Oliveフレキシブルペイ(一般)は、店舗や金額によって支払い方法を使い分けたい人におすすめです。1枚5役の多機能型で、デビットカードとしても使えたのは検証したなかでも同シリーズのみでした。「お財布の中がいつもスッキリ」との口コミもあるように、持ち歩くカードを減らしたい人にはうってつけでしょう。見るアプリが1つでよいので、お金の流れやポイント管理も楽になりますよ。日常生活でポイントを貯めやすい点もメリットです。セブン−イレブン・ローソン・マクドナルドなど、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済をすると、ポイント還元率が最大7%(*1)にアップ。特定のサービスの利用で最大20.00%還元も狙えます。年会費は永年無料なので、コストはかかりません。また、自分で特典を選べる仕組みも同シリーズの特徴のひとつです。年会費無料のクレジットカードとしては珍しく、最高2,000万円の海外旅行保険も利用付帯。旅行保険が不要な人はほかの無料保険に変えられるので、実用的な特典といえます。「スーパー等で使用した場合の魅力がない」との口コミでしたが、au PAYにチャージしてau PAYで支払えば、検証で調べたスーパーでのポイント還元率は1.00%にアップ。ただし、通常ポイント還元率は0.50%と低めです。なお、Oliveフレキシブルペイ(一般)の申し込みには、三井住友銀行の口座が必須。支払い口座も三井住友銀行に限定される点には注意しましょう。Oliveフレキシブルペイ(一般)は、セブン−イレブン・ローソンなどでよく買い物をする人にはお得なクレジットカードです。とはいえ、これ1枚ではさまざまなシーンでポイントを効率よく貯めづらいのが惜しいところ。ECサイトをよく利用するなら楽天カード、使い分けが手間な人なら通常のポイント還元率が1.20%のリクルートカードなども検討しましょう。<おすすめな人>店舗や金額によって支払い方法を使い分けたい人家計管理を楽にしたい人セブン−イレブンやローソンでよく買い物をする人<おすすめできない人>どこでも高還元率のクレジットカードがほしい人わざわざ口座を開設したくない人
アメリカン・エキスプレス ® ・ゴールド・プリファード・カード
アメリカン・エキスプレス ® ・ゴールド・プリファード・カードは特典は豪華ですが、年会費が高い点がネックです。比較したゴールドカードには年会費が5,000円以下のものもあったのに対し、こちらは39,600円と高額。貯めたポイントの使い道も限られており、ポイントでの支払いや電子マネーへのチャージはできません。交換先によってレートが異なる点にも注意が必要です。ポイント還元率は1.00%と高めです。比較した多くのゴールドカードと同水準ですが、対象加盟店なら100円につき3ポイントとより多く貯められます。Amazon・Yahoo!ショッピング・ヨドバシカメラなどが対象なので、うまく活用すればポイ活しやすいでしょう。ただし、利用額に応じたボーナスポイントの付与はありません。旅行や出張が多い人には向いています。比較したゴールドカードでは約1/4しか付いていない、世界1,400か国以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスが年2回まで無料。年間200万円以上利用すると、国内の対象ホテルが1泊2名分無料になる特典もあります。レストラン優待も充実しており、割引やキャッシュバックでお得に豪華食事を楽しめますよ。付帯保険を重視したい人にもよいでしょう。最大1億円まで補償される海外旅行保険、最大5,000万円まで補償される国内旅行保険が付帯します。そのほかにも、スマホの故障や盗難時に使える保険、旅行をキャンセルした際の保険なども付帯。特典や付帯保険をふまえると、「プラチナカード級のサービスが付帯されている」との口コミにも納得です。サービスや特典を重視する人には候補となりますが、ポイントでお得に利用したい人には向いていません。比較したゴールドカードには年会費の元を取りやすいカードもあったので、ほかもチェックしてみてはいかがでしょうか。<おすすめな人>旅行や出張時に空港サービスを利用したい人豪華なホテル特典を楽しみたい人<おすすめできない人>年会費の負担が少ないカードを選びたい人
