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AirPods(第3世代)を徹底レビュー!第2世代との違いは?

AirPods(第2世代)にはなかった空間オーディオに対応した、AirPods(第3世代)。「雑音が入ってしまう」といった口コミがあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。


  • 音質
  • 連続再生時間
  • 利便性
  • 音のカスタマイズ性
  • 防水性能

さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の完全ワイヤレスイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、完全ワイヤレスイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2024年06月11日更新
原豪士(Goshi Hara)
ガイド
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。

原豪士(Goshi Hara)のプロフィール
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本コンテンツに記載の検証結果は2024年06月までの情報です

目次

【結論】通勤・通学中のBGMとして、伸びやかな歌声を楽しみたい人に。Appleユーザーに便利な機能が充実

Apple Japan
AirPods(第3世代)

21,598円

AirPods(第3世代)

AirPods(第3世代)は、通勤や移動中・休憩中などにBGMのように音楽を楽しみたい人にぴったりです。実際に使用すると、ボーカル重視の自然なサウンドが特徴的でした。耳を完全にふさがないインナーイヤー型ながら低音にも厚みがあり、中高音の繊細なニュアンスや響きの表現も十分。上位モデルのAirPods Pro(第2世代)とも遜色ない音質で、ロックやジャズなどを心地よく楽しめるでしょう。


解像度も高く、ギターやピアノなどの楽器の再現度も良好です。音が重なるとややこもって聴こえた箇所もあったものの、試聴したモニターからは「1音1音丁寧に表現されている」と好印象。音の広がりや奥行きが少ない点でAirPods Pro(第2世代)と差をつけられましたが、空間オーディオをオンにすることでより臨場感や没入感を高められますよ。


Appleユーザーにうれしい多彩な機能も備わっています。iPhone・iPadであれば本体を近づけるだけでペアリングが完了。同じiCloudアカウントのデバイスは複数台同時に接続できるので、Macで音楽再生中にiPhoneの着信に応答するなどの柔軟な使い方も叶います。再生時間もイヤホンだけで6時間と、スキマ時間に音楽を楽しむには十分。IPX4の防水性能を備えており、水滴や汗で故障するリスクも少なめです。


一方で、細かなイコライザー選択ができず、音のカスタマイズ性に乏しいのはネック。比較した多くの商品がアプリからバンドを手動で細かく調整できたなか、自分好みの音を追求したい人には向きません。ただし、個人の耳に合った音質に自動調整するパーソナライズ機能は備わっているので、手軽に自分に合ったサウンドを楽しみたい人にはよいでしょう。


加えて、耳を密閉しないインナーイヤー型で周囲の外音をカットするノイズキャンセリング機能も非搭載。「雑音が入ってしまう」との口コミどおり、賑やかな環境では音が聴こえづらいかもしれません。ノイズキャンセルの閉塞感が気になる人にはぴったりですが、より耳を密閉して音に包まれるような没入感を得たい人は、ノイキャン機能つきのカナル型イヤホンを検討してくださいね

AirPods(第3世代)とは?

AirPods(第3世代)とは?

いわずと知れたAppleのワイヤレスイヤホン「AirPods(エアーポッズ)」シリーズ。シンプルかつスタイリッシュなデザインで、日本のみならず海外でも多くの支持を集めています。


今回ご紹介するのは、2021年10月に発売されたAirPods(第3世代)です。立体的なサウンドを体感できると謳う独自の「空間オーディオ」技術が特徴。あらゆる方向から音が飛んできて、まるでコンサートホールや映画館にいるような感覚を楽しめるとしています。


Bluetoothバージョンは5.0で、伝送方式はSBC・AACに対応。耳を完全にふさがないインナーイヤー型なので、周囲の音を遮断するノイズキャンセリング機能はありません。Apple製品であればデバイスに近づけるだけでペアリング可能。同じiCloudアカウントを共有しているデバイスは同時に複数台接続できます。なお、詳細は以下のとおりです。


  1. 発売日|2021年10月
  2. イヤホン形状|インナーイヤー型
  3. 対応コーデック|SBC・AAC
  4. Bluetoothバージョン|Bluetooth 5.0
  5. ノイズキャンセリング機能|×
  6. ペアリングアシスト機能|iPhone・iPad対応
  7. マルチポイント対応|同じiCloudアカウントを使っているデバイスなら可能
  8. 充電端子|Lightning充電ケース・MagSafe充電ケースが選択可能
  9. 防水性能|IPX4

AirPods(第2世代)からどこが変わった?

