イオンカードセレクトは、イオンでよく買い物をするなら候補となりますが、通常ポイント還元率は0.50%と低め。比較した多くのクレジットカードが1.00%還元だったので、効率よくポイ活したい人には不向きです。電子マネーWAONにチャージすれば二重取りができるものの、それでも1.00%なので高還元とはいえません。「イオンで使い倒さないと貯まらない」との口コミどおりの結果です。イオングループでの買い物が多い人は満足できるでしょう。イオングループ店舗ではポイントが2倍貯まるため、電子マネーWAONとの二重取りでポイント還元率は1.50%に。毎月20日と30日に開催されるお客様感謝デーでは買い物金額から5%割引されて、よりお得に買い物を楽しめます。貯まったポイントの使い道も豊富です。電子マネーWAONにチャージするのはもちろん、比較した一部のクレジットカードは非対応だったクレカ利用額へのポイントの充当も可能です。ポイントは最大2年で失効しますが、使い道が多いので期限が切れる前に活用できるでしょう。年会費は無料なので、使わなくても費用はかかりません。比較したクレジットカードには年会費が10,000円以上かかるものもあったのに対し、元が取れるかを気にする必要なく持てるのは魅力的です。条件を達成するとゴールドカードに申し込めることも特徴。年会費は無料のまま旅行保険が付帯され、国内主要空港のラウンジサービスも利用できるようになります。「近くにイオンがあるなら持っておいて損はない」との口コミどおり、イオングループで買い物をする機会が多い人にはお得感のあるクレジットカードです。しかし、イオン系列以外の利用ではお得感に欠けます。クレカ積立も全自動で取引されるウェルスナビ以外ではポイントが還元されないので、ほかのクレジットカードも検討してはいかがでしょうか。<おすすめな人>イオン系列の店舗をよく使う人ポイントの使い道が多いカードを探している人年会費無料のカードを探している人<おすすめできない人>イオン系列の店舗を使わない人旅行保険が付帯するカードがほしい人
ビックカメラSuicaカードは、通勤・通学でSuicaを利用する人におすすめです。モバイルSuicaへのチャージで1.50%のポイント還元あり。定期券やグリーン券の購入時には5.00%が還元されます。比較したなかで、Suicaチャージでポイント還元されるものは少数でした。「Suicaと紐づけると1.50%還元で非常にありがたい」の口コミにも納得です。オートチャージ設定ができるので、券売機に並ぶ手間も削減できますよ。ビックカメラでの高還元も魅力。SuicaチャージしたビックカメラSuicaカードを使い、Suica払いを利用すると最大11.50%がポイント還元されます。クレカ払いでも、最大11.00%がポイント還元されます。比較したなかで、ポイント還元率が10.00%を超えるクレジットカードはわずかでした。ビックカメラを使うことが多いなら、ぜひ持っておきたい1枚といえます。初年度は年会費が無料。年1回以上クレジットカードを利用すれば次年度も年会費はかかりません。年会費無料のクレジットカードは比較したなかにも多くありましたが、ビューカードに絞って比較すると年会費無料になるカードはほとんどありませんでした。年会費を抑えつつViewカードを持ちたい人は要チェックです。通常ポイント還元率も1.00%と高め。公共料金支払いでも還元率は変わらず、お得に使えます。付与ポイントはビックポイントとJRE POINTの2種類です。貯まったポイントはどちらもSuicaへチャージができるので、使い道に困ることは少ないでしょう。JRE POINTからビックポイントへもポイント交換ができるので、ビックカメラの買い物に使いたいときも便利ですよ。一方で、ECサイトやコンビニでポイント還元率が上がらない点は惜しいところ。よく使うショップがあるなら、高還元のカードを狙って選ぶのもひとつの手です。また、「定期券はつけられない」との口コミどおりSuica定期券との一体型は発行不可。クレカ積立にも対応していないため、投資にも使えるカードを検討しているならほかをチェックしてくださいね。総合的に見ると、電車やビックカメラをよく利用する人にとってはポイント高還元が狙える魅力的なクレジットカードといえます。契約次年度以降も利用すれば年会費がかからないので、コストを抑えられる点もうれしいポイントです。ただし、ECサイトやコンビニをよく使う人は、ポイントアップが狙えるほかのカードのほうがお得になる可能性も。Suicaへのチャージやビックカメラで使う用のサブカードとして作るのがおすすめですよ。<おすすめな人>Suicaで通勤・通学をしている人 ビックカメラをよく使う人年会費無料でSuicaのオートチャージを利用したい人<おすすめできない人>ECサイト・コンビニをよく使う人クレカ積立ができるカードを探している人