イオンカードセレクトは、イオンでよく買い物をするなら候補となりますが、通常ポイント還元率は0.50%と低め。比較した多くのクレジットカードが1.00%還元だったので、効率よくポイ活したい人には不向きです。電子マネーWAONにチャージすれば二重取りができるものの、それでも1.00%なので高還元とはいえません。「イオンで使い倒さないと貯まらない」との口コミどおりの結果です。イオングループでの買い物が多い人は満足できるでしょう。イオングループ店舗ではポイントが2倍貯まるため、電子マネーWAONとの二重取りでポイント還元率は1.50%に。毎月20日と30日に開催されるお客様感謝デーでは買い物金額から5%割引されて、よりお得に買い物を楽しめます。貯まったポイントの使い道も豊富です。電子マネーWAONにチャージするのはもちろん、比較した一部のクレジットカードは非対応だったクレカ利用額へのポイントの充当も可能です。ポイントは最大2年で失効しますが、使い道が多いので期限が切れる前に活用できるでしょう。年会費は無料なので、使わなくても費用はかかりません。比較したクレジットカードには年会費が10,000円以上かかるものもあったのに対し、元が取れるかを気にする必要なく持てるのは魅力的です。条件を達成するとゴールドカードに申し込めることも特徴。年会費は無料のまま旅行保険が付帯され、国内主要空港のラウンジサービスも利用できるようになります。「近くにイオンがあるなら持っておいて損はない」との口コミどおり、イオングループで買い物をする機会が多い人にはお得感のあるクレジットカードです。しかし、イオン系列以外の利用ではお得感に欠けます。クレカ積立も全自動で取引されるウェルスナビ以外ではポイントが還元されないので、ほかのクレジットカードも検討してはいかがでしょうか。<おすすめな人>イオン系列の店舗をよく使う人ポイントの使い道が多いカードを探している人年会費無料のカードを探している人<おすすめできない人>イオン系列の店舗を使わない人旅行保険が付帯するカードがほしい人
メルカードは、メルカリをよく利用する人におすすめです。メルカリの利用で最大4.00%のポイントが還元される点が特徴。還元率アップの条件が公式に公開されていないのはネックですが、メルカリ利用実績に応じてポイント還元率が上がる点が魅力です。メルカリ利用時に限定すれば、比較したなかでトップクラスに高いポイント還元率を狙えますよ。年会費は永年無料。比較したなかには交通費や公共料金の支払いでポイント還元率が下がるカードもありましたが、こちらはJCBマークのある店においてすべて1.00%還元です。貯まったポイントは、メルカリでの支払い・メルペイへのチャージ・メルカード利用額の支払い充当などに利用可能。クレカ利用額の支払い充当ができない・ポイント価値が下がるカードもあったなか、1ポイント=1円で充当できて便利ですよ。ただし、メルカリ以外でのポイント還元率アップを見込めない点はデメリットといえます。比較したなかには、コンビニ・飲食店・ECサイトなどでポイント還元率が大幅にアップするカードもありました。日頃の買い物や飲食などで効率的にポイントを貯めたい人は、楽天カードなどほかの商品も含めてチェックしてみてください。クレカ積立ができない点にも要注意です。比較したなかにはクレカ積立可能なカードが複数あったため、投資用としても活用するつもりがあるならほかを検討してください。また、国際ブランドはJCBのみです。Visa・MasterCardなどを希望する場合は、ほかのクレカを選びましょう。まとめると、メルカリでは高還元が期待できるうえ、商品購入で使えるポイントが貯まる便利な1枚です。「ポイントの利用方法が限定的」との口コミどおりメルカリ以外でのポイント支払い・他社ポイントへの交換はできませんが、メルカリメインで使うなら不自由に感じることはないでしょう。メルカリをそれほど利用しない人・日常的に効率よくポイントを貯めたい人は、ほかのカードをチェックしてください。<おすすめではない人>幅広いシーンでポイントを簡単に貯めたい<おすすめな人>メルカリを高頻度で使用する人
