バス・シーバス・エギング・船釣りなど、さまざまな釣りで使われる釣り糸、PEライン。シマノ・YGK・クレハ合繊・デュエルなど多くのメーカーから販売されています。しかし、カラーや号数が非常に豊富で、編み数も4本編み・8本編み・12本編みと3種類あり、どれにすればよいのか迷ってしまいますよね。
今回はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のPEライン36商品を比較して、最もおすすめのPEラインを決定します。
比較検証は以下の3点について行いました。
果たしてどの商品がマイベストが選ぶ最強のベストバイ商品なのでしょうか?PEラインの選び方のポイントもご説明しますので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
東京湾をホームグラウンドに、四季折々の魚を追い求めるマルチアングラー。とくにライトゲームを得意とし、釣れたという結果より釣れるまでの過程を徹底的に重視するスタイルには定評がある。「Angling Salt」「ルアーマガジンソルト」など、様々な釣りメディアに執筆・出演。豊富な経験を活かし、メーカーとの製品開発も行っている。
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
はじめに、PEラインの強さである直強力を検証しました。引張試験機を用いてPEラインを直線に引っ張り、何kgの負荷で破断するかを測定しました。10回分の測定結果の平均値が高いものと、品質のばらつきをしめす標準偏差が低いものを高評価としています。
つぎに、PEラインの弱点である耐摩耗性を検証しました。75gのおもりを結んだPEラインを高速リサイクラーにセットし、400番の紙やすりに擦りつけました。高速リサイクラーのハンドル半回転分を1とし、何回でPEラインが切れてしまうかを測定。それぞれ3回測定し、平均値が高いものを高評価としています。
最後に、使用感を検証しました。ルアーをキャストして、飛び方やスプールリングやガイドに擦れる感触があるか、巻いたときに糸鳴りがするかを評価しました。なお、条件は以下のとおりに統一しています。風速:0.3m以下使用ルアー:メタルジグ30g、ミノー17g使用ロッド:シーバスロッド96ML
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
PEラインとは、ポリエチレン素材を編んで作られた釣り糸のこと。PEとは、素材であるポリエチレン(Polyethylene)の略称です。ナイロンラインやフロロカーボンラインといったほかの釣り糸よりも伸びにくく、細くてしなやかなのが特徴。その特徴による大きなメリットは2つです。
1つ目は、高感度なこと。伸びにくいためアタリ(魚の喰い付き)が手元に伝わりやすく、魚の反応をはっきりと感じ取れます。あらゆる釣りで高感度なことはメリットですが、とくに船釣りにおいては海の深い場所に仕掛けを沈めるので重宝するでしょう。
2つ目は、飛距離を出せること。細くてしなやかなため、仕掛けを投げる際の空気抵抗や摩擦抵抗が少なく遠くまで飛ばせます。飛距離を出すことが釣果に繋がりやすい海のルアー釣りでは、PEラインが必須の釣りもあるほどです。
PEラインを使えるようになれば、釣り人としてレベルアップできること間違いなし。このコンテンツで自分に合ったPEラインを見つければ、さらに釣りを楽しめるでしょう。
PEラインは先述したように、ナイロンラインやフロロカーボンラインといったほかのラインに比べ、感度・飛距離が優れています。さらに、PEラインのほうが直強力(糸の強さ)に優れているのも、船釣り・ルアー釣りで多用されている理由です。
一方で、耐摩耗性が低く、岩やコンクリートといった硬いものに擦れるとポリエチレンの繊維にキズがつき、簡単に切れてしまうのがデメリット。釣り場では常に硬いものに触れないよう注意する必要があります。
また、表面がつるつるとしており仕掛けに直接結べないのもデメリット。仕掛けに結ぶには、仕掛けとの間に、「ショックリーダー」と呼ばれるナイロンラインやフロロカーボンラインを繋がなくてはなりません。結び方はFGノットと呼ばれる専用の結び方を覚える必要があります。
デメリットを多く感じるかもしれませんが、それ以上のメリットがあるのがPEライン。使いこなせれば仕掛けを遠くに飛ばせて、魚の喰い付きをはっきりと感じられますよ。釣果が上がるといっても過言ではないでしょう。
PEラインはナイロンラインやフロロカーボンラインよりも高価な傾向があり、その点も釣り初心者が使いにくく感じる要因ではないでしょうか。しかし、ポリエチレン繊維はナイロンやフロロカーボン素材よりも劣化しにくいため、コストはかかりにくいといえます。
私はルアーフィッシングで使っていますが、毎週末の釣行頻度では3か月以上もつこともありますよ。扱いに慣れれば釣果を得やすくなるので、ぜひ使ってみてほしい釣り糸です。
PEラインを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
先述したように、PEラインはポリエチレン繊維を編んである糸(編み糸)です。編み込む原糸の本数によって種類が分けられ、4本編み・8本編み・12本編みの3種類が主流。編み数は多いほど直強力・耐摩耗性・表面のなめらかさといった性能が高くなりますが、価格も高くなります。自分の予算と望む性能の高さに合わせて選びましょう。
今回、全商品の直強力・耐摩耗性・使用感をそれぞれ検証。編み数ごとのおすすめの商品を決定しましたので参考にしてくださいね。
最もおすすめなのは、価格と性能のバランスがよい8本編みです。
8本編みは直強力や耐摩耗性といった性能が十分に使用できるレベルでありつつ、価格も200mあたり1,500円からとそれほど高価ではありません。直強力の検証では、上位となったものもありました。
消耗品にコストはそこまでかけられないけど性能は落としたくないという人や、はじめてPEラインを購入する人は8本編みを選びましょう。8本編みで選ぶなら画像内の商品が性能が高く、おすすめですよ。
とにかく性能の高いものがほしい人は、たくさんの原糸で編まれた12本編みを選びましょう。直強力・しなやかさといった性能が非常に優れており、とくに使用感の検証では表面がなめらかなため快適に仕掛けを投げられました。
200mあたり3,000~6,000円と高価なのはデメリットですが、性能においては申し分ありません。高価でも構わないという人におすすめの編み数です。
4本編みのラインは、12本編みや8本編みと比べて低価格であることが特徴。消耗品であるラインのコストを抑えたい人の選択肢になります。
また、ベイトリールのタックルを使用しているバス・ロックフィッシュ狙いの人にもおすすめ。4本編みはコシが強いので、バックラッシュなどのトラブルが起こりにくいことがメリットです。岩やコンクリートブロックなどからの傷に強いものもあり、ストラクチャに擦れたときに切れにくい点も魅力といえるでしょう。
しかし、摩擦が大きく飛距離が出しにくい点はデメリット。しなやかさ・滑らかさともに8本編み・12本編みに劣ります。遠投をしたい人や使用感を重視する人は、8本編みや12本編みを検討してくださいね。
釣り糸には太さを表す「号数」があります。号数は大きいほど強くなり、小さいほど高感度で飛距離が出せるようになります。その相反する要素のバランスがとれるように、PEラインの号数は対象魚の種類や釣りの種類であらかじめ定番のものが決まっています。
もし定番の号数と大きく異なる号数を選ぶと、切れてしまったり釣りがしにくくなったりすることも。自分のやりたい釣りや魚種に合わせて、画像の表を参考に選んでくださいね。
PEラインをはじめ、釣り糸には一般社団法人日本釣用品工業会が定めた太さを統一するための規格である、「釣糸JAFS基準」が存在します(参照:一般社団法人日本釣用品工業会)。PEラインは9,000mの質量(デニール値)で定められており、国内メーカーのほとんどが釣糸JAFS基準を遵守していますが、一部のメーカーは遵守していないことも。
遵守していないと、直強力を高く表記するために太い糸を販売している場合があるので注意しましょう。PEラインは扱う仕掛けに対して太すぎると感度が落ちたり、飛距離が出なくなったりする可能性があります。遵守しているメーカーと同じ号数を買ったつもりでも、太さが大きく異なったら困りますよね。
釣糸JAFS基準を遵守している商品かは、ランキングの項目「釣糸JAFS基準を遵守」に「◯」がついているかでわかります。購入前に確認してくださいね。