AirPods(第2世代)からどこが変わった?
出典:apple.com

本品AirPods(第3世代)は、AirPodsシリーズの最新世代にあたるモデルです。前世代のAirPods(第2世代)との大きな違いは、より音が立体的に聴こえるように改良されたこと。立体音響を楽しめる「空間オーディオ」や、頭の動きに合わせて聴こえ方を調節する「ダイナミックヘッドトラッキング」を新たに搭載しました。


加えて、今作では充電方法によって2種類の充電ケースを用意。Lightningケーブルで充電するタイプとワイヤレス対応のMagSafeタイプから選べます。充電ケース・イヤホンともにIPX4の防水性能も搭載し、連続再生時間も前作より1時間長い最大6時間に。充電ケースを含めると前作より6時間も長い、最大30時間使えるようになりました。


サイズは第2世代の縦長のデザインから今作では横長デザインに変更し、イヤホンの軸も少し短くなっています。イヤホン本体と充電ケースの大きさ・重さは以下のとおりです。


AirPods(第2世代)

イヤホン本体:高さ40.5×幅16.5×厚さ18mm・重さ4g

充電ケース:高さ53.5×幅44.3×厚さ21.3mm・重さ38.2g


AirPods(第3世代)>※検証で使用

イヤホン本体:高さ30.79×幅18.26×厚さ19.21mm・重さ4.28g
充電ケース:高さ46.4×幅54.4×厚さ21.38mm・重さ37.91g

AirPods Proシリーズとの違いは?

AirPods Proシリーズとの違いは?

ベーシックモデルにあたるAirPodsシリーズに対して、より上位に位置づけられるのがAirPods Proシリーズ。ともに最新モデルであるAirPods(第3世代)とAirPods Pro(第2世代)の違いを、詳しく解説します。


まず、装着感の違いが大きなポイント。AirPodsが耳を完全にふさがないインナーイヤー型を採用しているのに対し、AirPods Proはイヤーピースを耳穴に差し込むカナル型です。したがって、周囲の騒音をカット低減するノイズキャンセリング機能も搭載。電車内など騒がしい環境で使うことが多い人にはAirPods Proがよいでしょう。


操作性にも違いが見られます。AirPods(第3世代)はバー部分の「威圧センサー」を押すことで操作する仕様。一方、AirPods Pro(第2世代)では「タッチコントロール」を採用しており、センサーを押すだけでなく上下スワイプによる音量調節も可能です。充電端子も従来のLightningケーブルから、新たにUSB Type-Cに対応しました。


そのほか、音質に直結するCPUにはAirPodsよりも最新の「H2ヘッドフォンチップ」を採用。上位モデルとして音質もアップグレードしたと謳っています。予算に余裕がある人はAirPods Proも候補に入れてみてくださいね。

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

今回は、AirPods(第3世代)を含む完全ワイヤレスイヤホン全67商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。


具体的な検証内容は以下のとおりです。


  1. 音質
  2. 連続再生時間
  3. 利便性
  4. 音のカスタマイズ性
  5. 防水性能

AirPods(第3世代)のメリットは8つ!

