お気に入りのアコギでライブ演奏をしたいなら、音を増幅できるアコギ用ピックアップを取りつけるのがおすすめです。しかし、2,000円程度の安いモデルから、50,000円を超える高価なものまで価格帯が幅広いうえ、FishmanやL.R.Baggsなど販売メーカー・ブランドも多く、どれがよいのか迷いますよね。
そこで今回は、アコギ用ピックアップのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。専門店に取りつけを依頼した場合の相場や、中古購入時の注意点も解説。手持ちのアコギにぴったりのピックアップを活用して、ライブでの演奏を楽しみましょう。
東京都出身 。 ビートルズを14歳の時に聴いて、ギターを始める。専門学校ミューズ音楽院プレーヤー科ギター専攻卒業。 専門学校在学中からプロとしての活動を行い、2011年からエレキギター、アコースティックギター、ウクレレ講師として大手音楽教室にて稼働中。 2020年3月より『ギターウクレレ講師』として、YouTubeでウクレレレッスン動画を制作。チャンネル登録者23,000人を越える。(2021年7月現在) オンラインレッスンサイトcafetalkにて、 音楽講師部門(2020年11月上旬付) フィードバックランキング1位 リピートランキング1位 注目講師ランキング1位
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
アコギ用ピックアップとは、アコギで大きな音を奏でたいときに必要なアイテムです。繊細なアコギの音をマイクを用いて増幅しようとしても、ハウリングしたりうまく集音できなかったりと難しいのが実情。ピックアップを取りつけてアンプにつなげば、アコギの音を大音量で出力可能です。
アコギのなかには、最初からピックアップがついたエレアコもあります。しかし、フルアコとも呼ばれる一般的なアコギの音を大きく鳴らすには、ピックアップの後づけが必要。エレアコ付属のピックアップを交換して、サウンドをアレンジさせる人もいます。ピックアップを活用し、好みの音で演奏を楽しみましょう。
アコギ用ピックアップを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
アコギ用ピックアップには、マグネティックピックアップ・ピエゾピックアップ・コンデンサーマイク・デュアルピックアップといった種類があり、取りつけ方や音質などが異なります。それぞれの特徴をチェックし、自分にとって使いやすい種類を選びましょう。
ギターを加工せず手軽に取りつけたいなら、マグネティックピックアップがうってつけ。ギター本体には穴を開けずホールに挟むだけで装着できるため、導入しやすいでしょう。マグネットで感知した弦の振動を音として出力する仕組みで、ハウリングに強く弦の音をクリアに出力できるのがメリットです。
マグネティックピックアップは、アコギとエレキの間のようなサウンドも特徴的。エレキに近い独特なサウンドになるので、バンドサウンドには溶け込みやすいでしょう。アコギの生音に近いサウンドを奏でたいなら、L.R.BaggsのM80のように、ボディの振動も拾えるモデルを探してみてください。
音の立ち上がりのよさを重視する場合は、ピエゾピックアップが適しています。ピエゾピックアップは、弦の振動を拾って電気信号に変換する仕組み。エレアコにもよく採用されています。「ピエゾ臭い」とも表現される、やや高音域が強調されたサウンドが気になる場合は、プリアンプと併用することで調整が可能です。
ピエゾピックアップには、アコギのブリッジ下に取りつけるアンダーサドルタイプと、ボディに貼りつけるコンタクトタイプの2種類があります。ハウリングに強いモデルがほしいなら、アンダーサドルタイプがぴったり。音色のバランスにもすぐれています。ただし、取りつけの際にはギター本体への穴あけ加工が必要です。
装着の手軽さを優先する人には、コンタクトタイプがよいでしょう。ギターのボディに貼りつけるだけで手軽に使用可能です。一方で、どの位置に貼りつければよいかは、音色の好みによって異なります。ギターの内部に2か所貼りつけて使うモデルもあるので、装着位置と音色の特徴をよく確認して選びましょう。
より自然な音を出力したい場合は、コンデンサーマイクがおすすめです。ギター内部に小さなマイクを仕込んで音を拾う仕組みで、アコギらしい個性を出せる点が魅力。生音らしさを追求したい人にはうってつけです。ソロギターや弾き語りでナチュラルなサウンドを奏でたいときに活躍します。
ただし、ギター内部は音が反響するため、コンデンサーマイクを仕込むとハウリングしやすい点には注意しましょう。きれいな音を奏でるためには、精密なセッティングが必要です。バンド演奏時に使うと音が埋もれやすく、大音量の出力にも向きません。少人数でのライブ演奏時などに活用しましょう。
音にとことんこだわりたいなら、デュアルピックアップも選択肢に入れてみてください。ハイブリッド型・複合型とも呼ばれ、2種類を組み合わせたピックアップのことを指します。マグネティックとコンデンサーマイク、ピエゾとコンデンサーマイクのように、複数を組み合わせたモデルがあるのでチェックしましょう。
2種類のピックアップの音をどのようにミックスするかは、好みで調整できます。たとえば、マグネティックピックアップで中低域をしっかり拾い、コンデンサーマイクで高域を拾えば音のミックスが可能です。ただし、価格が高めで装着に手間がかかる傾向があります。求める音を得られるかよく検討して選びましょう。
