手取り13万円は、「手取りが少なすぎる」「一人暮らしできない」などといわれることがあります。一人暮らしをしたくても金銭的に不安を感じている人もいるでしょう。
そこで、今回は手取り13万円で一人暮らしをする場合の生活費や貯金の実態を解説します。また、手取りを上げる方法もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
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まず、手取り13万円は高卒者の初任給よりも2万円~3万円ほど低いといえます。手取り13万円は月収で計算するとおよそ15万~16万円です。高卒者の平均初任給17万9,000円と比べると2万円~3万円ほどの差があります。
高卒、専門卒、高専や短大卒、大卒、大学院卒の初任給の平均は以下のとおりです。(令和3年賃金構造基本統計調査より)
手取り13万円は高卒の初任給よりも2万円~3万円ほど安いことから、全国・全年齢の月収平均と比べると月収の差はより大きいと予想されます。
手取り13万円の人の一人暮らしは可能です。しかし、贅沢な暮らしはできないことを覚えておきましょう。手取りが13万円の場合、生活費だけでほとんど手元のお金を使い切ってしまうためです。
手取り13万円の人が一人暮らしをする際の生活費を、項目ごとに詳しくみていきましょう。
家賃は可能であれば3万円台に抑えておきましょう。家賃の相場が高い地域でも4万円台に抑えてください。家賃は一般的に手取りの3分の1程度を目安にします。
ただし、手取り13万円の場合は生活費にあてられるお金が少ないため、3分の1に限らずできる限り家賃を抑えておくことをおすすめします。
各地域ごとの相場は、LIFULL HOME'Sの家賃相場サイトで確認しましょう。家賃は管理費や共益費を含めて計算してください。また、家賃はあとから削減することが難しい項目です。借りる段階でできる限り家賃は抑えておきましょう。
食費は3万円前後を基準にします。ただし、食料品は年々値上がりしているため、ほかの項目を削れるのであれば4万円程度に設定しても問題ありません。
食費を節約するには、以下のコツを覚えておきましょう。
水道光熱費は1万円台を目安にしましょう。水道光熱費は変動費であるため比較的削減しやすい項目です。しかし、近年は電気代やガス代が高騰しているため1万円を超えてしまう可能性があります。水道光熱費を1万円台に抑えるためにも、節約を意識しましょう。
水道、電気、ガスそれぞれの今すぐできる節約方法は以下のとおりです。
【水道】
節水シャワーヘッドに変える、食器洗いの際は洗いおけを使用する、洗濯ものはまとめて洗うなど
【電気】
契約アンペア数を変える、エアコンをエコモードで使用する、冬は電気毛布を活用する
【ガス】
都市ガスに切り替える、電気とセットで契約し割引を適用させる、ガスコンロを長時間使わない
毎月送られてくる各種明細書もしっかり確認し、自分が1か月にどれくらい水道や電気、ガスを使用しているのか常に把握しておくようにしましょう。
交際費・娯楽費は月1万円までに抑えましょう。自由に使えるお金は抑えるに越したことはありません。食費や水道光熱費が近年高騰していることから、交際費・娯楽費までお金を回せない可能性もあることを覚えておきましょう。
通信費は5,000円までに抑えます。スマホは大手キャリアではなく格安SIMを契約することで月5,000円以下に抑えることが可能です。最低限のサービスしか利用しないのであれば、月1,000円台で使える格安SIMもあります。
以下の記事では、mybestが人気の格安SIM26社を実際に使用し、徹底的に比較検証しました。格安SIMに興味がある人は、ぜひ参考にしてください。
雑費(日用品・消耗品)は、1万円前後に収めましょう。日用品や消耗品は、特売の日にまとめ買いをすることで大きく節約できます。
また、特にこだわりがない消耗品は最安値の商品を選ぶことが大切です。例えば、ティッシュやトイレットペーパー、スポンジなど、消耗品としての特性が強い商品ほど、安いもので済ませることで無駄な出費を防げます。こだわりたい商品と安いもので十分な商品を見極めて、余計な出費を減らしましょう。
手取り13万円の場合、貯金に回せるのは1万円以下のケースがほとんどです。手取り13万円の人は生活を切り詰める必要があるため、そのなかで貯金をしていくことは難しいといえます。
仮に多少の貯金ができたとしても、思わぬ出費や節約によるストレスからどこかで使ってしまったりなど、お金が貯まっていくことは難しい状況といえるでしょう。基本的にまとまったお金が貯まりにくいため、車を持つことや出産も厳しいといえます。
