将来のキャリアを考え始める20代後半。転職しようと検討しているものの、28歳からでは厳しいのか不安になって、行動できずにいる人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、28歳の転職について詳しく解説します。28歳で転職するメリットやデメリット、成功させるためのコツなども紹介するので参考にしてみてください。
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28歳の転職は、決して厳しいわけではありません。むしろ、大きなチャンスがあるといえるでしょう。
社内に出て4~5年間のキャリアを積んでいる28歳は、実績やスキルをアピールすれば即戦力として認められる可能性大。とくに同業種への転職では、条件のよい求人が見つかりやすい条件を備えています。
また、社会人としての基礎を身に着けつつも、まだまだ若さがあるのが20代後半の強み。伸びしろやポテンシャルが認められれば、未経験分野でもチャンスは十分あります。熱意やキャリアビジョンを伝えることで、経験やスキルなしでも転職は充分可能でしょう。
実際に、転職支援会社dodaのアンケート調査によると、転職成功者の年代別割合は25〜29歳が40.6%と最も高く、ほかの年代よりも転職しやすいことがわかります(参照:doda)。20代後半の人材を求める企業は数多く、求人数も豊富です。30代以降のキャリアプランも踏まえて、積極的に行動しましょう。
ここからは、28歳で転職するメリットをわかりやすく解説します。
28歳で転職するメリットのひとつとして、自分に適した職場を見つけやすく、ミスマッチを防ぎやすいことが挙げられます。
大卒の場合なら5年以上の社会人経験がある28歳なら、自分にどのような仕事が向いているかを明確にしたうえで転職活動に臨めるはず。自分の適性がよくわからないままに就職した新卒時とは異なり、より的を絞った職探しができるでしょう。
自分に適した職場を見つけるためには、28歳までに経験したことを棚卸しして、転職先に求める条件を明確にすることが重要です。自己分析が足りないと、ベストな職場を見極められない可能性があるので注意。紙に書き出してみるなどして、じっくりととりくんでみてください。
仕事の選択肢が広がることも、28歳で転職するメリットだといえます。
コミュニケーション能力やビジネススキルが身についていることで人材価値が高まり、転職できる業種や職種の幅は広がります。社会人としての経験や知識を武器に、新卒時には応募できなかった業種に転職することも可能です。
また、転職市場でも20代をターゲットにした求人は数多く見られますが、このようなポテンシャル重視の求人に応募可能なことも、28歳の選択肢を広げる要因だといえるでしょう。広い視野で、求人をチェックしてみてください。
まだまだ若い28歳は、未経験や異業種への挑戦もしやすい年齢だといえます。
転職支援会社・リクルートエージェントの調査レポートによると、25~29歳の「異業種・異職種」への転職は38.7%、「異業種・同職種」を加えると72.3%という結果に。つまり、20代後半では7割以上が異業種への転職となっています(参照:リクルート)。
さらに、同レポートではこの傾向は30代にも拡大しつつある一方で、年代が上がるにつれて同業種や同職種への転職がメインとなると報告されています。20代後半の28歳は、異業種・異職種への転職に最も成功しやすい年齢といってよいでしょう。
メリットに続いて、28歳で転職するデメリットも紹介します。両方合わせて検討しましょう。
28歳の転職は、年収が下がる場合もあります。
たとえば、未経験や異業種への転職はキャリアなしの状態でのスタートとなるため、当初は年収が下がる可能性も。転職後に経験を積んで年収アップすることを考えましょう。
また、大企業から中小企業やベンチャー企業への転職も、年収が下がりやすい傾向があります。中小企業では業績次第でボーナスが支給されないなどという場合も。年収を検討する際には、基本給だけでなくボーナスの支給実績や手当て・福利厚生などもトータルにチェックすることが大切です。
28歳の若さで転職回数が多くなると、不満を持つとすぐに退職する人だと思われかねないので注意。マイナスイメージを持たれやすくなる可能性があります。
たとえば、大卒の28歳が2回転職しただけなら、3〜4年に1回転職している計算になります。しかし、3回の転職歴があると2〜3年に1回転職していることになるので、ストレス耐性がないと思われるおそれがあります。