人気の完全ワイヤレスイヤホンを比較検証したところ、AirPods(第3世代)には8つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。

自然な歌声が伸びやかに響く。ボーカル重視の聴きやすいサウンドが魅力

自然な歌声が伸びやかに響く。ボーカル重視の聴きやすいサウンドが魅力

Andoriod端末を使用してAmazon Music HDから実際に楽曲を聴いたところ、ボーカル重視の自然で心地よいサウンドが楽しめました。上位機種ほど再現できる情報量は多くはないものの、なめらかで聴きやすい音質です。比較したなかでもAirPods・AirPods Proシリーズは歌声に厚みがあり、中高音域が際立って聴こえやすい傾向でした。


試聴したモニターからも「ベースラインの流れがきれいに聴こえる」「全体的なバランスがよい」との声が多数。アタック感やメリハリというよりは、リアルさや伸びやかさを強く感じられるサウンドです。ロック・ジャズといったジャンルの曲と相性がよいでしょう。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

Airpodsは、世代が変わるたびに内部構造をアップデートしていて、劇的な変化はないものの音質が向上しています。空間オーディオといった音に関係するファームウェアのアップデートにより音自体の楽しみ方が変わることも。今後の進化を見越してAirpodsを選択するのもアリです。

低音にも厚みが感じられた。インナーイヤー型のイヤホンにしては健闘

低音にも厚みが感じられた。インナーイヤー型のイヤホンにしては健闘

低音は、ボーカルを支えるほどよい存在感がありました。「迫力が物足りない」と感じたモニターもいたものの、多くの人が「主張しすぎない低音で聴き心地がよい」「ドラムとベースの音がしっかり聴こえ、バランスがよい」と支持しています。


AirPods Pro(第2世代)に比べるとキレや力強さは控えめなものの、耳を完全にふさがないインナーイヤー型のイヤホンにしては十分。ズンズン響く重低音をノリよく楽しみたい人よりも、ボーカルと合わさったときのバランス感を重視する人におすすめです。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

音の輪郭がはっきりとしていて、インナーイヤー型ながらもしっかりと厚みのある低音が楽しめます。カナル型と違い、イヤーピースによる音のまとまり感は少ないものの、より自然なスピーカーに近い音の広がりが楽しめるでしょう。

中音は歌声が際立って聴こえた。息遣いやニュアンスなどの再現性も十分

中音は歌声が際立って聴こえた。息遣いやニュアンスなどの再現性も十分
中音域は、ボーカルの歌声をしっかり聴き込める音作りが魅力。楽器の厚みはそこまで感じられないものの、その分ボーカルのリアルな質感が伝わってくる印象です。モニターからも「ボーカルの声が際立っており、ビブラート・ブレスなどもしっかりわかる」と好印象を得ています。

比較したほかの商品には楽器や低音の迫力に歌声が埋もれて聴きとりにくいものも。対して本品は歌声が適度にシャープなので、推しの声のニュアンスや楽曲に込められたメッセージなどもしっかり感じ取れるでしょう。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

ボーカルが一歩前に出ているようなチューニングで、アイドルや女性アーティストなど声の質感まで楽しみたいといった人にもおすすめ。クリアでキレのあるボーカルが楽しめますよ。

高音は女性ボーカルの声の表現に長けていた。楽器も音割れせずクリアに聴こえる

高音は女性ボーカルの声の表現に長けていた。楽器も音割れせずクリアに聴こえる
高音パートでも女性ボーカルの歌声が非常に伸びやかでした。モニターからも「タイトかつ広がりや伸びのあるサウンド」「余韻がかなり鮮明に聴こえる」と好評。AirPods Pro(第2世代)では高音の伸びが物足りないとの指摘があったなか、こちらは音抜けのよい美しいサウンドを楽しめました。

トランペットなどの金管楽器の音もクリア。比較した一部の商品のようなキンキンとした音割れもなく、聴きやすいサウンドです。音質だけで見れば、AirPods・AirPods Proどちらを選んでも十分満足できるでしょう。

低音・中音・高音のモニターレビューまとめ

以下では低音・中音・高音に対するモニターコメントをそれぞれまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

低音・中音・高音についてのモニターコメント
  1. バスドラム・ベースともに厚みがありベースラインの流れがきれいに聴こえる。音量を下げても存在感がなくならない」
  2. 吐息や伸びがかなりはっきりと聴こえる。楽器の厚みはないが、ボーカルが強調されている。細かな楽器の音や息遣いも聴こえてよかった。声の質感が感じとれ、曲の細かいニュアンスまで楽しめた」
  3. 「女性ボーカルの余韻はかなり鮮明に聴こえる。シンセサイザーやピアノの高音の伸びがよい。トランペットなど金管系の音も鮮明に鳴っている」
コメントは一部抜粋

