雨水を溜めて畑用や洗車用などに使える雨水タンク。家庭用としてベランダに設置しやすいスリムで薄型のタンクもあり、カインズやコメリなどのホームセンターでも購入できます。しかし、200L・500L・1000Lなど容量は幅広く、メーカーや値段もさまざまで、どれを選ぶべきか迷いますよね。加えて、大型のモデルはもちろん、おしゃれでエクステリアにマッチするデザインのものもあり、選ぶ際に考慮すべきデメリットも存在します。
そこで今回は、雨水タンクのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。大容量な大型モデルや、個性的でおしゃれなモデルも取り上げ、雨水タンク購入時に補助金をもらえるケースや、DIYでの設置方法についても触れるので、ぜひ本コンテンツを参考にして買って後悔しない雨水タンクを見つけてください。
寄せ植え歴21年。埼玉県内緑化センターにて寄せ植え教室を毎月実施。夏休みは「親子で楽しむ野菜教室」(自由研究用)開催。「花と自然と暮らし」をモットーに庭リフォームから寄せ植え、100均造花アレンジまで無理なく続けられるガーデニングのヒントになるようYouTube(2010年)やYahoo!JAPAN、LINE VOOMにて動画配信中。24年前、自分が花の知識ゼロから生産者や園芸店運営者になり、寄せ植えから学んで良かったという経験からな形で寄せ植えを普及。受賞歴2008年日比谷公園ガーデニングショーにて東京都知事賞受賞や他多数受賞。2014年一般社団法人寄せ植えデザイナー®️協会を設立。
DIYアドバイザー・DIY工作アドバイザー・日曜大工士。乙種第4類危険物取扱者免状を取得しているほか、フォークリフト運転技能講習を修了。2023年まで、ホームセンターの資材館の販売員として電動工具・建築資材・農機具などの接客に従事。現在はマイベストにて、インパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具を中心に徹底的に検証。メーカーや価格を問わず、ユーザーが「買ってよかった」と感じられるようなコンテンツ制作に日々努めている。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
雨水タンクとは、その名のとおり雨水を貯めるタンクのこと。貯めた雨水は飲用水には使えませんが、洗車・家庭菜園・畑用などに利用できるため、雨水利用タンクとも呼ばれます。雨水を使用すれば日々の水道代を節約できるだけでなく、災害などで断水したときの生活用水としても活用できることがメリットです。
一般的な雨水タンクは、雨どいから流れる雨水を集水管で集める仕組み。穴の開いた板などで工夫をすれば雨どいがない家でも設置できます。ただ、広範囲の雨水が集まる雨どいとは違って雨水を集める範囲が限定されるため、貯水量は少なくなる点には要注意です。
なお、雨水タンクのデメリットは設置場所の確保や衛生管理が必要な点。衛生管理を怠って長期間放置すると、水が腐敗する場合もあります。また、貯めた水の用途が限定的なので、設置を後悔する声も。雨水タンク選びに失敗しないためにも、設置場所や管理方法、貯めた水の活用方法を計画したうえで、便利に使える雨水タンクを探してみましょう。
ちなみに、市販の雨水タンクの耐用年数は材質や設置環境によってまちまちですが、一般的には10年程度と考えられています。
雨水タンクを購入・設置する場合、自治体で助成金・補助金を利用できるケースがあります。助成金の有無や負担割合などの情報は、自治体の公式サイトで公開されているケースがほとんど。情報発信がされていない場合は、自治体に直接問い合わせてみてください。
例えば東京都世田谷区の場合、2024年9月現在で雨水タンクの本体価格・設置経費の合計金額の半分(上限35,000円)を補助するとしています(参照:世田谷区)。自治体によって助成金を申請できる条件が異なるため、事前に自治体に問い合わせましょう。
雨水タンクを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
雨水タンクの容量は、貯めた雨水を何に使うかによって決めましょう。たとえば、プランターの水やりなどに使うなら、200Lより小さい容量の雨水タンクでOK。大きめのゴミ箱程度のサイズ感で、限られたスペースにも設置しやすいでしょう。
一方、大きめの畑への水やりや洗車など幅広く対応したいなら、200〜500L前後の雨水タンクがおすすめ。家庭用雨水タンクとしては一般的なサイズで、形状などの選択肢は豊富です。大容量なぶん設置スペースが必要なので、事前に置き方を検討しておきましょう。
なかには1000L前後の大容量モデルもあり、本格的な災害対策用などに活用されています。ただ、かなり大きなタンクなので一般家庭用としては設置が難しく、公共施設などで採用されるケースが多めです。
据え置きで使うなら、高さのある薄型の雨水タンクをチョイス。狭いスペースにも設置しやすいため、雨どいがどんな場所にあっても設置しやすいでしょう。洗濯物を干すときなどの動線を確保したいベランダなどに設置する場合でも、スリムな形状の雨水タンクが便利です。
逆に、雨水タンク本体を運搬するケースでは、安定しやすい形状のタンクがベター。軽トラなどの荷台に載せる場合、スリムなタンクは転倒リスクがあり危険です。また、運搬する場合は車両の最大積載量や積み込み作業を考慮して、100〜200L前後のタンクを選んだほうがよいでしょう。
