「ダイナースクラブカード」は、年会費の安さを重視する人におすすめです。年会費は24,200円と、比較したほかのプラチナカードに比べて安めに設定されています。しかし、ポイントをキャッシュバックした場合のポイント還元率は0.40%と低めです。ボーナスポイントもないので、ポイントを活用したい人にはメリットが少ないでしょう。海外空港ラウンジは年10回まで無料と回数制限はありますが、プライオリティ・パスが無料で使えるのもメリット。また、ザ・ペニンシュラホテルズの特別優待や一休.comの特別優待、対象店舗のコース料理を2名予約で1名分無料になるグルメ優待などが受けられます。プライオリティ・パスに加えてホテルやレストランの特典がつきながらも、年会費が安いのが魅力。優待が充実したコスパのいいプラチナカードがほしいならおすすめのプラチナカードです。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード(ヒルトンアメックスプレミアム)は、海外の空港で優雅に過ごしたい人には不向きです。年会費66,000円と高額ながら、ほかのプラチナカードよりも空港関連サービスが少なめ。検証した多くのプラチナカードに付帯していたプライオリティ・パスがなく、海外空港のラウンジを利用できません。比較したプラチナカードの多くが備えていた、コンシェルジュサービスが付帯していない点もやや弱いところ。加えて、ポイント還元率も0.60%程度と低めです。比較したほかのプラチナカードの多くがポイント還元率を1.00%以上としており、物足りなさが否めません。とはいえ、このカードの魅力はヒルトン系列ホテルでの特典の充実度です。年間300万円以上のカード利用で、週末無料宿泊特典が最大2泊分プレゼント。レストランやホテルの宿泊料金が最大25%オフになるHPCJにも、初年度は年会費無料で登録できますよ。さらに、入会と同時にヒルトン・オナーズのゴールドステータスが自動的に付与されます。年間200万円以上の利用でダイヤモンドステータスへ昇格でき、朝食無料・部屋のアップグレード・特別なラウンジへのアクセスなど、ラグジュアリーな体験を楽しめるようになります。「年会費は高いが、4泊くらいすれば元が取れる」と口コミでもあるとおり、ヒルトン系列のホテルをよく利用し、ホテルステイをお得に楽しみたい人にとっては魅力が詰まった1枚です。一方で、空港でのサービス・コンシェルジュサービス・ポイント還元率のいずれかを重視する人は、別のプラチナカードを検討しましょう。<おすすめな人>ヒルトンのホテルを頻繁に利用する人年に1回豪華なホテルステイを楽しみたい人<おすすめできない人>海外の空港ラウンジを利用したい人コンシェルジュにホテルやレストランの手配を依頼したい人ポイント還元のお得さ重視の人
Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードはポイントを効率よく貯めたい人におすすめです。年会費は33,000円と安めながら、通常ポイント還元率が1.00%と高め。年間利用額に応じた最大40,000ポイントのボーナスポイントもあり、100~300万円利用時の実質還元率は2.00%に達しました。比較したなかでも高還元なカードといえます。Vポイントプログラムでさらに高還元を狙えるのもうれしいポイント。セブン‐イレブンやローソンなどの対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済をすると最大7%ポイント還元(※①)。さらに、家族登録などの諸条件を達成すると最大20.00%までポイント還元率があがります(※③)。SBI証券のクレカ積立でも最大3.0%が付与(※②)されるので、これから資産運用を始めようとしている人にとっても候補になるでしょう。Olive独自の基本特典として、SMBCダイレクトから他行あての手数料が無料になるなどのメリットあり。そのうえ、ポイントプレゼント・コンビニATM手数料などの特典から毎月2つを選べます。その時のニーズに合わせて、自分に合う特典をカスタマイズできるのは便利ですね。コンシェルジュサービスもあり、24時間365日対応しています。電話・LINE・オンラインに対応しているため、比較した電話のみ受け付けのサービスよりも気軽に利用できるでしょう。