POLBAN ADVANCE ヒップシートをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

座面には子どもを滑りにくくするノンスリップシートを採用。ふちの部分には、ずり落ちを防ぐヒップストッパーを施しているのも評価を伸ばしたポイントです。

さらに、台座に角度をつけ、子どもが自然と抱っこする人の体に傾くよう設計されています。

装着は腰に巻くだけで、着脱のしやすさも高評価を獲得しました。折りたたみ式のように組み立てる必要はないので、子どもがぐずっているときでも、さっと楽に装着できるでしょう。

また、ベルトはスムーズに長さを調節でき、余った部分は伸縮性のある付属のゴムでさっとまとめられますよ。

子どもを乗せたり下ろしたりする動作も、おおむね問題なく、はじめてヒップシートに乗る子どもでも、嫌がらずに乗ってくれそうです。

ヒップシートは下腹部が圧迫されがちですが、本商品は女性モニターの大半が、圧迫感を感じずに使えました。「2種類のやわらかいクッションを使い圧迫感を軽減する」というメーカーの説明を裏付ける結果といえます。

前にかがむと多少圧迫されますが、下位商品のようにつけていられないほどではないでしょう。

ただし、小柄の女性モニターのなかには、「圧迫感を感じた」「左右の骨盤に当たって痛い」などの声も。心配な人はメーカーによるレンタルサービスがあるので、利用するのも一手でしょう。

腰への負担も軽く、モニターからはポジティブなコメントがほとんどです。子どもの重さを分散させるため、幅広の腰ベルトを採用しており、その効果を十分に実感できる結果となりました。

比較したなかには、ベルトが緩いものもありましたが、こちらは腰をしっかりホールドし、安定感があります。ただし、長時間の使用に不安を感じた人もいたほか、口コミでも「腰痛になった」との声が見られたため、はじめは短時間の使用から始めることをおすすめします。

＜腰への負担についてのモニターコメント＞

1. 「フィット感・安心感はあるが、長時間の利用は少し不安」（小柄体型の女性モニターB）
2. 「ベルトが太く、フィットする」（小柄体型の女性モニターE）
   
3. 「腰への負担はあまり感じない」（標準体型の女性モニターB）
4. 「赤ちゃんの重さはあるが、重く感じさせない」（標準体型の女性モニターD）

コメントは一部抜粋

続いて、男性モニターが使用したところ、全員が満足と回答しました。

＜下腹部への圧迫感についてのモニターコメント（一部抜粋）＞

1. 「程よいクッション性があり、お腹を押される感じは少ない」（男性モニターA）
2. 「圧迫が少ない」（男性モニターC）
3. 「クッション部分がほどよく、重さを感じにくい」（男性モニターD）
4. 「少し圧迫感を感じたが、短時間だと問題なし」（男性モニターF）

腰への負担もほとんどなく、「ベルト幅が広く、しっかり支えられている」「重さが分散され、抱っこしやすい」など、評価する声が挙がりました。

ウエストは約105cmまで対応。さらに、抱っこ紐向けのYKKバックル・面ファスナーの二重構造により、ベルト調節のしやすさをアピールしているだけあり、男女問わずしっかりフィットするよう巻けるのは利点です。

総じて性別・体型に関係なく、「腰への負担を感じにくい」と好評。家族みんなが使いやすい商品といえます。

一方機能性は、ポケット付き・洗濯機対応と全体的に高めでした。

抱き方は、対面抱き・前向き抱き・腰抱き・横抱きの4通りに対応。子どもの成長や、そのときの気分に応じて抱き方を変えられるのはうれしいポイントです。

さらに、ショルダーパーツを取り付けられる点でも、評価を伸ばしました。ダブルショルダーベルトをつければ、4か月頃から使用できます。

そのほか、ポケット付き・洗濯機対応と全体的に機能性は高めでした。

最後に、携帯性を検証するために商品を折りたたんでみると、それほどコンパクトにはならずいまひとつの評価に。比較内には、座面を折りたためるものもありましたが、本商品にその機能はありません。

重量はカラーによって異なりますが、今回使用したメランジグレーは、570gとやや重め。比較した全商品の平均、約470gを上回っています。長時間の持ち運びには、注意が必要です。