完全母乳で子育てしているママでも、気軽に外出したり仕事に復帰したりするために役立つ母乳パック。事前に搾乳して冷蔵・冷凍保存しておくことで、直接授乳できないときでも赤ちゃんに母乳を与えられます。しかし、ピジョンやカネソンなど複数の人気メーカーから販売されており、容量や枚数もさまざまなので、どれを選んだらよいのか迷ってしまいますよね。
十文字学園女子大学幼児教育学科教授。東京大学医学部卒業後、都立築地産院新生児科に勤務。その後、国立保健医療科学院で母子健康手帳にある発育グラフの作成などに携わる。2015年より十文字学園女子大学幼児教育学科にて、幼稚園教諭の養成に従事。子どもの健康と安全等の科目を担当し沐浴、調乳などの演習も行っている。
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母乳パックは、1人で外出したいときや仕事復帰の際に役立つアイテムです。事前に搾乳した母乳をパックに保存しておくことで、家族や保育士に授乳してもらえるため、ママが不在でも母乳を与えられます。ママ以外の人も授乳できると、ママは時間を気にすることなく外出や仕事で赤ちゃんと離れることが可能に。
母乳パックで冷凍した母乳の保存期間は、約3か月間が目安。急な外出や体調不良で薬を飲まなければならないときなど、万が一の際にも便利です。
長時間の外出や旅行などで直接授乳するのが難しい場面や、赤ちゃんがお母さんと離れて入院しているときに赤ちゃんへ母乳を届ける際にも活用できますよ。入院の際の母乳パックは、病院指定のものがある場合もあります。
夜間授乳も家族と交代できるので、ママの睡眠時間を確保できるのも大きなメリット。完全母乳で育てていると、どうしてもママ1人に負担がかかってしまいます。少しでもママの育児の負担を軽減できるように、母乳パックを上手に活用しましょう。
母乳パックを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
母乳パックの容量は、赤ちゃんの月齢や用途に合わせて選ぶことが大切です。母乳が余ったり足りなかったりすることがないよう、適切な容量を選んで無駄なく効率的に母乳を保存しましょう。
退院後から新生児期までは40~80mLの容量がおすすめ。この時期の赤ちゃんは胃が小さく1回の授乳で飲める量が少ないため、約40~80mLの少量サイズで十分です。赤ちゃんが体調を崩したときは、たくさん飲めなかったり吐いてしまったりすることもあるので、少量で赤ちゃんに負担なく母乳を補給したいときにも使いやすいでしょう。
少量サイズであれば少しずつ量を足していけるので、哺乳量を調整したいときにも便利です。赤ちゃんは成長につれて少しずつ飲む量が増えていきますが、母乳だと赤ちゃんがどのくらいの量を飲めるかわかりにくいもの。授乳後、赤ちゃんがまだ母乳を欲しがるときに微調整しながら使うのにもちょうどいいサイズです。
最近では、母乳や粉ミルクを混ぜて作る離乳食も売られており、少しだけ母乳が必要なときにも使えます。
生後3か月前後の赤ちゃんには、100~150mLがおすすめです。この時期の赤ちゃんは1回の授乳で飲める量が増え、おおよそ120~150mL程度の母乳を飲みます。100~150mLなら1袋である程度まとまった量の授乳ができるので、長時間の外出時や保育園に預けるときにも便利。
このサイズなら多すぎず少なすぎない量をストックできるので、無駄なく使えるのもメリットのひとつ。この時期の赤ちゃんは母乳を飲む量がまだ安定していないので、毎回の授乳で同じ量を飲むとも限りません。足りなかったり余らせたりする心配が少ないのも適量サイズの使いやすさです。
生後6か月前後の赤ちゃんには150~200mLサイズがおすすめ。生後半年頃の赤ちゃんは1回あたり120~180mLの母乳を飲むことが多く、150~200mLサイズなら必要な哺乳量をカバーできます。
また、1歳前後の卒乳に向けて徐々に母乳の量を減らしたいときにも便利。段階的に母乳から離れる流れを作るのに役立つでしょう。