解像度も高く、楽器の余韻や響きがしっかり伝わる

解像度も高く、楽器の余韻や響きがしっかり伝わる

解像度の高さも申し分ありません。ギターやピアノなどの楽器の音が潰れず1音1音クリアに聴こえ、比較した一部の商品にあったようなノイズ感やシャリシャリとしたチープさも気になりませんでした。


モニターからも「音のひずみがなく、スムーズにさまざまな音を聴き取れた」とおおむね好印象。一部「声が重なるとやや歪む」との指摘もあり、上位には及ばなかったものの、AirPods Pro(第2世代)とは遜色ないモニター評価でした。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

とくに弦楽器の歯切れがよいのが特徴。シティポップやファンクといったギターが気持ちよい楽曲にぴったりです。音数が増えると少しこもってしまうので、小編成のバンドを聴くときに実力を発揮するでしょう。

解像度のモニターレビューまとめ

以下では解像度に対するモニターコメントをそれぞれまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

解像度についてのモニターコメント

  1. 「全体的にタイトで音単位がわかれて聴こえる。ギターやピアノなどの表現が得意。声が重なるとやや歪む感じもある」
  2. 「解像度も申し分なく、チープな感じはまったくしない」
  3. 「1音1音丁寧に表現されていて、クリアなサウンドと相まって非常によい」
コメントは一部抜粋

連続使用時間も十分。通勤や休憩中に音楽を楽しみたい人に

連続使用時間も十分。通勤や休憩中に音楽を楽しみたい人に
バッテリー持ちも十分長めです。AirPods Pro(第2世代)と同様にイヤホンだけで6時間、ケースと併せると30時間もの使用が可能。長時間使用する場合はケースとの併用が必須ですが、通勤時や休憩時間などのちょっとした合間に使うだけなら数日はバッテリーが持つでしょう。

比較したなかにはイヤホンだけで10時間以上持つものもあったので、1日中つけっぱなしで使用したい人はそちらもチェックしてくださいね。

Appleユーザーに便利な機能が充実。複数デバイスと同時接続できる

Appleユーザーに便利な機能が充実。複数デバイスと同時接続できる
出典:apple.com
Apple製品ユーザーであれば十分便利に使える機能がそろっているのはうれしいポイントです。iPhone・iPadであれば、接続時にケースのフタを開けてデバイスに近付けるだけでペアリング可能。着脱検知にも対応しており、耳から外すと自動で音楽が停止されて流しっぱなしを防げますよ。

同じiCloudアカウントに登録されているすべてのデバイスと同時接続できる機能も搭載。比較した多くの商品では2~3台までの制限があり、なかには1台ずつしか接続できないものもありました。対して本品は台数に制限がなく、Macで音楽を聴いている途中でiPhoneにかかってきた電話に応答するといった柔軟な使い方が望めます。


ただし、イヤホン単体での音量調整ができないのはネック。AirPods Pro(第2世代)では可能なのに対し、こちらは毎回デバイスを取り出すのが少し手間に感じるかもしれません。


  1. イヤホン本体のボタンで再生・停止が行える|〇
  2. イヤホン本体のボタンで音量調整が行える|×
  3. イヤホン本体のボタンで曲のスキップ操作が行える|〇
  4. 着脱検知|Apple製品のみ対応
  5. マルチポイント|同じiCloudアカウントのみ可能
  6. ペアリングアシスト|Apple製品のみ対応
原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

Appleのデバイスとの接続に手間取らない点が魅力です。Appleのデバイスであればアプリを入れずともオーディオ設定の変更ができるので、Appleユーザーならまず検討してもよいイヤホンといえます。

防水性能もIPX4と十分。水滴や汗で故障するリスクは低い

防水性能もIPX4と十分。水滴や汗で故障するリスクは低い
防水性能はIPX4と、日常使いでの水濡れや汗に耐えうるタフさを備えています。比較したIPX6・7の商品のように水没にも耐えられるレベルとはいえませんが、うっかり水滴がついてしまった際もサッと拭けば問題ないでしょう。

AirPods(第3世代)のデメリットは3つ!