PEラインの長さは100・150・200・300mの4種類が主流です。そのなかから、リールの糸巻量に合わせてぴったりと巻けるものを選びましょう。もしリールの糸巻量に対し長さが合っていないと、足りなくなってしまったり半端な長さで余って無駄になったりしてしまいます。PEライン同士を繋いでもほどけてしまうため、購入前にリールの糸巻量を確認してくださいね。
コーティングの有無とカラーにも注目しましょう。どちらにおいてもそれぞれのメリットがあるので、重視するほうで選んでくださいね。
PEラインには表面にシリコンなどのコーティングがされているものと、加工がされていないノンコーティングの2つのタイプがあります。自分の好みに合った特徴で選びましょう。
コーティング付きはほどよい硬さとハリがあるのが特徴。ロッドに絡まりにくく扱いやすいため初心者におすすめです。表面が覆われていることで、PEラインの弱点である耐摩耗性の低さもある程度おぎなえるでしょう。扱いやすいことから、現在販売されているほとんどのPEラインがコーティング付きです。
ノンコーティング系は非常にしなやかで、コシがないのが特徴です。コシがないのでロッドに絡みやすいのが難点ですが、ルアーを繊細に動かせることがメリット。ルアーの動かし方にこだわりのある本格派におすすめのタイプです。コーティングの有無はランキングの項目の「コーティング」をチェックしてみてくださいね。
カラーは単色とマーキングカラーの2種類です。性能や価格とは無関係なので、どちらの使用感を重視するかや好みで選びましょう。
単色はすべて同じ色でつくられているのが特徴。同じ色であることにより色落ち(劣化して色が薄くなること)がわかりやすいのがメリットで、交換時期をわかりやすくしたい人におすすめです。
マーキングカラーは、等間隔で色分けされているのが特徴。仕掛けの位置や水深がわかりやすいのがメリットで、飛距離や水深をカウントしたい人におすすめのカラーです。
私はPEラインの劣化にすぐに気付きたいので、単色を使っています。また、単色はリールのカラーリングと合わせやすいというメリットも。黄色・ピンク・ホワイト・ブルーなどがあるので、自分のリールのデザインに合わせて楽しめますよ。
商品 | 画像 | おすすめ
スコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||
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直強力 | 耐摩耗性 | 使用感 | 編み数 | 長さ | コーティングあり | メーカー公表強力 | 検証時の最大強力 | 検証時の平均強力 | 検証時の最小強力 | 検証時の標準偏差 | 釣糸JAFS基準を遵守 | |||||||
1 | シマノ ピットブル 12 | ![]() | 4.76 | 16位 | 全項目でトップクラスの評価!申し分ない12本編みPEライン | 4.66 | 4.71 | 5.00 | 12 | 150m | 最大10.6kg | 10.8kg | 10.2kg | 9.7kg | 0.36 | |||
2 | グローブライド DAIWA|ダイワ UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 1号 150m|07303173 | ![]() | 4.69 | 20位 | ルアーを飛ばしやすい!安定した直強力で大物狙いにおすすめ | 4.61 | 4.35 | 5.00 | 12 | 150m | 22lb | 10.1kg | 9.7kg | 9.5kg | 0.22 | 不明 | ||
3 | 東レ・モノフィラメント シーバスPE パワーゲーム 1号 150m | ![]() | 4.65 | 12位 | 10kgを超える直強力をもつ。ノンコーティングでしなやか | 4.78 | 4.00 | 4.65 | 8 | 150m | 不明 | 平均8.5kg | 11.3kg | 10.7kg | 10.1kg | 0.37 | ||
4 | メジャークラフト 弾丸ブレイド クロス x8|DBX8-200/1MC | ![]() | 4.50 | 17位 | 安定した高い直強力。なめらかな表面で使用感も優れる | 4.58 | 3.80 | 4.65 | 8 | 200m | 20lb | 9.7kg | 9.5kg | 9.1kg | 0.18 | 不明 | ||
5 | ワイ・ジー・ケー XBRAID|UPGRADE X8 PENTAGRAM | ![]() | 4.41 | ハリのあるコーティング系。強さと細さをあわせもつ | 4.26 | 4.73 | 4.65 | 8 | 150m | 22lb | 10.1kg | 9.1kg | 8.0kg | 0.61 | ||||
6 | クレハ合繊 シーガー|R18 完全シーバス 1号 150m|R18KZSB | ![]() | 4.38 | 11位 | 安定した直強力の高さ。コーティングは弱めでしなやか | 4.37 | 3.79 | 4.65 | 8 | 150m | 標準強力19lb | 9.8kg | 9.2kg | 8.4kg | 0.44 | |||
7 | サンライン SIGLON PE×8 200m 1号 | ![]() | 4.37 | 13位 | 表面がつるつるとしていてよく飛ぶ。耐摩耗性もまずまず | 4.25 | 4.37 | 4.65 | 8 | 200m | 最大7.7kg | 9.3kg | 8.8kg | 7.6kg | 0.49 | |||
8 | クレハ合繊 シーガー|シーガーPE X8 1号 150m|SPEX8151 | ![]() | 4.35 | 1位 | 良好な直強力と耐摩耗性。コシの強いしっかりとしたライン | 4.22 | 4.32 | 4.65 | 8 | 150m | 最大9.1kg、平均8.2kg | 10.3kg | 9.1kg | 8.3kg | 0.68 | |||
9 | グローブライド DAIWA|ダイワ PEデュラセンサー×8+Si2 LG 150m 1号 | ![]() | 4.34 | 7位 | 平均値の高い直強力。シーバスルアーが操作しやすい | 4.23 | 4.18 | 4.65 | 8 | 150m | 平均8.0kg | 9.7kg | 9.0kg | 8.1kg | 0.61 | 不明 | ||
10 | シマノ ピットブル 8+ 1号 150m|LD-M51T | ![]() | 4.33 | 4位 | 耐摩耗性はやや低いが安定した直強力。柔らかな質感 | 4.44 | 3.86 | 4.29 | 8 | 150m | 最大10.5kg | 9.5kg | 9.1kg | 8.7kg | 0.27 |
編み数 | 12 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 10.2kg |
検証時の標準偏差 | 0.36 |
釣り具販売で有名なシマノの「ピットブル 12」。同社を代表するPEラインであるピットブルシリーズの12本編みモデルです。横方向から均一に締め上げて編み込むオリジナル工法「TOUGH CROSS 2」を採用しており、低伸度かつ強力の出やすさを謳っています。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は10.2kgと高く、非常に優れた強さをもつPEラインです。また、標準偏差も0.36と小さく、強度のばらつきも少ない優れたラインといえるでしょう。
耐摩耗性の検証ではラインが切れるまでの回数は平均75回でした。摩耗に弱いとされている12本編みにも関わらず、紙やすりにあてても毛羽立ちが発生しにくいことがわかりました。実際の釣行でもある程度の耐摩耗性が見込めます。
使用感の検証では、とてもなめらかな表面と優れたしなやかさにより、スプールリングやガイドの抜けがよく快適に遠くまでルアーを飛ばすことができました。コーティングされているため、少しハリも感じます。12本編みのPEラインの高い性能を実感する結果となり、どの性能も妥協したくない人におすすめのベストバイPEラインです。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 最大10.6kg |
検証時の最大強力 | 10.8kg |
検証時の最小強力 | 9.7kg |
シマノ ピットブル 12 1号 150mをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 12 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.7kg |
検証時の標準偏差 | 0.22 |