貯めた水をきれいに保ちたいなら密閉型がうってつけです。雨水タンクにボウフラ(蚊の幼虫)、空気中のゴミが入ると貯めている水が腐る可能性があります。タンク上部のフタに隙間ができない密閉型なら、汚れの原因をシャットアウトできるので、腐敗する可能性を下げられるでしょう。
ちなみに、銅イオンはボウフラの孵化を防止するため、銅板を水に浸けておくと蚊が増えにくくなります(参照:一般社団法人日本銅センター)。ただし、蚊の侵入や産卵を防ぐわけではなく、あくまでボウフラの増加を抑制するのみです。
タンクに貯めた雨水を腐らせないために、貯めた水を放置しないことも重要です。日常的に使用すれば、タンク内に雨水が長時間滞留しないので腐りづらいうえ、ボウフラも発生しづらいといえます。
雨水タンクには、使い勝手に影響するさまざまな仕様があります。オーバーフロー対策・ドレン口・フィルターなど、必要に応じてチェックしておきましょう。
雨水タンクをあふれた水でタンク周りを水浸しにしたくないなら、オーバーフロー対策つきのタンクをチョイス。タンクがいっぱいになっても雨水が供給され続けると、タンクをあふれた水で周りが水浸しになります。とくに集水部がタンクよりも高い位置にある場合、雨水タンクに収まりきらなかった水が雨どい・ベランダなどの高所にあふれて出てしまうことも。
オーバーフロー対策にはいくつか種類がありますが、タンクがいっぱいになったあとは水が入らないようになるものや、タンクを介して所定の場所にあふれた水を排出するものが一般的。また、オーバーフロー管を設置できるものであれば、タンクに収まらない水があふれる前に適切な場所に排水することも可能です。設置場所の環境に合ったものを選びましょう。
中の水をきれいに保ちたいなら、ドレン口(蛇口・排水コック)の有無を要チェック。タンクの下部についているドレン口を開くと、底側の水から排出されます。細かなゴミなどは底にたまっていくため、内部の汚れを取り除くのに効果的です。
製品によってはドレン口の口径が小さく、排水に時間がかかるケースも。その場合、より大きな口径のポリコックなどと交換すれば、排水ペースを速められます。ドレン口が破損してしまった場合も、この方法で修理可能です。
タンク内へのゴミの侵入を防ぐには、フィルターつきのタンクが便利。雨水と一緒に流れ込む虫やゴミをキャッチするのがフィルターの役割です。集水器がろ過装置の役割をするモデルもありますが、別で用意する必要がある商品もあるので事前にチェックしておきましょう。
フィルターにはゴミが残留するため、定期的な手入れが必要です。集水器に内蔵されている場合、簡単に取り外せるモデルだとメンテナンスが簡単。なお、フィルターなしのタンクの場合、キッチン用の水切りネットなどで簡易的に代用も可能です。
雨水タンクを購入する際は、集水器(取水装置・レイントラップ)が付属するかどうかチェックしてください。集水器は雨どいから雨水タンクに向けて水を取るためのパーツで、雨水タンクに雨水を貯めるのに必要です。
雨水タンクは集水器つきの製品が一般的ですが、ついていない場合は別売のものを購入しましょう。雨どいには丸型・角型があり、内径も違うので、適した集水器を選ぶ必要があります。
雨水タンクと集水器を接続するホースも、付属していない場合は別途用意してください。雨水タンク側はアダプターを使って調整可能ですが、集水器側は取りつけられるホースの内径が決まっています。付属していない場合は、対応する内径をチェックしてください。
サイズが大きく目立ちやすい雨水タンクは、庭などのエクステリアに合うデザインのものを選びましょう。意外にも雨水タンクのデザインはさまざまで、おしゃれな庭にも違和感なく設置できるものがあります。
例えば、木材・陶磁器の質感が際立つモデルや流線形が美しいモデルなどは、ガーデニングなどで彩られた庭にもマッチするでしょう。なかには樽を模した雨水タンクのように、おしゃれで個性的なモデルもありますよ。
一部の商品データはAIで自動入力しており、現在のデータ正解率は平均約90%です。ご購入の際は必ず事前に各商品の公式サイトで内容をご確認ください。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||||
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幅 | 奥行 | 高さ | タンク容量 | 集水器付き | オーバーフロー対策あり | フィルター付き | ドレン口付き | |||||
1 | Zaoyang 雨水タンク | ![]() | 移動や保管が簡単な折りたためる雨水タンク | 不明 | 不明 | 不明 | 225L | |||||
2 | 東北スイコー ホームローリー|HLT-500(BL) | ![]() | 設置する環境に合わせて幅広く対応する | 87cm | 107cm | 76cm | 500L | |||||
3 | UPS UPS|貯水タンク | ![]() | 不純物が入らない工夫がされた手軽な折りたたみ式 | 約40cm | 約40cm | 約78cm | 100L | 不明 | 不明 | |||
