転職エージェント経由で内定辞退するには？しつこい担当者の対処法も解説

転職エージェント経由で内定をもらったものの辞退をしたい場合は、転職エージェントの担当者に辞退することを伝えましょう。一般的に転職エージェントを使った内定辞退の連絡は、担当者から内定辞退の旨を企業に連絡してもらいます。

連絡の方法は、電話またはメールで行いましょう。連絡時に参考にできる例文や注意点はあとで紹介するので、参考にしてみてください。連絡方法を問わず、転職活動をサポートしてくれた担当者に敬意を払って誠意が伝わるような内容にすることが重要です。

例えばメール・電話のいずれでも、いきなり「辞退します」と切り出すのではなく、企業を紹介してくれたお礼を述べると丁寧な印象を与えられます。引き続き転職活動を続ける場合は、今後も前向きに活動していきたい旨を添えるとよいでしょう。

ちなみに内定辞退を企業に直接連絡するのはNGです。内定辞退を伝えることも転職エージェントの業務範囲のため、担当者に事情や内定辞退理由をしっかり説明してやりとりをしてもらいましょう。

内定辞退を担当者に連絡する際には、メールではなく電話がおすすめです。メールの場合は開封が遅れる可能性があるので、内定辞退の手続きを進めるのに時間がかかってしまうケースが考えられます。

電話で内定辞退を伝える際には、感謝の気持ちをしっかりと伝えつつ失礼がないように辞退したい意思を表明しましょう。例文は以下を参考にしてみてください。

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お世話になっております。◯◯（自分の名前）です。△△社（内定辞退企業の社名）の件でご連絡いたしました。今お時間よろしいでしょうか？

先日は内定をいただき誠にありがとうございました。また内定までのサポートでもたいへんお世話になりました。内定承諾について検討した結果、大変心苦しくはありますが内定を辞退したくご連絡差し上げました。

恐れ入りますが、△△社のご担当者様に内定辞退の意向とお詫びをお伝え願えますでしょうか？

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内定辞退を告げると、多くの場合辞退の理由を尋ねられます。その場合は「面接の際に自分が考えていた働き方のイメージと違い、マッチしていないと感じました」など、具体的に回答しましょう。

ちなみに電話での連絡は、感情や口調が直接伝わるため、相手に不快感を与えないよう丁寧かつ誠意をもって伝えることが重要です。

内定辞退の際の連絡方法は電話がおすすめですが、場合によってはメールで連絡しても問題ありません。担当者と連絡が取れなかったり、直接話して断れるかが不安だったりする場合におすすめです。

メールで内定辞退をする際には、ビジネスメールであることを意識して丁寧かつ相手が読みやすい文面を心がけましょう。例文は以下を参考にしてみてください。

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件名：内定辞退のご連絡です

✗✗（転職エージェント名）

□□様（担当者名）

お世話になっております。◯◯（自分の名前）です。

この度は△△（内定辞退企業の社名）へのご紹介並びに内定のご連絡、誠にありがとうございました。

大変申し訳ありませんが、△△の内定を辞退したく連絡いたしました。

理由は、自分が希望する年収条件などの待遇が提示されたものとあわなかったためです。お手数おかけいたしますが、△△のご担当者様へ内定辞退の連絡を伝えていただけると幸いです。

□□様には手厚いサポートをいただいたにも関わらず、内定辞退をすることになり大変申し訳ございません。引き続き転職活動は進めていきたいと考えておりますので、今後とも何卒、よろしくお願いいたします。

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内定辞退を伝えるメールには、担当者への謝意とともに辞退の理由を簡潔かつ明確に記述しましょう。また今後転職エージェントを利用しないとしても、基本的なビジネスマナーを忘れてはいけません。誠意をもってメールを作成し、担当者に内定辞退の旨を伝えましょう。

内定辞退を伝える際に転職エージェントがしつこいは、内定辞退の意思や理由をはっきりと伝えることが重要です。内定を辞退する意思が強くて理由が明確なら、担当者も納得してくれる可能性が高くなります。

