彫刻などの精密な加工作業で使用するハンドグラインダー。先端に取りつける砥石やビットの種類を変えることで、研磨・切断・切削などさまざまな用途に使用できます。しかし、マキタ・HiKOKI(旧日立工機)など多くのメーカー・ブランドが販売しており、価格や仕様もさまざまでどれにすべきか迷いますよね。
そこで今回は、ハンドグラインダーのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。用途が類似するディスクグラインダー・サンダーといった工具との違いも解説。ハンドグラインダーを使用するときの安全対策も説明します。用途に適したハンドグラインダーを見つけて、効率よく作業を進めましょう。
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ハンドグラインダーとは、高速回転する先端の砥石などで研磨・切削する電動工具のことです。ミニルーター・リューターなどとも呼ばれ、彫刻などの精密な研磨・切削作業で活躍します。グラインダー系の工具のなかでは、小型で取り回しがよい点が強み。木工家具の装飾やハンドメイド作品の製作時にあると便利です。
同じ研磨作業に使うサンダーとの違いは削り方。サンダーは面をきれいに整える研磨作業に使うのに対し、ハンドグラインダーは特定の部分を削り取るように使います。同じグラインダー系工具のディスクグラインダーと、ハンドグラインダーの違いは削る範囲です。前者は広範囲を一気に研磨し、後者は狭い範囲を削ります。
ハンドグラインダーは先端に砥石などのビットを取りつけて使うのが基本。ビットにはいくつかの種類があり交換できます。たとえば、代表的なビットは以下のとおりです。
そのほか切断砥石や専用チップソーなどを使えば、簡単な切断作業にも対応。使いやすいハンドグラインダー本体と必要なビットをそろえておけば、精密な作業で活躍するでしょう。業務使用の場合だと資格は必要なケースがありますが、個人のDIYでは資格不要です。用途に適したモデルを手に入れて、DIYを楽しみましょう。
ハンドグラインダーを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
加工の精密さを重視するなら、コレットチャック式のモデルがおすすめです。砥石が高速回転しても軸がブレにくい構造で精度が高く、ハンドグラインダーで対応すべき細かい部分の研磨に適しています。精密さが求められるガラス彫刻など、ハンドメイド作業で使用したい人にはうってつけです。
汎用的に使えるものがほしい人には、ドリルチャック式が便利。軸の精度はコレットチャット式に一歩譲るものの、砥石のほかにさまざまな種類・サイズのビットを装着できます。できるだけ簡単に使いたいなら、工具を固定するためのチャックキーを使わず、回すだけで取りつけられるキーレスモデルを探しましょう。
ハンドグラインダーのビット軸(コレット軸)には、3mm・6mm・8mmの3種類があります。広く普及している6mmを中心に、使い分け方を確認しておきましょう。
家具作りやそれほど細かくない木工クラフト作業には、軸径6〜8mm対応のハンドグラインダーがおすすめ。サンダーなどでは対応しにくい溝の研磨・バリ取り・溶接の仕上げなどにも便利です。軸径6mmの砥石はハンドグライダーの主流で種類も豊富なため、さまざまな作業で活用したい人に適しています。
一方、軸径と先端のサイズはある程度比例するため、軸径3mmの小さな砥石が必要な精密作業には向きません。細かい部品・穴の加工や複雑な彫刻などに使うなら、より対応軸径の小さいモデルを選びましょう。
精度が求められる繊細な加工には、軸径3mm対応のハンドグラインダーがぴったり。ハンドメイドなどでの細かな部品加工や彫刻、小さい穴のバリ取りなどで活躍します。本体も小型のものが多いので、手軽に使いやすいでしょう。ドリルチャック式では3.2mmが同等のサイズです。
軸径3mm対応モデルの多くは、3mm以下のアクセサリの装着が可能。細部まで丁寧に仕上げたい作業にうってつけです。ただし、広範囲の研磨が必要な作業で使用すると時間を要します。細かい作業と広範囲の作業の両方に対応したいなら、用途ごとにハンドグラインダーを使い分けられるとベターです。
ハンドグラインダーはAC給電式・充電式が一般的で、一部には電池式のモデルもあります。取り回しやすさ・パワフルさなど、より重視したいポイントに合わせて給電方式を決めましょう。
使い勝手を重視するなら、充電式・電池式のハンドグラインダーをチョイス。どちらもコードレスで使えて利便性が高いため、手元で細かく動かしたい作業での使用にうってつけです。材料の大きな家具などをいろいろな角度から加工したい人や、作業に慣れていないDIY初心者に適しています。
一方、電力残量が少なくなるとカタログスペックよりパワーが落ちるのがネック。AC式と同等のパワーを求めるなら、回転数25,000rpm前後のモデルが狙い目です。十分に給電しておけば、最大限のパフォーマンスを発揮できるでしょう。電池式は途中で中断しないよう予備の電池を用意して作業することをおすすめします。
バッテリー残量を気にせず長時間作業したいなら、AC給電式のハンドグラインダーが便利です。利点であるパワフルさを維持したまま作業が可能。充電する手間もかかりません。回転が速いモデルだと30,000rpm以上のパワーで作業できるので、硬い材料を切削したり広い範囲を研磨したりする作業もスピーディにこなせます。
ただし、AC給電式モデルを使うには電源の確保が必要です。近くにない場合は、延長コードなどを用意して使用しましょう。コードで動きが制限されやすいので、使用環境に適したコード長のモデルがベターです。
