業務用トースターのおすすめ人気ランキング【2025年12月】

短時間で多くのパンを均一に焼きたいなら、コンベア型の業務用トースターがおすすめ。パンをベルト状のコンベアに乗せると、自動的に流れてヒーターで焼き上がる仕組みです。焼き終えたパンは排出口から次々に出てくるため、連続してトーストを提供できます。

特に、来客数の多いホテルやカフェなどにはコンベア型の業務用トースターがぴったりです。小型モデルでも1時間に400枚以上の食パンを焼ける商品もあり、ピークタイムの提供スピードを大幅に向上させられるでしょう。大量に焼き立てパンを提供する店舗では、作業負担の軽減にもつながります。

また、コンベアの速度やヒーター出力を調整すれば、焼き加減や焼き目を自在に変えられる点も魅力です。サイズは幅30×奥行40cmほどの小型タイプから、幅80×奥行40cmほどの横長のタイプなどさまざま。厨房のスペースや提供内容に合わせて選ぶとよいでしょう。

パン以外にも幅広いメニューを調理したい人や、焼き加減を細かく調整したい人には業務用オーブントースターが向いています。温度を段階的に設定できるほか、ヒーターの種類や加熱方式を選べて、多彩なメニューに対応できるモデルが豊富です。

また、厚切りトーストや冷凍パンでも、自動で理想的な焼き色に仕上げられるトースターも多い傾向があります。メニュー登録機能を使えば、一度設定した焼き加減を再現でき、誰が操作しても同じ仕上がりに。ピザトーストなら約1分、デニッシュなら20秒前後で焼ける機種もあり、忙しい時間帯でもお客さんを待たせません。

ただし、多機能モデルには操作が複雑なものもあるため、店舗スタッフの操作性やオペレーションに合わせて選ぶことが大切です。オーブントースター型は卓上に置くタイプが主流ですが、幅40cm程度から大型のものまでサイズに幅があるため、設置スペースを考慮して選びましょう。

省スペースで扱いやすいトースターを探している人には、ポップアップ型もおすすめ。パンを差し込むだけで自動的に焼き上げ、仕上がるとポンと飛び出すシンプルな仕組みです。カウンターや棚の上のスペースでも使えるため、小規模な店舗でも導入しやすいでしょう。

特に、カフェやベーカリーなどでトーストを手軽に提供したいときに便利。なかには、1台で2〜4枚のパンを同時に焼けるモデルもあります。軽量で移動もしやすく、混雑時の補助用トースターとしても活躍するでしょう。操作が直感的で、スタッフの入れ替わりが多い店舗でも仕上がりを維持しやすいといえます。

ただし、ポップアップ型の業務用トースターは、厚めのトーストや具材をのせたパンの調理には不向きです。また、パンを大量に提供する店舗では焼き枚数が限られるため、メインではなくサブのトースターとして使ってください。

パンの焼き上がりにこだわるなら、業務用トースターのヒーターの種類に注目しましょう。ヒーターによって熱の伝わり方や立ち上がりの速さなどが異なり、焼き時間や焼きムラの出方に影響することも。業務用トースターの主なヒーターには、グラファイトヒーター・遠赤外線ヒーター・近赤外線ヒーターなどがあります。

グラファイトヒーターを使った業務用トースターは、短時間で一気に焼き上げたいときにぴったり。遠赤外線ヒーターはパンの表面を香ばしく仕上げたり、パリッとした食感を出したりしたいときに重宝します。近赤外線ヒーターは内部までじっくり加熱できるため、ふっくらした食感にしたいときにおすすめです。

なお、加熱スピードが速い業務用トースターは、焼き時間や設定などで焦げる可能性がある点に注意しましょう。実際に使用する際は、取扱説明書をチェックしたり、焼成時間や温度の設定を調整したりして理想の仕上がりを見極めてください。

パンのおいしさをより引き出したい人は、コンベクション機能やスチーム機能付きの業務用トースターがおすすめ。どちらの機能も焼きムラを抑えたり水分を保ったりすることで、食感や味わいのほか、見た目もワンランク上の仕上がりが期待できます。

コンベクション機能は、ヒーターとファンで庫内の熱を循環させる仕組みです。庫内の温度が均一になるため、パンの表面だけが焦げるのを防ぎ、全体がふっくら焼き上がります。スチーム機能は水蒸気でパンの乾燥を防ぎ、外はサクサク、中はしっとりした食感に仕上がるのが特徴です。

なお、スチーム機能付きの業務用トースターは、給水タンクや吸水口などの定期的な掃除が欠かせません。手入れを怠ると水垢やカビが発生し、風味や衛生面に影響しかねないので気をつけてくださいね。