Abitelax LEDシーリングライト ALC-08Bの口コミ・評判は？実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー！

光の色は電球色・昼光色・昼白色の3種類から選べ、11段階で細かく調節可能です。10段階の調光機能もあり、勉強や仕事で集中したいときは明るめに、食事のときなどゆっくりくつろぎたいときは暗めに設定できます。

比較したなかには調光が5段階だけの商品や、調色ができない商品もありました。本商品は幅広い調光・調色機能によって、シーンに合わせた光に設定しやすいでしょう。常夜灯の調光や間接光は使えないものの、いろいろなパターンの照明を楽しめそうです。

室内で頻繁に写真を撮影する人にもおすすめです。

ライトなどの光源によって色の見え方がどの程度変わるかを示す演色性の数値は、公称値のRa93を上回るRa94.1を記録。自然光と同じように鮮やかに見える数値のRa100に迫る高演色で、「より自然に近い光で、本来の鮮やかさを引き出す」との謳い文句どおりのナチュラルな色が確認できました。

演色照度計で測定したところ、ライト真下の明るさは423lx、隅の明るさは185lxと、どちらも満足といえる基準の500lxと300lxには届きませんでした。とはいえ、比較したなかにはライトの真下でも100lxに届かなかったものもあったことを考えると、普段過ごすには十分な明るさ。物足りない場合は部屋の畳数ぴったりのものではなく、ワンサイズ上を選びましょう。

明るさにムラがないかを示す均斉度の数値を算出すると0.68lxで、高評価基準の0.60lxを上回りました。部屋をくまなく明るくできるため、人が集まることの多いリビングやダイニングでの使用にも向いています。

取りつけは配線器具にはめ込むだけで完了。比較したなかには、ボルトをねじ止めするタイプの商品もありましたが、本商品は工具を使う必要がなく、設置はとても手軽です。

操作のしやすさの評価は惜しくも高評価には届かず。明るさは自分で微調整する必要があり、細かい設定が苦手な人には向いていないといえます。詳細は以下のとおりです。

1. 調光ボタン｜減光・増光の向きが決まった＋−ボタン
2. 調色ボタン｜減光・増光の向きが決まった＋−ボタン
3. シーンに合わせたボタン｜×
4. メモリ機能｜〇メモリ1・2（調光・調色を記憶）
5. タイマーの自動制御（調色含む）｜×
6. タイマーの自動制御（点消灯のみ）｜×
7. 点灯タイマー｜×
8. 消灯タイマー｜〇おやすみタイマー（30分／60分で消灯）
9. 点消灯｜〇
10. 最後に点灯した光での点灯｜〇最後の状態を記憶

比較した一部商品に搭載されていた、設定した時間に調光を変更したり、留守中も在宅しているかのように点灯・消灯を繰り返したりする自動制御機能は搭載していませんでした。操作性はシンプルで、多くの機能を求めない人向けの商品だといえます。

調光・調色の設定には、リモコンの＋−ボタンを連打する必要がある点はネック。好みの明るさや色を設定するのにひと手間かかり、機能を使わなくなる人もいるかもしれません。比較したなかには読書・家事などの生活シーンに適した照明がシーンボタンにあらかじめ設定されていた商品があったなか、明かりをサッと設定したい人にはやや不向きです。

とはいえ、設定に手間がかかるのは最初だけ。最後に点灯した光の状態を記憶するため、次回の点灯時もそのまま使えます。2つのメモリ機能も備えており、シーンに合わせて登録しておけば、ボタン1つで点灯可能です。照明の使用シーンをイメージして設定してみてください。