Coconir ナチュラルシーリングライト CCN-NLC08の口コミ・評判は？実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー！

ライトなどの光源に影響されて、色の見え方は変化するもの。この色の変化を表す指標である演色性の数値を演色照度計で測定したところ、公称値のRa93を上回るRa96を記録しました。自然光と同等の数値のRa100に迫る鮮やかさで、「モノの色が自然に近い」との口コミにも納得です。

比較したなかでRa80を下回る商品は、食品サンプルの色がくすんで不自然な印象を受けました。本商品は比較したなかでトップクラスの演色性を誇り、自然な色合いで部屋を明るく照らせるでしょう。お料理の盛りつけやインテリアの雰囲気を引き立てられることはもちろん、室内で写真を撮影する機会が多い人にもおすすめです。「より自然に近い光で、本来の鮮やかさを引き出す」という謳い文句にも頷けます。

調光・調色は10段階で調整可能。勉強や仕事で集中したいときは明るめの白色光に、食事のときなどゆっくりくつろぎたい場合は暖色系の電球色になど、簡単に切り替えられます。比較したところ、調光が5段階だけと少なかったり、調色ができなかったりする商品もありましたが、本商品は好みに合わせやすいところがメリットです。

シーンに合わせて光の色や強さを細かく調整できる、カスタマイズ性の高さが魅力。家族が集まるリビングはもちろん、寝室・子ども部屋などさまざまな部屋で活躍するでしょう。

明るさのムラは感じにくく、部屋全体を照らしやすいところもメリットです。演色照度計を使ってダイニングテーブルの高さに近い地面から70cmの距離での明るさを測定した結果、ライト真下の明るさは428lxを記録しました。比較した商品内には300lxに届かないものも少なからずあったなか、本品は生活するには十分な明るさです。

部屋の隅にあたる地点の明るさは177lx。300lxの高評価基準には届かなかったものの、違和感を覚えるほどではありません。隅までしっかり明るく照らすなら、畳数ぴったりのものより、1サイズあげて購入するのもひとつの手です。

2つの結果を基に、ムラなく照らせているかを示す数値の均斉度を算出した結果、0.65lxを記録。満足といえる基準の0.6lxを超えており、明るさのムラは気になりにくいといえます。執筆時点で比較したすべての商品が均斉度0.6lxを上回っていましたが、本商品も快適に生活しやすいでしょう。

「取りつけが簡単」と評判だったとおり、取りつけ作業が負担になりにくいところもポイントです。

比較した商品の重量はすべて2kg以下で重さが気になりにくく、本品も同様（※執筆時点）。本体は1.39kgと軽めで、力に自信がない人でも持ち上げやすいでしょう。

取りつけ方法はシーリングにはめ込むだけとシンプル。比較したところボルトのねじ止めが必要な商品もありましたが、本品は工具を準備する必要がありません。設置が手間で交換をためらっていた人でも、気軽に買い替えられますよ。

リモコンを見たところ、操作がしやすいとはいえず。細かい設定が苦にならない人には向いていますが、短時間で丁度よい照明にしたい人は負担に感じそうです。詳細は以下をご確認ください。

1. 調光ボタン｜減光・増光の向きが決まった＋−ボタン
2. 調色ボタン｜減光・増光の向きが決まった＋−ボタン
3. シーンに合わせたボタン｜×
4. メモリ機能｜〇メモリ1・2（調光・調色を記憶）
5. タイマーの自動制御（調色含む）｜×
6. タイマーの自動制御（点消灯のみ）｜×
7. 点灯タイマー｜×
8. 消灯タイマー｜〇おやすみタイマー（30分／60分で消灯）
9. 点消灯｜〇
10. 最後に点灯した光での点灯｜〇最後の状態を記憶

設定には＋−ボタンを連打する必要があり、好みの明るさ・色味を探すのに少し手間取ることがあるでしょう。前回明かりを消したときの光が次回も点灯する機能や、設定した調光・調色を記憶するメモリ機能が2つある点はメリットですが、最初の設定はやや時間ががかかりそうです。

比較したところシーンボタンがある商品は、設定なしで気分に合わせた明るさをワンタッチで選べ便利でしたが、こちらは搭載されていません。不在中に防犯目的で点灯・消灯を繰り返したり、自動で決まった時間に明るさを変えたりする自動制御機能もなし。性能にこだわる人には物足りない場合があるでしょう。