母乳パックは、使用頻度に応じて適切な枚数を選びましょう。毎日搾乳する必要がある人や保育園に預ける場合には、50枚以上準備しておくのがおすすめです。赤ちゃんを保育園に1日8時間預ける場合は、保育園でだいたい2回前後授乳するため、1か月で50枚程度の母乳パックが必要な計算になります。
一方、たまの外出や数日間の旅行、体調不良で母乳を直接あげられないときなど、一時的な利用を想定している場合は20枚程度で十分。母乳パックはほかにあまり使い道がないので、必要のない量をストックしても使わずに無駄になってしまうことがあります。
使用頻度以外に、授乳回数によっても必要な枚数は変わる点に要注意。新生児期や生後1〜3か月は授乳回数が多く、1日に8回以上授乳することもあるので枚数は多いほうがいいでしょう。月齢があがると授乳回数が減るので、使う枚数も減ります。使用頻度と授乳回数の両方を考慮して計算し、必要な枚数を購入しましょう。
母乳パックを選ぶ際は、衛生面に配慮されたものを選ぶことが大切です。栄養価の高い母乳は細菌が繁殖しやすく、特に保存温度が十分に低くないと細菌が増える原因になります。免疫機能が未発達な赤ちゃんにとって、雑菌の混入や細菌の繁殖は健康に悪影響を与える可能性があるため、衛生面をきちんと管理することが重要です。
なかでも、減菌処理されているものや、搾乳機からパックに母乳を移す際に、パックの内側に手や指が触れない形状のものがおすすめ。パックの口に付いたつまみを引っ張るだけで開封できるものや、口を開けるときに触れた部分をカットできるものなどがあります。
ほかに「食品衛生法適合品」「ガンマ線滅菌済み」の記載があるものも、あわせて確認しましよう。食品衛生法適合品は、食品や飲料と接触する製品が安全性の基準を満たしていると認められた製品。ガンマ線滅菌済みのものは、製造から包装までの工程で無菌状態を維持し、開封するまで衛生的に保たれている製品を指します。
ただし、パックが衛生的でも搾乳器や哺乳瓶が不衛生だと、母乳に雑菌が入りやすく、保存中に細菌が繁殖する恐れがある点に注意が必要です。搾乳前には、搾乳機や哺乳瓶などをきちんと消毒して清潔に保ちましょう。
母乳パックを選ぶ際は、使いやすさも重要なポイントです。 特に、授乳時や冷凍保存するときに役立つ便利な機能があると、忙しい育児の合間にもスムーズに授乳できます。
パックの口が広くマチ付きで自立するものだと、スムーズに母乳を移し替えられます。特に、搾乳機のボトルの注ぎ口がすっぽり収まるくらいパックの口が広いと、母乳をこぼさず移し替えられるのでおすすめです。
マチ付きで自立させられるものは、パックが安定するため片手で軽く支えるだけでこぼさずに母乳を注げます。冷蔵庫や冷凍庫内に立てて置けるので漏れる心配がなく、場所もとらないのでストックする際にも便利です。
母乳が入れにくいとこぼれて掃除の手間が増えてしまい、ストレスにつながるのでスムーズに移し替えやすいものを選びましょう。
保存するときに冷蔵庫や冷凍庫で漏れにくい、ダブルジッパーにも注目しましょう。庫内のスペースによっては平置きにして保存しなければならない場合もありますが、しっかり密閉されていると、横に倒しても中身がこぼれる心配が少ないのが利点です。外出時や保育園へ持ち運ぶ際にも役立ちます。
また、ダブルジッパー付きのパックは密封性が高いので冷気の影響を受けにくく、母乳の劣化を防げる点も衛生面においてメリットといえるでしょう。
日付シールや目盛りが付いているものなら、母乳の適切な管理が可能です。一般的に母乳の使用期限は、冷蔵庫で保存する場合は最大24時間以内、冷凍庫で保存する場合は3か月以内が推奨されています。日付シールや日付を書く欄があると、搾乳した日がひと目でわかるので、古い母乳を誤って飲ませる心配がありません。
目盛り付きの母乳パックは、搾乳した母乳量を確認したいときにおすすめ。今のストック量がわかりやすいので、授乳スケジュールや搾乳の計画を立てやすいでしょう。授乳の際も赤ちゃんが必要としている分を適切に用意できるので、必要以上に解凍して母乳を無駄にすることもありません。