AirPods(第3世代)にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。

細かな音質カスタマイズは不可。好みのサウンドは求めづらい

細かな音質カスタマイズは不可。好みのサウンドは求めづらい

音のカスタマイズがざっくりとしかできないのは難点。比較した多くの商品がアプリからバンドを手動で細かく増減できたなか、こちらは大まかな傾向の調整のみ可能です。自分好みの音質をとことん追求したい人にとっては、やや物足りないでしょう。


ただし、パーソナライズされた空間オーディオに対応している点はよいところ。耳に合わせて音楽を自動的に調節するアダプティブイコライゼーションが備わっているので、手軽に自分に合ったサウンドを楽しめますよ。


  1. 選択型の簡潔なイコライザー調節ができる |〇(ざっくりとした傾向の調整のみ)
  2. 自由調節型の細かいイコライザー調節ができる|×
  3. 空間オーディオ対応|〇
  4. パーソナライズ機能|〇

ノイキャンも非搭載。賑やかな場所では聴き取りづらい可能性あり

ノイキャンも非搭載。賑やかな場所では聴き取りづらい可能性あり

ノイズキャンセリング機能が非搭載なのも気になりました耳を完全にふさがないインナーイヤータイプのため、外音をしっかりシャットアウトできません。「雑音が入ってしまう」という口コミどおり、電車内やカフェなど賑やかな環境では音を聴きとりづらい可能性が。音量を上げる際には音漏れにも注意してくださいね。


AirPods Pro(第2世代)にはノイズキャンセリング機能が搭載されているので、周囲の音が大きい場所で使うことが多い人はそちらをチェックしてみてください。


とはいえ、外音が聴こえることで周囲の状況を把握しやすく、安全に使用できるメリットも。またノイズキャンセルの閉塞感が苦手な人にも向いているといえますよ。


  1. ノイズキャンセリング機能|×
  2. 外音取り込み|×
  3. イヤホン本体のボタンでNC・外音取り込みの切替が行える|×
原豪士(Goshi Hara)
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原豪士(Goshi Hara)

カナル型のイヤホンの外音取り込みモードのようにマイクで拾わずに、耳とイヤホンの隙間から音が入ってくるため、自然に外の音を取り込めます。一方、電車内などでは周りの音がしっかり聴こえてしまうのでやや使いづらいでしょう。

音に奥行きを感じにくいのもネック。臨場感を味わいたい人には物足りない

音に奥行きを感じにくいのもネック。臨場感を味わいたい人には物足りない
上位の商品やAirPods Pro(第2世代)に比べて、音の広がりを感じにくかったのも惜しいところ。モニターから「音に奥行きが感じられず、のっぺりとした印象」「空間の広がりが狭いと感じた」との指摘が相次ぎ、臨場感の評価は伸び悩みました。

比較したなかにはライブハウスにいるかのような臨場感がありありと伝わってくるイヤホンも。より音楽に包まれるような没入感を得たい人は、空間オーディオをオンにするか、ほかの商品も検討してみてくださいね。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

左右の広がりはありますが、立体感は少ない印象です。ただ、空間オーディオの機能を使えば、奥行きや広がりの物足りなさをある程度解消できるでしょう。

臨場感のモニターレビューまとめ

以下では臨場感に対するモニターコメントをそれぞれまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

臨場感についてのモニターコメント

  1. 「音に奥行きが感じられず、のっぺりとした印象」
  2. 「楽器の音に奥行きがなく、少し平坦な感じがして物足りない」
  3. 「音の抑揚や強弱、空間的な広がり、奥行きがあまり感じられない」
  4. 「細かな音の響きがあまり感じられず、空間の広がりが狭いような印象を受けた」
コメントは一部抜粋

AirPods(第3世代)の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    21,402円

    (最安)

    販売価格:21,598円

    ポイント:196円相当

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  2. 2

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  3. 2

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    販売価格:21,599円

    ポイント:196円相当

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  4. 4

    21,404円

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  5. 4

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AirPods(第3世代)が向いていない人におすすめの完全ワイヤレスイヤホンは?

