茶道具のひとつである抹茶碗は、実は日常使いにも便利な器。おしゃれな食器として、気軽に楽しむ人が増えています。しかし、楽焼・萩焼・唐津焼といった伝統の焼き物から、モダンなデザインのものまでさまざまな種類が販売されているので、自分にあった茶碗を見つけようとすると迷ってしまいますよね。
そこで今回は、抹茶碗の選び方を解説。さらに、おすすめの抹茶碗をAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から人気ランキング形式でご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください!
創業80余年の京焼清水焼の茶道具窯元の職人で、経済産業大臣指定工芸品「京焼清水焼」伝統工芸士でもある。有限会社橋本陶苑の代表取締役で、茶道具をメインに食器の製作に従事している。同じく陶芸家の妻が、京都伏見稲荷大社の陶芸と和雑貨のお店「ギャラリーKACCO」を経営。
徹底した自社検証と専門家の声をもとにした、商品比較サービス。 月間3,000万以上のユーザーに向けて「コスメ」から「日用品」「家電」「金融サービス」まで、ベストな商品を選んでもらうために、毎日コンテンツを制作中。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
抹茶碗は、本来は茶道の抹茶を楽しむことに特化した器です。しかし抹茶碗を日常の食卓に取り入れれば、普段の食卓を彩ることもできます。たとえば煮物やおひたしなど、いつもの副菜も抹茶碗に盛り付ければ引き立ち、まるで料亭のような雰囲気を演出できるでしょう。
ご飯茶碗に使うほか、コーヒーカップや蕎麦猪口の代わりにしたり、デザートを盛りつけたりと、アイデア次第でさまざまなシーンで活用できます。ご飯茶碗に使う場合は底が広すぎないもの、コーヒーカップとして使いたい場合は茶渋がつきにくい磁器のものを選ぶのがおすすめです。
最近の抹茶碗には電子レンジ対応のものや食洗機で洗える機能性の高い商品も多いので、ぜひ気軽に毎日の生活に取り入れてみてください。電子レンジや食洗機に対応しているかは商品説明を確認しましょう。電子レンジを使う場合、抹茶碗に金や銀などが含まれていると火花が散る可能性もあるので注意が必要です。
抹茶碗を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
抹茶碗にはさまざまな種類があり、異なる特徴をもっています。なかでも、茶道の世界では「一楽二萩三唐津」と呼ばれる3種類が特に有名。これらを含め、代表的な抹茶碗の種類とその特徴を紹介します。
千利休の茶道を表現するために京都で誕生した楽焼は、抹茶を飲むのに最適な形や素材を追求した器。本来の楽焼はろくろを使わず手捏ねで成形してつくられており、歪みや厚みのある形状が魅力です。
底を広めにすることで茶せんを動かしやすく、茶溜まりというくぼみによって、飲み終えたあとの見栄えを美しく保つ工夫が施されているのも特徴。使いやすさと高級感のある見栄えを兼ね備えた、バランスに優れた抹茶碗だといえるでしょう。保温性が高い点も魅力です。
楽焼は繊細でもろいため、洗い物をするときにぶつけてしまうと簡単にかけてしまう可能性もあります。とくに飲み口の部分はかけやすいため、取り扱いには十分注意しましょう。来客用や自分へのご褒美用として、ここぞというときに使用するのがおすすめです。
焼き物の経年変化による味わい深さを楽しみたい人には、ぬくもりのある肌合いと気品が特徴的な山口県萩市の萩焼がおすすめ。萩焼は茶陶の産地として歴史が深く、茶の湯のための道具作りを得意とする産地のひとつです。
長年使っていくうちに抹茶が浸透して器の色彩が変化する萩焼は、使い込むほど味わいが深まるのが魅力。この変化は「萩の七化け」と呼ばれ、茶人の間では「茶馴れ」といわれて好まれています。