JAL 普通カードは、日常の買い物などでJALマイルを貯めたい人には便利ですが、フライト利用でマイルを貯めたい人には物足りません。比較したなかにはフライトボーナス積算率が25%~30%のカードも少なくありませんでしたが、こちらは10%と低め。入会後の搭乗ボーナス1,000マイル、毎年初回搭乗ボーナス1,000マイルがあるとはいえ、フライト利用ではJALマイルを貯めにくいといえます。空港ラウンジ利用無料などの特典もありません。比較したなかには年会費が6,600円程度で空港ラウンジが利用できるものもあったことを踏まえると、優待に期待する人には不向き。マイルの有効期限も3年とJALカードとしては一般的で、「付帯サービスも少なくあまり魅力はない」という口コミは払拭しきれませんでした。マイル還元率は0.50%と低め。年会費やボーナスマイルを加味して月10万円・3年間使った場合を計算すると、17,250マイルが貯まる計算です。毎月10万円程度使う場合は、年4,950円をプラスしてJALカードショッピングマイル・プレミアムに入会するとよいでしょう。還元率が2倍の1.0%にアップするため、お得にマイルを貯められますよ。「ショッピングマイル・プレミアム加入で、マイルが貯まりまくる」との口コミにも頷けます。年会費は2,200円とリーズナブルなうえ、入会後は1年間は無料です。JALカードショッピングマイル・プレミアムの年会費を追加しても、年7,150円で利用できるのはうれしいポイント。比較したなかには、年会費が初年度からかかるカードもありました。学生や20代限定カードを除くと、トップクラスの安さです。また、海外・国内ともに最高1,000万円の旅行保険が自動付帯(※)しています。比較したなかには利用付帯のものも多かったことを考えると、支払いをカードでしなくても自動で補償されるのは魅力です。海外旅行時の万一に備えられる救援者費用も年間限度額100万円まで補償されます。国際ブランドがVISA・JCBの場合。アメックスを選ぶと年会費が6,600円になり、旅行保険の補償額は最高3,000万円総合してみると、コストをおさえつつ、日常の買い物で効率よくJALマイルを貯めたい人には魅力的な1枚といえるでしょう。一方で、学生の人・20代の人は、よりお得に使える期間限定カードをチェックするのがおすすめ。空港ラウンジを使いたい人・飛行機に乗ることが多い30代以上の人は、JAL アメリカン・エキスプレス®︎・カードを検討してみてください。<おすすめな人>お得にJALマイルを貯めたい30代以上の陸マイラー<おすすめできない人>学生・20代の人飛行機に乗ることが多い空マイラー
Oliveフレキシブルペイ(一般)は、店舗や金額によって支払い方法を使い分けたい人におすすめです。1枚5役の多機能型で、デビットカードとしても使えたのは検証したなかでも同シリーズのみでした。「お財布の中がいつもスッキリ」との口コミもあるように、持ち歩くカードを減らしたい人にはうってつけでしょう。見るアプリが1つでよいので、お金の流れやポイント管理も楽になりますよ。日常生活でポイントを貯めやすい点もメリットです。セブン−イレブン・ローソン・マクドナルドなど、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済をすると、ポイント還元率が最大7%(*1)にアップ。特定のサービスの利用で最大20.00%還元も狙えます。年会費は永年無料なので、コストはかかりません。また、自分で特典を選べる仕組みも同シリーズの特徴のひとつです。年会費無料のクレジットカードとしては珍しく、最高2,000万円の海外旅行保険も利用付帯。旅行保険が不要な人はほかの無料保険に変えられるので、実用的な特典といえます。「スーパー等で使用した場合の魅力がない」との口コミでしたが、au PAYにチャージしてau PAYで支払えば、検証で調べたスーパーでのポイント還元率は1.00%にアップ。ただし、通常ポイント還元率は0.50%と低めです。なお、Oliveフレキシブルペイ(一般)の申し込みには、三井住友銀行の口座が必須。支払い口座も三井住友銀行に限定される点には注意しましょう。Oliveフレキシブルペイ(一般)は、セブン−イレブン・ローソンなどでよく買い物をする人にはお得なクレジットカードです。とはいえ、これ1枚ではさまざまなシーンでポイントを効率よく貯めづらいのが惜しいところ。ECサイトをよく利用するなら楽天カード、使い分けが手間な人なら通常のポイント還元率が1.20%のリクルートカードなども検討しましょう。<おすすめな人>店舗や金額によって支払い方法を使い分けたい人家計管理を楽にしたい人セブン−イレブンやローソンでよく買い物をする人<おすすめできない人>どこでも高還元率のクレジットカードがほしい人わざわざ口座を開設したくない人