楽天カードは、楽天市場で買い物する機会が多い人におすすめです。楽天市場での利用で、ポイント還元率はいつでも3.00%。楽天のグループサービスを使うほどポイントがアップするSPUを活用すれば、最大18.00%もの高還元が期待できます。「還元率が他社カードより高く、すぐにポイントが貯まる」との口コミにも納得です。楽天市場でポイント還元率が上がるのは楽天カードのみ。楽天市場での買い物が多いなら、ポイントがお得に貯まる楽天カードはぜひ持っておきたいところです。年会費が永年無料であるうえ、通常のポイント還元率も1.00%と高め。比較したなかには、年会費が高くても通常ポイント還元率が低いカードもありました。「昔よりポイント還元率が下がっている」との口コミはありましたが、ほかと比べてコストを抑えつつポイントを効率よく貯められるカードといえるでしょう。楽天証券でのクレカ積立でも0.50~1.00%の還元が受けられます。NISAを活用して資産運用をしたい人も要チェックです。貯めたポイントの使い勝手にも優れています。楽天グループの各サービスで使えるほか、クレジットカードの支払いにも1ポイント1円相当で充当可能。ポイントを使ってキャッシュレス決済の楽天ペイにチャージすれば、さらに最大1.50%のポイント二重取りが可能です。比較したなかには、ポイントの使い道が限られるカードもありました。楽天カードはそのまま支払いに使える店舗も多く、使い勝手がよいといえます。ポイントが貯まるたびに有効期限が1年延長される点もメリットです。一方で、公共料金支払いや他社決済サービスへのチャージを行う場合、高還元は期待できません。公共料金支払いでのポイント還元率は0.20%と、比較したなかでも低水準でした。他社決済サービスへのチャージに対してもポイント還元はありません。インターネット上の「やばい」との声を気にする必要はありませんが、あくまでも楽天経済圏で活用できる人向きと考えるのがよいでしょう。総合してみると、楽天カードは年会費無料でお得にポイントが貯まるうえ、ポイントの使い勝手にも優れています。楽天グループのサービスをよく使うなら、ぜひ検討してみてくださいね。なお、比較したなかには公共料金支払いでも高還元が受けられるカードや、クレカ積立でのポイント還元率が高いカードもありました。用途に合わせ、ほかを含めて検討するのもひとつの手です。<おすすめな人>楽天市場を使いたい人NISAでクレカ積立を始めたい人<おすすめできない人>公共料金の支払いに使いたい人
dカード GOLD Uは、29歳以下のドコモユーザーにはおすすめできるものの、特典重視の人には不向き。付帯特典はdカード GOLDと同じで、ホテルやレストランの優待はありません。空港のカードラウンジは利用できますが、海外の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスは付帯なし。比較したなかにはもっと特典が充実したものもあったため、豪華特典を活用したい人はほかを検討しましょう。最大のメリットは、3,300円と安い年会費で持てること。さらに、満22歳以下・年間利用額が30万円以上・ドコモ対象プラン契約の3つの条件のうち、1つでも該当すれば年会費は無料です。比較では年会費が1万円以上のゴールドカードが多かったので、コスト重視の人なら候補となるでしょう。ポイントを貯めやすいことも魅力。通常ポイント還元率は1.00%と高めで、ドコモの料金の支払いでは5.00%にアップします。dカード特約店でのポイントアップもあり、マネックス証券のクレカ積立では最大1.10%還元に。dポイントをザクザク貯めたい人は必見です。ポイントの使い道に困ることもありません。貯めたdポイントは1ポイント1円として、カードの利用額に充当できます。d払いへのチャージや他社のポイントにも交換可能。d払いの加盟店はもちろん、dポイントが使えないお店でも利用できるため、ポイントが無駄になることはないでしょう。ドコモユーザーで29歳以下の人には、年会費を抑えてお得にポイントが貯まるためメリットが大きいといえます。しかし、ゴールドカードらしい豪華な付帯特典はないため、ホテル・レストラン割引やプライオリティ・パスの付帯を求める人は、ほかのゴールドカードを検討してみてください。<おすすめではない人>ホテル・レストラン・空港で豪華なサービスを受けたい人<おすすめな人>29歳以下でドコモのスマホを契約している人