母乳パックは、人気メーカーから選ぶのもひとつの方法です。赤ちゃんやママにとって使いやすい機能や衛生面に配慮された製品が多くあるので、迷った場合は人気メーカーから選ぶのもおすすめ。以下は、人気メーカーの母乳パックの特徴です。
ピジョンは、母乳パックの衛生面と使いやすさにこだわっています。パックを開封する際に指が触れる部分をカットできるので、衛生面に配慮して保存が可能です。漏れにくいダブルジッパーを採用しており、冷凍保存や移動時にも便利なほか、目盛りや日付シールも付属。パックに直接搾乳できるアダプターも販売されています。
カネソンの商品は、衛生面と強度を追求した独自製法が魅力です。素材はポリエチレンとナイロンを使用した3層構造で耐久性に優れ、プラスチック成分が母乳に溶け出さない設計にもこだわっています。異物や雑菌が入りにくい製法を採用しているのも魅力。25〜200mLの5種類の容量があり、バリエーションも豊富です。
メデラの母乳パックは、衛生面と保存しやすい形状にこだわって作られています。マチ付きで自立するため、保存や母乳の移し替えの際に便利。漏れにくいダブルジッパー仕様で、持ち運びもしやすいでしょう。衛生面への配慮として食品グレードのBPAフリー素材を使用しており、医療機関でも多く使用されています。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
容量 | 内容量 | ダブルジッパー | マチ付き | 目盛り付き | 滅菌済み | |||||
1 | メデラ 母乳保存バッグ | ![]() | マチつきで自立するから作業もラクラク。漏れもしっかり防止 | 180mL | 25枚 | 不明 | ||||
2 | Mascotte Gourmet Foods ANGEL CARE 母乳保存バッグ | ![]() | 多めの母乳をダブルジップでしっかり密閉 | 200mL | 30枚 | |||||
3 | wuwuw 母乳フリーザーパック | ![]() | 無菌処理済みで開けてすぐ使える | 200mL | 60枚 | 不明 | ||||
4 | wuwuw 母乳フリーザーパック | ![]() | 独立した注ぎ口で、手間がなく哺乳瓶に移し替えができる | 150mL | 60枚 | |||||
5 | wuwuw 母乳 保存バッグ | ![]() | 注ぎ口が独立した設計で、哺乳瓶への移し替えが手軽にできる | 100mL | 60枚 | 不明 | ||||
6 | Lansinoh Breastmilk 収納バッグ|20470 | ![]() | たくさん使える100枚入り!横置き対応で急速に凍結・解凍 | 180mL | 100枚 |
母乳パックへの継ぎ足しは一定の条件を守れば可能な場合もありますが、基本的には衛生面への配慮から新しく別のパックに保存することが推奨されています。一度開封したパックに新しい母乳を継ぎ足すと雑菌が混入する恐れがあり、赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼす可能性がある点に注意が必要です。
1回の搾乳量が少なくどうしても継ぎ足したい場合には、先に保存しておいた母乳と同じ温度まで冷蔵庫でしっかり冷やしたものを継ぎ足してください。ただし、継ぎ足していいのは同日に搾乳したものだけです。別日に搾乳したものや温度の異なる母乳を合わせるのは絶対にやめましょう。
母乳を効率よく保存するためには、母乳パックと一緒に搾乳機も必要です。搾乳機を使うことで、手軽に母乳を搾乳し、パックに保存できます。以下のコンテンツでおすすめの搾乳機について詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。
1位: メデラ|母乳保存バッグ
2位: Mascotte Gourmet Foods|ANGEL CARE 母乳保存バッグ
3位: wuwuw|母乳フリーザーパック
4位: wuwuw|母乳フリーザーパック
5位: wuwuw|母乳 保存バッグ
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