
自衛隊から転職するのは難しいの?転職成功のコツを紹介
自衛隊は、民間企業と比較すると特殊な職業といえます。自衛隊からの転職を考えていても、「民間企業への転職は難しいのではないか」と躊躇する人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自衛隊から転職成功するコツを紹介します。自衛隊からの転職を考えている人は参考にしてみてください。

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自衛隊から転職するのは難しい?

自衛隊からの転職は難しくありません。自衛隊は民間企業と比べると特殊な職業ですが、自衛隊で培ったコミュニケーション能力や体力などは民間企業でも評価される能力です。
ただし、自衛隊の退職には、一般企業を退職する場合よりも時間が掛かる場合がある点に注意してください。民間企業では、労働基準法に沿って退職希望の14日前までに申し出れば退職が可能です。自衛隊の場合は、ひとりが退職すると所属部隊や上級部隊を再編成する必要があるため、退職まで時間を要するケースがあります。
退職できるタイミングとして多いのは、業務の区切りである年度末(7月末)または、夏季転属時期の前(7月末)です。退職を申し出るタイミングによっては、退職まで数か月を要する可能性がある点に注意しましょう。
自衛隊から転職するメリットは?
自衛隊から転職するメリットには、過酷な環境から解放されることや、定年までの年数が延びることなどがあげられます。
ここからは、自衛隊から転職するメリットを確認しましょう。
過酷な環境から解放される

自衛隊は、日々行われる訓練の過酷さはさることながら、規律を守って生活することを求められたり、上下関係が厳しかったりと体力面・精神面での負担が大きい職業です。
一般企業でも、上下関係の厳しい仕事や体力のいる仕事はありますが、自衛隊ほどではない場合が多いでしょう。
自衛隊の過酷な環境から解放されたい人にとって、新しい環境に身を置ける転職は、メリットが大きいといえます。
定年までの年数が延びる

民間企業の定年は60~65歳が一般的です。一方、自衛隊は精強さを保つために「若年定年制」を取り入れており、1佐が57歳、2佐・3佐が56歳、1・2・3尉・准尉・曹長・1曹が55歳、2・3曹が54歳で定年となります。(将・将補は60歳で定年)
プライベートな時間を確保できる

自衛隊から転職することで、プライベートな時間を確保できるようになることもメリットの1つです。
自衛隊では、寮での集団生活を強いられます。また、1日のスケジュールが決められており、常に集団行動をする必要があるため、自分1人の時間を確保するのが難しいでしょう。
転職すれば生活に対する制限がなくなるため、1日の時間の使い方を自分で決められます。休日に家族と出かけたり、趣味に打ち込む時間を作ったりと、プライベートな時間を充実させられるでしょう。
新たな環境でモチベーションをアップできる

自衛隊は、災害が起こった場合などを想定して、日々過酷な訓練に励んでいます。しかし、実際に出動する機会は多くないため、繰り返される訓練に対してモチベーションが保てなくなるケースもあるでしょう。
転職をして新たな世界に飛び込めば、モチベーションが向上することに期待できます。自衛隊の業務でモチベーションを保てない人は、新たな環境を求めて転職することもひとつの方法です。
自衛隊から転職するデメリットは?
自衛隊から転職するデメリットには、給料・待遇が下がる可能性があることや、社会的信用が下がることなどがあげられます。
ここからは、自衛隊から転職するデメリットを確認しましょう。
給料・待遇が下がる可能性がある

また、自衛隊を辞めることにより、自衛隊時代に受けていた、扶養・住居・通勤・単身赴任などの手当てがなくなったり、寮生活で節約できていた家賃を支払う必要が出てきたりします。金銭的な負担も増えると考えておきましょう。
社会的信用が下がる

自衛隊は、内閣総理大臣・国務大臣などと同じ「特別職国家公務員」で、社会的信用が高いといわれる職業の1つです。
自衛隊から転職すると、特別職国家公務員の立場でなくなるため、住宅や自動車のローンを組む際の審査が自衛隊の場合よりも厳しくなることが考えられます。
自動車や住宅の購入予定がある場合、自衛隊から転職する前にローン審査を受けるのがおすすめです。
雇用の安定性がなくなる

