クラシックギター特有のやわらかくあたたかい音色を作り出す弦。アコースティックギターとは異なる音色で、ボサノバやジャズなどさまざまなジャンルで活躍します。しかし、弦の張りを表すテンションだけでも数種類あり、ナイロンやフロロカーボンなど素材も多様。それぞれ音や弾きが変わるので、どれを選ぶか悩みますよね。
そこで今回は、クラシックギターの弦の選び方を解説。さらに、おすすめのクラシックギターの弦をAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から人気ランキング形式でご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください。
クロサワ楽器ドクターサウンドのクラシックギター専門フロア責任者。1974年生まれで1993年関西学院大学に入学しクラシックギタークラブに入部しギターをはじめる。それ以来30年以上に渡ってギターを弾き続ける。クラシックギターを猪居信之氏、村松有二氏、常永章氏に師事。第22回、第23回日本ギターコンクール大学生の部銅賞。大学卒業後も折に触れて自らのギターコンサートを数回開催。ギター好きが高じて40歳を過ぎてからクロサワ楽器に転職。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
クラシックギターにアコースティックギターの弦は使えません。クラシックギターにはナイロン製の弦を使うのに対し、アコースティックギターにはスチール製の弦を使います。それぞれの特徴ある音色を楽しむためにも、必ず専用の弦を使用しましょう。
ナイロン製の弦はやさしくやわらかな音が鳴り、スチール製の弦は金属特有のキラキラとした音が鳴ります。クラシックギターはソロギタースタイルで演奏する人が多く、音楽のニュアンスをギター1本で表現しやすい楽器です。一方、アコースティックギターは、ポップスなどのバンド曲で使われることもあります。
なお、クラシックギターはピックを使用せずに指で弾くことが一般的。アコースティックギターで指弾きをすると指が痛くなることもありますが、クラシックギターの弦はやわらかいため、指に負担をかけすぎることなく演奏できます。
クラシックギターの弦を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
クラシックギターの弦は、テンションと呼ばれる張り感を好みに合わせて選べます。大きく分けて3種類のテンションがあるので、音の違いや弾き心地に着目して厳選しましょう。
どのテンションがいいか迷ったら、ノーマルテンションを試しましょう。ノーマルテンションはミディアムテンションとも呼ばれ、3種類ある張り感のちょうど中間です。張力が強すぎず弱すぎずバランスの取れた使い心地なので、扱いやすいでしょう。
クラシックギターに慣れていない初心者も、まずはノーマルテンションで演奏に慣れるのがおすすめ。ノーマルテンションは、安定した音が出しやすいことがメリットです。上級者やプロギタリストまで、ノーマルテンションを使うユーザーが多いのも特徴。押さえ心地が硬すぎずしっかりと押さえられるので、粒のそろった音が出せます。
弦が張られた状態で出荷されているギターは、特に記載がない限りノーマルテンションが張られているほど基準となる張り感です。弦の張り替えをするときに別のモデルやメーカーも試したいときは、まずはノーマルテンションを試してからほかの種類を吟味すると、自分に合うものが見付けやすいでしょう。
左手の負担を軽減したい人には、軽く押さえられるライトテンションがぴったりです。ローテンションとも呼ばれ、反発力が弱いため左手の押さえが楽になることで演奏しやすくなる可能性があります。指弾きでの演奏しやすさを重視したい人にもおすすめです。
ライトテンションの弦は、やわらかい音と落ち着きのある響きが楽しめることが魅力。穏やかな雰囲気の楽曲などにぴったりです。また、ライトテンションは、弦のテンションが低いことにより、音のサステイン(音の伸び)が良くなるメリットもあります。
しかし、弦がやわらかく、大きく音圧のある音は出しにくいため、迫力重視の場合はほかのテンションを検討しましょう。
大きな音を出すことに向かないため、強く弾くとノイズが混じることも。また、初心者にも押さえやすい張り感ではありますが、テンションが柔らかいため、左手の押弦時に力が入りすぎて弦を引っ張ってしまうと、音程が合わなくなることもあります。
ギター合奏をするなど、右手を深く押し込むようなアポヤンドのタッチで弾く方法を多用する人はハードテンションを試してみるのもいいでしょう。ハイテンションとも呼ばれる張り感で、芯のあるしっかりとした触り心地です。押さえるための力は必要ですが、強い力での演奏にも耐えられるので、タッチが強い人に向いています。