アンダーサドルタイプのピエゾピックアップを選ぶ場合は、アコギのサドル幅を確認しましょう。サドル幅とは、ブリッジの上にある白い棒のようなパーツの厚みのことで、各メーカーによって異なります。サドル幅2.3mmのナローと、3.2mmのワイドに大別されるので、取りつけたいアコギに合うほうを選んでください。
主に、マーチンのギターはナロー、ギブソンやヤマハなどほかの多くのメーカーはワイドを採用している傾向があります。ただし、ギターの機種や製造年月によってもサドル幅が変わる場合があるため、事前の確認が必須です。どちらにすべきか迷う場合は、楽器店やギター専門店に確認するとよいでしょう。
手軽に活用したい人は、アクティブのピックアップを選びましょう。アクティブは音を増幅するプリアンプが内蔵されているので、別途用意する必要がありません。動かすのに電池が必要ですが、出力が大きくノイズが少ない点も強みです。強い信号を送れるので、接続時の安定感を優先したい人にも向いています。
一方、パッシブのピックアップは、好みの音を追求する人にうってつけです。出力が小さいので別途プリアンプを用意して音を増幅する必要はあるものの、求めるサウンドを出せるプリアンプを選べることはメリットでもあります。音作りに凝りたい人は、パッシブのピックアップも含めて検討しましょう。
どれにしようか決めきれない場合は、アコギ用ピックアップの定番メーカーから絞り込むのもひとつの手です。代表的なメーカーであるFishmanとL.R.Baggsを紹介するので、選ぶときの参考にしてください。
バンド演奏で使えるアコギ用ピックアップを選びたいなら、Fishmanのピックアップがうってつけです。Fishmanのピックアップは、クリアな音をパワフルに響かせられるのが強み。ロックバンドのなかでもよく映えるでしょう。デュアルピックアップも取り扱っているので、好みの音を追求したい人も要チェックです。
なかでも、太くて存在感のある音を奏でたい人には「RareEarth Hum」がおすすめ。アクティブタイプのマグネティックピックアップでノイズが少なく、アコギらしいあたたかみのある音をパワフルに響かせます。試しにアコギ用ピックアップを使いたい人には、手軽に使える「NeoD Single」がぴったりです。
アコギらしいサウンドを重視したい人には、L.R.Baggsがうってつけです。L.R.Baggsには、生音に近いサウンドを増幅したいときに適したピックアップが多めです。弾き語りやソロギターなどで使いたい人に向いています。貼りつけるだけで使えるコンタクトピエゾも多いので、はじめて使う人にもおすすめです。
アコギらしいサウンドにこだわるなら「LYRIC」が狙い目。ボディの振動もマイクで拾い、生ギター本来のサウンドを響かせます。わずか10gと軽量で、穴開け加工不要の手軽さも魅力です。L.R.Baggsは、アコギ向けのプリアンプやエフェクターといった周辺機器と、ピックアップを組み合わせて使いたい人にも向いています。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||
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種類 | マグネット | タイプ | 重量 | 取付箇所 | |||||
1 | モリダイラ楽器 Bill Lawrence アコースティックギターピックアップ|FT-145 | ![]() | ノイズに強いハムバッカー構造を採用 | マグネティック | 不明 | ハムバッカー | 不明 | サウンドホール | |
2 | スカイソニックジャパン アコースティックギター用ワイヤレス・ピックアップ|WL-800JP | ![]() | ワイヤレス接続に対応したコンデンサーマイク搭載タイプ | マグネティック、コンデンサーマイク | 不明 | ハムバッカー | 不明 | サウンドホール | |
3 | Fender Musical Instruments Corp Cypress Acoustic Pickup|992275000 | ![]() | 世界中のギタリストの憧れ!Fenderブランドのアコギ用 | マグネティック | セラミック | シングルコイル | 不明 | サウンドホール | |
4 | キクタニミュージック パッシブハムバッカーサウンドホールピックアップ|WSH12-WN-OSJ | ![]() | アコギのルックスと絶妙にマッチする木製カバー | マグネティック | 不明 | ハムバッカー | 168g | サウンドホール | |
5 | ジェーイエスインターナショナル L.R.Baggs ANTHEM | ![]() | 独自のシステムで演奏中のフィートバックを軽減 | ピエゾ、 コンデンサーマイク | 不明 | 不明 | 不明 | サドル裏、 サウンドホールほか | |
6 | キクタニミュージック ARTEC ピエゾピックアップ|A1-OSJ | ![]() | 着脱可能な粘着剤使用でさまざまな楽器に付け替え可能 | ピエゾ | 不明 | 不明 | 不明 | エンドピン、ジャック | |