来客用として使うとなかには汚れた茶碗で出された思われる可能性もあるため、来客用ではなく自分用に使うのがおすすめです。使い込むほど味が出るので、育てる楽しさもあります。
萩焼は土の粒子が粗くすき間が多いため、使いはじめは水漏れする場合があるので気を付けてください。水漏れする場合は、米のとぎ汁に茶碗を一晩つけ置きすると、米のとぎ汁の成分がのりのように隙間を埋めてくれます。来客用として出すと、汚れた茶碗で出されたと思われる可能性がある点には注意しましょう。
豊富なデザインから選びたい人は、佐賀県や長崎県で作られる唐津焼を検討するとよいでしょう。多彩なアレンジがほどこされたものもからシンプルなものまでバリエーションが豊富です。
唐津焼は古くから茶人に愛され、技法には斑唐津・黒唐津・粉引・三島など多くのバリエーションがあります。さらに絵唐津と呼ばれるもののなかには、素朴でシンプルな絵が描かれたものも。素朴な装飾のため、料理をひきたてる器として人気があります。
唐津焼は日用雑器も多く作られてきたため、料理の器や観賞用にも向いており幅広く日常使いしやすい抹茶碗を探している人にもおすすめです。京の都や大阪では「からつもの」と呼ばれ、古くから人気があります。
モダンなデザインや斬新な意匠が好みなら、岐阜県の織部焼がおすすめです。緑色のうわぐすりをかけたり、鉄分を含む顔料で文様を描いたりと、デザイン性の高さが魅力です。
器の表面が波打ったものや面取りをほどこしたものなど、形状の多様さも特徴。戦国時代の大名茶人で、千利休の弟子でもある「古田織部」が指導して作られた陶磁器です。彼によって数々の斬新なデザインの茶道具を発案されています。
抹茶碗の底からなかほどまでの広さを表す見込みが狭いなど、形状によっては抹茶がたてにくいものがある点には注意しましょう。なお、織部焼は焼き物で有名な美濃焼の一種で、織部焼のほかにも淡黄色が特徴的な黄瀬戸や、美しい黒が印象的な瀬戸黒などがあります。
ここまでに紹介した伝統的な焼き物とはひと味違う、モダンでおしゃれなデザインの商品を選ぶのも新鮮。ガラス製のものや北欧テイストを取り入れた商品などに注目してみましょう。
たとえばガラス製の抹茶碗は涼し気な印象で、夏に抹茶を飲むときにぴったり。透明感があるのでサラダやアイスクリームなど、冷たい食べ物を盛り付ける器にも向いています。一方でガラスの表面がツルツルしているため、お茶を泡立てにくい傾向がある点には注意してください。
北欧テイストの抹茶碗は、カラフルな色味や可愛らしいイラストなどが特徴。抹茶だけでなくコーヒーやスープを入れても映えるでしょう。日常のなかでの楽しみ方がさらに広がります。
抹茶碗の形状は複数あり、それぞれ使い勝手が異なります。使いやすく機能性の高い抹茶碗がほしい人は、茶碗の形状や底の部分を確認しましょう。
井戸形茶碗は、茶道以外に食器としても使いやすい抹茶碗を探している人におすすめです。本来は朝鮮半島で作られた食用雑器を茶道の茶碗として用いたことが始まりのため、ご飯茶碗としてなど日常使いもしやすいでしょう。形は、端反り(はたぞり)の飲み口で伸びやかな椀形が特徴です。
茶碗の足である高台に釉(うわぐすり)がかかっているので、高台がカビにくくなっている点も魅力。茶道でも日常使いでも扱いやすい形状で、茶道を嗜む人から抹茶を気軽に楽しみたい人まで幅広くおすすめできます。
保温性の高さを重視するなら半筒茶碗を選ぶとよいでしょう。井戸茶碗や後述する平茶碗に比べて口が狭く、半筒茶碗の名前のとおり筒型で、抹茶が冷めにくい形状になっています。通常の抹茶碗より細いため、カップとしてやおかずの盛り付けにも使えますよ。