国家公務員である自衛隊は、民間企業のように倒産に見舞われたり、不当に解雇されたりすることはなく、雇用が安定しているのが特徴です。
民間企業の場合、雇用の安定は保証されておらず、不景気よって会社が倒産したり、リストラにあったりして、職を失うリスクがあります。
雇用の安定を第一に考える場合は、自衛隊以外の国家公務員や地方公務員への転職も視野に入れましょう。
自衛隊からの転職を成功させるコツは?
自衛隊からの転職を成功させるためには、在職中から転職活動を始めることや、自己分析をすることなどが重要です。
ここからは、自衛隊からの転職を成功させるコツを紹介します。
在職中から転職活動を始める

退職してから転職活動を始めると、3か月間程度無給の期間が発生するため、焦りから希望とは違う職種に就いてしまうケースがある点に注意してください。
在職中に希望の職種・業界の内定をもらえるよう、余裕をもってスケジュールを立てることが大切です。転職のために資格を取得する必要がある場合は、資格取得までの期間も計算に入れましょう。
自己分析をする

自己分析をすることも転職を成功させるために大切です。スキルや経験からは、転職すべき職種や業界を導き出すことができます。
自己分析では、自衛隊で得たスキル・経験、自衛隊を辞めたい理由などを、細かく紙に書き出しましょう。
また、自衛隊を辞めたい理由を明確にしておけば、同じ理由で転職を繰り返すことを防げます。転職先でも発生しうる問題は仕事を決める段階で排除しておくことが重要です。
例えば、自衛隊からの転職理由が「体力的につらい」場合は、事務職などの座り仕事、「人間関係に疲れた」場合は、コミュニケーションが少ない工場でのライン作業などの選択肢があります。
自己分析をすることで、転職先に求める条件を絞り込むことができるため、転職活動がスムーズに進められるでしょう。
ポジティブな転職理由を考える

退職理由はネガティブな内容である場合が多いですが、面接でそのまま伝えると悪印象を与えかねません。ネガティブな転職理由は、ポジティブな内容に変換しましょう。
例えば、「指示された仕事だけをこなすのが苦痛」は、「自ら価値を提案できる仕事に就きたい」と言い換えられ、「タイムスケジュールで管理された仕事に窮屈さを感じた」は、「裁量をもって働きたい」と言い換えられます。
どんな退職理由でも、ポジティブに変換できる要素はあるはずです。じっくりと時間をかけて考えてみましょう。
転職サイトなどを活用しさまざまな求人に触れる

さまざまな求人を確認することで、自己分析で把握した、自分のスキルや経験が活かせる仕事がわかります。業界や職種の給与や待遇の目安などもつかめるでしょう。
また、転職サイトに登録しておけば、自分の好きなタイミングで求人に応募することも可能です。
以下の記事では、人気の転職サイトを比較し、業種・職種・年代・年収帯ごとにおすすめの転職サイトをランキング形式で紹介しています。転職サイトを利用する際は参考にしてみてください。
面接対策を行う

面接対策として、「企業分析をする」ことや、「応募企業に自分がどう貢献できるかを考える」こと、「志望理由・強みなど、面接で予想される質問への回答を準備する」ことはもちろん、端的かつ分かりやすく話す練習も必要です。
自分1人で対策するのに不安がある人は、転職エージェントに相談することをおすすめします。転職エージェントは、模擬面接のほか、スキル・経歴の棚卸や応募書類の添削まで、専任の担当者が転職活動をしっかりとサポートしてくれるのが特徴です。
自衛隊は、プライベートな時間が確保しづらいため、在職中に1人で転職活動をすることが難しい場合もあります。転職エージェントに転職先に求める条件を伝えておけば、条件に合う求人を紹介してもらうことが可能です。
以下の記事では、人気の転職エージェントを比較検証し、最もおすすめの転職エージェントを紹介しています。転職エージェントを利用する際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自衛隊から転職する場合におすすめの仕事は?
自衛隊の経験やスキルを活かせる仕事には、警備員や消防士などがあげられます。
ここからは、自衛隊から転職する場合におすすめの仕事を確認しましょう。
警備員