直強力の検証では、破断までの平均値は9.7kg、最大強力は10kgでした。PEライン1号として非常に高い直強力があるといえるでしょう。品質のばらつきも0.22と低く、安定した強さが期待できます。ランカーシーバスなどの大物を狙う人におすすめです。
耐摩耗性の検証では、400番の紙やすりに平均37回耐えました。表面のコーティングにより、簡単には擦り切れない耐摩耗性をもっています。
使用感は、コーティングにより非常になめらかな表面で、スムーズにルアーが飛んでいきました。ハリは強めの質感で、ルアーが水底に触れる感触がよく伝わる感度の高さも好印象。ガイドに擦れる糸鳴りもほとんどしませんでした。安定した高い直強力を望める、ハリの強めのラインが欲しい人におすすめの商品です。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 22lb |
検証時の最大強力 | 10.1kg |
検証時の最小強力 | 9.5kg |
ダイワ UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 1号 150m 07303173をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | 不明 |
検証時の平均強力 | 10.7kg |
検証時の標準偏差 | 0.37 |
繊維業界においていわずと知れた大企業、東レ。東レはまだPEラインがシーバス釣りに使われていなかったころに先駆けてPEラインを普及させた、パイオニア的存在でもあります。2008年に発売された「シーバスPE パワーゲーム」はノンコーティングがウリで、今現在も多くのシーバスアングラーに愛され続けています。
直強力の検証の結果、破断までの平均値は10.7kgと高い結果になりました。1号のPEラインとしては突出した強さです。ばらつきを表す標準偏差も0.37と小さく高評価に。強いだけでなくその品質も安定しており、不意の大物がかかってもやりとりしやすいラインといえるでしょう。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均22回耐えることができました。ノンコーティング系のため表面が毛羽立ちやすいラインです。実釣では木の枝やコンクリートに擦らないよう注意しましょう。
今回検証したなかではとくにしなやかなラインで、ルアーの飛行姿勢を崩すことなく飛んでいく印象を受けました。また、比重の軽いノンコーティング系のためロッド先端から出ているラインがあまり垂れ下がらず、ロッドを動かすとミノーに繊細なアクションをつけることができました。ノンコーティングのPEラインがほしい人に、強くおすすめできる商品です。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 平均8.5kg |
検証時の最大強力 | 11.3kg |
検証時の最小強力 | 10.1kg |
東レ シーバスPE パワーゲーム 1号 150mをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.5kg |
検証時の標準偏差 | 0.18 |
ロッドやメタルジグの分野で有名な、メジャークラフトの「弾丸ブレイド クロス x8」。独自開発のコーティングによって、耐摩耗性の向上とキャストの摩擦を低減したと謳う商品です。
直強力の検証の結果、破断までの平均値は9.5kgと高くPEライン1号として優れた強さを持っていました。ばらつきを表す標準偏差も0.18と非常に小さく、安定した品質のため大物がかかっても余裕のあるファイトができるでしょう。
一方で、耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均16回しか耐えられず、擦れにはやや弱いといえるでしょう。岩場で釣りをする際は擦らないように注意が必要です。
表面にはつるつるとなめらかなコーティングが施してあり、キャストをするとスムーズにガイドを抜けて行きました。コーティング系ですがハリは弱く、しなやかさも持ち合わせており、ルアーの着底がわかりやすい印象です。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | 20lb |
検証時の最大強力 | 9.7kg |
検証時の最小強力 | 9.1kg |
メジャークラフト 弾丸ブレイドX X8 DBX8-200/1MCをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.1kg |
検証時の標準偏差 | 0.61 |
独自技術の自社紡績工場をもち、釣り糸業界からも厚い信頼を寄せるYGKの「XBRAID UPGRADE X8」。同社を代表するPEライン、XBRAIDシリーズの8本編みモデルで、プロの釣り師にも愛用者が多いPEラインです。
直強力は10回検証したところ、破断までの平均値は9.1kgと高い結果になりました。シーバス釣りやマゴチ釣りで大物がヒットしても余裕のある強度といえます。標準偏差は平均0.61で、多少のばらつきがあります。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均77回耐えることができました。優れた耐摩耗性があるといえます。擦れに強いコーティングが施してあり、高評価を獲得しました。
ハリがやや強めのコーティング系PEラインで、ほかのメーカーよりも少し細めの印象です。そのため、キャストの際勢いよくラインが放出され、ほかのPEラインよりも失速のしにくさを感じました。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 22lb |
検証時の最大強力 | 10.1kg |
検証時の最小強力 | 8.0kg |
エックスブレイド アップグレードX8 1号 150mをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.2kg |
検証時の標準偏差 | 0.44 |
クレラップで有名な合繊メーカー、クレハの「シーガー R18 完全シーバス」。シーバス釣りをターゲット開発されたコーティング系のPEラインで、耐摩耗性や遠投性能の高さを謳っています。
10回分の直強力検証をしたところ、破断までの平均値は9.2kgと高い結果に。PEライン1号で行う釣りでは余裕のある直強力だといえます。また、ばらつきを示す標準偏差は0.44と低めの値で高評価となりました。安定した強さが期待できます。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均16回耐えることができました。75gの負荷では早い段階で毛羽立ちが起きてしまったため、耐摩耗性はあまり高くないといえるでしょう。一般的なPEラインの取り扱いのように、岩やコンクリートに注意する必要があります。
使用感は弱めのコーティングでしなやかな印象です。スプールリングやガイドの糸通りがよく、スムーズにルアーが飛んでいきました。コーティングのバランスがシーバス釣りに使う20g前後のミノーの細かな操作に向いていると感じられました。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 標準強力19lb |
検証時の最大強力 | 9.8kg |
検証時の最小強力 | 8.4kg |
シーガー R18 完全シーバス 1号 150m R18KZSBをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 8.8kg |
検証時の標準偏差 | 0.49 |
餌釣りからルアー釣りまで多ジャンルの釣り糸を販売する、SUNLINEの「SIGLON PE×8」。ラインにハリを与え、感度アップを狙ったコーティング系のPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は8.8kgと良好な結果となりました。ばらつきを表す標準偏差は0.49と低く、安定した直強力のあるラインといえるでしょう。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均39回耐えることができました。ハリのあるコーティングが耐摩耗の面において機能を発揮しているといえます。
海で使ってみたところ、ほかの商品にはない優れた表面のツルツル感で、キャストするととても勢いよくルアーが飛んでいきました。メタルジグ、ミノーともにほかの商品よりも飛距離が伸びる印象です。ハリが強いため初心者でも扱いやすく、簡単に遠くまで飛ばすことができるラインといえます。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | 最大7.7kg |