4 | コダマ樹脂工業 雨水利用タンク ホームダム|RWT-250 | ![]() | 安定感があって倒れにくい。本体の手入れも簡単にできる | 750mm | 510mm | 1170mm | 250L | 不明 | 不明 | |||
5 | コダマ樹脂工業 ホームダム|RWT-110 | ![]() | 置き場所を選ばず持ち運びやすいサイズ・重さがポイント | 65cm | 40cm | 60.5cm | 110L | 不明 | ||||
6 | ハーコスター スペースセイバ・ウォーターバット |HS100WBB | ![]() | 違和感を感じないコンパクトなデザイン | 380mm | 380mm | 940.0mm | 100L | 不明 | 不明 | |||
7 | Kisigim 雨水貯水タンク | ![]() | 耐酸性・耐アルカリ性などに優れるタンク。ハンドルが付いている | 44cm | 27cm | 30cm | 80L | |||||
8 | タキロンシーアイ 雨音くん | ![]() | 既存の雨どいに取り付けるだけ。丈夫なポリエチレン製 | 700mm | 380mm | 645mm | 120L | |||||
9 | 安達通商 サファイア|貯水タンク | ![]() | 雨水を活用して水道代を節約できる! | 60cm | 60cm | 80cm | 200L | |||||
10 | 日盛興産 トキラボ レインハーベスト | ![]() | 新しい水と古い水が入れ替わる特許技術を搭載 | 60cm | 60cm | 120cm | 150L | 不明 |
PVC製フレームと腐食しにくいメッシュ生地でできており、強度が高く耐久性に優れています。上部の注ぎ口と下部の排水栓には、それぞれネットフィルターが付いており、水をろ過し、きれいな水をためることが可能。蛇口が備わっており、必要なときに水を出すことができて、ホースを蛇口につなげることもできます。
幅 | 100cm |
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奥行 | 100cm |
高さ | 120cm |
タンク容量 | 1,000L |
集水器付き | 不明 |
オーバーフロー対策あり | 不明 |
フィルター付き | |
ドレン口付き |
スリムでスタイリッシュな形状とコンパクト設計で、狭い場所にも設置可能。タンクと脚の一体型なので、タンク設置の際は足場がいりません。雨どいからのホースは、左右どちらからでも接続でき、また、アダプターも付属しているので、丸どい・角どい、どちらのたてどい継手にも取付が可能です。
幅 | 60cm |
---|---|
奥行 | 36cm |
高さ | 99cm |
タンク容量 | 140L |
集水器付き | |
オーバーフロー対策あり | 不明 |
フィルター付き | |
ドレン口付き | 不明 |
PVC製フレームと腐食しにくいメッシュ生地でできており、強度が高く耐久性に優れています。上部の注ぎ口と下部の排水栓には、それぞれネットフィルターが付いており、水をろ過し、きれいな水をためることが可能。蛇口が備わっており、必要なときに水を出すことができて、ホースを蛇口につなげることもできます。
幅 | 120cm |
---|---|
奥行 | 120cm |
高さ | 120cm |
タンク容量 | 1,350L |
集水器付き | 不明 |
オーバーフロー対策あり | 不明 |
フィルター付き | |
ドレン口付き |
雨水タンクの設置方法は、下記のとおりです。寸法を正確に測るためのメジャー・マスキングテープ、配管を切断する金ノコや断面を整える紙やすり、取りつけ作業に使うドライバーなどを用意しておきましょう。必要な工具が用意できれば雨水タンクとの接続配管は自作もできます。
設置が難しい場合は、設置業者に依頼するのも手。特に自治体が助成金制度を設けているなら、工事費用も抑えられるでしょう。
なお、雨どいのない場所に設置する場合、屋根代わりに集水できるものと雨水タンクを繋げればOK。
集水にネットを使う方法もあり、簡易的に設置できる集水ネットのキットも販売されています。気になる人はチェックしてみてください。
雨水タンクの設置場所には、水平かつ平坦でしっかりした場所を選びましょう。 地面が傾斜してる場所や、砂利の上・ぬかるみやすい場所などの不安定な場所に設置すると、雨水タンクが倒れて破損することがあります。
防災用に水を備えておきたいなら、携帯浄水器や防災用ウォータータンクなどをそろえておくと便利。下記のコンテンツでそれぞれについて詳しく紹介しているため、あわせてチェックしてみてください。
この機会にガーデニングに便利なアイテムをチェックしませんか?以下のコンテンツをチェックして、充実したガーデニングライフを送りましょう。
1位: Zaoyang|雨水タンク
2位: 東北スイコー|ホームローリー|HLT-500(BL)
3位: UPS|UPS|貯水タンク
4位: コダマ樹脂工業|雨水利用タンク ホームダム|RWT-250
5位: コダマ樹脂工業|ホームダム|RWT-110
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
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