ゴミや木くず・水滴を吹き飛ばせるブロワー、カインズ Kumimoku ACブロワ KT-02。「コンパクトで軽い」と評判です。しかし、「音が大きい」との口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のブロワーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ブロワー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
DIYアドバイザー・DIY工作アドバイザー・日曜大工士。乙種第4類危険物取扱者免状を取得しているほか、フォークリフト運転技能講習を修了。2023年まで、ホームセンターの資材館の販売員として電動工具・建築資材・農機具などの接客に従事。現在はマイベストにて、インパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具を中心に徹底的に検証。メーカーや価格を問わず、ユーザーが「買ってよかった」と感じられるようなコンテンツ制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
カインズ Kumimoku ACブロワ KT-02は十分な風速があるうえ省電力なのが魅力ですが、サッシなど狭い場所を掃除したい人には向きません。比較したなかには風速を3~7段階で調整できるものがあったのに対し、本商品には風速調整機能がありませんでした。
風速・風の広がり方は十分ですが、強い風が塊のようにでるうえに風速が一定なので、ゴミを舞い上げる可能性があるでしょう。コード式かつコードが1.95mと短く、取り回しにくいのも難点です。
屋外で使ったときの室内に届く騒音値は66dBを超えており、低音から高音までまんべんなく大きく感じました。比較したなかには音を61dB程度に抑えられていたものがあったことを思うと、静音性に長けているとはいえません。
一方、重量が1.45kgと軽いので肩より上の高さに持ち上げやすいと感じました。トリガー固定ボタンがあり、ずっと押し続けなくてよい点もメリット。手が疲れにくいうえ、ノズルを細かく動かせるので狙った場所に風をあてやすいといえます。
消費電力が300Wと少ないうえ、本体の価格が税込2,980円(※執筆時点・公式サイト参照)と安いのも持ち味。ブロワーの出番が少ない人やとりあえず使ってみたいという人も手に取りやすいでしょう。ただし、比較したなかにはより機能や取り回しやすさに優れた商品もあったので、一旦ほかの商品を検討してもよいでしょう。
実際にカインズ Kumimoku ACブロワ KT-02と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
カインズ Kumimoku ACブロワ KT-02よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそもブロワーとは、風を出してゴミなどを吹き飛ばすシンプルな電動工具。隙間に入り込んだゴミを一瞬で飛ばせるほか、洗車で使えば拭き後を残さずしっかり水気を飛ばせるのがメリットです。
今回ご紹介するのは、ACブロワ KT-02。DIYを楽しくするカインズのプライベートブランド、Kumimokuシリーズの一品です。集塵機能がついており、ほこりや木粉の吸い込み作業にも使えます。
サイズは幅17×奥行39×高さ20cm。付属品はノズル・ダストバッグ・交換用カーボンブラシです。
今回は、カインズ Kumimoku ACブロワ KT-02を含むブロワー全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
カインズ Kumimoku ACブロワ KT-02を実際に試した結果、3つものメリットがあるとわかりました。購入を考えている人はぜひ最後までチェックしてくださいね!