7 | モーリス楽器製造 ピックアップ|CP3 | ![]() | アコギメーカーならではのキレがあるサウンド | ピエゾ | 不明 | コンタクトタイプ | 不明 | 不明 | |
8 | FISHMAN Neo-D Magnetic Soundhole Pickup|PRONEOD01 | ![]() | 強力なネオジウム磁石を使用!透明感があるサウンドが魅力 | マグネティック | 不明 | シングルコイル | 不明 | サウンドホール | |
9 | エスケーワイ ギターピックアップ | ![]() | 穴開け不要のマグネットタイプ | マグネティック | 不明 | 不明 | 不明 | サウンドホール | |
10 | Alomejor ギターピックアップ 12ホール|Alomejoryvfr2uq09a | ![]() | 取り付け部のクッションでギターが傷つきにくい | マグネティック | 不明 | 不明 | 約200g | サウンドホール |
マグネティック式のハムバッキングピックアップと、コンデンサーマイクを搭載したワイヤレスモデルです。マグとマイクをミックスすることで、より自然で太いサウンドを力強く出力可能。マグとマイクのボリュームが独立しているため、プレイスタイルに応じて音のバランスを調整できます。
種類 | マグネティック、コンデンサーマイク |
---|---|
マグネット | 不明 |
タイプ | ハムバッカー |
重量 | 不明 |
取付箇所 | サウンドホール |
MEMSマイクロフォンとDSP機能を搭載のプリアンプユニットを組み合わせた、デジタルマイクシステムです。録音スタジオでの使用はもちろん、ライブステージでもスタジオクオリティのサウンドを得られます。ギターやウクレレ本体のボディ加工も不要で、簡単にマイクを取り付け可能です。
種類 | 不明 |
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マグネット | 不明 |
タイプ | 不明 |
重量 | 100g |
取付箇所 | サウンドホール |
アナログ感に溢れたサチュレーション回路搭載で、スタジオのアナログ的な暖かさや感動的なプレイアビリティを実現。低域・中域・高域のコンプレッサーには、演奏にリアルタイムで反応するタッチセンシティブEQを使用しています。ピックアップ部は、特許取得済みのエレメントタイプです。
種類 | 不明 |
---|---|
マグネット | 不明 |
タイプ | 不明 |
重量 | 不明 |
取付箇所 | アンダーサドル |
プロのスタジオで演奏しているかのような、正確なサウンドを簡単に再現できるサウンドホール取り付け型です。演奏しているとき自然にフィンガーチップが、スライダーコントロールにくるようにデザインされています。アコースティックイメージングテクノロジーを採用したオンボードプリアンプも魅力です。
種類 | 不明 |
---|---|
マグネット | 不明 |
タイプ | 不明 |
重量 | 不明 |
取付箇所 | サドル |
アコギ用ピックアップは自分で取りつけが可能です。取りつけに自信がない場合には、専門店に依頼しましょう。とくに、ピエゾピックアップを取りつける場合には、ギター本体への加工が必要。自分でギターを加工するのは難しく失敗する可能性もあるので、作業に不慣れならプロに任せるのがおすすめです。
取りつけにかかる料金は、ピックアップの種類や加工範囲にもよって異なります。たとえば、ピエゾピックアップなら10,000円ほどかかる場合が多め。複雑な配線が必要な場合は、料金が上がる場合もあります。取りつけの相談を無料で受けつけてくれる店舗もあるので、まずは気軽に相談してみるとよいでしょう。
アコギ用ピックアップは、中古でも手に入ります。主にイシバシ楽器や島村楽器といった楽器専門店や、ヤフオク・メルカリなどのフリマサイトで安く購入が可能です。たとえば、L.R.BaggsのLYRICという機種の場合、新品は30,000円以上するのに対し、中古だと1,000円台で入手できます(2023年11月時点)。
中古のピックアップを購入するなら、保証の有無を必ず確認しましょう。ピックアップは楽器専門店で購入した場合でも保証がつかない場合が多めです。店舗によっては1か月程度の保証がつく場合もあるので、保証つきの中古品を手にしたい場合はよくチェックしておきましょう。
ピックアップを取りつけたアコギを無線で使用したい場合には、ギター用ワイヤレスシステムを検討しましょう。ワイヤレス化すれば、ケーブルに煩わされずより自由にパフォーマンスができますよ。以下のコンテンツで詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてください。
1位: モリダイラ楽器|Bill Lawrence アコースティックギターピックアップ|FT-145
2位: スカイソニックジャパン|アコースティックギター用ワイヤレス・ピックアップ|WL-800JP
3位: Fender Musical Instruments Corp|Cypress Acoustic Pickup|992275000
4位: キクタニミュージック|パッシブハムバッカーサウンドホールピックアップ|WSH12-WN-OSJ
5位: ジェーイエスインターナショナル|L.R.Baggs ANTHEM
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