ハードテンションは、1音1音をはっきり届けたい人にもおすすめです。音の輪郭がくっきりしており、キラキラとした輝きが感じられるでしょう。弦がしっかり反発するので、音がぼやけることなく聴き応えのある演奏ができます。
ただし、ハードテンションの弦は、左手の押さえに高い技術が必要です。テンションが強くなることで音のサステイン(音の伸び)が短くなります。さらには、左手に強い力が必要となるため手を痛める可能性がある点にも注意が必要です。
クラシックギターの弦は、純粋なナイロン素材から、ナイロンに混成物を加えたものまでさまざまな種類があります。混成したものも含めてクラシックギター専用のナイロン弦として販売されているので、自分にぴったりのものを見つけましょう。
クラシックギターらしいやわらかな音色を楽しみたい人には、スタンダードなナイロン弦がおすすめです。純粋なナイロン製で伸縮があるため、クラシックギターの定番ともいえる温かでクセのない音が出ます。
豊富なラインナップから、自分に合うものを吟味したい人にもぴったりです。クラシックギターの弦のなかでもポピュラーな素材なので、どのメーカーからも販売されておりテンションの種類も豊富。素材自体がやわらかく、押さえやすい弦が多いことも注目したいポイントです。
なお、純粋なナイロンでできた弦は水分を吸いやすいので、汗や湿気に注意しましょう。紫外線にも弱いので、直射日光を避けて演奏や保管をしてください。また、演奏時に高音がぼやけやすいことも覚えておきましょう。
クリアな音色がほしい人は、フロロカーボン弦に注目しましょう。フロロカーボンは、ナイロン製の高音のぼやけやすさをカバーするために開発された素材で、硬質のはっきりとした音が出せます。ナイロン製よりも音量感が増すので、華やかで粒立ちのいい音を求める人にぴったりです。
フロロカーボン弦は、1弦ではキンキンとした感じの音色になりやすく、ナイロン弦に比べると音色の色彩感も乏しくなり好みが分かれることも。また、ナイロン弦の3弦はややこもった音色になりがちなので、3弦のみフロロカーボン弦を張るという組み合わせも人気です。
安定感のある弾き心地の弦がほしい人も、フロロカーボン弦をチェックしてください。素材が硬く伸縮性が少ないため、弾いたときに音程がブレにくく、力加減もしやすいでしょう。また、ほかの素材に比べて弦が細めなことも特徴です。
また、弦を少しでも長持ちさせたい場合にもおすすめの素材。釣り糸にも使われており、水分や紫外線に強く耐久性に優れています。
ただし、フロロカーボン弦は摩擦が少なく、弦を張るときにブリッジにしっかりと巻き付けないと弦が抜けて楽器に傷がついてしまうこと(いわゆる弦飛びキズ)があるので注意が必要です。
クラシックギターの弦を選ぶときには、メーカーにも注目しましょう。海外メーカーでは、ダダリオ・オーガスチン・サバレス・ハナバッハなどの個性豊かなメーカーが有名です。日本のメーカーでは、YAMAHAもクラシックギター弦を販売しています。
メーカーごとにそれぞれ音や使い心地が異なるので、自分の好みに合わせて選ぶことが重要です。ダダリオは使いやすい定番の弦で、ハナバッハはテンションの種類が豊富。オーガスチンとサバレスは音にそれぞれの個性があるメーカーなので、自分の好みに合うものを試してみましょう。
なお、音を追求したい場合には、高音と低音で弦の種類やメーカーを変えるのもおすすめです。組み合わせやすいように、高音3弦と低音3弦を分けて販売しているメーカーもあります。自分好みの音や弾き心地に出会うために、いろいろなメーカーを弾き比べて吟味しましょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||
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材質 | テンションの強さ | コーティング加工あり | |||||
1 | ヤマハ クラシックギター弦セット|NS110 | ![]() | 高音弦と低音弦、違う弾き心地が味わえる | 1〜3弦:ナイロン、4〜6弦:シルバーワウンド | 不明 | 不明 | |
2 | ヤマハ グランドコンサート クラシックギター弦 S10|S10 | ![]() | ワンランク上の演奏を目指すクラシックギタリストに | 不明 | 不明 | 不明 | |
3 | SAVAREZ NEW CRISTAL CANTIGA PREMIUM|510CRP | ![]() | 広がりのあるサウンドが楽しめる | ナイロンなど | ノーマルテンション | 不明 | |
