ソフトバンク系列のスマホブランドのなかでも料金が安い、オンライン専用ブランドのLINEMO。ワイモバイル(Y!mobile)からの乗り換えを検討しているものの、「短期で解約すると審査が厳しくなるのでは?」「月初に乗り換えても満額請求されるの?」など、気になることも多いでしょう。
そこで今回は、ワイモバイルからLINEMOへ乗り換えるおすすめのタイミングと、手続きの流れを解説します。適用できるキャンペーンや乗り換えるメリットも紹介するので、ワイモバイルを使用中ならぜひ参考にしてくださいね。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
ワイモバイルからLINEMOへの乗り換えは、月末付近に行いましょう。ワイモバイルでは解約月に日割り計算がされないので、可能な限り末日付近で乗り換えたほうが無駄を防げます。乗り換え先となるLINEMOは日割りされるため、二重請求はされません。
ただし、ワイモバイルに乗り換える際にキャンペーンを適用した場合は、一定期間が経過するまで継続しないと特典を受け取れなくなるので注意しましょう。
契約後180日以内に乗り換えると、ワイモバイルでブラックリスト入りするという意見もありますが、公式には短期解約にまつわるルールは存在しません。総務省でも、短期解約によるブラックリスト入りは正当ではないという方向性で検討されています。
ワイモバイルからLINEMOへの乗り換えは、他社への乗り換えと比較するとスムーズです。ここでは、乗り換え手順を詳しく解説します。
まずはLINEMOで適用できるキャンペーンをチェックして、お得に乗り換えられるか確認しましょう。契約するタイミングによって、開催しているキャンペーンは異なります。
ワイモバイルとLINEMOは同じソフトバンク系列であるため、他社から乗り換えるときよりも適用できるキャンペーンは少なめです。また、基本料初月0円特典をワイモバイルで適用していると、LINEMOでは適用できません。
キャンペーン内容は変更されるケースもあるので、公式サイトや以下のコンテンツから、最新情報を確認してくださいね。
乗り換え後も手持ちの端末を継続して使うなら、LINEMO対応機種か確認しましょう。LINEMOの動作確認が取れていない端末は、通信障害などの不具合が起こる可能性があります。ワイモバイル販売端末のうち動作確認が済んでいる端末の一例は、以下のとおりです。
<LINEMOで動作確認済みの端末>
手持ちの端末を確認する際は、公式サイトを参考にしてくださいね。
SIMロック解除は基本的に不要です。ただし、ドコモやauなどほかのキャリアで購入した端末の場合は、SIMロック解除の手続きが必要になることもあります。契約者が店舗に出向くか、公式サイトから解除手続きを済ませましょう。解除手数料は無料です。
My Y!mobileに登録されている情報は、LINEMOに申し込む前日までに最新化しましょう。情報はLINEMOへ引き継ぎが可能です。最新化すべき情報は、氏名・住所・支払い方法の3つ。それぞれの確認・変更手順は、以下を参考にしてください。
<氏名の確認・変更>
<住所の確認・変更>
<支払い方法の確認・変更方法>
情報更新後、変更が反映されるのは午前9時です。旧姓のまま登録している場合なども、氏名を更新しておきましょう。なお、支払い方法はクレジットカード名義または口座名義と、契約者名義が同一の場合のみ引き継げます。
準備ができたら、LINEMOの公式サイトから申し込み手続きしましょう。公式サイトの申し込むボタンをタップし、申し込み画面に遷移したあと、「今の番号をそのまま利用する」>ワイモバイル>SIMカードまたはeSIMを選択し、My Y!mobileにログインして必要事項を入力しましょう。MNP予約番号の発行は不要です。
なお、申し込み画面上で本人確認書類を提出する際に、記載住所が最新ではない場合や利用者と契約者が異なる場合は、追加で書類を準備しなければいけません。公共料金の領収書・住民票・利用者の本人確認書類など、求められた書類を提出しましょう。
乗り換える際は、SIMカードとeSIMのいずれかの選択が可能です。SIMカードは差し替えできるカード型の物理SIM、eSIMは本体一体型のSIMですぐに乗り換えられます。SIMカード・eSIMのどちらを選ぶかで開通手続きが異なるので、把握しておきましょう。
SIMカードを選択した場合は、配送されるSIMカードを受け取ってから手続きをしましょう。物理SIMであるため、スマホ端末に差し替える必要があります。
SIMカードの受け取り後は、「商品発送のお知らせ」メールに記載のURLより、4:00〜23:15の間に回線切替を行ってください。回線切り替え後に、SIMカードの差し替えを行います。端末のSIMサイズに合わせてSIMカードを取り外したら、端末の電源を切ってからSIMトレーを引き出して挿入、電源を入れましょう。
2021年5月12日以前に購入したAndroid端末は、SIMロック解除コードを求められることも。「【LINEMO】商品発送のお知らせ」というメールに記載の解除コードを入力してください。
LINE連携も忘れずに行いましょう。LINEMO公式LINEアカウントを友だち追加し、My Menuとの連携はこちらをタップしてください。データ残量や請求金額などをLINEアプリで手軽に確認できるようになります。
eSIMを選択した場合は、アプリをダウンロードして設定を進めましょう。アプリでは通信設定を簡単に行えます。
LINEMO かんたんeSIM開通のアプリでは、開通準備チェック・プロファイルダウンロード・APN設定・開通チェックが可能です。開通後は再起動して、LINE連携を行いましょう。LINEMO公式LINEアカウントを友だち追加し、My Menuとの連携をタップするだけで連携は完了です。