なお、おちょこに似た見込みの浅いものは半筒形、見込みがより深く湯呑みのような形をしているものは深筒形と呼ばれます。茶道では深筒形は冬に、半筒形は冬以外の季節によく使われますが、季節に関係なく用いても問題ありません。
ほかの形状と比べて見込みが狭いことが多いため、茶せんを振りづらく抹茶がたてにくい場合がある点には注意が必要です。
夏に使いやすい抹茶碗を探している人におすすめなのが、平茶碗です。口が広がっている平茶碗はお茶が冷めやすく、茶道では主に夏の茶会で用いられます。
また抹茶を点てたときに広範囲に泡ができるため、冷涼感のある雰囲気の演出も可能です。焼き物でもじゅうぶん涼しげですが、ガラス製の商品ならより涼しさを演出できるでしょう。
見込みが広く茶せんを振りやすいので、茶道初心者にもおすすめできますが、浅すぎるとこぼれやすいので注意しましょう。平茶碗の中でも、馬盥(ばだらい)と呼ばれる形は高さがありので、初心者にもおすすめです。
口が広いぶん皿の感覚で使えて盛り付けがしやすいので、日常使いに向いています。
茶道の初心者は、抹茶碗の底部にある足(高台・こうだい)が安定しているものを選びましょう。高台が安定していないと茶碗が揺れて茶がたてにくく、状況によっては倒してしまうおそれがあります。
高台の大きさがしっかりあり、歪みがなく持ちやすい形状を選ぶと安定性が高まるでしょう。高さの目安はまちまちですが、畳のうえに置いて安定すればOKです。安定性が高いので、日常使いする際にお味噌汁などを入れるのにもよいですね。
抹茶の飲みやすさにこだわるなら、抹茶碗の口の形(口造り)を確認しましょう。形状によって抹茶の飲みやすさが異なります。以下でタイプ別に解説しているので、ぜひ参考にしてださい。
茶道初心者には口の周辺が高く盛り上がっており、少しだけ内向きな姥口(うばぐち)の抹茶碗がおすすめです。抹茶の飲みやすさに加えて、器が内向きにカーブしているので抹茶を一口飲んだあとの戻りがよく、茶碗の外にこぼれにいというメリットがあります。
茶道を練習中の人はもちろん、上級者や日常的に抹茶やお茶をたのしみたい人にも向いている形状です。また、飲み口が内側に向いているため、外向きの端反りに比べて抹茶碗同士がぶつかったり、落としたりしても割れ・欠けしにくいので、日常使いもしやすいでしょう。
抹茶の飲みやすさを重視する人は、茶碗の口が外側に反った形状の端反り(はたぞり)がおすすめです。飲み口が外向きになっており、抹茶が流れやすく飲みやすい特徴をもっています。
端反りは口が外に広がった伸びやかなデザインも魅力です。写真写りもよいため、デザイン重視で選ぶ人にも向いています。
その一方で、抹茶の流れやすさから、お茶の戻りが悪くなる傾向があるので注意が必要です。上手く飲めないと抹茶の雫をこぼしてしまう可能性もあります。口が外に向いていて口がかけやすいというデメリットもあるため、洗い物の際はとくに取り扱いに注意しましょう。
姥口と端反りの中間程度の飲み口で使いやすい直口(すすぐち)は、手軽に抹茶を楽しみたい人から茶道を嗜む人まで幅広くおすすめできる形状です。口がまっすぐなため抹茶の流れに勢いがつきすぎず、引っかかりもないのでするすると飲めるでしょう。
端反では抹茶をこぼしがちな人や、姥口よりも飲んだときに口が当たる部分を少なくしたい人にも向いています。口触りや釉の感触などの肌合いも楽しめる形状なので、素朴に抹茶を味わいたいなら直口を選択肢にいれてみてください。
片手でもって無理のない重さやサイズのものを選ぶことも、大切なポイント。茶道には抹茶碗を片手でもつ動作があるほか、日常使いでも片手で利用するシーンは多いでしょう。片手でもちにくいと、抹茶碗を落としてしまうケースも考えられます。
ただし、軽すぎる抹茶碗は厚みがうすく抹茶の熱が伝わりやすいため、熱くてもてない場合があるため注意。また軽いものはチープな印象になりがちですが、ある程度の厚みや重量感があれば品格も感じられます。