木材・プラスチックなどを研磨・切削するには、5,000~10,000rpm前後のモデルで十分に対応可能です。柔らかい素材にできるだけダメージを与えず加工するには、低速回転のモデルが適しています。プラモデルの組立作業やガラス細工など、丁寧にゆっくり行いたい作業に使う場合にぴったりです。
木材・樹脂素材などをスピーディに加工したい場合には、20,000rpm前後のモデルが有効。木材や金属の研磨や、サビ落としなどにも使えます。金属の切削・切断には、25,000rpm以上のモデルを使うと効率的です。ハイスピードなモデルはAC式だけでなく、一部の充電式にも存在するので探してみましょう。
加工対象の材質に合わせて速度調整したいなら、回転数調整機能つきが狙い目です。一定の範囲内で回転速度を変えられるので、柔らかいものから硬いものまでさまざまな素材に使えます。ただし、低速時にモーターへの負荷が増大して焼けつくモデルもあるため、レビューなどで耐久性もチェックして選んでください。
手元で細かい作業に使うなら、ペンシルタイプが適しています。文字どおりペンのような形状・サイズで、ミニルーターとも呼ばれるモデルです。軽いものだと100g前後しかありません。小型モデルは彫刻のように繊細な作業でも、ペンと同じような使用感で使えるのが魅力。はじめて使用する人でも扱いやすいでしょう。
一方、パワフルに作業を進めたい場合は、大型モデルがぴったり。ハンドグラインダーの多くが該当します。ハンディクリーナーに近いサイズで、重さも2kg前後が目安です。パワフルな大型モデルは、金属の研磨・サビ取り・バリ取りなど両手で安定的に作業したいシーンで重宝します。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||
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重量 | 使用可能コレット径 | 回転数 | 給電方式 | 回転数調節可能 | |||||
1 | YooiDO ミニルーター リューター | ![]() | 作業内容に合わせて5段変速可能なコードレス仕様 | 135g | 0.5/1/1.5/2/2.4/3.0/3.2mm | 3000/6000/9000/12000/15000rpm | 充電式 | ||
2 | YooiDO ミニルーター 54PCSセット | ![]() | 軽量・コンパクトなペンサイズで手軽に作業ができる | 135g | 不明 | 3000RPM、6000RPM、9000RPM、12000RPM、15000RPM | 充電 | ||
3 | ドレメル ペン型ミニルーター フィーノ|2050-N/11JA | ![]() | ワンハンドスイッチで快適に操作できる | 105g(ACアダプター除く) | 不明 | 5000〜22000rpm | コード式 | ||
4 | Dremel DREMEL Lite|LITE | ![]() | リエイティブな作業からDIYまで幅広く対応 | 0.270kg | 不明 | 8000~25000rpm | リチウムイオンバッテリー | 不明 | |
5 | ライフパッション ミニルーター | ![]() | 回転数3段階調整可能なコードレス仕様 | 180g | 0.5〜3.2mm | 5000/10000/15000rpmmin-1 | 充電式 | ||
6 | マキタ 充電式ハンドグラインダ|GD800DZ | ![]() | 回転数はAC機並み。コードレスで取り回しやすい | 1900g(バッテリー含む) | 不明 | 26000rpm | バッテリー式 | ||
7 | キソパワーツール プロクソン|ミニルーターセット MM100|28525-S | ![]() | 無段電子コントロール付きで、効率よく作業できる | 260g | 3.0mm | 8000~18000rpm | コード式 | ||
8 | キソパワーツール プロクソン|ミニルーターMM30|26800 | ![]() | 素材に適したスピードコントロールが可能 | 160g | 不明 | 7000~16500rpm | コード式 | ||
9 | Tamodeix ミニルーター|RT01AC | ![]() | 三つ爪チャックで簡単にアクセサリー交換が可能 | 不明 | 0.8~3.2mm | 10,000~32,000rpm | コード式 | ||
10 | 高儀 EARTH MAN|乾電池式ホビールーター|HRT-3CLA | ![]() | どこでも手軽に使える乾電池タイプ | 56g | 不明 | 約12000min-1 | 乾電池 | 不明 |
5000~22000 回転/分で調整可能なダイヤル式の無段変速を搭載しており、一般的な低回転ホビールーターと比較して作業の幅が広がります。スリムなボディながらパワフルな作業にも対応。ワンハンドで操作可能なスイッチで快適に作業できますよ。
重量 | 105g(ACアダプター除く) |
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使用可能コレット径 | 不明 |
回転数 | 5000〜22000rpm |
給電方式 | コード式 |
回転数調節可能 |
研磨・研削・研ぎ・彫刻・削り出し・磨きなど、アクセサリーを替えることで簡単に作業が出来ます。15のアクセサリーが揃っているため、クリエイティブな作業やDIYまで幅広く対応。USB充電に対応したコードレスタイプなので、作業中にケーブルが邪魔にならず快適に作業できますよ。
重量 | 0.270kg |
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使用可能コレット径 | 不明 |
回転数 | 8000~25000rpm |
給電方式 | リチウムイオンバッテリー |
