DIYアドバイザー・DIY工作アドバイザー・日曜大工士。乙種第4類危険物取扱者免状を取得しているほか、フォークリフト運転技能講習を修了。2023年まで、ホームセンターの資材館の販売員として電動工具・建築資材・農機具などの接客に従事。現在はマイベストにて、インパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具を中心に徹底的に検証。メーカーや価格を問わず、ユーザーが「買ってよかった」と感じられるようなコンテンツ制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
スチールのトップハンドルチェンソー MS151TC-Eは、パワー・スピード重視の人におすすめです。実際に使ってみると、直径18cmの檜をわずか12秒ほどでカット。今回比較したほかの商品と比べても高速かつパワフルで、太枝や薪作りにも向いています。
また、余計な力を加えなくても自然に刃が入る点も好印象。振動が少なく適度な重みもあるため、安定して扱えました。スロットルロックアウトがレバー式で、握りやすく操作しやすいのもよいところです。チェーンの張り調整もスムーズに行えますよ。
安全性については、チェーンブレーキ・セーフティロックなどの機能を搭載。不注意によるケガのリスクも比較的少ないでしょう。最大騒音レベルは100.2dBとやや大きめでしたが、住宅街から離れた場所であればそれほど問題ないレベルです。
価格は、執筆時点で税込60,500円(公式サイト参照)。今回比較した商品のなかではやや高めですが、燃費・排出ガスの低減やスムーズなエンジン始動など、細かなこだわりが詰まったアイテムでもあります。気になる人は、公式サイトをチェックして店舗を訪れてみてくださいね。
実際にスチール トップハンドルチェンソー MS151TC-Eと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
スチール トップハンドルチェンソー MS151TC-Eよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
1926年に創業したドイツの工具メーカー、スチール。チェーンソーをはじめ、刈払機・高圧洗浄機・ヘッジトリマーなど、さまざまな商品を展開しています。
今回はそのなかから、一般家庭用として人気を誇る、エンジン式のトップハンドルチェンソー MS151TC-Eをピックアップ。燃料オイルの消費を低減する工夫が随所に凝らされているのが魅力です。
従来の2サイクルエンジンより燃費・排出ガスを大幅にカットする、STIHL 2-MIX エンジン・4ポートシリンダーテクノロジーを搭載。広い回転域と強力なパワーを発揮すると謳われています。
エンジンを簡単に始動できるよう、STIHL エルゴスタート(E)や手動燃料ポンプを備えているのも大きな特徴です。
刃の回転やエンジンの振動を低減する、防振システムを採用しているのも長所の1つです。
また、フィルターカバーの脱着やオイルタンクキャップの取り外しは、工具なしで簡単に行えます。引っ掛け用リングもついており、ロープを通してチェーンソーを持ち上げたり、ハーネスに固定したりすることも可能ですよ。
ガイドバーの長さは、今回検証した25cmと、30cmの2種類から選べます。
バーとチェーンを含まない本体重量は、約2.6kgです。付属品として、取扱説明書・保証書・工具一式・スペアチェーン2本がついてきます。
スチールでは、チェーンソー用ケース・ガイドバーカバーといった便利なアイテムも販売。保管や持ち運びにとても便利なので、気になる人は公式サイトもチェックしてみてくださいね。
なお、同メーカーはECサイトでの取り扱いがなく、店舗のみで販売を行っています。
今回は、スチールのトップハンドルチェンソー MS151TC-Eを含むチェーンソー全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:切断のしやすさ
検証②:音の静かさ
検証③:扱いやすさ
検証④:メンテナンスのしやすさ
まずは、切断のしやすさの検証です。
林業研修の講師を務める岩田雄介さんに協力してもらい、チェーンソーを使って直径18cmの檜を切断。抵抗感やスムーズさを評価しました。なお、参考値として切断が完了するまでにかかった時間も計測しています。
エンジン式のなかでもとくに高評価で、太枝の切断や薪作りにも問題なく使用できるでしょう。
次に、音の静かさを検証します。
木の切断時に発生する音の大きさを、騒音計で計測しました。なお、測定は作業者の耳もとで実施しています。
住宅街から離れた場所での使用であれば、問題ないレベルといえます。
続いて、扱いやすさの検証です。
今回は、本体の重さ・ハンドルの握りやすさ・振動の少なさ・安全性の全4項目をチェックし、総合的に評価しました。
トリガーをロックするための装置はレバー式なので、自然な握り方で使えるのもよいところです。
また、緊急時に素早く刃の回転を停止できる、チェーンブレーキ機能も搭載。
トリガーから手を離すと同時に刃の回転が収まったり、セーフティロックを押さないと回転しない仕組みになっていたりと、安全面にもしっかり配慮されていました。不注意によるケガのリスクも少ないといえるでしょう。
最後に、メンテナンスのしやすさを検証します。
以下の4項目をチェックし、最終的な評価としました。
ただし、ナットは本体に固定されていないので、クラッチカバーを取り外す際は紛失しないよう注意してくださいね。
動力源 | エンジン式 |
---|---|
有効切断長さ | 250mm |
ハンドル形状 | トップハンドル |
スロットルロックアウト | レバー式 |
本体重量 | 約2.6㎏ |
良い
気になる
ガイドバー長さ | 250mm |
---|---|
排気量 | 23.6cm³ |
対応電圧 | |
充電時間 | |
チェーンブレーキあり | |
防滴機能 | |
最大騒音値(実測値) | 100.2dB |
最後に、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
ハスクバーナのHUSQVARNA 120iは、工具なしでメンテナンスでき初心者にもぴったり。充電式ながら、エンジン式に負けず劣らずのスピードで切断できました。エコモードを搭載しており、バッテリー消費を抑えながら使用することも可能です。薪作りから枝打ちまで重宝するでしょう。
マキタの充電式チェンソーは、ナットが本体とつながっていて落下しにくい点が魅力。チェーンの張り調整ネジがクラッチカバー正面にあるため、作業もスムーズに行えますよ。ハンドルは角度を問わずよくフィットし、安定感も良好。パワーとスピードも兼ね備えています。
動力源 | 充電式 |
---|---|
有効切断長さ | 300mm |
ハンドル形状 | リアハンドル |
スロットルロックアウト | ボタン式 |
本体重量 | 約3.0kg |
良い
気になる
ガイドバー長さ | 300mm |
---|---|
排気量 | |
対応電圧 | 36V |
充電時間 | 不明 |
チェーンブレーキあり | |
防滴機能 | |
最大騒音値(実測値) | 96.5dB(通常)/90.8dB(eco) |
ハスクバーナ 120iをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
動力源 | 充電式 |
---|---|
有効切断長さ | 247mm |
ハンドル形状 | トップハンドル |
スロットルロックアウト | レバー式 |
本体重量 | 約3.1kg(6.0Ahバッテリー装着時) |
良い
気になる
ガイドバー長さ | 250mm |
---|---|
排気量 | |
対応電圧 | 18V |
充電時間 | 40分(フル充電完了)、約27分(実用充電完了) |
チェーンブレーキあり | |
防滴機能 | |
最大騒音値(実測値) | 太枝:96.3dB、通常:95.5dB |
マキタ 充電式チェンソー MUC254DZをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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