面倒な食器洗いを自動で行ってくれる「卓上(据え置き)の食洗機」。分岐水栓式、タンク式の2種類に分かれているだけでなく、パナソニック・東芝・シロカ・アクアなどから様々な種類のモデルが発売されており、どれを選べばよいか迷いますよね。また、手洗いと比べて汚れが落ちるのか、賃貸でも使用できるのかなど気になることも多いのではないでしょうか。
家電を生活者目線で分析し紹介している家電のスペシャリストで、自宅には最新家電を中心に200以上を所有している。別名「家電の真紀子さん」「ズボラ家電の女王」。 キッチン家電・掃除家電・空調家電・美容家電・健康家電など、今まで執筆や監修に携わった家電の数は多岐に渡り、自宅でも常に多数の最新家電を自ら使用しながら生活者目線に立って情報を発信している。 雑誌やwebメディアだけでなく、テレビ番組やラジオ番組にも多数出演するほか、MonoMax主催「家電グランプリ2023」、GetNavi・家電Watch主催「家電大賞2023−2024」、宝島社主催「リンネル暮らしの道具大賞 2023」でも審査員を務めている。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
食器洗いを自動で行ってくれる食洗機ですが、その洗浄力に疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。特に、手洗いよりも汚れが落ちるのかは気になるところ。食洗機に食器洗いを任せたはよいものの、汚れやぬめりが残っていれば余分に手間がかかってしまうことも。
結論、ほとんどの食洗機は手洗いよりも食器の汚れをよく落とせます。特に、食洗機は手洗いよりも高温で洗浄できるため油汚れにはめっぽう強く、ほとんどの食洗機が予洗いなしで皿にこびりついたカレーの油汚れを落とせました。
また、食洗機はキッチン下を工事して取りつけるビルトイン型と、キッチンの上に直接設置する卓上型の大きく2つに分けられます。
卓上食洗機のメリットは大がかりな工事が不要な点。ビルトイン食洗機を設置するには業者を呼んで工事をする必要があるのに対して、卓上食洗機はキッチンの上に置くだけで設置が完了します。設置費用もかからないため、予算を抑えたい人にもうれしい点といえるでしょう。卓上食洗機のなかでも分岐水栓式食洗機は設置後に分岐水栓の取り付けが必要ですが、ビルトイン食洗機の工事と比べると小さな手間で済みます。
ビルトイン食洗機のメリットは卓上食洗機よりも容量が大きいのと、キッチン上のスペースを取らない点。家族の人数が多い人でも心配がなく大きめの調理器具も入るため、入れたいものが入らないことは少ないでしょう。ビルトイン食洗機は以下のコンテンツで詳しく解説しているので、気になる人はぜひチェックしてくださいね。
食洗機の洗浄力が高い理由は大きくわけて3つあります。
1つ目は手洗いよりも高温で洗浄できる点。手洗いの温度が30~40℃ほどなのに対し、食洗機は50~80℃ほどの高温で洗浄できるため、がんこな油汚れを手洗いよりも落とせます。
2つ目は高圧の噴射水で洗浄できる点。食洗機は蛇口から出る水よりも勢いよく水を噴射できるため、水の勢いだけである程度の汚れを落とせます。
3つ目は高濃度の洗剤を使用できる点。食洗機用の洗剤は手洗い用の洗剤よりも高濃度で酵素がよく働くものが多く、洗剤の効果をより発揮しやすいためがんこな汚れを落とせます。
卓上食洗機を購入するうえで気になるのは本体のサイズですよね。結論、小型な卓上食洗機も発売されてはいるものの、まだまだサイズは大きくキッチン上のスペースを大きくとります。上の画像からもわかるとおり、設置するだけでキッチン上のスペースは大きく削られることに。
購入前には設置場所と本体の寸法を確認することが必要不可欠です。それぞれの奥行・幅・高さを事前に確認し、どれくらい調理スペースを確保できるのか計算しておくことが大切です。
また、上記の3点とは別にドア開放時の本体の奥行を確認することも必要。設置できたとしてもドアを開けた際に蛇口に当たる奥行だと、全開まで開けないことになりかねません。設置時の奥行・幅・高さだけでなく、ドア開放時の奥行も必ず確認するようにしましょう。
卓上(据え置き)の食洗機を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「1つのポイント」をご紹介します。
卓上食洗機は分岐水栓式とタンク式の2つに分けられます。それぞれメリット・デメリットがありますが、マイベストのおすすめは分岐水栓式食洗機。以下ではその理由と、それぞれの食洗機のメリット・デメリットを解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
分岐水栓式食洗機とは、蛇口に専用の分岐水栓を取りつけて給水をする卓上食洗機のこと。食洗機に給水用のタンクが取りつけられていないため、タンク式食洗機よりも容量が大きいことが多く、サイズも大きめのモデルがほとんど。
