ストレングスファインダーを転職に活かすには？転職の自己分析に活用する方法を紹介

実行力の資質には、必ず1つのことを完了させる達成欲や、世の中はこうあるべきと考える信念などが含まれます。

実行力の資質を多く持っている人は、自分のなかにある熱量が行動意欲につながり、リーダーになれば、人から頼りにされるケースもあるでしょう。 困難があっても工夫をして、状況を乗り越える力がある点も魅力の1つです。

実行力の資質には、達成力や信念以外にも、 アレンジや公平性、慎重さ、規律性、目標志向、 責任感、 回復志向などがあります。

影響力の資質を多く持っている人は、周囲の人々を動かすことが得意です。発信力が高く、 チームにミッションを伝えたり、 相手を説得したりすることに長けています。

具体的な影響力の資質としては、言葉で人を納得させるコミュニケーションや、新たな人と次々とつながっていく社交性などが代表的です。

ほかには活発性や協調性、 指令性、 最上志向、自己革新、自我も 影響力の資質に含まれます。

人間関係構築力の資質を持っている人は、チームの絆を強くすることなどに秀でています。この資質が多い人は、周囲から温かい人物とみなされることもあるでしょう。

人間関係構築力の資質には、相手のことを自分のことのように理解できる共感性や、 仲間はずれを作らず、 一人ひとりに居場所を与える包容が代表的です。

ほかにも、状況に柔軟に対応する適応性、人や物事はどこかで繋がっていると考える運命思考、成長促進、調和性、個別化、親密性、ポジティブがあります。

戦略的思考力とは、将来を見据えた計画的な思考能力のことです。筋や理屈が通っていることを重要視する分析思考、いくつものアプローチ方法を考える戦略性などが含まれます。

ストレングスファインダーでこの資質が高く評価される人は、論理的で明晰な人と考えられるでしょう。

ほかにも、 アイデアをひらめく着想や、自分の知らないことを調べる収集心、原点思考、 未来志向、内省、学習指向があります。

ストレングスファインダーの診断を受けるには、書籍「ストレングスリーダーシップ」、「さあ、 才能（自分）に目覚めよう 新版」のいずれかを購入する方法があります。書籍には、アクセスコードが付属しており、このコードを使用してテストを受けることが可能です。

コードを確認したら、ストレングスファインダーの公式サイトへアクセスしましょう。公式サイト内の「アクセスコードを引き換える」のボタンを選択し、 間違いないようにコードを入力すると、 ストレングスファインダーの診断が受けられます。 受験完了後は、会員ページへログインし、 診断結果の詳細が記載されている解説レポートを確認しましょう。

アクセスコードは一度しか利用できないため、 ストレングスファインダーの診断を受けたい人は、必ず新品の書籍を購入してください。

ストレングスファインダーの診断は、ストレングスファインダーの公式サイトでアクセスコードを購入して受けることも可能です。

公式サイト内にある「クリフトンストレングス34を購入する」のボタンを選択すると、価格が表示されます。価格は8,450円です。

そのほか、上位5つの資質のみを知ることができる「クリプトンストレングスの上位資質」や、自らのビルダーとしての才能を知ることを目的とした「ビルダープロファイル10」 といったコースもあるため、自分に合う商品を選択しましょう。

上位資質を知ったあとに、全ての資質の順位が気になった場合は、プランをアップデートして6〜34位までの資質の順位を確認することもできます。

スマートフォンからストレングスファインダーの診断を受けたい人は、アプリを活用するのもおすすめです。

ストレングスファインダーのアプリは、 iPhoneとAndroidの両方に対応しており、無料でインストールすることができます。診断を受ける際には、 お金を払わなければいけません。

クレジットカードを登録しておけば、簡単に決済ができるため、事前に用意をしておきましょう。

ストレングスファインダーは、転職活動において自己分析をするきっかけとして活用するのがおすすめです。

具体的な方法は、 ストレングスファインダーの診断結果をもとに、自分がワクワクした経験や、モヤモヤが残った行動を洗い出していきます。自分の資質を理解したうえで過去を振り返ると、何もない状態から自己分析をするよりも、素直に自分の価値観を整理することができるでしょう。

価値観が明確になれば、自分の得意分野や、モチベーションを上げる方法なども理解できるため、ぜひ試してみてください。

ストレングスファインダーの診断結果は、自分が向いている業界や職種を考えるのにも役立ちます。

たとえば、戦略的思考力に優れている人は、マーケティングなど戦略立案が求められる職種を選ぶことで、自分自身の強みを発揮できる可能性があるでしょう。

とはいえ、ストレングスファインダーは適職診断ではありません。 何の仕事が自分に向いているのか言い当てることはできませんし、 どの仕事でも自分の資質を活かす方法はあります。

ストレングスファインダーの診断結果から、転職先の業界や職種を探す場合は、本当に自分がしたい仕事なのかなど十分に考えるようにしましょう。

ストレングスファインダーの診断結果は、自分自身の強みを明確にする際にも活用できます。

転職活動の書類審査や面接では、自分の強みを相手にアピールしなければいけません。しかし、いきなり自分の強みを聞かれてもどう答えればよいかわからない人もいるでしょう。

自分の強みを明確にする際に、ストレングスファインダーの診断結果を活用する方法は、非常に有効です。

たとえば、営業職を志望している人が、「達成力」の資質があるという結果が出た場合、 強みとしてアピールすることができます。 その際には、 過去に達成力の資質を活かして、物事をやりきった経験を紹介すれば、 説得力が増すでしょう。

ストレスファインダーの診断結果は、転職活動においては、書類審査や面接の対策を行う際に役立つため、ぜひ活用してみてください。