内定を辞退する場合は、「内定を辞退します」と辞退する意思を明確に伝えましょう。辞退の理由を聞かれたら、わかりやすく説明することも大切です。提示した条件と違った、面接の際に社内の雰囲気が悪かったなど、辞退の意思とあわせて提示すれば担当者も無理強いはできません。

辞退の意思や理由を曖昧に伝えてしまうと、担当者はプッシュすれば内定を承諾するかもしれないと感じて強引に口説かれる可能性があります。内定辞退を伝えるときには、明確な意思表示をしましょう。

転職エージェントの担当者から、頻繁に内定を迫ったり辞退を取りやめてほしいと連絡がくる場合は、連絡を控えるよう頼むことも対処法のひとつです。連絡を控えてほしいといわれたら、担当者も応じざるをえないでしょう。

内定辞退の連絡と同じく、伝えるときは「内定承諾の期限までには答えを出すので、連絡を控えていただけますか」や「内定辞退の意思は変わりませんので、本件での連絡は控えてください」などとハッキリと明言することが大切です。

それでもしつこく担当者が連絡してくる場合は、運営側に報告すると対処してもらえることがあります。転職エージェントの問い合わせフォームやマイページから、連絡を控えて欲しい旨を相談してみましょう。

連絡を控えるように伝えてもしつこく連絡してくる場合で、運営側に報告するなどの対処法を実践しても手に負えないなら担当者の変更を申し出るとよいでしょう。転職エージェントは担当者によってサポート能力やサービスの質が変わるため、変更すれば状況を改善できる可能性があります。

例えば内定辞退をすれば次の紹介は難しいなどと脅してくるような場合は、担当者の変更を考えたほうがよいでしょう。また転職エージェントには内定数・内定承諾数などのノルマがあるケースが多く、ノルマの不足が理由で内定承諾を迫ってくるケースも考えられます。

担当者の変更の相談は、転職エージェントの問い合わせフォームや電話の問い合わせ窓口から可能です。基本的にどの転職エージェントでも問い合わせ先や方法はWebサイトに明記されているので、利用しているサービスを確認してみてください。

内定辞退後も転職活動を続ける場合は、相性やイメージの悪い担当者のままでは上手くいかなくなってしまいます。例え気まずくても、勇気を出して変更を申し出るとよいでしょう。

別の転職エージェントの利用も検討してみるのも、しつこい場合の対処法です。転職エージェントを乗り換えれば、よりよい担当者に出会えたり希望に沿った転職ができたりする可能性も考えられるでしょう。

転職エージェントでは、内定辞退の説得に応じないと内定を断る人とみなして次の求人を積極的に紹介しないケースも見られます。内定辞退をして担当者の態度の変化を感じたら、転職エージェントの変更を検討してみましょう。

転職エージェントは数多くあるため、気軽に登録してみて自分と相性のよいサービスや担当者を見つけることがおすすめです。

以下の記事では、人気の転職エージェントを公開求人数やマイページの使いやすさなどから比較検証しておすすめを紹介しています。担当者がしつこい場合や合わないと感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。

内定承諾をするかどうか迷っているときは、内定保留を依頼して企業と交渉してもらうことも有効です。内定保留とは、担当者に内定承諾までの期限を延長してもらうこと。入社するか否かを考えているときに内定承諾の催促が激しい場合は、内定保留で対処できる可能性があります。

実際に内定保留をするなら、担当者に内定承諾までの期間を伸ばしたい旨を相談しましょう。相談の際には、入社の意思があること・保留にしたい理由・確実に回答できる期限を伝えるとスムーズです。

保留にしたい理由は家族と相談してから決めたい、退職交渉が難航しているなど素直に回答して問題ありません。他社の選考結果を待ってから決めたい場合は、内定保留先の企業も強く入社を志望している旨をあわせて伝えるとよいでしょう。

ちなみに、内定保留には利点だけでなくリスクがあることにも注意が必要です。志望度が低いのではと採用担当者にマイナスの印象を与えてしまったり、長期間保留すると内定を取り消されたりする可能性もあります。基本的には、長くても1週間ほどが保留の限界だと覚えておきましょう。