分岐水栓式食洗機の1番のメリットは、毎回の運転に給水の手間がかからないこと。タンク式食洗機が運転のたびに手動でタンクへの給水が必要なのに対し、分岐水栓式食洗機はスタートボタンを押すだけで運転を開始できます。
設置の際には分岐水栓の取りつけ作業が必要。レンチと蛇口に合った分岐水栓があれば取りつけられる食洗機がほとんどですが、作業を面倒に感じる人も多いでしょう。そのような人は取りつけ作業を業者に頼むのがおすすめ。所要時間は30分〜1時間ほどで、価格も5,000〜10,000円と比較的安めなので依頼しやすいといえるでしょう。
最初の運転前に分岐水栓の取りつけは必要ですが、一度取りつけさえすればボタン1つで運転を開始できる分岐水栓式食洗機。タンク式食洗機の給水の手間は思っているよりも面倒なので、分岐水栓の取りつけが可能な家に住んでいる人は分岐水栓式食洗機を購入するとよいでしょう。
タンク式食洗機とは、食洗機についているタンクに手動で給水をして運転させる食洗機のこと。分岐水栓式食洗機よりも小型なタイプが多く、パナソニックからは一人暮らし向けのモデルも発売されています。
タンク式食洗機のメリットは置き場所を選ばない点。分岐水栓式食洗機が蛇口の近くに設置しないといけないのに対し、タンク式食洗機は排水バケツさえ用意すればどこにでも設置できます。キッチン上の調理スペースを削ることなく食洗機を使用できるのはうれしい点ですよね。
デメリットとして、運転のたびに給水作業の手間がかかることが挙げられます。容量が大きい食洗機だと、稼動前に1.5~2Lのカップで4~6回ほど給水をする必要がありかなり時間がかかることに。せっかく家事を時短するために食洗機を購入しても、給水作業に余分な時間をとられたら本末転倒です。
置き場所を選ばない点は魅力ですが、運転のたびに給水作業が必要なのはネックな点。キッチン上のスペースを確保したい人は検討してもよいものの、水栓の取りつけ工事が可能ならおすすめは分岐水栓式の食洗機といえます。
家主さんの意向で分岐水栓の取りつけができない賃貸も多いと思います。そのような場合はタンク式食洗機しか選択肢がなくなりますが、引っ越しを想定して分岐水栓式としても使用できる2Wayタイプを購入するとよいでしょう。
分岐水栓式としても使用できるモデルだと、引っ越し先が分岐水栓の取りつけが可能だった場合にタンク式から切り替えられ、新たに食洗機を購入する必要がなくなり便利ですよ。
食器容量 | 5人分 |
---|
良い
気になる
パナソニックの「食器洗い乾燥機 NP-TZ300」は、設置スペースと容量が合えば、多くの人におすすめしたい食洗機です。価格はやや高いものの、洗浄力やお手入れのしやすさが優れており、食洗機選びに迷ったときの有力候補となりますよ。
洗浄力が特に優秀で、カレー・卵・ご飯粒などの汚れを、予洗いなしですべて落とせました。乾燥後は食器にわずかな水滴が残ったものの、軽く拭けば食器棚に収納できるでしょう。
ラックやカゴを組み替えられるため、収納もスムーズです。モニターからは、「あらゆるサイズの食器を入れられる」と高く評価されました。大きな食器や調理器具が入れやすく、フライパンやまな板も同時に洗えます。水筒を固定するアタッチメントもあり、使い勝手は良好です。ラックを引き出せるため、洗浄後の食器の取り出しも楽ちんですよ。
稼動音は最大54.4dBとやや大きいものの、ほかの商品と比べて特別うるさくはありません。収納力に優れながらも奥行は34.4cmと比較的スリムで、限られたスペースにも設置しやすいでしょう。
重量 | 20kg |
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標準使用水量 | 11L |
消費電力 | 1165W |
稼動音 | 54.4dB |
ドア開閉方法 | 前開き式 |
標準収納容量(収納可能な食器点数) | 40点 |
乾燥機能 | |
脱臭機能 | |
除菌機能 | |
直径26cmのフライパンを入れられる | |
500mLの水筒を立てて入れられる |
食器容量 | 約5人分 |
---|
良い
気になる
AQUAの「ADW-L4」は、乾燥力と洗浄力を重視したい人におすすめです。5枚の皿を入れて運転したところ、予洗いなしでカレー・卵・ご飯粒の汚れをすべて落とせました。その後の乾燥でも水気は残らず、食器洗いの時短に繋がります。
稼動音は最大52.6dBと静かとはいえないものの、特別うるさくもありません。比較した大半の商品が非搭載だった運転後に庫内が自動で開く機能や、除菌機能を備えているのも魅力です。ただし、洗浄後でも底面には汚れが残ったため、お手入れはしやすいとはいえません。
奥行が36.0cmあるため、設置場所に余裕がないと置けませんが、洗浄力と乾燥力の高さは大きな魅力。洗浄力・乾燥力・食器の入れやすさに優れ、家事の時短ができるものがほしい人に自信をもっておすすめできる商品です。
重量 | 約20kg |