ここでは、AirPods(第3世代)のデメリットをカバーする商品をご紹介します。購入するか迷っている人は、比較して検討してみてはいかがでしょうか。

音に包まれるような没入感を味わえた、ソニーのWF-1000XM5

音に包まれるような没入感を味わえた、ソニーのWF-1000XM5
ソニーのWF-1000XM5は、ハイクオリティで臨場感あふれるサウンドが特徴的なワイヤレスイヤホンです。雄大な広がりを感じる空間表現が得意で、まるで音に包まれているような没入感がモニターからも好評でした。高音域から低音域までバランスよくクリアな音質で、お気に入りの楽曲のよさを存分に引き出せるでしょう。

また、好みの音質設定ができる「ファインド・ユア・イコライザー」にも対応。ノイズキャンセリングと外音取り込みモードの切り替えができるので、街中など騒がしい環境でも音楽に集中しやすいでしょう。イヤホン単体で12時間の連続再生が可能で、長時間の使用も問題ありません。

ソニーのWF-1000XM4は、 目の前で演奏を聴いているかのようなリアルなサウンドが魅力

ソニーのWF-1000XM4は、 目の前で演奏を聴いているかのようなリアルなサウンドが魅力
ソニーのWF-1000XM4は、伸びやかで美しい歌声と楽器の再現性の高さを味わえた1台。音の距離や方向が正確に表現されており、まるで目の前でアーティストの演奏を聴いているかのような没入感を得られました。独自の立体音響技術「360 Reality Audio」を活用すれば、より空間の広がりを感じられるでしょう。

アプリでは細かなイコライザー調節も可能。パーソナライズ機能には非対応ですが、自分好みの音質にこだわりたい人にもぴったりです。ノイズキャンセリング機能のほか、マルチポイントや着脱検知なども搭載しており、利便性にも抜かりのないイヤホンといえます。

AirPods(第3世代)はどこで買える?

AirPods(第3世代)はどこで買える?
出典:amazon.co.jp
AirPods(第3世代)は、公式サイトやAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトなどで購入可能です。価格は充電ケースの種類によって異なり、執筆時点では以下のとおりです。

価格

  • Lightning充電ケース:税込26,800円
  • MagSafe充電ケース:税込27,800円
公式サイト参照

実店舗で購入する際は、事前に在庫確認を行っておくとよいでしょう。サイトによってはセールを実施していることもありますので、お得に購入できる方法をチェックしてみてください。

AirPods(第3世代)の操作方法は?

AirPods(第3世代)の操作方法は?
出典:amazon.co.jp

AirPods(第3世代)の操作をご紹介します。本体をタップする以外に、「Hey Siri」と話しかけるだけで曲の再生・電話の発信・経路のチェックなどの操作も行えますよ。


操作方法

  • メディアを再生または一時停止:1回押す
  • 電話に応答・消音・消音解除:1回押す
  • 通話を終了:2回押す
  • 次の曲にスキップ:2回押す
  • 前の曲にスキップ:3回押す
  • Siriを起動:長押し

mybestおすすめ!完全ワイヤレスイヤホンの検証評価上位の商品も紹介

完全ワイヤレスイヤホンの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。AirPods(第3世代)以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。

