和室向け照明のおすすめ人気ランキング【2025年】

和室全体をしっかり明るくしたい人には、天井に直接取りつけるシーリングライトがおすすめです。高い位置に設置するため、広範囲を一度に照らせるのが大きなメリット。薄型が多いうえに天井面にぴったり密着するので、和室にも違和感なくなじみます。すき間が少ないことでホコリも溜まりにくいでしょう。

和室の天井に配線器具があれば工事が不要で、取りつけが簡単なのも魅力。デザインや機能のバリエーションも豊富なので、和室の雰囲気や好みに合わせて選択できます。

ただし、天井から全体を照らす構造上、部屋の隅がやや暗く感じることも。暗さが気になる場合は、コーナーにフロアライトを置いたり、壁際に間接照明をプラスしたりすることで、光のムラを和らげましょう。

和室向けシーリングライトは以下のコンテンツでも詳しくご紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてくださいね。

ローテーブルの上や作業用のデスク周りなど、狭い範囲をピンポイントで照らしたいときは、ペンダントライトがぴったり。天井から吊り下げるタイプなので照明との距離が近く、部分的に強く照らせるのが特徴です。シーリングライトより明暗がはっきりしたタイプともいえます。

吊るされた姿はどこか旅館のような趣があり、和室と好相性。和室にアクセントがほしい人にはぴったりです。紐を引いて点灯・消灯ができる昔ながらのタイプもあり、電源スイッチまで移動するのが面倒という人に向いています。

ただし、照らせる範囲が限られるため、部屋全体を明るくしたいときは物足りなさを感じる可能性が。気になる場合は間接照明との併用も検討しましょう。また、吊り下げの長さによっては紐や本体が頭にあたる可能性があるので、長さは事前に確認してください。

和風ペンダントライトは以下のコンテンツで詳しく解説しているので、気になる人はあわせてチェックしましょう。

和室をすっきり広く見せたい人には、天井に埋め込むタイプのダウンライトが向いています。照明器具が天井に収まり、出っ張りがないのが特徴で、空間に圧迫感を与えません。

直接照らす範囲は限られますが、複数設置すれば明るさをコントロールしやすく、陰影を活かしたおしゃれな演出も可能です。器具自体にホコリが溜まりにくく、掃除の手間がかからないのも魅力でしょう。

しかし、引っ掛けシーリングには対応しておらず、設置するには埋め込み用の穴が必要。穴がない場合は、専門業者に工事を依頼する必要があります。費用や手間がかかるほか、賃貸では設置が難しいため、新たに導入する場合は慎重な検討が必要です。

和室にやわらかな明かりをプラスしたいときは、補助照明としてスタンドライトを取り入れるのがおすすめです。スタンドライトとは、床や棚の上に置いて使う照明で、空間にアクセントを加える役割を果たします。

電源さえあれば好きな場所に置けるため、模様替えやレイアウト変更に柔軟に対応できるのが魅力。取り付け工事が不要で、買ってすぐに使える手軽さも便利なポイントでしょう。和紙や木を使ったものを選べば、やさしい光とともに和の趣が引き立ちます。

ただし、固定していない分転倒リスクがあり、小さな子どもやペットがいる家庭では注意が必要です。土台がしっかりした安定感のあるデザインを選んだり、壁際に配置したりと、安全面にも配慮しましょう。

過ごし方に合った明るさを確保できるかは重要なポイント。とくにメインの照明として使うなら、「〇畳用」と表記されている畳数表示を確認してください。現在多くの照明に使用されているLEDは長寿命である一方、徐々に明るさが低下する傾向があるので、実際の畳数よりワンランク上の畳数表示を選ぶのがおすすめですよ。

畳数表示がない場合は、光源そのものの明るさを示すルーメンの数値に注目しましょう。快適な明るさの目安は、1畳あたり300～500ルーメン程度です。たとえば4.5畳の和室なら1,350〜2,250ルーメン、6畳なら1,800〜3,000ルーメン程度といえます。

ただし、ダウンライトは照らせる範囲が限られるため、メインの照明にするなら複数個の設置が基本です。配置や天井の高さによっても変わりますが、1畳あたり1〜2個を目安に計画すると、光のムラを抑えやすいでしょう。

光の色は空間の雰囲気や見やすさに影響する重要なポイントです。たとえば、くつろぎを重視する和室なら、電球色や温白色がぴったり。電球色はオレンジがかった柔らかい光で、まるで旅館のような落ち着いた雰囲気を演出します。温白色はそれよりもやや白みが強く、くつろぎつつも少し明るさを感じたいとき向きです。

一方で、仕事や読書をする空間には昼白色の光が適しています。自然光に近い白さがある昼白色は、文字がはっきり読みやすく、集中しやすい環境にできるのが特徴。デスク周りや勉強用の和室に向いています。