「心に響く、洗練されたサウンド」と謳う安い完全ワイヤレスイヤホン、EarFun Air Pro 4。ネット上では「価格以上の性能」と評判です。その一方、「バッテリーの持ちが悪い」「ノイズキャンセリングはそれほどでもない」と気になる口コミも見られ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の安い完全ワイヤレスイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、安い完全ワイヤレスイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
EarFun Air Pro 4は、高音質で機能も充実しているイヤホンを安く買いたい人におすすめです。価格は9,990円(※2025年2月時点・公式サイト参照)ながら、音質はハイクオリティ。低音から高音までバランスよく、クリアに響きます。比較した商品では音が固まって聴こえるものもあったのに対し、細かな音のニュアンスや、音の流れまで再現できました。表現の幅が広く安定感があるので、あらゆるジャンルの音楽を楽しめます。
音質は自分好みにカスタマイズ可能です。低音や高音の強弱を調整するイコライザー機能付き。比較した商品内では珍しく着脱検知機能があり、再生・停止操作する手間も省けて便利です。タッチ操作で音量調整できるので、都度スマホなどを出す必要はありません。2台の機器と同時に接続するマルチポイント機能もついています。
バッテリー持ちも優秀でした。連続再生時間はイヤホン単体で11時間・ケース込みで52時間です。比較したなかにはイヤホン単体で8時間以下しか使えない商品も多かったなか、本商品であれば長時間つけっぱなしにしやすく、充電の手間も少なめです。防水性能はIPX5に対応し、小雨や汗による故障リスクも低いでしょう。
ノイキャン性能は高く、電車の走行音や人の話し声などを約20dB低減できました。通勤・通学の電車内や街中などの騒音がある環境でも、音楽に没入しやすいといえます。また、マイク性能も十分です。男女の声ともに聴こえやすいように強調しつつ、周囲のノイズは低減。騒がしい環境でもスムーズに通話しやすいでしょう。
1万円以下とは思えないほど音質がよく、使い勝手を高める機能も充実していました。口コミに反してバッテリー持ち・ノイキャン性能にも優れていたので、あらゆるシーンで活躍するでしょう。非常にコスパのよい完全ワイヤレスイヤホンなので、ぜひチェックしてみてくださいね!
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
EarFun Air Pro 4は、中国の音響機器メーカーのEarFun Technologyから2024年7月に発売されたワイヤレスイヤホンです。前モデルのEarFun Air Pro 3では非対応だった高音質コーデックのaptX Lossless・LDACに対応し、「オリジナル音源の雰囲気を損なわずに1つ1つの音の粒立ちや立体感を再現する」と謳っています。
独自のノイズキャンセリング技術QuietSmart 3.0により、ノイズ低減レベルは前モデルの‐43dBから‐50dBに向上しました。街中でも音楽の世界への没入感を高められるよう進化しています。再生時間は充電ケース込みで最大52時間。充電時間はUSB Type-Cケーブル経由だと2時間・ワイヤレス充電器経由だと3.5時間です。
本体サイズは、幅46.6×高さ62.4×厚さ29.2mm・重量はイヤホンのみが5.2g(片側)・充電ケース込みが56gです。カラーバリエーションは、ブラック・ネイビー・シルバーホワイト・光沢ホワイトの4色から選べます。なお、付属品は以下のとおりです。
<付属品>
今回はEarFun Air Pro 4を含む、人気の安い完全ワイヤレスイヤホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の安い完全ワイヤレスイヤホンを比較検証したところ、EarFun Air Pro 4には7つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
低音には芯があり、楽曲の土台を支えるように響きます。前モデルのEarFun Air Pro 3のような大迫力というわけではなく、バランスのとれたきれいな低音です。各音がクリアなので、ベースやバスドラムなど低音を構成する音を聴き分けられました。
中音・高音はともにクリアかつ芯があり、低音に埋もれることはありません。中音はハリと輪郭がしっかりしており、コーラスや楽器の音も自然に聴こえました。高音は伸びと余韻がもう少しほしかったものの、存在感は十分です。細かな音のニュアンスやボーカルの抑揚・息遣いなどまで再現できていました。
低音から高音まで豊かに表現できているだけでなく、音の流れまで聴き取れたのがすごいところ。ボーカル・ベース・ドラムなどがどこでどう鳴っているかを聞き取れました。音場はそこまで広くないものの、一定の音の広がりがあり定位感に優れています。
比較したなかには、音が1つの塊のように聴こえたり、どの方向から鳴っているかがわかりにくい商品もあったなか、表現の幅が広く安定していました。EDM・ロック・ポップス・ボーカル曲など、あらゆるジャンルの音楽を存分に楽しめるでしょう。
