コンパクトサイズながら長時間再生できると謳う完全ワイヤレスイヤホン、Victor HA-A30T2。ネット上では、「情報量が多く適度にチューニングされたナチュラルな高音質」と評判です。一方「ノイキャン機能は効果があまり感じられない」という口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など、人気の完全ワイヤレスイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、購入を迷っている人はぜひ参考にしてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
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気になる
Victor HA-A30T2は、低価格・高音質なイヤホンがほしい人におすすめです。9,900円(※2025年2月時点・公式サイト参照)と手頃な価格が魅力。実際に楽曲を聴いたところ、中音の音作りが丁寧でボーカルがクリアに前に出るサウンドでした。「情報量が多く適度にチューニングされたナチュラルな高音質」との口コミもあるように、高音が耳に刺さらず聴き疲れしにくいでしょう。比較した商品にはどこから音が鳴っているかわかりにくかったのに対し、定位感もよく立体感・臨場感も味わえました。
着脱検知機能はありませんが、本体のタッチ操作で再生や停止・曲送りなどの基本操作は行えます。比較したかでは珍しい低遅延モードや、同時に2台の機器を接続できるマルチポイントにも対応していました。アプリのUIがシンプルで、スムーズに音質調整や機能の切り替えができる点もメリット。細かい設定を自分の好みに調整できますよ。
ワンタッチで外音を取り込めるタッチアンドトーク機能も装備しています。3つの簡易的なイコライザーとマルチバンドタイプのイコライザーがあるので、自分好みのサウンドに調整したい人にもぴったり。防水性能はIPX4に準拠しており、日常使いには十分なレベルでした。イヤホンのみで11時間再生できるので、長時間使用する際もバッテリー切れの心配はないでしょう。
ノイズキャンセリング性能も申し分ありません。「ノイキャン機能は効果があまり感じられない」との口コミに反し、クラップ音は23.3dB・自転車のベルの音は27.2dBも低減できていました。低音のノイズは上位商品ほどカットできなかったものの、立ち上がりの速い音はしっかり抑えられます。音楽を再生すれば周囲のノイズは気になりにくいでしょう。
マイク性能はいまひとつで雑音が多いと声が聴こえにくいものの、コンパクトなつくりで装着時のフィット感も良好です。音質・機能性・装着感すべてのクオリティが高いので、完全ワイヤレスイヤホン選びに迷ったら、ぜひ検討してください。
<おすすめできない人>
ファッションに合わせやすいニュアンスカラーもおすすめポイント。カラーはブラック・グリーン・ピンク・パープル・ホワイトの5色から選べます。なお、詳細なスペックは以下のとおりです。
前モデル「HA-A30T」との大きな違いは、機能・対応コーデック・サウンドモード・重さなどです。「HA-A30T」のコーデックは標準的なSBCに対応。サウンドモードは迫力ある音が楽しめると謳うバスブーストモードを搭載しています。イヤホン単体の再生時間は最長9時間。重さは片耳約4.2g、ケースが約28gです。
新モデルの「HA-A30T2」は、新たに風切り音を抑えるウインドカットモードや、通話中にマイクから自分の声を確認できるサイドトーン機能を搭載。2台の機器を同時接続できるマルチポイントや専用アプリなど、便利な機能が加わりました。
コーデックはSBCのほか、より低遅延で高音質のAACにも対応。楽曲や気分に合わせて調節できるFLAT・BASS・ CLEARの3つのサウンドモードを搭載しています。イヤホン単体の再生時間は最長11時間へと延長。重さは片耳約4.5g、ケースは約23.7gとよりコンパクトになりました。
今回はVictor HA-A30T2を含む、完全ワイヤレスイヤホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
Victor HA-A30T2には9つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてください。
楽曲に合わせて心地よく低音が鳴ることが魅力です。実際に聴いたところ、響きはナチュラルですが、量感は十分でした。主張しすぎずバランスよく丁寧に鳴っており、他帯域を邪魔することはありません。中低音に厚みがあり、低音からボーカルにかけての芯の部分をしっかり担っています。
比較したなかには低音がぼやけてしまう商品もあったのに対し、こちらは輪郭がはっきりしていました。音に芯と厚みがあり、チューニングの絶妙さも感じられますよ。
全体的に音が太く、まっすぐに耳に届く点が特徴です。中音は丁寧に音が作られており、ボーカルが一歩前に出つつも他帯域とバランスがとれていました。コーラスや楽器の芯など、細かい部分もしっかりと再現できています。音の厚みと量感がマッチしているので、聴き疲れにくいでしょう。
高音は中低音に押されがちですが、輪郭と厚みがあるため、一定の量感は担保できています。比較したなかには高音が埋もれがちなものもありましたが、こちらはクリアに聴き取れました。響きが自然でスーッと伸びていき、耳に刺さりにくいことも魅力です。
「情報量が多く適度にチューニングされたナチュラルな高音質」との口コミにも頷ける音質でした。
音場は広いとはいえませんが、立体感と厚みのあるサウンドを楽しめます。比較したなかにはどこからどの音が鳴っているかわかりにくいものもあったのに対し、こちらは定位感が優れていました。
音同士は近いものの、お互いが邪魔をせず上手く共存できています。小さなライブハウスにいるような、絶妙な響きと音の広がりを体感できますよ。