回転数調節可能 | 不明 |
ガラス彫刻や木工切削・金属研磨・穴あけ・つや出し・模型工作などに対応できる、PROXXON製のミニルーターと先端ビットがセットになった商品。ネオジオマグネットを使用したDC100Vモーターを搭載しており、小型ながら強力なパワーを発揮します。無段電子コントロール付きなので、素材に合わせた速度で効率よく作業できますよ。
重量 | 260g |
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使用可能コレット径 | 3.0mm |
回転数 | 8000~18000rpm |
給電方式 | コード式 |
回転数調節可能 |
使用する素材に合わせて回転数をコントロールできる、ペン型のミニルーターです。約160gの軽量さと、ほどよい重量バランスにより、長時間の作業でも疲れにくいように設計されています。シャフトに特殊な加工が施され、より高い回転精度を実現しました。
重量 | 160g |
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使用可能コレット径 | 不明 |
回転数 | 7000~16500rpm |
給電方式 | コード式 |
回転数調節可能 |
重量 | 81.8g(本体のみ) |
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使用可能コレット径 | 不明 |
回転数 | 1800~12500回転/分 |
給電方式 | AC100-240V |
回転数調節可能 |
重量 | 126g |
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使用可能コレット径 | 不明 |
回転数 | 5000回転/分、10000回転/分、15000回転/分 |
給電方式 | リチウムイオン電池 |
回転数調節可能 |
36Vマルチボルト蓄電池とブラシレスモーター搭載により、パワフルな研削が可能です。回転数を維持する変速モードと、回転数を自動で調整するオートモードを用途に合わせて変更可能。ソフトスタート・ブレーキ機能・再起動防止機能など、便利な機能も搭載されていますよ。
重量 | 2.5kg(蓄電池装着時) |
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使用可能コレット径 | 不明 |
回転数 | 7000~29000min-1(回/分) |
給電方式 | 蓄電池 |
回転数調節可能 |
軸付砥石はもちろん、インターナル砥石にも対応していてさまざまな作業に対応可能です。回転数は7000~29000rpmの範囲で段階的に変速できるので、荒い研削から仕上げまで用途に合わせて調整可能。サイドハンドルをつければ作業中の安定感も増しますよ。
重量 | 1.8kg |
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使用可能コレット径 | 6mm |
回転数 | 7000~29000rpm |
給電方式 | コード式 |
回転数調節可能 |
ガラス彫刻・プラスチック・金属の彫刻・彫金・金型修正・模型工作などに対応した商品。回転数8,000〜23,000min-1をダイヤルで無段階に調整できます。サイズは長さ226×幅44×高さ62mmで、コレットチャックΦ2.4・3.0、ハイスビット6本、片口スパナのほかキャリングケースも付属します。
重量 | 450g |
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使用可能コレット径 | 不明 |
回転数 | 8000〜23000rpm |
給電方式 | コード式 |
回転数調節可能 |
ハンドグラインダーを使うときは、主にキックバックや火花・切削屑への対策が重要です。回転刃を扱うことこそ少ないハンドグラインダーですが、跳ね飛んだ工具本体や破損ビットなどが人に直撃すると大ケガに繋がりかねません。ケガを防ぐためにも必ず安全対策を取りましょう。
キックバックとは電動工具の先端がつっかえたとき、工具本体・材料が大きく跳ね飛ぶ現象です。キックバックを防ぐには、両手でしっかり固定して作業することが大切。同時に、グラインダーが跳ねたときに避けるためのスペースを確保することも重要です。
ハンドグラインダーを加工対象に当てると火花・切削屑が飛び散るため、顔・手元を中心に保護具をつける必要があります。保護メガネ・防塵マスク・専用手袋を身につけて作業してください。軍手は巻き込まれてケガをする可能性があるため、革などの専用手袋を使いましょう。
電動工具に共通する注意点として、コンセントを抜くときは必ず電源をオフにしましょう。スイッチをオンにしたままコンセントを抜くと、次に使うときコンセントを挿した瞬間に動作し始めて思わぬトラブルに繋がりかねません。自分だけでなく、周りの人の安全のためにも忘れずに行いましょう。
より広い面積の研磨作業を行いたいなら、ディスクグラインダーが効果的です。以下のコンテンツで紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
1位: YooiDO|ミニルーター リューター
2位: YooiDO|ミニルーター 54PCSセット
3位: ドレメル|ペン型ミニルーター フィーノ|2050-N/11JA
4位: Dremel|DREMEL Lite|LITE
5位: ライフパッション|ミニルーター
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
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