4 | SAVAREZ CREATION CANTIGA Normal Tension|510MR | ![]() | ミュージシャンからの要望に応える形で誕生 | フロロカーボン、ナイロン | ノーマルテンション | 不明 | |
5 | キョーリツコーポレーション D'Addario|D'Addario クラシックギター弦 プロアルテ Silver/Clear|EJ45 | ![]() | 細部のデザインにまでこだわりたい人に | ナイロン | ノーマルテンション | 不明 | |
6 | SAVAREZ ALLIANCE CANTIGA PREMIUM Standard tension |510ARP | ![]() | 音の強弱をしっかり表現できるプレミアムモデル | 不明 | ノーマルテンション | 不明 | |
7 | キョーリツコーポレーション MATSUOKA ClassicGuitar弦 MC1000MT|MC1000MT | ![]() | 多くの人が弾きやすい、バランスのとれたノーマルテンション弦 | ナイロン | ノーマルテンション | 不明 | |
8 | キョーリツコーポレーション D'Addario|D'Addario クラシックギター XT コーティング弦|XTC45 | ![]() | 弦寿命が長く、チューニングの安定性も良好 | ハイカーボン、スチール | ノーマル | ||
9 | AUGUSTINE クラシックギター弦 ブルーセット | ![]() | 張りのある荘厳な響きを生むギター弦 | ナイロン | CLASSIC:ノーマルテンション/BLUE :ハー度テンション | 不明 | |
10 | AUGUSTINE REGAL BLUE|3718082 | ![]() | 高音弦はREGAL・低音弦はBLUEのセット | ナイロン | ハードテンション | 不明 |
材質 | 1〜3弦:ナイロン、4〜6弦:シルバーワウンド |
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テンションの強さ | 不明 |
GCシリーズやNXシリーズなど、幅広いタイプのクラシックギターを販売するYAMAHAのアイテム。1弦から3弦はオーソドックスなナイロン弦、4弦から6弦は細いナイロンに金属が巻かれたシルバーワウンド弦です。低音と高音の響きの違いを味わってくださいね。
YAMAHAのクラシックギターを愛用している人にうってつけです。
コーティング加工あり | 不明 |
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材質 | 不明 |
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テンションの強さ | ノーマルテンション |
アリアンス高音弦・カンティーガプレミアム低音弦、ノーマルテンション弦のセットです。低音弦は芯線に新しい合金で作られたワイヤーをワウンドし、より広がりのある倍音を実現。高音域の倍音・低音のさらなるサステインが魅力でしょう。
コーティング加工あり | 不明 |
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材質 | ハイカーボン、スチール |
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テンションの強さ | ノーマル |
弦寿命とチューニングの安定性が高いコンポジット弦に、最新のマイクロコーティングテクノロジーを施したベース弦と、正確なイントネーションを誇るPro-Artéのトレブル弦の組み合わせ。ノンコーティング弦のようなナチュラルなトーンとタッチフィーリングを併せ持ったロングライフの弦です。強度・ピッチ安定性・耐腐食性に おいて高いパフォーマンスを誇ります。
コーティング加工あり |
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材質 | 高音弦:ナイロン/低音弦:シルバーワウンド |
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テンションの強さ | 不明 |
高品質なナイロンを使用した、FOLK NYLONシリーズのなかで1番細い弦です。低音弦にシルバーワウンドを、高音弦にはナイロン弦を採用しています。ボールエンド仕様のため、さまざまなギターに対応しており、弦交換も容易に行えるのが特徴です。
コーティング加工あり | 不明 |
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材質 | ナイロン |
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テンションの強さ | ノーマルテンション |