面接では嘘をつかずに、転職回数が多い理由を説明しましょう。その際は、転職理由を不満ではなく前向きな理由に変換して伝えることが大切です。
ここからは、28歳が転職を成功させるためのコツを紹介します。
28歳の転職に当たっては、自己分析を徹底することが重要です。まずは自分の強みを知り、それを仕事にどう活かせるかを把握しましょう。
立ち止まって、自分の強みは何かを冷静に考えてみましょう。積極性やリーダーシップなどの性格面の長所や、28歳までの仕事で身につけたスキルや実績・経験などを挙げてみてください。
次に、自分はなぜ転職したいのか?どんな仕事をしたいのか?を言語化してみましょう。これによって転職先のイメージが固まったら、採用後にどんな貢献ができるのか?を考えてみてください。
このように徹底して自己分析を行うことで、転職の目標も明確になり面接にも自信をもって臨めるようになるはず。ぜひ、じっくりと取り組んでみてください。
スキルなしで転職する場合は、応募先の企業に必要な専門知識を学ぶことで評価してもらえる可能性があります。
実務経験やスキルがなくても、専門知識を学ぶことで応募の意欲を伝えることができます。たとえば、専門学校や講座を受講して応募先の業種に関連する資格を取得するのはひとつの方法。英語を使う仕事ならTOEICのスコアを挙げておくなども考えられます。
資格取得にいたらなくても、学習中であることを伝えれば熱意や行動力が伝わる可能性があります。実際に取り組んでいるという事実だけでも、十分アピール材料になるでしょう。
キャリアを活かした転職で判断されるのは、即戦力として役立つ人材かどうか。経験やスキルをいかに説得力を持って伝えるかがポイントです。
たとえば、前職でのリーダーやマネジメント経験や、応募先の企業に直接的に役立つスキルを強調すると、評価されやすいでしょう。数字なども交えつつ、できるだけ具体的なエピソードを用意しておくとリアリティが高まります。
転職後にのさらなるキャリアアップへの意欲や、どのように業績向上に貢献できるかなど、できるだけ具体的に即戦力価値をアピールしてください。
30歳に近い28歳という年齢での転職は、ライフプランを考えて検討しましょう。結婚・出産などの将来設計も視野に入れて、仕事選びをすることが重要です。
男性の場合は、キャリアアップを視野に入れた転職がポイントになるでしょう。30代前半から役職に就いたり管理職になったりする人が増えるため、それを視野に入れた職場選びをする必要があります。家族を持つ場合は、転職による収入の変化や長く働けるかも検討事項になるでしょう。
一方、女性は、出産休暇や育児休暇が手厚い企業に転職しておくと子育てと仕事の両立がスムーズ。さらに時短勤務や職場復帰しやすい職場を選ぶと、将来計画を立てやすいでしょう。
最後に、28歳で転職に失敗する人の特徴を紹介します。該当する点がないか、チェックしてみてください。
転職後のキャリアプランが定まっていない28歳は、転職に失敗する可能性があります。
どのような仕事に就いてどう活躍したいのか、転職後のビジョンが明確に決まっていないと、適切な転職先の選択ができず、面接時にもアピールできません。給料や福利厚生などの条件だけのために転職するとミスマッチにつながるので、注意してください。
ポータブルスキルが身についていない28歳も、転職に失敗しやすい一例です。
ポータブルスキルとは、職種や業種を超えて必要となる基本的なスキルのことです。たとえば、コミュニケーションスキルや情報収集スキルなどが代表的。そのほか、企画面では現状把握・課題設定・計画立案などのスキル、人との関わりでは社外対応・社内対応・部下マネジメントスキルなどが該当します。
自分自身にどれくらいのポータブルスキルがあるかを確認し、不足しているスキルは転職前に身に着けておくと成功につながるでしょう。
逃げるために転職を選択している28歳は、転職をしても成功しない可能性があるでしょう。仕事の内容や人間関係などの不満が理由な場合、自分に問題がある可能性も考えられます。その場合は、転職では解決できません。
まずは、転職以外の方法で現状の不満を解決できないか考えてみるのがおすすめです。職場への働きかけや改善の努力を行い、それでも解決できない場合に転職を検討するとよいでしょう。
異業種へのチャレンジからキャリアアップまで、さまざまなチャンスがある28歳の転職。成功させるためには、転職支援サービスを上手に活用しましょう。
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