比較した商品のなかで唯一(※2025年2月時点)、パーソナライズ機能に対応しているのも特筆すべきポイント。聴力テストを行うと、自動で好みに合うイコライザーへ調整されます。細かなイコライザー調整をしなくても、感覚的に自分好みのサウンドに合わせられて便利です。
連続再生時間が長いので、1日中つけっぱなしにできます。メーカーが公称する連続再生時間は、ケース込みで52時間・イヤホン単体で11時間です。比較した全商品の平均は、ケース込みで33.3時間・イヤホン単体で8.3時間(※2025年2月時点)だったので、「バッテリーの持ちが悪い」という口コミは払拭できたといえます。
ハードに使う人でも、ケースへの充電は数日に1回で済みそうです。評価には含みませんが、急速充電に対応しており、メーカーは約10分充電すれば2時間使用できるとしています。食事中など音楽を止めるタイミングでケースへ戻す習慣をつければ、使っている途中で充電切れすることはほぼないでしょう。
IPX5の防水性能を備えているので、小雨や汗を気にせず使えます。比較したなかにはIPX4どまりのものも多くありましたが、本商品は屋外やトレーニング中などに使いたい人におすすめです。
ノイキャン性能の高さも魅力です。ダミーヘッドマイクに装着し、周囲のノイズをどれくらい低減できるか測定したところ、人の話し声を20dB・自転車のベルの音を28.6dB低減できました。立ち上がりの速いクラップ音は21dB低減し、突発的な音にもしっかり対処できたので、街中やカフェなどで使いたい人におすすめです。
電車の走行音は18.60~24.40dB低減できたので、電車内でも音楽に集中できます。比較した商品内にはノイズの種類によって低減数の差が大きいものもあったのに対し、どのノイズもまんべんなく20dB前後カットできたのがポイントです。
一方で、電車のアナウンス・救急車のサイレン音は15~18dBの低減に抑えられていました。聴こえるべき音は低減しすぎないため、電車での通勤・通学やランニングなどにも使いやすいでしょう。
デメリットはないのか確認したところ、とくに気になる点はありませんでした。マイベストが自信を持っておすすめできる安い完全ワイヤレスイヤホンなので、ぜひ購入を検討してみてください。
イヤホン形状 | カナル型 |
---|---|
ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
---|---|
対応コーデック | SBC、aptX Lossless、LDAC、aptX Adaptive |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
充電端子 | USB Type-C |
防塵防水性能 | IPX5(イヤホン本体のみ) |
空間オーディオ機能 | |
急速充電 | |
マルチポイント対応 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
9,890円
(最安)
販売価格:9,990円
ポイント:100円相当
送料無料
(1,422件)
EarFun Air Pro 4は、EarFunの公式サイトから購入できます。 価格は9,990円(※2025年2月時点)です。クーポンが配布されている場合もあるので、見逃さないでくださいね!
ほかにも、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで販売中です。ビックカメラ・ケーズデンキなどの家電量販店では販売を確認できませんでした。公式サイトのクーポンや各ECサイトのセールなどを活用し、お得に手に入れてくださいね。
低音の迫力を楽しみたい人は、AnkerのSoundcore P40iも候補に。低音が前に出るように響き、ボーカルの表現もパワフルでライブ感がありました。ノイキャン性能も高く、低音から高音までまんべんなく雑音をカット。バッテリーはイヤホン単体で12時間持つので、外出先でも雑音や時間を気にせず音楽に没頭できるでしょう。
フィット感重視なら、JVCケンウッドのVictor ワイヤレスイヤホン HA-A30T2-B。イヤホン全体がコンパクトな形状なので耳に収まりやすいうえに、イヤーピースも全4サイズ付属しています。音は全体的にクリアで、とくに中音が丁寧でした。イコライザー機能・マルチポイント・低遅延モードなど機能面も充実しています。
イヤホン形状 | カナル型 |
---|---|
ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
充電端子 | USB Type-C |
防塵防水性能 | IPX5 |
空間オーディオ機能 | |
急速充電 | |
マルチポイント対応 |
Anker Soundcore P40iの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
イヤホン形状 | カナル型 |
---|---|
ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
充電端子 | USB Type-C |
防塵防水性能 | IPX4 |
空間オーディオ機能 | |
急速充電 | |
マルチポイント対応 |
Victor HA-A30T2の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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