ソニー
SONYWF-1000XM5

おすすめスコア
4.60
音質のよさ
4.80
使い勝手のよさ
4.59
連続再生時間の長さ
4.54
理想の音への近づけやすさ
4.50
防水性能の高さ
4.00
マイク性能の高さ
3.86
ノイズキャンセリング性能の高さ
4.60
WF-1000XM5 1
WF-1000XM5 2
WF-1000XM5 3
WF-1000XM5 4
WF-1000XM5 5
WF-1000XM5 6
WF-1000XM5 7
最安価格
30,200円
やや高価格
最安価格
30,200円
やや高価格
連続再生時間 (イヤホンのみ)12時間
連続再生時間 (充電ケース込み)36時間
音の傾向クリアな音質、フラットな音質、楽器
イヤホン形状カナル型
おすすめの音楽ジャンルクラシック、ジャズ、アニソン、ダンスミュージック、K-POP、ロック、J-POP
防塵防水性能
IPX4
重量
5.9g(片耳)
ノイズキャンセリング機能
着脱検知機能
マルチポイント対応
紛失防止機能

良い

  • 多様なジャンルの音楽を高い解像度で楽しめる
  • 空間オーディオやファインドユアイコライザーを搭載
  • ノイズキャンセリング性能も優秀で、電車での通勤・通学中も音楽を楽しめる

気になる

  • マイクは声がややこもって聞こえる
BluetoothバージョンBluetooth 5.3
対応コーデックSBC、AAC、 LDAC、 LC3
ドライバー構成ダイナミック型
再生周波数帯域20Hz〜20kHz
充電端子USB Type-C
空間オーディオ機能
外音取り込み機能
自動パーソナライズ機能
選択式イコライザー機能
自由調整式イコライザー機能
急速充電対応
AIアシスタント
全部見る
WF-1000XM5

SONY WF-1000XM5を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?

最小再生周波数20Hz
連続再生時間 (イヤホンのみ)ノイズキャンセリングON:8時間/ノイズキャンセリングOFF:12時間
連続再生時間 (充電ケース込み)ノイズキャンセリングON:24時間/ノイズキャンセリングOFF:36時間
イヤホンの種類完全ワイヤレス型
連続再生時間(ノイズキャンセリングなし)不明
イヤホンの形状カナル型
連続再生時間(ノイズキャンセリングあり)不明
タイプイヤホン
イヤーピースの種類フォーム
接続タイプワイヤレス
おすすめのジャンルクラシック、ポップス
最大入力不明
ペアリングアシスト機能Google Fast Pair
イヤホン形状カナル型
ノイズキャンセリングの強弱調節可能
BluetoothバージョンBluetooth 5.2
ネックバンド付き
イヤーフック・イヤーウィング付き
Bluetoothクラス1
対応コーデックSBC、AAC、LDAC
アプリ対応
BluetoothのプロファイルA2DP、AVRCP、HFP、HSP
ドライバー構成ダイナミック型
ドライバーサイズ6mm
プラグ形状不明
インピーダンス不明
再生周波数帯域20Hz〜20kHz
音圧感度不明
特徴不明
連続再生時間イヤホンのみ:最大8時間(NCオン)、最大12時間(NCオフ)/充電ケース使用時:最大24時間(NCオン)、最大36時間(NCオフ)
充電時間1.5時間
充電端子USB Type-C
防塵防水性能IPX4
操作方法タッチ操作
ケーブルの長さ不明
重量イヤホン:7.3g(片耳)
不明
奥行不明
高さ不明
特徴不明
電車の騒音のカット率不明
MFi認証モデル不明
マイク付き
リモコン付き
ノイズキャンセリング機能
空間オーディオ機能
外音取り込み機能
自動パーソナライズ機能
選択式パーソナライズ機能
選択式イコライザー機能
自由調整式イコライザー機能
着脱検知機能
内蔵メモリ不明
急速充電
接続安定性機能不明
急速充電対応
自動電源ON機能
自動電源OFF機能
マルチペアリング対応
マルチポイント対応
AIアシスタント(Google アシスタント、Amazon Alexa)
紛失防止機能
リケーブル対応
ハイレゾ対応
ハンズフリー通話対応
再生/停止操作可能不明
音量調整操作可能不明
曲のスキップ操作可能不明
音漏れ抑制機能
製造国不明
電車の走行音の低減dB数13dB
立ち上がりの速いノイズの低減dB数22.4dB
全部見る
WF-1000XM4

ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000XM4をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

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