、転職サイト・転職エージェントの活用が鍵となります。転職サイト・転職エージェントを使えば、効率的に転職活動をすすめられるでしょう。
転職サイトなら細かく条件を指定して、自分の希望にマッチする求人の検索が可能。転職エージェントなら面接対策・履歴書や職務経歴書対策など、内定まで手厚いサポートを受けられるのが魅力です。どちらを使えばよいか迷った場合、併用するのもよいでしょう。
転職活動をスムーズに進めたい人は、以下のコンテンツをチェックしてみてください。おすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介しているので、自分に合ったサービスを見つけられるでしょう。
マイベストは有料職業紹介事業の許認可を受けています。(13-ユ-315911)
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