検証時の最大強力 | 9.3kg |
検証時の最小強力 | 7.6kg |
SUNLINE SIGLON PE×8をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.1kg |
検証時の標準偏差 | 0.68 |
繊維・化学・樹脂製品を幅広く手掛ける大企業クレハの「シーガーPE X8」。クレハの釣り糸ブランド、シーガーの中核を担うPEラインです。同社のなかでは最も伸びの少ない素材を採用し、伸びの少なさと感度の向上を謳っています。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は9.1kgと高い数値でした。PEライン1号を使うスーパーライトショアジギングやマゴチ釣りにおいて、余裕のある強さだといえるでしょう。標準偏差は0.68と、多少のばらつきがあります。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均34回耐えました。コーティングはあまり強くないPEラインのため、毛羽立ちはややしやすい印象です。
薄めのコーティングですが、コシが強いしっかりとした使用感でラインの伸びが少ない印象です。メタルジグをしゃくる動作など、ルアーのアクションがメリハリよくつけられました。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 最大9.1kg、平均8.2kg |
検証時の最大強力 | 10.3kg |
検証時の最小強力 | 8.3kg |
クレハ シーガーPE X8 1号 150m SPEX8151をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.0kg |
検証時の標準偏差 | 0.61 |
釣り具販売で世界有数の企業であるダイワの「UVF PEデュラセンサー×8+Si²」。ダイワのデュラセンサーシリーズは原糸を構成する繊維が真円になるよう設計されており、耐摩耗性、飛距離の向上を謳っています。そのほか、強力アップを狙うUVF工法、シリコンコーティングSi2など、ふんだんに技術が使われているPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までは平均9kgで高い数値となりました。シーバス釣りで不安なく使うことができる強さといえます。標準偏差は平均0.61で、多少のばらつきがありました。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均27回耐えました。コーティングされているため、75gの負荷で1~2回擦った程度では目立つ毛羽立ちは発生しませんでした。
使用感は少し硬めのコーティング系ラインで、スプールリングやガイドに引っかかる感触もなくルアーが飛んでいきました。20g前後のシーバスルアーが操作しやすい印象です。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 平均8.0kg |
検証時の最大強力 | 9.7kg |
検証時の最小強力 | 8.1kg |
ダイワ UVF PEデュラセンサー×8+Si²をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.1kg |
検証時の標準偏差 | 0.27 |
国内外でロッド・ウェーダー・ルアーなどを販売し支持を集める、シマノの「ピットブル 8+」。大人気商品、ピットブル8の2021年リニューアルモデルです。新たにシリコンコーティング「ヒートシンク」を施し、熱伝導率をあげることで熱に弱いPEラインの弱点を補強しています。
強さの面では検証の結果、破断した平均値は9.1kg、標準偏差は0.27でした。PEライン1号の釣りに求められる直強力を十分有し、ばらつきも少ないため優れた性能があるといえます。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均18回耐えました。コーティング系のラインですが、摩耗には強くないため、実釣では硬いものに擦れないよう気をつける必要があります。
使用感の検証では、スムーズにルアーが飛んでいき、ガイドへの擦れや音鳴りもしませんでした。コーティング系ですがハリは弱く、柔らかいラインでメタルジグのしゃくりがキビキビと動かせました。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 最大10.5kg |
検証時の最大強力 | 9.5kg |
検証時の最小強力 | 8.7kg |
シマノ ピットブル 8+ 1号 150m LD-M51Tをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 8.4kg |
検証時の標準偏差 | 0.43 |
川釣り・海釣り問わず多くの商品を販売する釣り糸メーカー、バリバスの「VARIVAS 8 マーキング」。2022年2月に新たに発売された、同社のスタンダードクラスのPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は8.4kgとまずまずの結果に。シーバス程度なら問題なくやりとりができるでしょう。標準偏差は0.43で品質の安定性も期待できます。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均42回耐えました。コーティングにより、簡単には毛羽立ちが発生しにくいラインです。
ややハリのあるラインで、ティップに絡みにくいラインだといえます。なめらかな表面で、やや細く感じました。ミノーをキャストした際の飛距離を伸ばしやすい印象です。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | MAX20lb:9.06kg |
検証時の最大強力 | 9.1kg |
検証時の最小強力 | 7.8kg |
VARIVAS 8 マーキングをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 8.7kg |
検証時の標準偏差 | 0.59 |
昭和元年創業のナイロン・フロロカーボンのショックリーダー製造で名高い、老舗釣り糸メーカー、山豊テグスの「PEストロング8」。コーティング系の8本編みPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は8.7kgと良好な結果に。シーバスやマゴチ釣りで大物がかかっても問題なくやりとりできるでしょう。標準偏差は0.59で多少のばらつきがみられました。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均32回耐えるという結果に。毛羽立ちが起きにくいコーティングで、日々の釣行でもラインが長持ちするといえます。
表面はつるつるとなめらかで、スプール、ガイドに擦れる感覚はほぼありませんでした。キャストの際も問題なく遠くまでルアーが飛んでいきました。ハリのある質感のため、ロッドの先に絡まりにくく、初心者でも扱いやすいPEラインといえるでしょう。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 平均19lb |
検証時の最大強力 | 9.2kg |
検証時の最小強力 | 7.8kg |
山豊テグス PEストロング8をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.4kg |
検証時の標準偏差 | 0.32 |
釣り糸だけでなく、高分子事業、衣類事業と幅広く手掛けるユニチカの「ショアゲームPE X8」。変色・色落ち防止を謳う独自加工と、暗い場所でも見えやすいホワイトカラーが特徴の8本編みPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は9.4kgと高い数値を記録しました。1号を使用する釣りでは、不意の大物にも対応できる余裕のある強さだといえるでしょう。ばらつきを表す標準偏差は0.32と低く、安定した強度が期待できるといえます。
耐摩耗性の検証では、400番の紙やすりに耐えた回数は平均11回。耐摩耗はあまり期待できないため、実釣の際は岩やコンクリートに触れないよう注意する必要があります。