手取り13万円の人がお金の不安を解消するためにやるべきことを解説します。支出と収入に着目し、少しずつ手元のお金を増やしていきましょう。
手取り13万円の人は常に支出を減らすことを考える必要があります。特に固定費を削減できると節約効果は大きいでしょう。通信費や保険料、サブスクなどは定期的に見直してください。
例えば、月5,000円のスマホプランを月1,500円のプランに変更した場合、月に3,500円、年間にして4万2,000円の節約につながります
手取り13万円の人がお金の不安を解消するためには、支出を減らすだけではなく収入を増やすことが大切です。仕事内容は今までと同じでも、収入がアップする可能性は十分にあります。
昇進や昇格をすることで、手取り額が向上する可能性があります。そのためには、「成果を上げることを常に意識すること」「企業の評価基準を把握しておくこと」が重要です。
ただし、同じ職場でキャリアアップを目指す場合は、長期戦になることが予想されます。また、成果を上げたところで必ずしも昇進や昇格につながるわけではないことも覚えておきましょう。
空いた時間があれば副業もおすすめです。例えば、仕事が終わったあとにアルバイトをしたり、クラウドソーシングサイトを通して仕事を請け負ったりすることで、効率的に収入を上げられます。
ただし、本業に加えて仕事をすることになるため、体力的・精神的な負担は大きくなるでしょう。本業に支障が出てしまっては本末転倒であるため、副業をする場合は体調面への配慮が必要不可欠です。
また、副業を禁止している会社もあるため、自分の会社が副業を許しているか確認しておきましょう。
収入上げる方法として確実な方法の1つとして、給料の高い職場への転職があげられます。同じような仕事内容でも、転職する企業によっては月収が上がる可能性があるためです。
「昇格や昇進が見込めない」「業績が思わしくなく、ボーナスや手当も支給されない」という場合は、今の職場よりも好条件の企業への転職を検討するとよいでしょう。
手取りを上げたい人が転職先を探す際の4つのポイントを解説します。やみくもに月収が高い企業を選ぶのではなく、企業の事業内容や自分の得意分野を重視することが大切です。
転職先を探す際は、成長傾向がある業界に注目しましょう。将来的にあまり成長しない業界で事業を行っている企業は、これから発展する可能性が低く、給料も上がりにくい傾向があります。
経済産業省が公表している「経済産業省企業活動基本調査」、SMBC三井住友銀行と株式会社日本総合研究所が共同で公表している「グローバル経済と主要産業の動向(2022年度下期)から、具体的に以下のような業界・産業は、将来性が高いと期待されています。
転職先を探す際は、できるだけ今までの経験を活かせる職種を選びましょう。まったくの未経験である業界・職種に転職する場合、未経験という理由で手取り額が現職とあまり変わらない可能性があるためです。
手取りアップを目指して転職するなら、今までの経験を活かしつつ、さらに業務の幅を広げられるような仕事を選びましょう。
例えば、社内SEからITコンサルタントへの転職、webデザイナーからwebディレクターへの転職などがよい例といえます。また、職種を変えない場合は、未経験業界の同じ職種に転向することもおすすめです。今までの経験を活かしながら、新しい知識を身につけられるでしょう。
家賃補助や賞与など、月収以外にも着目して選ぶことが重要です。月収がそこまで高くなくても賞与が年2回あったり、家賃補助があったりすることで、生活に大きな余裕が生まれます。
月収を確認する際、固定残業代の記述もチェックしましょう。例えば「月給25万円(固定残業代を含む)」という記載だけでは、固定残業代に相当する分はどれくらいか、また何時間分の残業代に相当するのか不明であるため、記載されている月収が高額であっても注意が必要です。
「月給25万円(45時間分の固定残業代5万円を含む)」といったように具体的に明記している企業を選びましょう。
転職で手取りを増やしたい人は、転職エージェントに登録することをおすすめします。転職のプロであるキャリアコンサルタントが、求人の紹介から採用までトータルでサポートしてくれるためです。転職初心者は積極的に活用しましょう。
以下では、mybestが人気の転職エージェント7サービス徹底的に比較検証しています。転職エージェントに少しでも興味がある人は、ぜひ参考にしてください。
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