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標準使用水量 | 約10.5L |
消費電力 | 923W |
稼動音 | 約41dB |
ドア開閉方法 | 前開き式 |
標準収納容量(収納可能な食器点数) | 40点 |
乾燥機能 | |
脱臭機能 | |
除菌機能 | |
直径26cmのフライパンを入れられる | |
500mLの水筒を立てて入れられる |
食器容量 | 5人分 |
---|
良い
気になる
パナソニックの「食器洗い乾燥機 NP-TA4」は、乾燥力とお手入れのしやすさを重視したい人におすすめです。運転後は食器がほぼ完ぺきに乾いており、そのまま食器棚へ収納できます。お手入れもしやすく、清潔に保てるでしょう。
除菌機能があり、洗った食器を清潔に保ちやすいのも魅力です。お手入れのしやすさも特筆すべきポイントで、ラックの着脱が簡単にできるため、隅々まで掃除ができます。ただし、稼動音は大きいので、静音性を重視する人には不向きかもしれません。
電気代は1回あたり26円程度と、やや高いものの、洗浄力と乾燥力の高さを考えれば許容範囲内でしょう。使い勝手がよくパフォーマンスが高い商品です。
重量 | 19kg |
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標準使用水量 | 11L |
消費電力 | 1165W |
稼動音 | 65.0dB |
ドア開閉方法 | 前開き式 |
標準収納容量(収納可能な食器点数) | 40点 |
乾燥機能 | |
脱臭機能 | |
除菌機能 | |
直径26cmのフライパンを入れられる | |
500mLの水筒を立てて入れられる |
食器容量 | 4人分 |
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分岐水栓でも給水可能 |
良い
気になる
重量 | 19kg |
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標準使用水量 | 9L |
消費電力 | 1165W |
稼動音 | 54.0dB |
標準収納容量(収納可能な食器点数) | 24点 |
タンクへの給水方式 | 本体下部のタンクへ給水 |
乾燥機能 | |
脱臭機能 | |
除菌機能 | |
運転コース | 乾燥のみ、低温ソフト、お手入れ、汚れレベルL1、汚れレベルL2、汚れレベルL3 |
直径26cmのフライパンを入れられる | |
500mLの水筒を立てて入れられる |
パナソニック 食洗機 タンク式 NP-TSP1を徹底レビュー!実際に使用してわかったメリット・デメリットは?
食器容量 | 2人分 |
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分岐水栓でも給水可能 |
良い
気になる
奥行は31.5cmとそれほど大きくないので、狭いキッチンスペースにも設置しやすいでしょう。さらに稼動音は49.4dBと、ほかの商品と比べるとかなり抑えられていたレベル。エアコンの室外機とほとんど変わらない程度の音なので、耳障りに感じるほどではないでしょう。
重量 | 8kg |
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標準使用水量 | 3.2L |
消費電力 | 900W |
稼動音 | 49.4dB |
標準収納容量(収納可能な食器点数) | 11~12点 |
タンクへの給水方式 | 本体上部のタンクへ給水 |
乾燥機能 | |
脱臭機能 | |
除菌機能 | |
運転コース | 通常洗浄、スピード、強力洗浄、水洗い |
直径26cmのフライパンを入れられる | |
500mLの水筒を立てて入れられる |
サンコー ラクアmini Plus TK-MDW22の口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
食器容量 | 2人分 |
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分岐水栓でも給水可能 |
良い
気になる
重量 | 13kg |
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標準使用水量 | 6L |
消費電力 | 850W |
稼動音 | 53.0dB |
標準収納容量(収納可能な食器点数) | 16点 |
タンクへの給水方式 | 本体上部のタンクへ給水 |
乾燥機能 | |
脱臭機能 | |
除菌機能 | |
運転コース | 通常洗浄、スピード、エコ、強力洗浄、水洗い、乾燥 |
直径26cmのフライパンを入れられる | |
500mLの水筒を立てて入れられる |
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