海でルアーを投げた使用感は、スプールリングやガイドに擦れる感覚もなく、スムーズにルアーを飛ばすことができました。また、糸鳴りも発生しませんでした。ハリが強めのコーティングラインです。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 最大22lb |
検証時の最大強力 | 9.8kg |
検証時の最小強力 | 8.9kg |
ユニチカ ショアゲームPE X8をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | 不明 |
検証時の平均強力 | 8.2kg |
検証時の標準偏差 | 0.23 |
ルアーと釣り糸販売をメイン事業とする、デュエルの「Tx8」。新強力T原糸と呼ばれる新素材を採用し、密に編み上げることで耐久性と耐摩耗性を向上させたと謳う新商品です。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は8.2.kg、ばらつきを表す標準偏差は0.23でした。検証で上位となった商品ほどの直強力はありませんが、安定した強度が期待できます。シーバス釣りなどで問題なく使用できるでしょう。
一方、耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均17回しか耐えられず、擦れにはそれほど強くないという結果に。実釣においては、岩や木などの硬いものにこすらないよう注意しましょう。
表面が非常につるつるとしており、ルアーをキャストするとガイドで失速する感触がほとんどなくスムーズに投げられました。ノンコーティングのしなやかなラインのため、繊細にラインをさばく釣りがしたい人におすすめです。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | 9.5kg |
検証時の最大強力 | 8.6kg |
検証時の最小強力 | 7.9kg |
デュエル Tx8 200mをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 8.3kg |
検証時の標準偏差 | 0.22 |
大阪に本社を構える繊維メーカーGOSENの「ROOTS PE×8」。2021年発売の8本撚りのコーティング系のPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は8.3kgとまずまずの結果に。ばらつきを示す標準偏差は0.22とかなり低く、強さの安定性において優れていました。
耐摩耗性の検証において、400番の紙やすりに耐えた回数は平均11回。擦れには弱いラインといえるため、実釣ではラインを引っかけないよう留意しましょう。
表面はかなり滑らかでつるつるとしており、スプール・ガイドに擦れている感触もほぼありませんでした。コーティングが弱めのノンコーティングのようなしなやかな質感のラインです。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 最大9.1kg |
検証時の最大強力 | 8.5kg |
検証時の最小強力 | 7.9kg |
ゴーセン ROOTS PE×8 1号 150m GMR8LG1510をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 11.9kg |
検証時の標準偏差 | 0.20 |
ECサイトで釣り糸やルアーケースを販売している、RUNCLの「PEライン」。比較的安価で購入できることから、amazonや楽天で売れ筋の国外メーカーの商品です。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は11.9kgと高い数値でした。釣糸JAFS基準を満たしておらず、国内メーカー商品の1.2~1.5号ほどの太さに感じたため、高い数値を記録したと考えられます。ばらつきを表す標準偏差は0.20と低く、安定した強度が期待できるでしょう。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均136回耐えられ、高評価に。コーティングは弱めで毛羽立ちやすいものの、優れた耐摩耗性を有しています。
一方で、使用感においては表面がざらざらとしており、リールを巻くと糸鳴りがしました。太めなため、ルアーを飛ばした際の空気抵抗が大きく、遠くまで飛ばしにくい印象です。
長さ | 500m |
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メーカー公表強力 | 1号:8.2kg |
検証時の最大強力 | 12.3kg |
検証時の最小強力 | 11.6kg |
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 7.1kg |
検証時の標準偏差 | 0.30 |
近年では釣りアパレル分野でも躍進している総合釣り具メーカー、ダイワの「UVF PEデュラセンサー×4+Si²」。シーバスをターゲットに設計されている4本撚りのPEラインです。耐摩耗性・飛距離・強力・コーティングなど数多くの性能に工夫がみられます。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は7.1gという低い結果に。やや強度が物足りない印象です。しかしばらつきを表す標準偏差は0.3と低く、日々の釣りでも安定した強さが期待できるでしょう。
原糸の太い4本編みであるということとコーティングに起因し、耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均80回耐えることができました。高い耐摩耗性があるといえます。岩場でも使いやすいPEラインでしょう。
コーティング系PEラインで、同じシリーズの8本編みモデルよりも硬い仕上がりです。ガイドに擦れる感触はあるものの、8本編みと同程度の飛び方で、遠くまでルアーを飛ばすことができました。
長さ | 300m |
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メーカー公表強力 | 平均7.6kg |
検証時の最大強力 | 7.6kg |
検証時の最小強力 | 6.8kg |
ダイワ UVF PE デュラセンサーX4+Si2をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 7.6kg |
検証時の標準偏差 | 0.40 |
東レの「スーパーストロング PE x8」はコーティング系で、視認性に優れる独自の5色のカラーリングが特徴的なPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は7.6kgと8本編みのPEラインのなかではやや低めの数値でした。PE1号を使う釣りで大物がかかったらリールのドラグ機能を駆使して対応しましょう。ばらつきを表す標準偏差は0.4で、強度は安定しているラインといえます。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均32回耐えました。表面のコーティングにより毛羽立ちがおきにくくなっているといえます。
使用感においては、初心者でも扱いやすいハリが強めのコーティング系ラインです。気になるような糸鳴りは発生せず、問題なくルアーやメタルジグを飛ばすことができました。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 平均8.1kg |
検証時の最大強力 | 8.3kg |
検証時の最小強力 | 7.1kg |
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.3kg |
検証時の標準偏差 | 0.43 |
ルアー全般、とくにエギ販売で名を馳せる総合釣り具メーカー、DUELの「HARDCORE X8」。同社のスタンダードな8本編みPEラインで、メートルごとにカラーのラインナップが異なります。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は9.3kgと高く、シーバス釣りなどで突然の大物が来ても余裕をもって対応できる強さがあるといえます。検証結果の標準偏差は0.43と低く、品質のばらつきも少ないラインといえます。
一方、耐摩耗性の検証で400番の紙やすりに耐えた回数は平均9回と少なく、評価を落としました。コーティング系ながらも耐摩耗性は低いので、岩礁帯での釣りはラインが擦れないよう注意しましょう。