選べる保険の旅行安心プランを選べば、最高5,000万円の海外・国内旅行保険も付帯します。旅行が多い人もぜひ候補に加えてみてください。ただし、優待面は今ひとつの評価に。各カード会社が運営するカードラウンジは利用できるものの、同伴者は有料。比較した多くのプラチナカードについていたプライオリティ・パスも付帯していません。ホテル宿泊無料・レストランでのコース料理1名無料といった特典もなし。割引優待はあるものの、「買い物重視や投資以外の目的で持つのは意味がない」との口コミどおり特典に物足りなく感じるかもしれません。総合的に見ると、ポイント還元率の高さ・ボーナスポイントの豪華さから、効率よくポイントを貯めたい人にとって魅力的なカードといえます。一方で優待特典が少なく、契約時には三井住友銀行口座の開設が必須という条件がある点は気がかり。口座開設なしで申し込める三井住友カード プラチナプリファードなど、ほかのカードも含めて検討してみてください。<おすすめの人>三井住友銀行口座を持っていて、プラチナカードでポイントを効率的に貯めたい人<おすすめでない人>特典や優待重視の人
楽天ブラックカードは、プライオリティ・パスを家族や友人と一緒に使いたい人におすすめです。同伴者2名まで無料のプライオリティ・パスが付帯しており、本会員を含め最大3人で世界1,700か所以上の空港ラウンジを利用できます。プライオリティ・パスの付帯がないカードや、回数制限あり・同伴者有料といったカードも多かったことを考えると、こちらは家族や友人との海外旅行に便利です。ホテル・レストラン優待特典も豊富。内容は国際ブランドによって異なりますが、レストランの割引クーポンやホテルの優待特典などさまざまな特典を利用できます。とくにVisa・JCBでは、予約したホテルの部屋のアップグレードが可能。比較したなかでも、アップグレード特典があるプラチナカードは半数ほどでした。年会費33,000円について「高すぎ」との口コミがありましたが、プラチナカードとしては標準的なレベル。比較した全サービスの平均額を10,000円ほど下回りました。家族カードが有料のプラチナカードもありましたが、こちらは2枚まで年会費無料です。家族でさまざまな特典を使いたい人にもおすすめですよ。ポイント還元率は1.00%と比較したなかでは高めで、楽天グループサービスを使えばさらに効率的にポイントが貯まります。楽天証券でのクレカ積立ではポイント還元率が2.00%に。毎月上限の100,000円を積み立てれば年間24,000ポイントが貯まるため、年会費33,000円の支払いに充てるなら実質9,000円の年会費で楽天ブラックカードを持てる計算です。24時間365日電話サポートが受けられるコンシェルジュサービスもあり。LINE・チャット対応のものと比べると連絡に手間がかかりますが、コンシェルジュなしのカードよりもレストラン・ホテル・航空券などの手配が楽になります。最大1億円補償の海外旅行保険、最大5,000万円補償の国内旅行保険も自動付帯。旅行や出張が多い人にも心強いプラチナカードです。まとめると、プライオリティ・パスやホテル・レストラン優待など特典が豊富で、ポイント還元率も高め。口コミでは「空港とか使わないのでメリットはあまりない」との声がありましたが、さまざまなユーザーにとってお得な1枚といえるでしょう。カードでの買い物が年間500万円を超えないなど、申込条件に達しないならほかのカードを検討してくださいね。<おすすめな人>楽天グループをよく利用し、プライオリティ・パスを家族や友人と一緒に使いたい人<おすすめではない人>申込条件である「楽天プレミアムカードを12か月で500万円利用」をクリアしていない人
TRUST CLUB プラチナマスターカードは、年会費が安く持ちやすいものの、付帯サービスの物足りなさがネック。比較した多くのプラチナカードに付帯していたプライオリティ・パスやコンシェルジュサービスがありません。プラチナカードらしい豪華な特典に期待するなら、別のカードを検討したほうがよいでしょう。実質ポイント還元率が低い点にも要注意。100円で2ポイント貯まるものの、他社ポイント移行などでは1ポイント=0.25円相当となるため、実質還元率は0.50%です。年間利用額に応じたボーナスポイントもないため、年100〜1,000万円利用時の実質還元率は比較したプラチナカード相場の半分以下。