自衛隊の忍耐力や正義感を活かせる職業としてあげられるのが、警備員の仕事です。警備業務は、警備業法第2条によって、1号業務から4号業務までの4種類に分類されています。
1号業務は、オフィスビルやマンション、商業施設などを警備する「施設の警備」、2号業務は、道路やイベント会場などの混雑を防ぐために誘導を行う「交通警備」です。3号業務は、現金や貴重品、美術品などの盗難を防止する「輸送物の警備」、4号業務は、政財界の要人や著名人、一般人など、対象の人物の安全を確保する「身辺警備」となっています。
いずれの業務にも、人や物の「安全を守る」という共通点があります。自然災害などの緊急事態に備えて、日々過酷な訓練に励んでいた自衛隊員であれば、鍛えられた忍耐力や正義感を活かせるでしょう。
消防士

消防士は、自衛隊で培った能力や精神を活かしやすい職業といえます。消防士のおもな業務は、火災時の消火活動や、災害時の救助活動などです。自衛隊で鍛えられた体力や持久力を存分に活かせるでしょう。
チームプレイがカギとなる消防士の業務では、自衛隊での集団行動のなかで身につけた立ち回り方や、コミュニケーション能力が欠かせません。また、危険な状況下での冷静な判断力も消防士に欠かせない能力といえます。
消防士になるには、地方公務員への合格および、消防学校への入学が必須です。
トラックドライバー

大型免許を保有している人には、トラックドライバーをおすすめします。
自衛隊では、大型免許が必要になる任務が多いため、自衛隊の施設で大型免許を取得可能です。大型免許を保有していれば、退職後も仕事に活かせます。
トラックドライバーはトラックを運転し、指定の場所まで荷物を運ぶ仕事です。ネットショッピング市場の拡大により、トラックドライバーの需要は高まっています。
トラックドライバーの業務では、荷物の積み下ろしをドライバー自身で行う場合も多いため、自衛隊で鍛えられた体力や忍耐力が活かせるでしょう。また、ドラックドライバーは基本的に1人で長距離を運転するため、自衛隊での人間関係に疲れた人にもおすすめです。
スポーツインストラクター

自衛隊で行っていたトレーニングの知識を活かして、スポーツインストラクターに転職する道もあります。
厳しい訓練で鍛え上げられた体は、スポーツジムの利用者にとってよい目標となるでしょう。トレーニングの知識を伝えるために、自衛隊で身につけたコミュニケーション能力も発揮できます。
スポーツインストラクターになるために資格は必要ありませんが、資格があったほうが就職に有利となるケースがあることを覚えておきましょう。
スポーツインストラクター関連資格を取得するなら、「健康運動実践指導者」「NSCA認定パーソナルトレーナー」などがおすすめです。
営業職

自衛隊で培ったコミュニケーション能力を活かせる仕事に営業職があります。
営業職は、顧客が抱える問題を解決するために、自社のサービスや商品を提案する仕事です。顧客の信頼を得るためには、コミュニケーションを重ねて関係性を作り上げていく必要があります。自衛隊で培ったコミュニケーション能力が活かせるでしょう。
また営業職は、自衛隊の業務よりも個人の成績が見えやすいといえます。成果が直接給与に反映される場合も多いため、自衛隊で指示されたことだけをこなす日々にやりがいを見いだせなかった人にも、営業職はおすすめです。
建築業界

建築業界の仕事も、自衛隊からの転職先におすすめです。
建築業界の仕事には、戸建て住宅・マンション・オフィスビル・商業施設の設計・施工・管理、道路や鉄道などのインフラ整備、電気・ガス・空調などの設備選定などがあります。
建築業界は、高齢化や慢性的な人手不足により求人が豊富です。現場作業員からであれは、未経験でも転職可能なケースもみられます。自衛隊時代に施設科の所属で、建築士の資格を保有している人は、建築士に転職するのもよいでしょう。
自衛隊在職中に取得した資格・免許を活かせる職種に就くのもおすすめ

自衛隊在職中に取得した資格・免許を活かせる職種に就くのもおすすめです。
自衛隊では、自衛隊の業務に関わる資格を取得できます。一例をあげると、自動車免許・陸上無線資格者・クレーン運転免許・危険物取扱者・調理師・準看護師・救命救急士・潜水士などが取得可能です。
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