8本編みですが表面はざらざらとしており、飛ばしたルアーを失速させてしまっている印象です。コシやハリはあまり感じずコーティングが薄め。やや糸鳴りがしますが、使用には問題ないでしょう。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 最大9kg |
検証時の最大強力 | 9.9kg |
検証時の最小強力 | 8.5kg |
DUEL HARDCORE X8をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 8.3kg |
検証時の標準偏差 | 0.30 |
釣り糸販売をメイン事業とする、サンラインの「SIGLON PE×4」。岸釣り・船釣り両方に対応すると謳う、4本編みラインです。カラーは単色のライトグリーンとマルチカラーの2タイプが販売されています。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は8.3kgとまずまず。シーバス釣りなどで問題なく使用できる強さです。さらに、ばらつきを表す標準偏差は0.3と少なかったため、安定した品質があるといえます。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均36回耐えました。表面に施されたハリのあるコーティングにより、簡単には擦り切れない耐摩耗性をもっていました。
使用感の検証では、コーティングによりティップに絡みにくく好印象。一方で、4本編みのため表面がややざらついており、実釣には問題ない程度ではあるもののガイドに擦れる感触がしました。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | MAX7.7kg |
検証時の最大強力 | 8.6kg |
検証時の最小強力 | 7.6kg |
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 7.2kg |
検証時の標準偏差 | 0.54 |
味と匂いつきワーム、ガルプ!が世界的大ヒット商品となっているBerkley(バークレイ)のPEライン、「Super FireLine」。PE繊維をバークレイの特許製法「熱延伸技術」で加工し、繊維の向きを揃えた珍しいPEラインです。そのため、通常のPEラインのように編み込みがされていません。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は7.2kgとやや低めの数値でした。PEライン1号で使う釣りには十分な強さはありますが、上位の商品と比べるとまずまず。大きな魚がかかったらドラグ設定に注意しましょう。ばらつきを表す標準偏差は0.54という結果になりました。品質は安定しているといえるでしょう。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均194回耐え、非常に高い耐摩耗性を発揮しました。実際の釣り場でも、木の枝程度では簡単には擦り切れない耐摩耗性が期待できるでしょう。
非常にハリが強いラインで、90度に折るとそのまま維持できるほどの硬さです。ガイドに擦れる感触はなくスムーズにルアーを飛ばすことができましたが、硬さによりルアーの細かい動きなどはつけにくい印象でした。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | 7.3kg |
検証時の最大強力 | 8.0kg |
検証時の最小強力 | 6.3kg |
バークレイ スーパーファイヤーライン 200m 1号をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 8.8kg |
検証時の標準偏差 | 0.63 |
自社紡績工場を持つ釣り糸メーカー、YGKの「XBRAID UPGRADE X4」。独自の技術で耐摩耗性と直強力の両立を謳う、XBRAIDシリーズの4本編みモデルです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は8.8kgと高く、良好な結果に。今回検証した4本編みの商品のなかでは、最も高い直強力がありました。一方、標準偏差は0.63で多少のばらつきがあります。
耐摩耗性の検証では、400番の紙やすりに平均33回耐えました。ラインが擦り切れるまで毛羽立ちはあまり発生しにくい印象です。
使用感においては、表面が少しざらざらとしています。ルアーを投げて大きく失速するほどではなかったものの、巻くと大きな糸鳴りがするのが気になりました。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 18lb |
検証時の最大強力 | 9.9kg |
検証時の最小強力 | 7.4kg |
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 6.6kg |
検証時の標準偏差 | 0.57 |
釣り糸やテニスラケットのガット販売がメイン事業である、ゴーセン「アンサー ジギング PE×8」。2022年4月発売の、ジギング用に開発された対大物用と謳う商品です。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は6.6kgでした。PEライン1号としてはやや物足りない数値のため、アカエイなどの大物がかかった際はドラグで調節しつつやりとりしましょう。強さのばらつきを示す標準偏差は0.57で、それほど品質にばらつきはないといえます。
耐摩耗性の検証では、400番の紙やすりに平均14回耐えました。コーティングはあるものの耐摩耗性はさほど期待できないので、硬いものに触れないよう注意しましょう。
表面はなめらかで、ガイドやスプールに引っかかるような感触はありませんでした。メタルジグをキャストした際の飛距離も問題ない印象で、柔らかい質感のため細かなアクションがしやすいと感じました。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | 20lb:MAX9.1kg |
検証時の最大強力 | 7.3kg |
検証時の最小強力 | 5.7kg |
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 8.3kg |
検証時の標準偏差 | 0.84 |
日本ではじめて競技規格の釣り糸を販売したことで名高い、バリバスの「アバニ キャスティングPE マックスパワー X8 ショアマスター」。視認性に優れるホワイトカラーが特徴的な8本編みPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値8.3kgでまずまずの結果に、PEライン1号を使うようなシーバス釣りなどでは十分な強さがあるといえます。一方、ばらつきを示す標準偏差は0.84で、ややばらつきが目立ちます。
耐摩耗性の検証では、400番の紙やすりに平均5回しか耐えられませんでした。コーティング系ではありますが耐摩耗性は物足りない印象です。実釣では岩やコンクリートといった硬いものに触れないよう注意しましょう。
薄めのコーティングで、使用感は柔らかくしなやかなPEラインです。キャストでのガイドの抜け感がよく、軽いラインのためミノーのアクションがつけやすい印象でした。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | 最大20.2lb |
検証時の最大強力 | 9.3kg |
検証時の最小強力 | 6.9kg |
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 5.9kg |
検証時の標準偏差 | 0.15 |
直強力の検証結果は平均5.9kgと低く、PEライン1号としてはやや物足りないといえます。一方で、ばらつきを表す標準偏差は0.15と非常に低く、品質は安定していました。大物狙う際や大型ルアーを投げる際は、急激な負荷がかからないよう注意しましょう。
耐摩耗性の検証では、400番の紙やすりに平均5回しか耐えられませんでした。ブラックバス釣りで障害物の周りを攻める際は、擦らないよう注意が必要です。
使用感は、クセのないしなやかな質感で問題なくルアーを投げられました。表面はややざらざらとしているので糸鳴りがします。しばらく使っているとガイドが緑色になり、やや色落ちがしやすい印象でした。
長さ | 70m |
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メーカー公表強力 | 直強力:MAX6kg |
検証時の最大強力 | 6.1kg |
検証時の最小強力 | 5.6kg |