なお、eSIMを申し込む場合は、利用予定の端末が対応しているか確認する必要があります。対応端末一覧にて、申し込み前にチェックしておきましょう。
ワイモバイルからLINEMOへは簡単に乗り換えられるほか、月額料金が安くなったりLINEのデータ通信量がかからなくなったりするのが魅力。乗り換えるとどのようなメリットがあるのか、把握しておきましょう。
ワイモバイルからLINEMOへは簡単に乗り換えられるうえに、手数料もかかりません。どちらもソフトバンク株式会社が提供するスマホブランドなので、スムーズに乗り換えられます。
契約解除料・乗り換え手数料・新規契約事務手数料・SIMロック解除手数料などはすべて無料です。MNP予約番号も不要なので、ワイモバイルに申請する手間もかかりません。
乗り換える際は、4桁のネットワーク暗証番号を事前に確認しておきましょう。契約時に決めた暗証番号は、申込内容確認書や電気通信サービス契約申込書にて確認できます。2019年7月16日以降に契約した人や書類が手元にない人は、チャットサポートにて暗証番号を記載した書面の郵送を希望するか、店舗で暗証番号を変更しましょう。
乗り換えると、月額料金が安くなることも。LINEMOとワイモバイルでは、提供プランが異なるので、スマホの使用状況次第では毎月の通信費を抑えられます。LINEMOとワイモバイルのプランは、それぞれ以下のとおりです。
<LINEMOとワイモバイルの月額料金・データ容量>
通話料・端末代が別途かかる場合があります。
<LINEMOとワイモバイルの通話オプション>
国際電話やナビダイヤル(0570)等、対象外の通話あり。
ただし、ワイモバイルでは各種割引を適用して、月1,500円ほど安くなるケースもあります。家族割引や光回線とのセット割引を適用中なら、割引金額も踏まえて月額料金を比較してくださいね。
LINEMOはLINEをいくら使っても、データ通信量を消費しません。LINEギガフリーが自動適用されるので、データ通信量を気にせずLINEアプリが使い放題です。
LINEギガフリーは、アプリのトーク・音声通話・ビデオ電話などの使用時に、データ消費がされないサービス。モバイルデータ通信下でLINEアプリを頻繁に使っているなら、データ通信量が大幅にカットできる可能性があります。また、通信速度制限がかかった場合も、LINEアプリの通信速度は落ちません。
ただし、一部LINEギガフリーの対象外となる機能もあります。例えばトークでの位置情報の共有・スタンプショップの利用・ニュースコンテンツの閲覧などは、データ通信量を消費するので注意しましょう。
ワイモバイルから乗り換えると、各種割引や店舗サポートなどが適用できなくなるので注意が必要です。ここでは、LINEMOに乗り換える際の注意点を紹介します。
LINEMOでは、ワイモバイルで適用できる各種割引を適用できません。ワイモバイルでは以下の割引を適用できますが、いずれもLINEMOでは適用対象外なので注意しましょう。
<ワイモバイルの割引特典>
例えば家族でワイモバイルを利用している人や、SoftBank光・SoftBankAirを利用している人は、乗り換えることで月額料金があがる可能性もあります。
LINEMOでトラブルが発生しても、店舗でのサポートを受けられません。実店舗を設けていないので、自分で調べて解決する必要があります。困ったことがあれば、カスタマサポートやLINEMOのLINE公式アカウントにて、チャットで問い合わせましょう。
同じ系列とはいえ、ソフトバンクやワイモバイルの店舗や電話でも、LINEMOに関する質問はできません。また、ワイモバイルで月550円で付帯できた初心者サポートも利用できないので、スマホの利用に慣れていない人はよく検討してから契約しましょう。
ワイモバイルで利用できていた一部の機能が、LINEMOで利用できなくなる点にも注意しましょう。LINEMOで提供されていないワイモバイルの機能は、以下のとおりです。
<LINEMO乗り換え後に利用できなくなる機能>
ただし、LYPプレミアムは月508円、キャリアメールは1メールアドレスごと月330円を支払えば、継続が可能です。
LINEMOで機種変更がしたくなった際には、他店で端末を購入しなければいけません。LINEMOではスマホの販売を行っていないので、利用者が自分で用意する必要があります。端末は、メーカー公式サイト・家電量販店・通販などで購入が可能です。
なお、乗り換え時と同様に、機種変更の前にもLINEMOの動作確認が済んでいる端末かどうか事前に確認しましょう。動作確認端末ページにて、端末を探してくださいね。
同じソフトバンク系列であるため、LINEMOへの乗り換えを検討しているワイモバイルユーザーは多いもの。しかし、電波のつながりやすさや通信速度など、どのくらい変わるのか詳しく知りたいと考えている人も多いでしょう。
マイベストでは、LINEMOを実際に契約してメリット・デメリットを徹底検証しています。どのような人におすすめなのか、つながりにくい時間帯はないかなども解説しているので、乗り換え前にチェックしておきましょう。
ワイモバイルからの乗り換えを検討しているなら、ほかの格安SIMもチェックしましょう。しっかり比較すれば、LINEMOよりもお得かつ快適に利用できる格安SIMが見つかるかもしれません。しかし、格安SIMは楽天モバイル・povo・irumoなど種類が豊富で、比較が面倒だと感じる人は多いですよね。
以下のコンテンツでは、人気の格安SIMを比較しておすすめ順に紹介しています。選び方のコツも解説しているので、乗り換え先を選ぶ際に役立ててください。
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