ANA JCB 一般カードは年会費を抑えてANAマイルを貯めたい人におすすめです。年会費は2,200円と、比較したANAカードのなかでも安め。初年度は年会費無料で利用できるので、はじめてANAカードを持つ人に向いています。通常マイル還元率は0.50%ですが、年間5,500円の移行手数料を払えば1.00%にアップ。移行手数料・ボーナスマイル・年会費なども考慮したうえで月10万円を利用した場合に貯まるマイル数を計算したところ、比較したANAカードのなかでも高めでした。月20万円利用した場合も同様にお得です。移行手数料がVisa発行カードと比べて安いこともあり、ANAマイルを効率よく貯めたい人は要チェックですよ。セブン-イレブンなどのANAカードマイルプラス提携店で決済した場合も、マイル還元率は1.00%に上がります。さらに、ANA Payとの連携でマイル二重取りも可能。チャージ分と合わせて0.60%になるので、ANAカード決済のみで利用するより高還元になります。「マイル自動移行コース」を選べば貯まったポイントは自動的にマイルに移行されるので、ポイント交換の手間がかからないのも便利です。ただし、貯めたポイントの有効期限は最長2年と短め。「マイルの有効期限が3年なので上手に使うようにしないといけない」との口コミどおり、マイルの有効期限3年とあわせても5年以内に使う必要があります。マイル自動移行コースの場合、翌月にマイル移行が行われるためさらに有効期限が短くなるためご注意ください。フライトボーナスマイルの積算率が10%、ANA航空券での還元率が1.50%と、ともに低い点もネック。カード会社提供の空港ラウンジや、航空会社が提供するプライオリティパスのラウンジも利用できません。空マイラーは、飛行機に乗ることでお得にマイルを貯めやすいカード・空港サービスが充実しているカードを視野に入れるとよいでしょう。総合的にみて、年会費が安くカード利用でのマイル還元率も高いので、日常でマイルを貯めたい陸マイラーにはおすすめな1枚といえます。海外旅行障害保険・国内航空傷害保険が付帯しているのも便利です。出張や旅行などで飛行機によく乗る人は、ほかのANAカードと比較しながら検討してくださいね。<おすすめの人>年会費を抑え、普段使いでお得にANAマイルを貯めたい人貯めたANAマイルを特典航空券にするシンプルな使い方を想定している人<おすすめでない人>飛行機によく乗る人
リクルートカードは、どんな場面でもバランスよく高還元を狙っていきたい人におすすめです。年会費無料ながら、ポイントの通常還元率は1.20%と高め。比較したクレジットカードは通常ポイント還元率0.50%や1.00%が多く、1.00%を超えたカードはごくわずかでした。幅広い場所で使うなら、通常ポイント還元率が高いリクルートカードがぴったりといえます。公共料金の支払いでも同様に、1.20%還元が適用されます。比較したなかには、公共料金支払いではポイント還元率が大幅に下がるクレジットカードも複数ありました。こちらは「公共料金払いでも還元率1.20%がうれしい」と口コミがあったように、高還元が狙えますよ。電気代の高騰に悩んでいる人にとっても、家計の助けになるでしょう。リクルート提携サービスを利用すれば、最大還元率がアップ。たとえば旅行サイトのじゃらんnetから予約してリクルートカードで決済すると、最大11.20%還元を狙えます。旅行サイトの利用時に還元率が上がるクレジットカードは少ないため、旅行好きの人も要チェックです。海外・国内旅行の傷害保険も付帯していますよ。電子マネーへのチャージも、月3万円を上限にポイント付与対象です。電子マネーへのチャージと決済時で、ポイントを二重取りできます。比較した多くのクレジットサービスで電子マネーチャージはポイント付与対象外でした。リクルートカードは、nanaco・楽天Edy・モバイルSuicaなどを日常的に使う人にとってもお得です。一方で、コンビニなど日常的に使う店舗でのポイントアップが狙えない点は惜しいところ。比較したなかには特定店舗で2.00%以上など、高いポイント還元率が期待できるカードもありました。こちらはAmazonなどECサイトでの還元率も、通常どおり1.20%です。さらに、クレカ積立にも非対応。ポイントを貯めながらお得に投資をしたいなら、別のカードを検討したほうがよいでしょう。リクルートポイントがそのまま使えるサービスは少なく「ポイントが消費しにくい」との口コミにも頷けます。とはいえ、使い勝手がよい別ポイントへの交換は可能。Pontaポイントやdポイントに交換すれば使い道は大きく広がりますよ。Amazonアカウントを連携させれば、支払いにリクルートポイントを使うことも可能です。複数カードを管理するのが煩わしい人・公共料金支払いでお得にポイントをためたい人は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。<おすすめな人>幅広い場所で高還元を目指したい人電子マネーのチャージでもポイント還元したい人リクルートの提携サービスをよく利用する人1枚のクレジットカードで支払いを完結させたい人<おすすめできない人>クレカ積立でポイント還元が欲しい人共通ポイントへの移行手続きが面倒な人