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 8.3kg |
検証時の標準偏差 | 0.77 |
初心者層からとくに人気の大阪のメーカー、メジャークラフトの「弾丸ブレイド 8本編み」。適度なハリをもたせた設計で、初心者の使いやすさを謳っています。コーティング系の8本編みPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は8.3kgとまずまずでしたが、ばらつきを表す標準偏差は0.77とやや直強力のばらつきが目立つ印象です。実際の釣りでは、ふとした拍子にいつもよりも簡単に切れてしまう恐れがあります。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均12回で擦り切れました。磯の釣りなど、耐摩耗性が必要とされる釣り場にはやや不向きといえます。
投げた際の使用感はガイドへの擦れや音鳴りはほぼ感じませんでしたが、しばらく使うと編み込みに、小さなほつれが発生してしまいました。ほつれによる強力と耐摩耗性の低下がおきる恐れがあります。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | 20lb |
検証時の最大強力 | 9.4kg |
検証時の最小強力 | 7.0kg |
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 6.2kg |
検証時の標準偏差 | 0.2 |
ルアーやロッドなど、多ジャンルの釣り具を販売する大手釣り具メーカー、シマノの「ピットブル G5」。近年新たに開発された高比重タイプのPEラインです。風の影響を受けやすいPEラインの弱点を、重さで軽減すると謳っています。
直強力の検証では、10回の平均値が6.2kgと低い結果に。PEライン1号としてはやや不満の残る数値となりました。一方で、ばらつきを示す標準偏差は0.23と低く、安定しているといえます。実釣ではドラグ設定を合わせれば問題なく使えるでしょう。
耐摩耗性の検証では、400番の紙やすりに平均4回しか耐えることができませんでした。釣り場では硬いものに擦らないよう注意しましょう。
使用感においてはやや糸鳴りがするものの、スプールからの糸の出方は問題なくルアーを飛ばすことができました。高比重により、ルアー着水後の糸ふけがすぐに海面に落ち着く印象です。また、潜らせたフローティングミノーの浮き上がり方が遅く感じました。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 16.7lb (7.6kg) |
検証時の最大強力 | 6.5kg |
検証時の最小強力 | 5.9kg |
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 7.0kg |
検証時の標準偏差 | 0.40 |
餌釣り・ルアーフィッシングの種類ごとにさまざまな釣り糸を販売する、バリバスの「VARIVAS 4 マーキング」。同社のスタンダード商品として2022年に新発売された、4本編みPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は7kgとやや低めの数値でした。実釣において大きな問題はないレベルですが、少し物足りない強さです。ばらつきを表す標準偏差は0.4と少なく、安定した品質を望めるでしょう。
耐摩耗性の検証でも、400番の紙やすりにわずか平均9回しか耐えられませんでした。耐摩耗性があるとはいいがたいので、硬い物に擦らないように釣り場での扱いには注意しましょう。
コーティングによりティップの絡みにくさは優れていましたが、表面がざらついており糸鳴りが発生。同商品の8本編みモデルよりも飛距離は落ちてしまった印象です。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | 8.15kg |
検証時の最大強力 | 7.5kg |
検証時の最小強力 | 6.3kg |
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 6.3kg |
検証時の標準偏差 | 0.31 |
シマノの「ピットブル4」は大人気シリーズピットブルの4本編みPEラインです。手に入れやすさと基本性能がウリのモデルで、多くの釣り人に愛されています。
直強力はあまり高くなく、10回分の直強力の検証では破断した平均値は6.3kgでした。PEライン1号としては低い数値のため、大物がかかった際にはリールのドラグ設定に気をつけましょう。一方で、強力のばらつきを表す標準偏差は0.31と低く、ほぼ一定の強さがあるラインといえます。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均12回耐えました。摩耗に強いとされている4本編みですが、あまり耐摩耗性があるとはいえないでしょう。岩場での取り扱いにはとくに注意する必要があります。
使用感は問題なくルアーを飛ばすことができましたが、表面がざらざらしているためスプールからの糸の出が悪い印象を受けました。30gのメタルジグの参考飛距離も75mと短めです。また、ミノーにアクションをつけると糸鳴りがするのも気になりました。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 最大9.1kg |
検証時の最大強力 | 6.8kg |
検証時の最小強力 | 5.7kg |
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.8kg |
検証時の標準偏差 | 0.23 |
ECサイトを中心に釣り具・アウトドア用品を販売する海外ブランド、HERCULESの「HERCULES 釣りライン」。号数は0.2~12号、長さは100~1,000mまでと幅広いラインナップが特徴の商品です。
10回分の直強力の検証では、平均9.8kgと高い数値を記録。PEライン1号を使うシーバス釣りなどには、十分な強さがあります。標準偏差も0.23と小さく、安定した強さが望めるでしょう。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均156回耐えることができました。簡単には擦り切れにくい優れた耐摩耗性があるといえます。しかし、準規格(JAFS)に加入していないため、国内メーカー商品にたとえると1.5~2号ほどの太さと感じました。
使用感においては、表面がざらざらとしておりキャストすると失速してしまう印象です。糸鳴りも大きく、実使用においては扱いづらさを感じる結果となりました。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | 15lb:6.8kg |
検証時の最大強力 | 10,1kg |
検証時の最小強力 | 9.5kg |
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 6.3kg |
検証時の標準偏差 | 0.37 |
釣り糸のほか、テニスラケットのガット分野でも名高い繊維メーカー、GOSENの「ROOTS PE×4」。2021年発売のGOSEN自社工場で作られている4本編みPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は6.3kgと低い数値でした。アカエイなど重たい魚がかかった際はドラグを緩めて対応しましょう。ばらつきを示す標準偏差は0.37と低く、強さは安定しているといえます。
耐摩耗性は低く、400番の紙やすりに耐えられたのは平均11回。コーティング系の4本編みラインですが耐摩耗性はあまり期待できません。磯よりも障害物のない堤防釣りに向いているラインです。
コーティングは薄くしなやかですが、4本編みPEラインのため表面がざらざらとしており、キャストの際にガイドに擦れてルアーを失速させてしまっている印象です。また、ルアーを巻くときの糸鳴りの大きさも気になりました。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 最大7.9kg |
検証時の最大強力 | 7.1kg |
検証時の最小強力 | 5.8kg |
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 6.9kg |
検証時の標準偏差 | 0.56 |