1st.028・2nd.032・3rd.040・4th.030・5th.036・6th.042、バランスがよいミディアムテンション弦です。ナイロンフロスの芯線に80/20ブロンズを巻き付けたワウンド弦と、ブラックナイロン弦を組みあわせています。ボールエンドがついており、弦交換がスムーズに行えるでしょう。
コーティング加工あり | 不明 |
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材質 | ブラックナイロン |
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テンションの強さ | 不明 |
素早いアタックレスポンスを持ちつつ、弾力あるフィーリングが魅力のCOMPOSITEシリーズ。こちらのEJ25Bは、ブラックナイロン弦が採用されています。商品開発には、世界中のフラメンコプレイヤーからの意見を取り入れたクラシックギター弦です。
コーティング加工あり |
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材質 | フロロカーボン、ナイロン |
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テンションの強さ | ノーマルテンション |
アリアンスは、ピッチの正確さ・各弦のテンションバランス・耐久性に優れたサバレスのスタンダードモデルです。こちらのアイテムは、レッドカラーが目印のノーマルテンションタイプ。ハイテンションタイプはパッケージの文字がブルーなので、注意してください。
コーティング加工あり | 不明 |
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材質 | ナイロン、ブロンズ |
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テンションの強さ | ノーマルテンション |
シルバーメッキ加工された銅の巻線と、豊かな倍音・リッチな中音域が特徴のブラックナイロン弦を組みあわせています。ミディアムテンションなので、多くのギタリストが扱いやすいでしょう。袋に描かれたイラストもクールですね。
コーティング加工あり | 不明 |
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使用頻度によって異なりますが、毎日練習する人であれば、初心者でも2か月くらいを目安に交換することをおすすめします。弦が白く変色していたり黒ずんでいたりする場合は、劣化のサインと考え使用期間に関わらず交換しましょう。
弦の張り替えは自分で簡単にできます。まずは、今使っている弦を外すところからスタート、外したらヘッドにある弦を通す穴を正面に向けておきましょう。次に新しい弦の前後を確認してから、ブリッジに弦の先端を通して縛ります。しっかりと固定したら、ヘッドの穴に弦を通して巻きつけるように張って完成です。
ナイロン弦は伸縮性があるため、エレキギターやアコースティックギター弦に比べると、張り替えしたての弦はチューニングがすぐに狂ってしまいます。チューニングを早めに安定させるコツは、弦交換時にペグを巻くときにしっかりひっぱりながら回すことです。
エレキギターやアコースティックギターの場合は、ペグに巻き付ける部分を戻してからペグを巻きますが、クラシックギターの場合は、その逆でしっかり引っ張ってから巻いていきます。
新しい弦に交換したら必ずチューニングをしましょう。チューニングをせずに完了すると、弾きたくなったときに音合わせに時間がかかり、スムーズに演奏できません。事前に備えておけば、簡単な調整だけですぐに弾けるので便利です。
クラシックギターの演奏をより快適にするアイテムを以下のコンテンツで紹介しています。指弾きが主流のクラシックギターですが、ピックを使うことで演奏の幅が広がることもあるので、ぜひチェックしてください。
1位: ヤマハ|クラシックギター弦セット|NS110
2位: ヤマハ|グランドコンサート クラシックギター弦 S10|S10
3位: SAVAREZ|NEW CRISTAL CANTIGA PREMIUM|510CRP
4位: SAVAREZ|CREATION CANTIGA Normal Tension|510MR
5位: キョーリツコーポレーション|D'Addario|D'Addario クラシックギター弦 プロアルテ Silver/Clear|EJ45
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