「ポイント付与率は最近のカードとしては低め」との口コミどおり、効率的にポイントを貯めたい人には向きません。一方、ポイントの使い道は充実しています。キャッシュバックや他社ポイント移行のほか、年会費の支払いへの充当や、家電・グルメなどの景品との交換も可能です。ポイントの有効期限が1〜3年のプラチナカードも多かったなか、こちらは有効期限がないため、じっくり貯めて好きな用途に使えますよ。年会費は3,300円とトップクラスの安さです。比較したなかで年会費が1万円を切るカードはほとんどありませんでした。それでいて、多くのプラチナカードと同じくホテル・グルメ優待特典は充実。対象の宿泊施設が割引価格で予約できたり、有名レストランのコース料理が2名以上の利用で1名分無料になったりとお得です。「年会費を考えると最高レベルの付帯サービス」との口コミにもうなずけます。ほかのプラチナカードと同じく、国内主要空港とダニエル・K・イノウエ・国際空港の空港ラウンジは無料で利用可能。また、最高3,000万円の海外・国内旅行傷害保険が利用付帯するなど、付帯保険も充実しています。海外・国内旅行に行くことがある人には、心強い1枚といえるでしょう。まとめると、安い年会費でホテル・グルメ優待を楽しめるのは魅力的なものの、プライオリティ・パスやコンシェルジュといったプラチナカードらしい特典がないのはネック。ポイント還元率も低めです。付帯サービスやポイント還元率にこだわるなら、少し予算を上げてほかのプラチナカードをチェックしてみてください。<おすすめな人>年会費を抑えつつホテルやグルメの優待を楽しみたい人<おすすめではない人>ポイント還元率や充実した付帯サービスにこだわる人
MileagePlusセゾンプラチナカードはお得にマイルを貯めたい人におすすめです。年会費は55,000円と高めですが、マイル還元率が1.50%と高いうえにボーナスマイルもあるため、年間370万円ほどの利用で年会費のもとが取れます。ボーナスマイルを加味した実質還元率は、利用額を問わず1.50%を上回る結果に。比較したなかでもとくに還元率が高く、積極的にマイルを貯めたい人にとって候補になる1枚です。MileagePlusセゾンプラチナカードでは、アメリカのユナイテッド航空が提供するマイレージサービス「マイレージプラス」でマイルが貯まるシステム。JALマイルやANAマイルと違って有効期限がないため、失効を気にせず自分のペースでじっくり貯められます。貯めたマイルは、ANAを含むスターアライアンス系列の特典航空券や座席のアップグレードに使えますよ。優待特典も豊富です。ホテルの宿泊割引や客室のアップグレードなどがあり、豪華な旅をお得に楽しめます。旅行の相談や手続きは、24時間364日受付可能なコンシェルジュサービスに手配を依頼できて便利。海外・国内旅行で最高1億円の補償が受けられる保険や、購入商品の盗難・破損に関する保険も付帯しています。安心感を持って旅行を楽しめるでしょう。ほかにも、レストランでコース料理が1名無料となる「セゾンプレミアムレストランBy招待日和」や、一見さんお断りの老舗料亭を利用できる「セゾンプレミアムセレクション byクラブ・コンシェルジュ」など、レストラン優待も充実。比較したなかには優待特典が少ないカードもありました。こちらはプラチナカードらしい優待を楽しみたい人にもおすすめです。空港サービスも充実。海外空港ラウンジの「ユナイテッドクラブ」利用パスを毎年2枚もらえるほか、国内の主要空港にあるカードラウンジの利用が可能です。ただし、プライオリティ・パスの付帯はなし。「年会費が高いのでプライオリティパスでも付帯すればいいのに」との口コミに共感する人もいるでしょう。ラウンジサービス重視の人は、ほかのカードも含めて検討してみてください。総合的に見て、ホテルやレストランの優待特典、コンシェルジュサービスなどを活用できる便利なプラチナカードといえます。高いマイル還元率とボーナスマイルも魅力。期限を気にせずとにかくお得にマイルを貯めたい、といった場合も候補になるでしょう。プライオリティ・パスがない点が引っかかる人は、ほかのプラチナカードを視野に入れてみてくださいね。<おすすめの人>フライトでマイルを貯めたい人<おすすめでない人>プライオリティ・パスや無料チャーターサービスなど、空港サービス重視の人