【徹底比較】温水洗浄便座のおすすめ人気ランキング【パナソニック・TOTOのウォシュレットも紹介｜2025年6月】

温水洗浄便座の水を温める方式には、大きく2種類のタイプがあります。温水を使う瞬間に加熱する瞬間式と、温水を便座内のタンクに貯めておき使うときに噴射する貯湯式です。

瞬間式は使用時に水を温めるタイプ。必要なときだけ温めるため、湯切れの心配がないうえに電気代も控えめです。本体価格は高めなものの、使用頻度が高い場合は電気代がかさむので大家族におすすめといえます。

一方の貯湯式は、タンクに貯めた温水を放出するタイプ。タンクが空になると水が出てくる仕様で、再度お湯が貯まるまでには数分程度かかります。電気代も高めですが本体価格が安いので、使用頻度が少ない一人暮らしの人におすすめです。

本体価格は貯湯式のほうが安いものの、最近は3万円台に抑えられた比較的安価な瞬間式が登場。また、瞬間式のほうがムーブ機能や節電機能などの機能が豊富に搭載されている傾向があるため、予算に余裕がある人は瞬間式から選ぶのがおすすめですよ。

今回、洗浄力を検証するために、各商品のシャワーの水圧と水量を計測。その結果、どの商品も汚れを落とせるだけのパワーは十分に備えていることがわかりました。一方で、心地よさには商品ごとに違いが出たので、以下ではその選び方を解説します。

トイレのお手入れに苦手意識がある人も多いのではないでしょうか。少しでもお手入れの手間を省きつつ、清潔に保つなら温水洗浄便座の隙間に注目しましょう。

おすすめは隙間がないシームレス便座。シームレスとは「継ぎ目がない」という意味で、便座の内側のフチに隙間がないため、汚れが入り込む心配がありません。拭き掃除がラクになるうえに、見た目もきれいに維持しやすいため、お手入れをラクにしたい人におすすめです。

また、便器の防汚機能を搭載したハイグレードモデルもあります。便器の汚れもできる限り最小限に抑えたい人は、こうした商品も選択肢に入れるとよいでしょう。

温水洗浄便座の多くは壁リモコンか袖リモコンで操作を行います。どちらも数多くの商品がありますが、好きな位置に設置できる壁リモコンがおすすめです。

壁リモコンなら、無理のない姿勢で操作できる位置に設置可能。また、便座横にリモコンがないぶん、拭き掃除などの清掃時にトイレの後ろまで手が届きやすいのもメリットです。ただし、壁に穴を開ける必要があるため、賃貸の人は設置の可否を管理会社へ確認しましょう。

一方、袖リモコンであれば穴を開けずに設置ができます。管理会社への確認をしなくともつけられる可能性が高いため、賃貸に住んでいる人やすぐにほしい人にはおすすめです。

日本は地震大国といわれるほど地震の多い国です。また、数年に1回ペースで大型の台風に見舞われることもあります。そうした災害時は停電になることもしばしば。なかには復旧までに1か月以上かかった事例もありました。

温水洗浄便座は電化製品のため、停電時対策のない製品の場合は停電するとシャワーが出なくなります。停電時のリスクに備えるなら、水圧式の杉半のKirei PLUS「HY-003S」をチェックしましょう。

水圧式は電気ではなく、水道圧で水を噴射。停電時はお湯は出ないものの、洗浄ができる点で注目度の高い商品ですよ。