ルアーブランドHARDCOREやエギブランド、ヨーヅリが有名なDUELの「HARDCORE X4」。初心者層からとくに支持を集めるスタンダードな4本編みPEラインです。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は6.9kgで低い結果となりました。標準偏差は0.56で、品質のばらつきはさほどないといえるでしょう。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに耐えられた回数は平均11回と、耐摩耗性の面ではあまり期待できないでしょう。実釣では木などの障害物に触れないようにする必要があります。
実際に使ったところ、硬めかつ表面はざらざらとしておりキャストするとルアーが失速してしまう印象です。また、ルアーを巻いたりアクションさせたりすると音鳴りがするのも気になりました。
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 最大8kg |
検証時の最大強力 | 7.7kg |
検証時の最小強力 | 6.0kg |
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 8.2kg |
検証時の標準偏差 | 0.39 |
AmazonやYahoo!ショッピングなどのECサイトで売れ筋の「X-CORE」。カラーと号数ラインナップが豊富な海外製のPEラインです。
10回分の直強力の検証では、平均8.2kg、ばらつきを表す標準偏差は0.39でした。まずまずの強さと安定した強度が期待できるでしょう。
耐摩耗性の検証では400番の紙やすりに平均186回耐えることができ、優れた耐摩耗性があるといえます。しかし、標準規格(JAFS)に加入していないためか、そのほかのメーカーよりも太い印象を受けました。
使用感においては、表面のざらつきとやや太めであることが気になりましたが、問題なくルアーを飛ばせましたが、音鳴りが大きくメタルジグを動かすととくに大きな音鳴りが発生しました。
長さ | 500m |
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メーカー公表強力 | 8.16kg |
検証時の最大強力 | 8.7kg |
検証時の最小強力 | 7.5kg |
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.3kg |
検証時の標準偏差 | 0.34 |
大創産業の「ダイソー PEライン 100m 1.0号」は、はじめて100円ショップから販売されたPEラインで、釣り具メーカーのものよりも安価に購入できることから注目を集めています。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は9.3kgと高い数値を記録。10回のうち9回は9kg以上の高い直強力を発揮しました。品質のばらつきを表す標準偏差も0.34と低く、安定した強度が期待できるでしょう。
一方、耐摩耗性は低く400番の紙やすりに耐えた回数は平均8回。擦れには弱いため、岩礁帯での釣りに使う際は岩にPEラインが触れないように注意しましょう。
使用感においてはPEライン1号としてはやや太めで、飛距離が落ちた印象。釣糸JAFS基準を満たしていないためと考えられます。表面は編み目が触ってわかるほどざらざらとしており、リールを巻くと大きな糸鳴りが発生しました。
長さ | 100m |
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メーカー公表強力 | 18lb、8.2kg |
検証時の最大強力 | 9.9kg |
検証時の最小強力 | 8.9kg |
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 8.5kg |
検証時の標準偏差 | 0.86 |
フィッシング・アウトドア用具の輸入販売をするウミネコの「放浪カモメ オリジナルPEライン エクストラパワー」。Amazonで5年以上売れ筋上位に存在するPEラインです。
10回分の直強力検証の結果は平均8.5kgでまずまずでしたが、標準偏差が0.86と大きいため、評価を落としました。最大値が9.4kgなのに対し、最小値が6.3kgと振れ幅が大きく安定した強度は期待しにくいといえます。
400番の紙やすりに擦ると、耐摩耗性の検証では平均187回まで耐えることができ、高評価に。擦り切れにくい性能があるといえますが、PEライン1号としては他の国内メーカーのものよりひと回りほど太い印象です。
使用感の面では、表面がざらざらとしており太さもあるため、投げたルアーがかなり失速するのを体感しました。また、巻いてくると大きな糸鳴りが発生してしまい、快適に使えるラインとはいいにくいでしょう。
長さ | 1000m |
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メーカー公表強力 | 18lb |
検証時の最大強力 | 9.4kg |
検証時の最小強力 | 6.3kg |
編み数 | 4 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 7.2kg |
検証時の標準偏差 | 0.65 |
老舗ルアーメーカーとして有名な、ラパラ・ジャパンの「ラップライン PE」。糸絡みが起きにくいコーティングを施し、操作性を向上させたと謳う商品です。
10回分の直強力検証の結果、破断までの平均値は7.2kgとやや低め。強さのばらつきを表す標準偏差は0.65と大きく、品質にもむらがあるといえます。平均値よりも低い負荷で切れてしまう可能性があるため、リールのドラグ設定を強くしすぎないよう注意しましょう。
耐摩耗性の検証においては、400番の紙やすりに平均6回までしか耐えられず擦れにも強くないという結果に。ショックリーダーと結束するときやノットを組む際は、濡らしてから締め込むなど毛羽立ちにくくする工夫が必要です。
4本編みのため表面がざらざらとしており、キャストするとガイドに糸鳴りが発生しました。また、PEライン1号としては少し太めで飛距離が落ちた印象です。
長さ | 200m |
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メーカー公表強力 | 8.2kg |
検証時の最大強力 | 8.0kg |
検証時の最小強力 | 5.9kg |
今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のPEライン36商品を集め、検証を実施。どれが最も優れた商品かを決定しました。なお、mybestでは直強力が強く、耐摩耗性と使用感も兼ね備えた商品を優れたPEラインと定義しています。また、検証で使用した商品はすべて1号に統一し、公平に評価しました。
選び方のポイントをふまえ、検証項目は以下の3項目としました。
検証①:直強力
検証②:耐摩耗性
検証③:使用感
今回検証した商品
はじめに、PEラインの強さである直強力を検証しました。
引張試験機を用いてPEラインを直線に引っ張り、何kgの負荷で破断するかを測定しました。10回分の測定結果の平均値が高いものと、品質のばらつきをしめす標準偏差が低いものを高評価としています。
つぎに、PEラインの弱点である耐摩耗性を検証しました。
75gのおもりを結んだPEラインを高速リサイクラーにセットし、400番の紙やすりに擦りつけました。高速リサイクラーのハンドル半回転分を1とし、何回でPEラインが切れてしまうかを測定。それぞれ3回測定し、平均値が高いものを高評価としています。
最後に、使用感を検証しました。ルアーをキャストして、飛び方やスプールリングやガイドに擦れる感触があるか、巻いたときに糸鳴りがするかを評価しました。なお、条件は以下のとおりに統一しています。
PEラインはルアーや仕掛けに直接結ぶと、結び目が滑ってほどけてしまいます。ショックリーダーも忘れずに用意しましょう。PEラインとショックリーダーを結ぶにはFGノットなど専用の結び方で結ぶことをおすすめします。
1位: シマノ|ピットブル 12
2位: グローブライド|DAIWA|ダイワ UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 1号 150m|07303173
3位: 東レ・モノフィラメント|シーバスPE パワーゲーム 1号 150m
4位: メジャークラフト|弾丸ブレイド クロス x8|DBX8-200/1MC
5位: ワイ・ジー・ケー|XBRAID|UPGRADE X8 PENTAGRAM
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