ノイズキャンセリング性能は、おおむね良好です。
ダミーヘッドマイクを使用し、さまざまなノイズのカット率をチェックしたところ、とくに立ち上がりが速い音の低減が得意でした。クラップ音は、満足の基準値とした20dBを上回る23.3dBを低減。自転車のベルの音は、満足の基準値30dBに迫る27.2dBカットできました。
高音のサイレンも500~1kHzで16.9dB、2~4kHzで15.9dBと十分低減できています。「ノイキャン機能は効果があまり感じられない」との口コミに反し、幅広いノイズを低減できました。低音のノイズは少々苦手で比較した上位商品には及ばないものの、音楽を聴いていれば周囲の騒音は気になりにくいでしょう。
比較した商品のなかにはイヤーピースのサイズが選べないものもあったのに対し、こちらはXS・S・M・Lの4サイズを付属。耳に合うサイズのイヤーピースを選べるので、快適に使用できるでしょう。
使いやすい機能も充実していました。本体をタッチするだけで音量調整・曲送り・再生や停止などの基本操作が行えます。専用アプリのVictor Headphonesでは、機能の設定やキーの割り当てが可能。使いやすいようにカスタマイズできます。
簡単にペアリングできるGoogleファストペア機能に対応していることも特徴です。初期設定が完了すれば、自動でオンオフを切り替えれられます。2台の機器を同時に接続できるマルチポイントも使用可能です。なお、比較したほとんどの商品と同様に着脱検知は搭載していません。
本体はつまみやすい形状です。ケースには指を入れる隙間があるので、スムーズに取り出せますよ。
自分好みのサウンドに調整できる点も魅力です。3つの簡易的なイコライザーに対応しており、簡単に音質を変えられます。マルチバンドタイプのイコライザーもあるので、細かなカスタマイズも可能です。
比較したなかには非対応の商品も多かった、ノイズキャンセリング機能や低遅延モードも搭載しています。タッチするだけで外音を取り込めるタッチアンドトーク機能があるため、駅のアナウンスを聞いたり、とっさに話しかけられたりした際にも便利ですよ。
バッテリーは長持ちです。イヤホン単体の連続再生時間は11時間と、1日中使用できる性能でした。比較したなかには6時間ほどしか使用できないものもありましたが、こちらは長時間のテレワークや勉強にも対応できます。
ケースを含めると27時間も再生が可能です。途中で充電切れを気にせず、作業に没頭できますよ。
Victor HA-A30T2にはたくさんのよい点がある反面、気になる点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
マイクの性能はいまひとつです。ダミーヘッドマイクを使用してスピーカーから流れる男女の声の聴こえ方を確認したところ、雑音があると聴き取りにくいと感じました。
比較したなかには通話時にクリアな音声を届けられた商品もありましたが、こちらは騒がしい環境下だと会話しにくい点がネックです。周囲のノイズがなければハキハキと聴こえるので、通話時は静かな場所に移動するとよいでしょう。
イヤホン形状 | カナル型 |
---|---|
ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
充電端子 | USB Type-C |
防塵防水性能 | IPX4 |
空間オーディオ機能 | |
急速充電 | |
マルチポイント対応 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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Victor HA-A30T2は、公式オンラインストアで購入できます。無料のラッピングバッグが用意されているので、プレゼント用にもおすすめですよ。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも販売されています。お得に購入できるよう、事前に価格を比較してみてくださいね。
迷ったらまず検討してほしいのは、Earfun Air Pro4です。1万円以下と低価格ながら、音質も機能性も優秀でした。どの音域もクリアに聴こえ、定位感のある安定したサウンドを楽しめます。比較したなかでは珍しい着脱検知や、音のパーソナライズ機能を搭載していることも特徴的です。ノイキャン性能も十分で、にぎやかな場所でも音楽に没頭できますよ。
ロックやヒップホップをよく聴く人には、SoundcoreのP40iがおすすめです。低音が前に出るようなサウンドですが、ボーカルの表現もパワフルな点が特徴。ノイキャンも高性能で、どの音域のノイズもまんべんなくカットできました。マイク性能も良好だったので、スムーズに通話できますよ。
イヤホン形状 | カナル型 |
---|---|
ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
---|---|
対応コーデック | SBC、aptX Lossless、LDAC、aptX Adaptive |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
充電端子 | USB Type-C |
防塵防水性能 | IPX5(イヤホン本体のみ) |
空間オーディオ機能 | |
急速充電 | |
マルチポイント対応 |
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イヤホン形状 | カナル型 |
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ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
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