ノズルの正面から30cmのところに風速計を置くと、平均21.5m/sを記録。風速は十分で、強風が塊のように出ました。これなら、車についた水滴をスピーディに吹き飛ばせそうです。
メッシュボードに最大風速の風を当てた結果、風が届いていたのは24マス中8マス。比較したなかでは8~9マス程度広がるものが多かったため、風の広がり方も申し分ないといえます。
ノズルの長さは20.1cmと標準的なので短くは感じなさそうです。さらに、トリガー固定ボタンが使いやすさを底上げ。ずっとトリガーを押し続ける必要がないぶん、持ち手の後方を持ち細かく動かせます。
車のルーフなど、手が届きにくい場所でも思い通りに動かしやすいでしょう。
比較した商品は1万円前後のものが大半でしたが、本商品は税込2,980円(執筆時点・公式サイト参照)と非常にリーズナブル。ブロワーの出番が少ない人や、とりあえず使ってみたい人も手に取りやすいでしょう。
消費電力が300Wと小さく、節電につながるのもよい点です。
総じて高評価といえるものの、気になるデメリットも3つありました。購入に踏み切る前に、自分に合う商品なのか確認しましょう。
本商品はコード式。充電残量を気にする必要がないものの、使える場所は限られます。また、コードの長さが1.95mと短いため、取り回しにくく感じるかもしれません。
比較したなかにはコードレス式の商品や、コードの長さが4m以上あって取り回しに困らないものも。電源が近くにない場所で使う人は、ほかの商品を検討しましょう。
風速の調節ができないのも難点。風速が一定なうえに強風が塊のように出るので、狭い場所のゴミをやさしく飛ばすのには不向きです。
比較したなかにはトリガーの引き具合やスイッチで風速を3~7段階に変更できる商品もあったことを思うと、機能面での物足りなさを感じました。
屋外で使ってみた結果、屋内まで届く騒音値は65dBを記録。低音から高音までの音がまんべんなく大きく、室内に人がいるときは配慮が必要といえます。
比較した大抵の商品も65dBを超えていましたが、61dBに抑えている商品も。静音性を重視する人はほかの商品を検討してもよいでしょう。
動力 | コード式 |
---|---|
電圧 | |
消費電力 | 300W |
バッテリーのもち(実測値) | |
最大風速(実測値) | 約21.5m/s |
重量(実測値) | 約1.45kg(本体のみ) |
良い
気になる
電源ボタン形状 | トリガー |
---|---|
風速調節段階 | |
集塵機能 | |
集塵袋付き | |
トリガーによる風速の無段階調節 | |
バッテリー付き | |
充電器付き | |
ツールレスでノズル装着可能 | |
幅(公称値) | 170mm |
奥行(公称値) | 390mm |
高さ(公称値) | 200mm |
バッテリーは約29分もつので、普通車1台分の仕上げを十分に行えます。ただし、室内に届く騒音値は約66.9dBと大きめで、ブオーと響く低音が特徴的でした。
バッテリーを含む重さは約1.91kgでややずっしり感じますが、機能性にこだわるならぜひ検討してほしい1台といえます。
カインズの商品はコードや一定の風速しか出せないことで使用できるシーンが限定的。一方、マキタの充電式ブロワは屋内外問わず使えて風速も十分でした。洗車などの場合はマキタの充電式ブロワを検討してもよいでしょう。
最大風速は約17.3m/sと少し物足りないものの、風の広がり方はまずまず。風速が2段階で調節できるのもよい点です。
ブロワーの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。カインズ Kumimoku ACブロワ KT-02以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
動力 | バッテリー式 |
---|---|
電圧 | 18V |
消費電力 | |
バッテリーのもち(実測値) | 約29分 |
最大風速(実測値) | 約32.0m/s |
重量(実測値) | 約1.91kg(バッテリー装着時) |
良い
気になる
電源ボタン形状 | トリガー |
---|---|
風速調節段階 | 3段階 |
集塵機能 | |
集塵袋付き | |
トリガーによる風速の無段階調節 | |
バッテリー付き | |
充電器付き | |
ツールレスでノズル装着可能 | |
幅(公称値) | 156mm |
奥行(公称値) | 517mm |
高さ(公称値) | 210mm |
マキタ 充電式ブロワ UB185DZの評判・口コミは悪い?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
動力 | バッテリー式 |
---|---|
電圧 | 18V |
消費電力 | |
バッテリーのもち(実測値) | 約13分 |
最大風速(実測値) | 約17.3m/s |
重量(実測値) | 約1.42kg(バッテリー装着時) |
良い
気になる
電源ボタン形状 | スイッチ |
---|---|
風速調節段階 | 2段階 |
集塵機能 | |
集塵袋付き | |
トリガーによる風速の無段階調節 | |
バッテリー付き | |
充電器付き | |
ツールレスでノズル装着可能 | |
幅(公称値) | 520mm |
奥行(公称値) | 152mm |
高さ(公称値) | 207mm |
WIZ'A 充電式ブロワー WZ-18BLをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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