なかには見た目が重そうに見えても手に取ると軽かったり、見た目が軽そうでも実際は重かったりする抹茶碗も。使いやすい重さやサイズの目安は人によって異なりますが、ネットで購入する際は口コミ評価を参考にするとよいでしょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||||||
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容量 | 素材 | 対応熱源 | 生産国 | 焼き物の種類 | 形状 | 口造り | 高台あり | 中ブタ付き | |||||
1 | 石塚硝子 津軽びいどろ|抹茶椀|F71248 | ![]() | 津軽びいどろのシンプルなクリアガラス | 不明 | 耐熱ソーダガラス | 電子レンジ | 日本 | 津軽びいどろ | 平茶碗 | 端反り | |||
2 | 白山陶器 抹茶碗 | ![]() | 職人手作り!コスパのよさが魅力の有田焼 | 不明 | 陶器 | 電子レンジ | 日本 | 有田焼 | 不明 | 不明 | |||
3 | みのる園 抹茶碗 | ![]() | 1点ものの貫入が美しい!織部焼をリーズナブルに楽しめる | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 織部焼 | 半筒茶碗 | 不明 | |||
4 | エールネット 美濃焼|抹茶茶碗 雪志野 | ![]() | 受け継がれてきた技術を堪能できる抹茶茶碗 | 不明 | 磁器 | 電子レンジ | 日本 | 美濃焼 | 半筒茶碗 | 不明 | |||
5 | みのる園 抹茶碗 通年物 | ![]() | 加茂川黒石を用いた、黒楽の抹茶碗 | 不明 | 加茂川黒石 | 電子レンジ | 日本 | 黒楽茶碗 | 半筒形 | 不明 | |||
6 | 今屋静香園 黒楽茶碗(佐々木昭楽作) | ![]() | 千利休が愛した茶碗の写し物。どっしりした厚みと品のよい丸み | 不明 | ‐ | 不明 | 日本 | 不明 | 半筒茶碗 | 五山 | 不明 | ||
7 | マンモスハウス 抹茶碗(美濃焼) | ![]() | 艶やかなコバルトブルーが美しい抹茶茶碗 | 不明 | ‐ | 電子レンジ、食器洗浄機 | 日本:岐阜県 | 不明 | 井戸茶碗 | 不明 | 不明 | ||
8 | ほんぢ園 抹茶碗(泉流山窯) | ![]() | 抹茶道具として名高い萩焼。使いこめばさらに味わい深い風合いに | 不明 | 陶土:防府、大道土 | 電子レンジ | 日本:山口県 | 不明 | 半筒茶碗 | 端反り | 不明 | ||
9 | 陶あん 花結晶の抹茶茶碗 | ![]() | 結晶釉の華やかな美しさ。食洗器や電子レンジにも対応 | 500mL | 磁器 | 電子レンジ、食器洗浄機 | 日本:京都 | 不明 | 半筒茶碗 | 不明 | 不明 | ||
10 | 東玉堂 リース模様の茶碗(清和窯) | ![]() | 和の雰囲気を生かしたリース模様。ごはん茶碗やお鉢にもぴったり | 不明 | 不明 | 不明 | 日本 | 不明 | 半筒茶碗 | 端反り | 不明 |
お茶の席にお呼ばれした際に、欠かせないのが懐紙。格式の高いお茶会であればスタンダードな白無地のものなどが好ましいですが、肩の力を抜いて友人や家族と楽しむ場合には、遊び心のあるデザインのものもいいですよね。
以下のコンテンツでは高級感のある伝統的なタイプから可愛らしくポップなタイプまで、種類豊富な懐紙をたくさんご紹介しています。懐紙入れと合わせて、ぜひチェックしてみてくださいね。
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