ダイソン Solarcycle Morph デスクライト CD06WSをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

手元の明るさは申し分ありません。光源から半径30cmの地点で左1,050lx・右1,160lx、半径50cmの地点で左238lx・右283lxを記録。4地点の平均は682.75lxと、高評価の基準値とした450lxを大きく上回りました。

海外メーカーの製品のためJIS規格はクリアしていませんが、「十分な光量がある」との口コミにも頷けます。照明直下はとくに照度が高く手元との明るさの差を感じるものの、照明を近づけることで手元までしっかりと照らせるでしょう。勉強・在宅ワークをする人の作業灯として十分な役割を果たします。

机上の四隅の照度を計測したところ、平均321.75lxと高評価の基準値とした250lxをクリアしました。

しかし、光が広がりやすい円形の照明ながらも光源のサイズが小さく、600lx以上を記録した上位商品と比べると照らせる範囲はやや限定的。とはいえ、光源の明るさで十分カバーできている印象でした。暗く感じる場合は、部屋のメインの照明を上手に併用してみましょう。

光の当たり具合・機能性を確認すると、目への負担に配慮された設計であることがわかりました。とくに、手元の影が多重にならずくっきりしていて、目に入る情報を抑えられるところがポイントです。詳細は以下をご確認ください。

1. 演色性｜Ra91.1
2. 手元の影｜影の重なりはなし
3. 照度の均一さ｜0.465
4. 光のちらつき｜×
5. シェードの角度の調整｜〇 360度回転
6. 面発光｜乳白色のカバーで覆われている

色が鮮やかに見える指標となる演色性の数値（Ra値）は、Ra91.1と公称値どおりの結果に。Ra100が太陽光のような自然な色味に見えるとされるなか、PC画面や手元の本をはっきりと確認することができます。

光源は乳白色のカバーで覆われ、光のちらつきや眩しさは気になりません。また、シェードの根本から360度回転するため、光が直接目に入らない角度に調整できました。照らす方向を工夫すれば、インテリアのアクセントとしても活用できそうです。

一方で、明るさのムラは少々感じました。実際に照度を測定し、均斉度（最小照度／平均照度）を計算。すると、均斉度の数値が高いほど明かりは均一だとされ、比較したなかには0.6を超える商品も多くあったなか、0.465と伸び悩みました。疲れを感じるようなら、角度を変えて快適な明るさに調整してください。